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チーズは常温で保存できるって本当?
ビールやワインのおつまみや子供のおやつにも人気のチーズは、まとめ買いして冷蔵庫で保存している人も多い人気食材です。最近はスーパーやコンビニで購入できるチーズの種類も豊富ですし、高級チーズや珍しいチーズもお取り寄せで簡単に楽しめます。
そんなおうちごはんにも人気のチーズですが、「チーズの種類によって保存方法が異なる」ということはご存じでしょうか?
そもそもチーズはフレッシュチーズ、ウォッシュタイプチーズ、シェーブルタイプチーズ、白カビチーズ、青カビチーズ、ハードチーズ、セミハードチーズ、プロセスチーズと種類が豊富です。
チーズの種類によって味や製造方法は異なりますが、それと同じく保存方法も異なります。保存方法にも冷蔵保存だけでなく、常温保存、冷凍保存などさまざまです。何よりもチーズを美味しく食べるには、種類によって異なる保存方法を正しく知ることが重要になります。
チーズを常温を保存する方法は?
チーズの保存方法というと冷蔵保存をイメージしがちですが、常温保存が適しているチーズもあります。常温保存タイプのチーズを冷蔵保存すると、かえって風味が悪くなったり乾燥して食味が悪くなったりします。
そのためチーズを常温保存する場合は、正しい方法で保存することが美味しさを保つポイントです。なお常温保存タイプのチーズ保存方法には、注意点や消費期限があります。そこで常温保存する場合の注意点や消費期限の見極め方を、簡単にまとめました。
期限や注意点は?
初めに説明しておきたいのですが、日本はチーズの常備保存に適した気候ではありません。特におつまみに人気の国産チーズの多くは、常温保存ではなく冷蔵保存が基本です。
日本国内で冷蔵保存のチーズを常温保存すると、夏は半日、冬は1日が消費期限(安全に食べられる期限)と考えてください。そもそもチーズは発酵食品のため、高温多湿な日本では常温保存に適さないのです。
そのため普段よく食べるチーズは、食べる直前に冷蔵庫から取り出してください。さらにチーズがあまった場合は、チーズの表面が乾燥しないように気を付けるようにしましょう。
常温保存に向いているチーズは?
日本で製造・販売されるチーズの多くは、常温保存に適していません。ただし高温多湿の気候でも腐敗を起こしにくいチーズは、常温保存が可能です。たとえばチーズの水分含有量が少ないイタリア産のハードチーズは、湿度の高い日本でも常温保存に適しています。
イタリア産で有名なハードチーズには、イタリアチーズの王様パルミジャーノレジャーノ」や、ペコリーノロマーノなどが有名です。パスタやグラタン料理などに使う粉チーズも、常温保存が基本になります。
粉末状にした乾燥チーズは冷蔵保存をすると余分な水分を含み、品質や風味の劣化が起こるため、常温保存が最も良い方法です。
柔らかいチーズの中には、駄菓子店で販売しているようなお菓子タイプのチーズがあります。このタイプのチーズは常温保存を前提に製造しているため、パッケージに表示されている期限を守れば常温保存しても食味に変化はありません。
またチーズに含まれる水分を燻すことで減少させるスモークチーズも、常温保存に適したチーズです。特に時間をかけてじっくり燻製させているものは、夏でも一般的なチーズの消費期限より長く常温保存ができます。
なお消費期限に達していない場合でも、保存状態が悪くなった(腐った)場合は、安易に食べないでください。
チーズは製造過程で発酵させるので、どのタイプのチーズも正しい保存方法でなければ発酵段階が進み腐敗します。腐敗段階が進んだチーズは、アンモニア臭のようなにおいを発するので、臭いでチェックすることが可能です。
また誤って口に入れた場合も、口の中に酸っぱさを感じた場合は腐敗が進んでいるといえます。なお消費期限を過ぎたチーズを食べた場合、チーズに含まれる菌の影響でさまざまな体調不良を起こすことがあります。
最も多くみられるのが食中毒で、下痢、腹痛、発熱などの症状が現れます。妊婦の栄養補給にもチーズは人気ですが、腐敗が進んだチーズが原因で流産する危険性もゼロとは言えません。
さらに深刻な症状になると、髄膜炎や敗血症など重篤な状態に陥る場合もあります。それだけに異変を感じたチーズは、決して食べないようにしてください。
チーズを上手に常温保存しよう!
日本人にも人気のチーズですが、国産チーズのほとんどは基本的に冷蔵保存です。その代わり水分含有量の少ないイタリア産ハードチーズやスモークチーズなどは常温保存が可能なので、保存方法をチェックして上手に常温保存のチーズを楽しみましょう。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。