【つばめグリル】の魅力を総まとめ！おすすめメニューやお得な情報も満載

首都圏を中心に展開する「つばめグリル」は、1930年（昭和5年）創業の老舗洋食レストランです。アルミホイルでハンバーグを包んで焼いた「つばめ風ハンブルグステーキ」や「自家製ソーセージ」など、ドイツ料理の要素をふんだんに取り入れたメニューは、世代を超えて愛されています。

つばめグリルのこだわりはお客様に出来立ての美味しさを届けることです。そのため、つばめグリルでは牛肉や豚肉の不要なスジや脂を取り除き、細かくカットするまでは芝浦にあるセントラルキッチンで行いますが、それ以後の挽肉にしたり、焼き上げたりする作業は全て各店舗ごとに行っています。

これは、セントラルキッチンで挽肉にしてしまうと肉の鮮度がどんどん落ち、つばめグリルのハンブルグステーキの命であるフレッシュな美味しさが保てないからです。逆にビーフシチューなどに使うデミグラスソースは一度に大量に作った方が美味しいので、全てセントラルキッチンで作っています。

つばめグリルは現在、東京、神奈川、埼玉にしか店舗がありませんが、これは遠方に店をつくると、新たにセントラルキッチンを新設せねばならず、今までの味と値段を保てなくなるからです。つばめキッチンの各店舗で焼き上げたハンブルグステーキは、新鮮な風味と濃厚な旨味に満ちています。

つばめグリルの歴史は、1930年（昭和5年）、新橋駅構内につばめグリルの前身である「日本遊覧協会食堂部」ができた頃にさかのぼります。つばめグリルでは創業当初から当時まだ珍しかったハンブルグステーキやカレーライスなどを提供しており、地元の人や観光客から愛されてきました。

なお、つばめグリルの「つばめ」は、同じ時期に運転を開始した特急「つばめ」にちなんでいます。第二次世界大戦後、引き上げてきた満州鉄道の料理人たちを多く雇い入れると、彼らはフランス料理などの技法を伝えました。その後は洋食、特にハンブルグステーキがメニューの中心になりました。

1974年、「つばめ風ハンブルグステーキ」の提供をスタートすると、これが大好評を呼び、つばめグリルの名前は一気に有名になりました。現在では、つばめグリルの店舗のほか、テイクアウトに特化した「つばめグリル DELI」など、伝統の味を守りながらもさまざまな業務形態を展開しています。

つばめグリルといえば、店舗で肉を挽いてパテにし、手ごねで仕上げる「ハンブルグステーキ」があまりにも有名です。そのほか、本場ドイツの製法から学んだこだわりの自家製ハムやソーセージ、新鮮な野菜のサラダも人気があります。つばめグリルでおすすめしたい洋食メニューについてご紹介します。

つばめグリルの「ハンブルグステーキ」は、1930年の創業当初からある、歴史あるメニューであると同時につばめグリルの看板メニューでもあります。特にフランス料理のパピヨット（包み焼き）を参考にした「つばめ風ハンブルグステーキ」は、見た目のインパクトも相まって人気があります。

つばめ風ハンブルグステーキは、つばめグリル特製のハンバーグにビーフシチューをかけ、ホイルで包んで焼き上げたもので、お肉がふっくらと柔らかいのが特徴です。そのほか鰹節の出汁でいただく「和風ハンブルグステーキ」や目玉焼きをのせた「ジャーマンハンブルグステーキ」も人気があります。

つばめ風ハンブルグステーキおよび和風ハンブルグステーキは、お得なセットメニューもおすすめです。ランチセットは、ハンブルグステーキにライスまたはパン、トマトのファルシーサラダがついており、かなりボリューミーな内容です。一部店舗ではサラダに代えてスープがつくこともあります。

セットメニューの「トマトのファルシーサラダ」は、湯向きしてヘタをくりぬいたトマトにチキンサラダを詰めた新感覚のサラダです。爽やかなトマトの風味で濃厚なハンブルグステーキもさっぱりすること、またお値段もお手頃であることからハンバーグの付け合わせとして高い人気を誇っています。

つばめグリルの「アイスバイン」は、つばめグリルの常連であれば一度は食べてみたい、ちょっと高級なメニューです。豚のすね肉を塩やザラメ、ハーブを水に溶かしたソミュール液に漬け込み、柔らかく煮込んだこのメニューは、ドイツでもベルリンやその近郊の都市を代表する名物料理とされています。

つばめグリルのアイスバインにはドイツのフラッグピックが立っており、ロット番号が薄く印字されています。味はハムそっくりですが、つばめグリルのアイスバインは脂が少なく赤身が多いのでいくらでも食べられそうです。家族や友人とのちょっとした集まりにおすすめの、本場ドイツの肉料理です。

つばめグリルの「ロールキャベツ」は、ハンバーグのたねをキャベツで包み、チキンブイヨンと野菜の出汁でじっくり煮込んだつばめグリルを代表する一品です。ロールキャベツには出汁がしっかり染み込んでおり、ナイフを入れるとスッパリと切れるほど柔らかく、ふんわりした食感に仕上げてあります。

また、つばめグリルのロールキャベツには、工場で3カ月かけて熟成させたベーコンが使われており、ロールキャベツの出汁に深みを与えています。そのほか、冬限定の「ロールキャベツのクリームソース仕立て」もおすすめです（一部店舗のみ）。まさに老舗洋食店ならではの、美味しいメニューです。

つばめグリルの自家製ハムやソーセージは、芝浦にあるつばめグリルのセントラルキッチンで製造している一品です。つばめグリルではこのセントラルキッチンでお肉を挽肉にしやすい大きさにカットしたり、ビーフシチューのソースを作ったりしていますが、ハムやソーセージ、ベーコンも作っています。

ハムやソーセージ、ベーコンはお肉の下処理や燻製など製造に手間がかかりますが、つばめグリルでは美味しいものを提供するために妥協を惜しみません。なお、つばめグリルの「自家製ソーセージの盛り合わせ」は、ソーセージのほかアイスバインも入っているのでビールのお供におすすめです。

つばめグリルのアラカルト・サラダは、トマトのファルシーサラダのほか「自家製ハムとレタスのサラダ」、カッテージチーズを散らした「田舎風サラダ」、「ロメインレタスのシーザーサラダ」があります。つばめグリルでは野菜もできる限り国産にこだわっており、海外産も産地を指定しています。

なかでもカリフォルニア産（夏季は北海道産）のロメインレタスに自家製のベーコンの細切りとクルトン、そしてたっぷりのパルメジャーノチーズを散らしたシーザーサラダは、つばめグリルの名物として知られています。ハンブルグステーキを食べた後でもあっさりと食べられる、美味しいサラダです。

つばめグリルのドリンクの特徴は、ドイツビールが充実していることです。つばめグリルではドイツ農業協会（DLG）コンテストで10回の金賞を受賞した「トゥーハー・ヘレス・ヘーフェ・ヴァイツェン」をはじめ、「ケストリッツァー・シュヴァルツビア」などさまざまなビールが楽しめます。

つばめグリルでは「自家製ソーセージの盛り合わせ」や「ニシンの酢漬け」、「田舎風パテ」などおつまみも充実しており、これらのメニューはドイツビールとよく合います。フランスやチリ、アルゼンチン産のワインも取り揃えています。なお、ドリンクメニューは各店舗で異なるのでご注意ください。

つばめグリルでは、お得なランチメニューも人気があります。通常のグランドメニューにライスまたはパンがつく「セット」のほか、ライスまたはパンに加えトマトサラダを追加できる「ランチ」など、ガッツリとランチが食べたいときにおすすめです。つばめグリルのおすすめランチをご紹介します。

つばめグリルの「帆立貝のクリームコロッケ」は、肉厚の帆立貝をたっぷり使った、つばめグリルを代表するメニューです。クリームコロッケといえば洋食レストランの定番ですが、つばめグリルではほとんどのお店でランチでしか扱っておらず、そのためランチに注文する人がとても多くなっています。

つばめグリルの帆立貝のクリームコロッケには、青森県陸奥湾産の大ぶりな帆立を使用しています。三方を山々に囲まれた陸奥湾には栄養豊かな水が流れ込み、帆立の餌となるプランクトンが豊富に育つため、陸奥湾の帆立は味が抜群です。老舗の洋食店でしか味わえない、上品なクリームコロッケです。

つばめグリルの「牛肉たっぷりハヤシライス」は、つばめKITCHEN アトレ品川店限定のオリジナルランチです。本格的なデミグラスソースがたっぷりかかったのハヤシライスは、国産牛をじっくり煮込んで作られており、ボリューム満点です。サラダとスープがついたセットメニューもあります。

ハヤシライスはもともと、つばめグリルの前身・日本遊覧協会食堂部の創業当時からあったメニューでしたが、つばめグリルがハンブルグステーキやソーセージなどドイツ風の料理がメインになると次第にメニューから外されました。古き良き、洋食レストランの味わいを思い出すハヤシライスです。

「つばめDELI」は、老舗の洋食レストラン・つばめグリルの料理が自宅で楽しめる、テイクアウト専門の店舗です。つばめDELIでは、つばめグリルの看板メニュー・ハンブルグステーキはもちろん、限定商品も販売しています。つばめDELIでおすすめしたい、お惣菜やお弁当をご紹介します。

「つばめグリル DELI」は、エキュート東京店をはじめ都内に4店舗あるテイクアウト専門店です。つばめグリル DELIでは、ハンブルグステーキやロールキャベツ、クリームコロッケといったお惣菜のほか、お弁当にも力を入れており、自宅でちょっと贅沢をしたいときにピッタリです。

つばめグリル DELIのお弁当の一例をあげると、ご飯にハンブルグステーキ、きんぴらごぼうが入った「ハンブルグステーキ弁当」や、目玉焼きをのせてロコモコ風にした「ハンブルグステーキ丼」などがあります。つばめグリル DELIのお弁当は駅弁として、または夕飯としておすすめです。

また、つばめグリル DELIではベイクドポテトなどハンブルグステーキに合う付け合わせも販売しています。そのほか、つばめグリル DELI限定商品のカキフライやスコッチエッグなど、多種多様なお惣菜も提供しています。つばめグリル DELIのお惣菜ひとつでお夕飯がぐっと豪華になります。

つばめグリルでは、出来立ての美味しさを提供するため、東京、神奈川、埼玉以外には出店していません。また、つばめグリルでも和食の要素を取り入れた「GRILL 1930」や黒毛和牛のステーキが味わえる「つばめや 和牛グリル」なども展開しています。つばめグリルの店舗情報をご紹介します。

東京にあるつばめグリルの店舗は「つばめグリル 品川駅前店」を中心に銀座や渋谷、丸の内などに11店舗展開しています。また、名物のハンブルグステーキのほか、オムライスやポークソテー、ムニエルなどより洋食に特化した「つばめKITCHEN」が2店舗あります（アトレ品川店、丸の内店）。

また、東京のつばめグリルでは、デミグラスソースに八丁味噌を使い、より和の味を目指した「GRILL 1930 つばめグリル」（アトレ上野店、日本橋高島屋S.C.店）や赤身の美味しさで有名な「くまもとあか牛」の美味しさを存分に味わえる「つばめや 和牛グリル」を展開しています。

神奈川県にあるつばめグリルは、ルミネ横浜店をはじめ、県内に4店舗あります。いずれの店舗も横浜市、川崎市、鎌倉市といった大都市や観光地からのアクセスがよく、気軽に立ち寄ることができます。横浜や鎌倉に観光に行った際に、つばめグリルで昭和時代の洋食を味わうのもおすすめです。

埼玉県のつばめグリルは、大宮駅構内にある「洋惣菜店 つばめGRILL エキュート大宮店」のみとなっています。つばめGRIL エキュート大宮店は、つばめグリル DELIと同じくお惣菜とお弁当の専門店になっており、ハンブルグステーキなどさまざまなお持ち帰りグルメが楽しめます。

老舗洋食レストラン・つばめグリルのおすすめメニューなどをご紹介しました。名物のつばめ風ハンブルグステーキや本場ドイツの味に負けない自家製ソーセージは、時代を超えて多くの人たちに愛されています。古き良き時代の洋食屋さんの魅力が詰まったつばめグリルで食事をしてみませんか。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。