銚子電鉄の車両をご紹介!特徴や車両基地・人気の引退車両も!

銚子電鉄の車両をご紹介!特徴や車両基地・人気の引退車両も!

銚子電鉄は創業以来、何度も潰れそうになりました。しかし、その度にユニークな商品を販売し困難を乗り越えてきたことで、銚子電鉄をご存知の方も多いことでしょう。銚子電鉄の車両は譲渡された古い車両ばかりです。でもその車両が実はとても人気を集めているのです。

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    記事の目次

    1. 1.銚子電鉄の車両について知りたい!
    2. 2.銚子電鉄の車両を紹介!
    3. 3.銚子電鉄を引退した1000形などの人気車両!
    4. 4.銚子電鉄の人気の車両を見に行こう!

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    銚子電鉄の車両について知りたい!

    Photo by t-mizo

    銚子電鉄は、千葉県の外川駅から銚子駅の6.4kmを10個の駅で結ぶ路線にレトロな電車を走らせているローカル鉄道です。

    銚子鉄道の列車は今では滅多に見ることのできない、伊予鉄道で使われていた車両、トロッコ客車、電気機関車などを再利用している、鉄道ファンでなくとも心温まる路線です。

    銚子電鉄には「仲ノ町車庫」という鉄道車庫があって、その中を一年中見学できます。一般に鉄道車庫は見学が許されていないので、これは銚子電鉄でしか見られない特権です。

    しかし、2020年10月1日から2021年3月31日の間は、車両の全般検査をするため、車庫見学は一時中止となります。詳細は銚子電鉄の公式HPをご覧下さい。

    銚子電鉄は、創業以来経営難の赤字続きで、経営困難の歴史を繰り返し続けています。存続のために、ユニークなアイデアで頑張り続けている銚子鉄道の車両をご紹介しましょう。

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    千葉【銚子電鉄】の魅力を総まとめ!ぶっ飛び通販や映画・アイドル車掌さんって?
    千葉の銚子市を走る銚子電鉄は、常に資金難の状態が続く赤字経営のローカル鉄道です。ところが銚子電鉄は危機に直面するたびに、ぶっ飛んだアイデアで何度も乗り越えてきました。なりふり構わず突き進む姿は、銚子市民だけでなく全国各地にいるファンの心をつかんで離しません。

    銚子電鉄の車両を紹介!

    Photo by puffyjet

    銚子鉄道で使われている車両は、元々は京王帝都電鉄車です。そこから伊予電鉄に譲渡されたものを銚子電鉄が導入、塗装を塗り直して、今現在の姿で銚子電鉄路線を走行しているのです。

    2000形・3000形などが活躍!

    鉄道マニアの方々が、銚子鉄道で活躍している車両について色々な解説をされていますが、鉄道の基礎知識がないとなかなかわかりづらいことだらけです。銚子電鉄で使われている車両は「2000形」と「3000形」というタイプです。まずは2000形からご紹介しましょう。

    京王帝都電鉄の2000系電車は通勤型の電車で、1957年から製造され緑色に塗装されていました。なので「グリーン車」の通称がありました。このグリーン車は伊予鉄道に1980年代に譲渡され、30年間伊予鉄道の車両として活躍していましたが、2009年に廃車となったのです。

    そして伊予鉄道で使われていた2000系の電車の、2編成4両の車両が銚子電鉄に譲渡されました。そして2010年の7月に、新たに銚子電鉄で営業運転を開始することになったのです。

    伊予鉄道で使われていたときは、オリジナルのグリーンの塗装は伊予鉄道のカラー(クリーム・オレンジ)に塗り替えられていました。しかし銚子鉄道に譲渡されてから、再び京王帝都電鉄のライトグリーンに塗り直されたのです。

    2010年にはブルーの塗装に塗り替えられましたが、一時「京王グリーン車」が銚子電鉄で復活した時はファンの間で喜びの声が上がりました。

    世界中の鉄道ファンにとっては、鉄道車両の研究や写真撮影などは本当に重要なことなのです。「京王グリーン車」が30年ぶりに復活したことは、それは大きなニュースだったことでしょう。

    銚子電鉄で使われている「2000形」は、銚子電鉄では初めての冷房車です。日本の夏は年々暑く厳しいものとなっているため、冷房車の導入はなくてはならないものでした。そうは言っても冷房が使えるのは、外川駅と銚子駅で停車している時だけです。

    銚子電鉄の変電所が老朽化しているために、列車の走行中に冷房を使うと消費電力がオーバーしてしまうため、停車中のみ冷房を使うことができます。資金難が続く銚子電鉄ならではの、悲しくもありユニークな現実です。

    銚子電鉄の3000形は、1963年に京王帝都電鉄の5000系として製造されました。そして1989年に京王帝都電鉄での営業運転を終了したのちに、伊予鉄道に譲渡されたのです。

    伊予鉄道の「700系」として25年ほど運行していたこの車両は、銚子電鉄に再び譲渡されてブルー系に塗装し直され、2016年に銚子電鉄で「3000形」として新たに営業運行を開始したのです。

    1985年に「朝のテレビ小説・澪つくし」がNHKで放映されました。「澪つくし」の舞台は千葉県の銚子でした。このドラマは55.3%という最高視聴率を得た大変人気のある番組でした。

    銚子鉄道の外川駅は「澪つくし」の舞台ともなり、銚子鉄道は「有蓋貨車ワム80000型」を改造して「澪つくし号」という展望車を作ったのです。

    この車両は銚子の海をイメージしてブルー系の塗装で塗られていました。「澪つくし号」は2012年に引退して、その車両は廃車になりました。銚子電鉄「3000形」がブルーに塗装されたのは、この「澪つくし号」のブルーだったのです。

    銚子電鉄を引退した1000形などの人気車両!

    銚子電鉄は、元営団地下鉄から譲渡された「1000形」という、鉄道ファンには大人気の車両で運行をしていました。ひとつは「デハ1001」という車両で、これは元の銀座線で使われていてイエローで塗装されていました。

    2016年に運行を終了しましたが、この1000形の車両は多くの鉄道ファンを惹きつけ、撮影をしに遠くからファンがおしかけたそうです。そして「デハ1002」は同じく元営団地下鉄から譲渡されたもので、こちらは元・丸の内線カラーに塗り直されました。

    銚子電鉄の1000形「デハ1002」は2015年に運行を終了しています。こちらの車両についても、鉄道ファンの多くがブログなどで銚子電鉄の「デハ1002」への愛を語っています。

    銚子電鉄は常に経営難に悩まされていますが、このように譲渡された車両を大事に使い続けたことは、鉄道ファンにとってはかけがえのない喜びなのです。

    車両基地・博物館で保存されている車両もある!

    車両基地とは、鉄道の車両を滞泊させて整備などを行う所です。銚子電鉄の仲ノ町駅に「仲ノ町車庫」という鉄道車庫が隣接しています。銚子鉄道の切符を購入すると、この車両基地に入ることができるのです。

    車両基地には「デキ3形電気機関車」という、ドイツで1922年に製造された電気機関車が見られます。夜間は入場ができませんが、業務の妨げとならない限りはいつでも見学が可能です。

    銚子電鉄の1000形「デハ1001」「デハ1002」は運転を終了した後も大切に保存されています。「デハ1001」は千葉県松戸市の「昭和の杜博物館」に展示されています。

    「デハ1002」は「ありがとうデハ1002号」と銘打たれた2015年1月10日の運転を最後に引退し、中野町車庫で保存されています。

    1939年に日本鉄道自動車工業で製造された車両は「デハ100形」として使われ、「澪つくし」の撮影にも使用されました。「デハ100形」は東武博物館で保存されています。銚子電鉄の車両は、レトロ感たっぷりの魅力的で貴重なものばかりなのです。

    銚子電鉄の人気の車両を見に行こう!

    銚子電鉄は、経営が困難なため架線の電圧が低い車両を走らせているのですが、だからこそ今はなかなか見られないレトロな車両が、銚子電鉄の路線を運行することになりました。

    銚子電鉄の車両に実際乗り込まれた方々のレビューは、どれも素晴らしいものばかりです。ちょっと足を伸ばして、海沿いの銚子電鉄の人気の車両をご覧になってください。

    Ryo
    ライター

    Ryo

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