湯滝は日光有数の美しい観光名所!見どころやアクセスを徹底調査

湯滝は日光有数の美しい観光名所!見どころやアクセスを徹底調査

日光の観光では、日光東照宮や中禅寺湖、華厳の滝が有名です。小学生でも修学旅行に訪れる名所です。しかし日光三名瀑の一つである湯滝も素晴らしい景勝地です。奥日光の湯滝は横幅の広いダイナミックな名瀑です。ハイキングも充実した湯滝の奥深い魅力と見どころをご紹介します。

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    記事の目次

    1. 1.湯滝は「奥日光三名瀑」のひとつに数えられる名瀑
    2. 2.湯滝の見どころ
    3. 3.ハイキングの途中に湯滝に寄るのもおすすめ
    4. 4.湯滝へのアクセス
    5. 5.奥日光観光へ行くなら美しい湯滝は見逃せない!

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    湯滝は「奥日光三名瀑」のひとつに数えられる名瀑

    日光は栃木県の観光にはうってつけの美しい見どころに恵まれた景勝地です。特に湖や滝、四季折々の植物が湖や滝を彩り、毎年美しい風景を撮影する人々が数多く訪れます。奥日光には、日光三名瀑と呼ばれる豪快で美しい滝を鑑賞することができます。中でも湯の湖から流れ落ちる湯滝は観光名所です。

    奥日光の滝と言えば、華厳の滝に竜頭の滝が大変有名ですが、湯滝を加えて、初めて奥日光三名瀑と呼ばれています。日光白根山(しらねさん)は栃木県日光市と群馬県利根郡の境にある標高2578mの成層火山です。日光白根山麓には湯の湖があり、ふもとには日光湯元温泉があります。

    日光湯元温泉があることから、湯の湖一帯では所々湯煙が見えます。湯の湖からは水が流れ落ち、湯滝となって「戦場ヶ原」を流れる湯川となります。そして湯川は竜頭の滝から、中禅寺湖へと流れていきます。

    奥日光の地形をよく知ると、湯滝と竜頭の滝、そして華厳の滝との関係が分かって興味が湧くことでしょう。湯滝から竜頭の滝、そして中禅寺湖から華厳の滝という奥日光三名瀑が連なっています。湯滝の下段部は左右に分かれており、激しい勢いの滝が二股に分かれて流れ落ちる姿は大変美しいものです。

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    日光・中禅寺湖は関東でも屈指の観光スポットです。いつ訪れても雄大な自然を楽しむことが出来ますが、一番の見どころは何といっても紅葉シーズンだと言えます。今回は中禅寺湖・奥日光を中心に、観光スポットを始め、ランチなどのグルメや紅葉の情報をお届けしてまいります。

    湯滝の見どころ

    湯滝は、湯の湖から流れ落ち、湯川を形成します。湯川は、戦場ヶ原を流れていきます。湯滝から国道120号線を辿っていくと、ほぼ6km先が竜頭の滝です。そして竜頭の滝から1km先に広大な中禅寺湖が広がっています。

    湯滝は奥日光の中でも標高1400mを超える最も高い位置から流れ落ちる滝です。奥日光でよく知られる華厳の滝は中禅寺湖からほぼ直線状に下に流れ落ちる滝です。また竜頭の滝は全長210mの流れをなだらかに形成していますが、幅の広い湯滝は迫力満点の滝の景観を鑑賞できます。

    特に観爆台から見る瀑布は迫力満点

    湯滝は観爆台との距離が非常に近い滝です。目の前に激しい勢いで流れ落ちる湯滝からは、滝の水しぶきを浴びるほどです。湯滝は高さ70m、幅25m、長さ110mに及びます。湯滝は途中で左右に分かれて下って行くため、激流の瀑布は見応え満点です。

    特に夏は、湯滝を目前にすると、轟音と共に流れる瀑布の激流からの水しぶきや、マイナスイオンをたっぷり浴び、大自然のクーラーのように心地が良いでしょう。湯滝は、滝の姿の素晴らしさと勢い良い流れを直に感じ取ることができ、人間の力を超越した自然の神秘が目の当たりに迫ります。

    遊歩道を登れば滝の始まりを眺められる

    滝というものは、どこから始まるのかと興味や疑問を持たれる方も多いでしょう。実は、湯滝は、間近に滝の始まる姿を見ることができるという、数ある滝の中でも珍しい滝なのです。国道120号線を北西へと、日光湯元温泉の方面目指して登ります。湯の湖近くには、路肩に駐車場スペースがあります。

    湯滝は湯の湖から流れ落ちる滝です。そこで、駐車場スペースから、湯滝が湯の湖から形成され、戦場ヶ原方面へと激しく流れて行く様子を見ることができるのです。また、観爆台からは遊歩道が続いています。遊歩道を登って行き、湯の湖へと辿り着くと、やはり湯滝の始まりを見ることができます。

    春のツツジ・シャクナゲと秋の紅葉

    湯滝は湯の湖の南端から、真っ白い水しぶきとともに豪快に流れて行きます。湯滝の純白な流れを引き立てるのは、秋の紅葉でしょう。湯滝の滝壺に観爆台があり、末が二手に分かれる湯滝の激流を眺め、上手へと湯滝の景観を写真に収めることができます。

    秋のシーズンには、湯滝の白さと、両脇の紅葉が大変美しいコントラストを描きます。紅葉の種類も奥日光ならではの豊富さで、楓、ミズナラ、白樺と、大自然の恵みを受けた美しい景観をもたらします。また春の湯滝は、桜とシャクナゲに囲まれ、日光の春を告げてくれます。

    ハイキングの途中に湯滝に寄るのもおすすめ

    国道120号線は、湯の湖へと向かい、中禅寺湖から華厳の滝へと向かうルートです。ルートの両脇には四季を通じ、紅葉やツツジなど、自然の植物で溢れ、静かな湖と相まって「日本ロマンチック街道」とも称されています。湯滝へのハイキングを予定する場合、湯の湖全体を回るのもおすすめです。

    ハイキングとして適切で、歩きやすい樹林の中を、国道120号線沿いに歩くのが湯の湖へと向かうハイキングコースです。湯の湖周辺には数多くのハイキングコースがありますが、湯の湖をぐるりと1周するのもお手軽な運動となり、観光の見どころも兼ねた楽しいハイキングとなります。

    「湯ノ湖1周コース」

    「湯の湖1周コース」は、美しい湯の湖の見どころをじっくり観光しながらのハイキングです。スタート地点には温泉神社、温泉寺、また休暇村日光湯元温泉ホテルがあります。湯元温泉前のバス停から300mほど歩くと、湯の湖の地形に沿って右に曲がる角に、湖畔前のバス停があります。

    湖畔前のバス停から、右手に湖を眺めながら、更に300mほど歩くと、湯の湖の見どころをゆっくり観光できる「兎島」(うさぎじま)が湖面に突き出ています。兎島からの湯の湖の風景は、色づいた山々が、広大な湖面に映し出され、ロマンチック街道の名にピッタリです。

    兎島から湖畔に沿い、ほぼ真っ直ぐ500mほど進むと、急な階段があり、湯滝の観爆台へと降りることができます。観爆台で湯滝の激流を観光した後、再び湯の湖脇の遊歩道へと戻ります。

    湯の湖の南は、シャクナゲが群落として咲き乱れています。湯の湖は風もなく水面が鏡のようです。青い空と色鮮やかな山々が湖水に映る景観は湯の湖1周コースハイキングでの見どころでしょう。湯の湖周辺が、奥日光でも本当に美しいと言われる由縁を堪能できるコースです。

    距離と所要時間

    湯の湖1周コースの遊歩道は、歩道は木道で、整備は万端です。山間のハイキングを自然と共に感じるにはちょうど良い観光ハイキングコースでしょう。所々、山肌が露出していますので、雨上がりのハイキングの際は、足元が滑らないよう、歩きやすい運動靴で楽しみましょう。

    湯の湖全長は、約3kmです。1周コースの帰路では、白根沢橋を通り、湯元温泉前のバス停に戻るまで、ほぼ1時間から1時間10分です。湯の湖と山間の彩り、湯滝の見応えある奔流の景観を直に眺める湯の湖1周コースは、奥日光ハイキングにおすすめです。

    「戦場ヶ原コース」

    奥日光は、日光の市街地(標高約600m)よりも更に標高が600mも高い地域です。そのため夏でも空気が澄み渡り、大変涼しく、「秘境」の地とも呼ばれています。湯の湖から迸る湯滝は、戦場ヶ原に湯川を形成して下っていきます。戦場ヶ原とは、実際に戦国時代に戦があった場所ではありません。

    戦場ヶ原は、山の神々が戦いを繰り広げたといった伝説から由来する名称です。標高はほぼ1400mにも及び、また広さは400ヘクタールにもなる大湿原です。時折霧がかかり、まさに神々が人力の届かない高原で戦をしたという伝説が根付くに相応しい、静かで広大な湿原です。

    戦場ヶ原は、中禅寺湖を奪おうと、男体山と赤城山の神々の戦の舞台となった伝説があります。戦場ヶ原コースは、湯の湖のように湖を1周するわけではありません。出発点は湯滝です。湯滝が流れ落ちる岩肌は、湯の湖を形成した山岳溶岩流が源です。そこで滝が落下する岸壁は起伏に富んでいます。

    湯滝観爆台近くには、湯滝レストハウスがあります。また「Yショップ奥日光店」といったコンビニも完備されています。そこで、湯滝レストハウスでコンビニのお弁当を食べるなど、ハイキング前の準備ができます。実際にハイキングコースに入るには、レストハウス脇の鹿侵入防止柵を通ります。

    湯川に沿い15分ほど歩くと「小滝」(こだき)が見えて来ます。大変小さい滝ですが、真っ白い水が静かに台形をかたどり、紅葉に囲まれた姿は隠れた景勝地として、奥日光の見どころの一つとなっています。ダイナミックな名瀑、湯滝のあとに静謐な小滝を観光できるのは、奥日光での贅沢な喜びです。

    小滝からほぼ15分ほど歩くと、今度は「泉門池」(いずみやどいけ)に到着です。湧き水が非常に綺麗な池です。レストスペース用に、椅子やテーブルが設置されています。湯滝、小滝と歩いてひと休みの人々で賑わいます。泉門池から20分ほどそのままハイキングコースを進みます。

    今度は、湯川にかかる青木橋に着きます。青木橋もレストスペースとなっており、椅子とテーブルがあります。ひと休みしながら、しみじみと透明な湯川の美しさを鑑賞できます。休憩所が多いため、小さなお子様連れのご家族や、高齢者の方々にも大変優しいハイキングコースとなっています。

    戦場ヶ原のハイキングコースでは、湿原は、歩きやすい木橋が続いているので、歩きやすく、危険も少ないため安心です。青木橋から400mほど先は展望台です。また湿原地帯は、直に降りて歩いたり、バイクなどの進入は禁止されています。

    更に1km先には、赤沼バス停留所があり、500m先に赤沼自然情報センターがあります。赤沼自然情報センターもまた休憩スペースです。

    情報センターには、高山植物や、鹿など野生動物の宝庫である戦場ヶ原の自然情報が展示されています。もう一度戦場ヶ原コースを楽しみたい方は、東武バスの赤沼駅から湯滝入口停留所まで戻ることができます。

    距離と所要時間

    戦場ヶ原コースの距離は、全体で4.7kmあります。所要時間は、ゆっくり滝や湯川を観光したり、休憩などを考えると1時間40分から2時間程度になるでしょう。全体的になだらかなハイキングコースで、緩やかな下りが多い道となっていますので、お子様や女性の方にも歩きやすいコースと言えます。

    湯川の美しさや、思ってもみなかった小滝との出会いも戦場ヶ原コースのハイキングでの楽しみです。湯川は、人気のフィッシングスポットでもあります。広大な戦場ヶ原の湿原を、安全な木道で、高原の澄んだ空気と美しい川、取り囲む奥日光の山々の景勝を堪能しつつ、ハイキングを楽しみましょう。

    湯滝へのアクセス

    奥日光というと秘境めいたロマンが漂います。奥日光での三名瀑の一つ、湯滝に行くには難しい印象がありますが、公共交通機関も発達し、東京駅から3時間ほどで到着します。そこで、湯滝の景観を眺め、ゆっくり休日を楽しみたい方は、朝8時頃には東京駅から出発する準備をするのが良いでしょう。

    また、車でのアクセスも、中禅寺湖畔の北側国道120号を戦場ヶ原方面に走ると分かりやすいでしょう。戦場ヶ原の少し先の左側に、駐車場料金所があります。駐車料金は普通車500円です。60台止めることができる駐車場で、湯滝の下流に当たります。

    公共交通機関でのアクセス

    湯滝に公共機関でアクセスしたい方は、まず東京駅20番ホームから「東北・北海道新幹線 なすの257号 郡山行」に乗車します。1時間で宇都宮駅に到着しますので、下車して15分ほど歩きます。次はローカル線に切り替え、宇都宮駅5番ホームから日光線「日光行」各停に乗車します。

    40分ほどで日光駅に到着すると、駅前に東武日光駅のバス停があります。湯元温泉行に乗車し、1時間10分ほどで湯滝入口バス停に到着です。下車してほぼ徒歩5分で、湯滝に到着です。東京駅から湯滝までは3時間かかります。

    車でのアクセス

    湯滝は高さ70m、幅25m、長さ110mの巨大な滝です。水しぶきも浴びることができる迫力ある滝には車でアクセスしたい方も多いでしょう。自家用車・レンタカーなどでアクセスする場合は、日光宇都宮道路を利用します。清滝ICより30分で湯滝にアクセスできます。

    駐車場は、湯滝上流に小さい駐車場があります。小さい駐車場は無料ですが、駐車可能台数は10台です。湯の湖畔にあります。また湯滝下流の駐車場は有料で、駐車台数は普通車が60台止められます。駐車料金は500円ですが、紅葉の季節はどちらも満車になる可能性があります。

    小さい駐車場は24時間営業です。下流の駐車場は9:00~17:00営業です。ただし、冬季は無料になるため、上流が満車の場合は、下流の駐車場の方がお得です。

    名称 湯滝
    住所 栃木県日光市湯元

    奥日光観光へ行くなら美しい湯滝は見逃せない!

    奥日光では有名な景勝地である湯滝についてはあまり知られていないようです。日光の三名瀑として華厳の滝、竜頭の滝、そして湯滝は、日光を訪れたら一度は鑑賞したいスポットです。近くに戦場ヶ原もあり、大自然の息吹を感じる素晴らしい滝が湯滝なのです。

    maronchat
    ライター

    maronchat

    初めまして。歴史、大自然、温泉、文化遺産、そして美味しいものが大好きな好奇心旺盛のmaronchatです。山麓に温泉のある、兵庫県の標高360mの山上に住んでいます。jouerの記事を通して、見応えあるスポット、また生活に役立つ情報をご紹介していきたいと思います。

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