永源寺は茨城が誇る紅葉が美しい人気スポット！アクセスや混雑しにくい日は？

臥雲山（がうんさん）永源寺は、茨城県大子町にある曹洞宗の寺院です。1446年に開山した由緒ある寺院で、1864年に天狗党の乱に巻き込まれて伽藍の大半が焼失してしまいましたが、本堂は1953年に再建され、1990年には現在の形になりました。

大子町は上野から電車に乗って約2時間30分ほどでアクセスできます。関東地方でも有数の自然豊かな観光スポットです。大子町は茨城県の最北西部に位置しており、北は福島県に隣接しているため、関東地方の最北端とも呼ばれています。

関東地方である茨城県にありながら寒冷地でもあるためりんごの栽培に適しており、奥久慈りんごは大子町の名産品です。大子町には奥久慈しゃもやこんにゃく、久慈川の鮎など様々な名産品があります。

茨城県大子町は自然豊かな場所で、紅葉の名所が数多くあります。日本三名瀑の1つである袋田の滝、滝の裏側を眺められる月待の滝、茨城県最高峰の八溝山など、秋の大子町ではあちこちで紅葉を楽しめます。

永源寺はもみじ寺とも呼ばれ、大子町の紅葉の名所の一つです。観光名所である袋田の滝に比べると穴場で、おすすめの紅葉スポットです。永源寺は大子町の中心地に近く、JR水郡線常陸大子駅からもアクセスしやすい場所にあります。

永源寺は「もみじ寺」とも呼ばれており、紅葉の季節には色とりどりのもみじが境内を彩ります。永源寺は常陸大子駅裏の高台にあり、紅葉で色づいた大子の町も一望できます。

永源寺は、大子町の古寺を巡る「奥久慈大子七福神巡り」の一つでもあります。永源寺は芸能の神である弁財天を祭っています。永源寺には七福神巡りのために訪れる参拝客も多くいます。

「奥久慈大子七福神巡り」は車で回れば約3時間30分で大子町を一周できます。大子町の秋を満喫しながら、異なる寺院の風情を楽しめます。

永源寺では、境内にたくさん並んでいる石仏も見どころの一つです。本堂の前にはお寺には珍しい狛犬がいます。狛犬は神社に多く、寺院では仁王像が多く置かれていますが、永源寺は本堂の入口に狛犬が置かれています。

永源寺のご本尊は釈迦牟尼仏です。永源寺では弁財天と釈迦牟尼仏の2種類の御朱印が頂けます。どちらの御朱印を希望するか事前に伝えましょう。ただし、混雑する紅葉の時期には御朱印の受付を行っていないのでご注意ください。

永源寺は通称「もみじ寺」と呼ばれています。秋に永源寺を訪れれば、もみじ寺と呼ばれる理由も納得できる光景が広がっています。紅葉の季節には、真っ赤に色づいたモミジが寺院全体を包み込みます。

大子町や茨城県のみならず、関東地方でも有数の紅葉の名所として有名な永源寺では、わざわざ足を運ぶ価値のある光景を目にできるでしょう。

おすすめの紅葉スポットが数多くある場所といえば、京都です。関東地方の紅葉の名所は主に山や湖畔ですが、京都の紅葉の名所には寺院が多くあります。風情ある寺院と紅葉のコラボレーションは見事です。

永源寺の紅葉は、京都の寺社に匹敵する美しさです。永源寺は1446年に創建された由緒ある寺院で、風情のある境内と真っ赤な紅葉のコラボレーションを楽しめます。関東にいながら京都の風情を味わえるでしょう。

永源寺では、石仏やお地蔵様と紅葉のコラボレーションも見どころの一つです。柔和な表情のお地蔵様と美しく色づいた紅葉を一緒に写真に収めれば、美しい日本の秋を感じられる写真を撮影できるでしょう。

永源寺の紅葉は、駐車場から高台にある本堂までの道のりで眺められます。駐車場から見上げると、圧巻の紅葉を堪能できます。駐車場から本堂までの道は階段とスロープがあります。写真撮影もしながらゆっくりと紅葉を眺めたいならスロープがおすすめです。

駐車場から本堂までは、まるで紅葉のトンネルのような道のりです。それほど大きな寺院ではないので、ゆっくりと紅葉を眺めながらスロープを登っていけます。

紅葉のトンネルを抜けて本堂まで到着すると、本堂は高台にあるので大子の町並みを一望できます。のどかな大子町のあちこちに見られる紅葉や、遠くの山々の紅葉など、様々な紅葉を楽しめます。

短い期間に咲いて散る桜とは違い、紅葉は比較的長い間楽しめますが、最も美しく色づく時期に行くのがおすすめです。永源寺の紅葉のおすすめの見頃をご紹介します。

茨城県大子町の永源寺の紅葉の見頃は、11月上旬～11月中旬です。その年の天候によっては11月下旬まで楽しめる場合もありますが、通常は11月上旬～中旬が見頃です。

大子町観光協会のホームページでは紅葉の色づき速報をお知らせしているので、永源寺を訪れる前にチェックするのがおすすめです。

大子町には永源寺以外にも複数の紅葉の名所があり、色づく時期が少しずつずれています。もし永源寺の紅葉が見頃を過ぎていても、他の紅葉の名所に足を運べば見頃を楽しめる可能性があります。

永源寺は穴場の紅葉スポットではありますが、紅葉の時期には毎年多くの観光客が訪れます。永源寺周辺への車両通行の自粛が呼びかけられるほどです。

永源寺が混雑するのは土日祝日が中心なので、平日はそれほど混みあいません。11月13日は茨城県民の日で公立の小中高校は休みになり、永源寺の紅葉が見頃となる時期に重なるので、平日でも混雑する恐れがあります。

永源寺で美しい紅葉の写真を撮りたい場合は、午前中に行くのがおすすめです。午後は永源寺の裏山の陰になってしまうので、美しい写真を撮影するなら早い時間に行きましょう。朝早くなら観光客も少ないのでゆっくりと写真撮影できます。

永源寺へのアクセス方法をご紹介します。永源寺は大子町の観光名所の中でもアクセスしやすい場所にあります。たとえば、大子町の観光名所である袋田の滝は、JR水郡線の袋田駅からタクシーで約10分、徒歩なら40分かかりますが、永源寺は最寄り駅から徒歩圏内にあります。

公共交通機関で永源寺へアクセスする方法は、JR水郡線の常陸大子駅から徒歩10分です。2020年11月現在、水郡線は袋田から常陸大子駅間で運転を見合わせています。2019年に発生した台風で橋梁が流され、全線開通は2021年夏頃の予定です。

水戸方面から水郡線で永源寺へアクセスする場合、常陸大子の2つ前の駅である上小川駅で下車します。上小川から常陸大子までは代行バスが運行しています。

JR水郡線は元々運行本数が少なく、1時間に1～2本です。さらに、常陸大子の1つ手前の駅である袋田止まりの電車もあるので、公共交通機関で永源寺へアクセスする際はご注意ください。

永源寺まで車でアクセスする場合の所要時間は、常磐自動車道那珂ICから約1時間10分です。ただし、毎年紅葉の時季には永源寺周辺の渋滞緩和のため、檀家や障害者の方以外は永源寺の駐車場を利用できません。

紅葉の期間に永源寺へ車でアクセスしたい場合は、常陸大子駅の駐車場や永源寺の臨時駐車場を利用します。常陸大子駅に最も近い駐車場は、2時間まで100円という非常に安い料金で駐車できます。

永源寺の臨時駐車場は大子町役場の近くにあります。常陸大子駅よりも永源寺から少し離れますが、永源寺までは徒歩15分です。永源寺の臨時駐車場は無料です。臨時駐車場から永源寺までは押川沿いの遊歩道を歩きます。豊かな自然を眺めながら永源寺までの道のりを楽しめるでしょう。

2020年の永源寺への車両通行自粛期間は10月31日（土）から11月23日（月）です。時間は9:00～15:00です。臨時駐車場の情報は、大子町観光協会のホームページで確認できます。永源寺への車両通行自粛期間は日程が毎年変わるのでご注意ください。

茨城県大子町の永源寺は、関東でも有数の紅葉の名所です。もみじ寺の異名に納得できる圧巻の風景を楽しめます。穴場スポットでもあるので、平日に行けばそれほど混雑しないでしょう。

永源寺だけではなく大子町の他の古寺を巡って「奥久慈大子七福神巡り」を楽しんだり、袋田の滝や月待の滝など他の観光名所を楽しむのもおすすめです。京都まで足を伸ばさなくても、関東地方で風情のある紅葉を満喫できます。