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「網走監獄」の重要文化財8棟と登録有形文化財6棟
網走監獄の建築物は、歴史上の価値から重要文化財、また登録有形文化財に指定されているものが数多く展示されています。どういったものがあるのか、その特徴や見どころを見ていきましょう。
重要文化財1:庁舎
網走監獄における重要文化財の中でも、水色とグレーの配色で明るい見た目の建築物がこの庁舎です。かつては刑務所における管理部門のために使われており、各課に区切られた事務室や会議室があります。
明治45年に建てられた建物で、装飾や全体の構造など、明治期の官庁建築としては典型的な作りとなっています。古い建物や内装が見られることに加え、観光向けの展示コーナーや資料も、この庁舎で見ることができます。
展示コーナー「724kmの囚人道路」
床に大きな北海道地図が貼られており、囚人たちが開削工事を行った道路の長さ、その過酷な労働の様子が解説されています。これだけの距離の道路を作るために囚人が送り込まれていたのか、と歴史の重みが体感できるコーナーです。
網走監獄ライブラリー
展示を見て、さらに詳しく知りたくなった人には網走監獄ライブラリーがあります。網走監獄や北海道開拓に関する資料や文献が集められており、タブレットでアーカイブを見ることもできるので検索もしやすく便利です。
典獄が語る「網走監獄誕生とその使命」
柵の向こうに映る映像を見ることができる展示で、典獄(刑務所長のこと)が網走監獄について語る、という内容です。北海道の開拓を使命として託された典獄から語られる、網走監獄設置の意義は一見の価値があります。
喫茶コーナー
ライブラリーに隣接している喫茶コーナーでは、観光の間に一息つくことができます。天井のレリーフなど、特徴的な建築を内側からゆったり眺めながらお茶ができると好評です。
ミュージアムショップ
網走監獄のオリジナルグッズや、限定書籍を買うことができます。限定グッズに加えて、現在の網走刑務所の収容者が刑務作業で作成した作業製品も販売されているので観光のお土産探しにもオススメです。
旧網走刑務所二見ヶ岡刑務支所(5棟)
建物同士が渡り廊下で繋がれた旧網走刑務所二見ケ岡刑務支所は、囚人の食料確保のため、また広い農場で囚人が作物の生産・管理・収穫を自立して行うための施設として使われていました。
庁舎や舎房、炊場などの5棟で構成されており、全国でも珍しい、農園を持つ刑務所の建築群ということ、明治期からの主要な建物が残っていることなどから、歴史的学術的な価値が認められ、重要文化財になりました。
重要文化財2:庁舎
他の4棟が質素な外見である中、比較的簡素であるものの装飾がされており、洋風建築なのが庁舎です。事務室や宿直室が配置されています。中央部分の床は煉瓦敷きとなっており、現在では珍しい床材の様子も必見です。