奥入瀬渓流・ハイキングの見どころをチェック!おすすめ散策道や人気の宿もご紹介

奥入瀬渓流・ハイキングの見どころをチェック!おすすめ散策道や人気の宿もご紹介

新緑の春、紅葉の秋にハイキングをするなら十和田湖畔の奥入瀬渓流がおすすです。14kmの長い散策道の中でも特に見どころの多い人気スポットや、奥入瀬渓流を眺めながらゆったりと温泉に入れる宿、季節の食材が味わえる人気の宿などをご紹介します。

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記事の目次

  1. 1.奥入瀬渓流ってどんなところ?
  2. 2.奥入瀬渓流におすすめの服装
  3. 3.奥入瀬渓流ハイキングの見どころをチェック!
  4. 4.奥入瀬渓流でおすすめの散策道
  5. 5.奥入瀬渓流周辺の人気の宿
  6. 6.奥入瀬渓流で自然を満喫しよう!

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その美しさは、高知出身の近代日本詩人の大町桂月さんが、「巌(いわ)ごとに苔あり木ある川中の千島かすめて川鳥(かわがらす)とぶ」と詠んだことでも有名です。

雲井の滝

Photo by yellow_bird_woodstock

こんもりと生い茂った木々の間を通って、20mの高さから三段になって流れ落ちていく「雲井の滝」は、水量も多く、奥入瀬渓流沿いの滝の中でも、見ごたえ満点の滝のひとつです。

道路から「雲井の滝」を眺めることができるのはもちろん、滝壺まで行くこともできますので、目の前で飛び散る水しぶきの迫力を存分に味わうことができるのでおすすめです。

「雲井の滝」は、水量が豊富なため岩がけずられるのが速く、ほかの滝に比べて、上流へ行けば行くほど、山肌の奥から水が流れてきているのも特徴の1つです。

三乱の流れ

Photo by yari3180m

「三乱(さみだれ)の流れ」は、奥入瀬渓流の中で休憩所のある石ヶ戸から約10分ほど下流へ行ったところにあります。3つの川が合流して激しい流れを作ることから、その名がつけられ、奥入瀬渓流の絶景スポットの1つとなっています。

ダイナミックな中にも穏やかな流れの中に苔むす岩がたくさんあり、春にはさまざまな植物が生え撮影スポットとしても人気です。遊歩道は他の道よりやや広めで、奥入瀬渓流を下流から散策していくと、一番最初の見どころになります。

銚子大滝

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

奥入瀬にあるたくさんの滝は、周囲の山から流れ落ちて渓流に注いでいますが、銚子大滝だけは、奥入瀬渓流の本流にかかっています。銚子大滝は、右岸の断層と、左方の寒沢(さむさわ)の滝からの水が流れ込んでできたからだとも言われています。

銚子大滝のスケールは、高さ7m、幅20mで、奥入瀬の中でも一番迫力あふれ、音をたてながら豪快に流れ落ちる水の迫力が目を見張るほどで、その流れ落ちる水が大量の霧を生むことでも人気のスポットです。

Photo by nhayashida

木々の間から差し込む陽の光が霧にあたり、何本もの光の線を作りだしている光景も、散策道から眺めることができます。

そこにいるだけで自分も霧の中にいるかのような気分が味わえ、マイナスイオンをたっぷり浴びていることが実感できるでしょう。

子ノ口の水門

Photo by zunsanzunsan

子ノ口水門は、十和田湖の東岸にあたる奥入瀬渓流の出発点に作られ、奥入瀬渓流の水量を一定にコントロールするという、重要な役割を果たしています。昔から奥入瀬渓流は、高低差が少なく勾配がゆるやかなので、湖によって自然に水量が調節されてきました。

そのため、倒木や川に点在する岩にも苔や植物などが生え、美しい岩肌や景観を見事に作りだしています。さらに十和田湖の水は、発電や農業用水など、様々な用途にも使われています。

奥入瀬渓流の景観を維持する目的もあり、昼間は子ノ口水門を開いて水を一定量流し、夜間や冬場には水門は閉じられます。そうすることで、支流から流れてくる水量が渓流の流れを作り、水位が安定します。このように渓流の維持管理は子ノ口水門にかかっているのです。

石ヶ戸の伝説

Photo by nhayashida

奥入瀬渓流の三乱の流れを過ぎたあたりは、程よい流れの石ヶ戸の瀬があります。「~ヶ戸」とは、青森県の方言で「小屋」のことを表わし、「石ヶ戸」は、「石でできている小屋」という意味になります。

片側が巨大な木に支えられている大きな岩が、ちょうど岩小屋に見え、自然によってできたこの「石ヶ戸」には、いくつかの言い伝えがあります。

その昔、「鬼神のお松」と呼ばれた美人の盗賊がこの石ヶ戸に住んでいました。お松は、旅の男が通りかかると、先回りして行き倒れを装って助けを求め、男が介抱してくれている間に、すきをみて小刀で刺し殺し、金品を奪ったのです。

Photo byPexels

他の言い伝えとしては、男に背中を貸してもらって川を渡り、川の中腹にさしかかったとき、いきなり背中から小刀で男を刺し殺し、金品を奪ったという説もあります。

いずれにせよ、美しい女性に目がくらむように石ヶ戸の景観は美しいので、足を滑らせないように気をつけましょう。ちなみにこの石を支えていた巨木二本のうち、樹齢四百年と言われてきた一本は、残念ながら昭和63年8月に、地上4mの部分で折れてしまいました。

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奥入瀬渓流でおすすめの散策道

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