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ツナ缶の保存方法をご紹介!
ツナ缶は幅広い料理に使える上、そのまま食べても美味しい万能アイテムなのでまとめ買いやストック食材として人気です。早速、ツナ缶の上手な保存方法をご紹介します!
ツナ缶開封前は常温で保存
ツナ缶は開封前なら常温保存が基本です。ではなぜ、ツナ缶は常温で保存しても傷まないのでしょうか?ツナ缶が常温保存でも傷まない理由は「密封」と「加熱殺菌」です。
食品が傷む主な原因は細菌など微生物による腐敗なので、缶にツナを詰めたら密封し、微生物の増殖に必要な酸素を遮断します。
さらに缶詰内で生き残っている微生物を加熱により完全に死滅させることで、「缶詰を微生物が繁殖できない無菌状態にする」というのがツナ缶の常温保存が可能な仕組みです。ツナ缶は決して防腐剤を使っているわけではないため、非常に安心・安全な食品と言えます。
ツナ缶を密封する際には缶詰内部の空気を抜きますが、空気を抜く理由は微生物の増殖防止以外にも3つあります。
空気を抜く理由1つ目は「缶の変形防止」です。缶の中に空気があると、加熱殺菌によって缶内の空気が膨張し、缶が変形してしまいます。
空気を抜く理由2つ目は「缶内面の腐食防止」です。缶の中に空気があると、貯蔵中に缶内面にサビが生じ、腐食してしまいます。
空気を抜く理由3つ目は「ツナの品質劣化防止」です。缶の中に空気があると酸化が進み、ツナの味や色・香り・栄養素といった品質が劣化しやすくなります。
またツナ缶を完全密封する方法としては、「二重巻き締め」が一般的です。缶の縁とフタの縁はもともとフック状になっているため、2つのフックを一緒に巻き込んで二重に締め付けることによってしっかり密封されます。
そしてツナ缶を常温保存する上で気をつけたいことは、「常温」の考え方です。ツナ缶の注意書きには一般的に、「高温多湿を避け冷暗所で保存」と記載されています。つまりツナ缶を保存する上で、高温多湿や直射日光が当たる場所は常温とは言えないことになります。
高温や直射日光を避ける理由は、缶内が膨張しやすくなるためです。缶内の温度が極端に上がると膨張し、フタが膨らんだり歪んだりすることがあります。一度膨張した缶内は密閉状態ではないため、そのまま放置すると腐敗するか、場合によっては爆発することもあるので注意しましょう。
また湿度が高い場所では温度差から水滴が発生し、缶がサビる原因になります。サビた缶は腐食して穴が空き、菌が侵入して腐ってしまいます。ツナ缶は賞味期限内であってもサビると腐ることがあるので、多湿の環境は避けて保存しましょう。
ツナ缶開封後の冷蔵庫保存
ツナ缶は開封すると無菌状態ではなくなり、あまり日持ちのしない生鮮食品と同じ扱いになります。そのため使い切れない場合は、冷蔵庫で保存して早めに食べる必要があります。
では開封後のツナ缶は、冷蔵庫でどのように保存したらいいのでしょうか?開封したツナ缶の上手な冷蔵保存方法をご紹介します。
容器・ジップ袋に移しかえる
ツナ缶を開封後に冷蔵保存する場合は、ツナを缶から容器・ジップ袋に移し替えるのがベストです。缶詰は金属部分が食材に直接触れないよう、安全な素材で内面塗装しているものと、内面塗装していないものがあります。
内面塗装していない缶詰は空気に触れると、スズが微量に溶け出す場合があります。日本のメーカーが製造するツナ缶は内面塗装されている商品が多いとされていますが、安全のために缶のまま保存するのは避けましょう。
また容器・ジップ袋に移し替える時は、油や水分も一緒に保存しておくと乾燥を防げます。開封後のツナ缶の冷蔵保存期間は1~3日が目安です。長く保存すると油が酸化して色味や風味が変わりやすくなるので、すぐに使わない場合は冷凍庫での保存をおすすめします。
ツナ缶を上手に保存しよう!
ツナ缶は開封前は「高温多湿を避けた冷暗所」、開封後は「容器・ジップ袋に移し替えて冷蔵庫」で保存することにより、品質が長持ちして安心・安全に食べられます。便利なツナ缶を上手に保存し、毎日の食卓で美味しく活用しましょう!