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ヤマハやカワイ、ローランドといった世界に名立たる楽器メーカーが立地し、楽器のまちとして知られる浜松市は、1981年から「音楽のまち」づくりに取り組んできました。浜松国際ピアノコンクール、浜松世界青少年合唱祭等様々な音楽行事に取り組んでいます。
音楽を受動的に楽しむだけでなく、自ら演奏活動ができるよう、充実した音楽環境・音楽人材育成ができる設備も整っています。
浜松市民が参加できる活動として、プロムナードコンサートやハママツ・ジャズ・ウィーク等、音楽を楽しみたい人が集うイベントも毎年開催されています。
圧巻の展示物!浜松の楽器博物館で世界を旅する
浜松市楽器博物館で最大の見どころと言えるのは、世界各国の多種多様な楽器が集められているところです。私たちが何気なく目にしたり耳にしているピアノももとはチェンバロやクラヴィコード等の鍵盤楽器がもととなっています。
浜松市楽器博物館では、どちらの楽器も展示されているので(資料保存のため展示していない資料もあります)、ひとところにいるだけで、ピアノのルーツ旅行をした気になれます。
知っている楽器のルーツ探しも楽しいですし、逆に全く見たことも聞いたこともないような楽器を見るという経験もできます。例えば、ナイジェリアの大きな瓢箪を2つ重ねた葬儀用大型太鼓ディムクディムは現在では製作されていないそうです。
入手不可能な貴重な楽器を見る機会はそうありません。浜松市楽器博物館で、見たこともない楽器とその奏法を知ることで、遠く離れた異国に思いを馳せる疑似旅行をしてみてはいかがでしょうか。
希少な楽器も展示される充実の常設展示
ナイジェリアのディムクディムには触れましたが、他にも珍しい楽器が常設展示されているのが浜松市楽器博物館のすごいところです。
カメルーンの親指ピアノであるサンザや、女性の身体を象徴したガーナの太鼓等、今まで目にしたことがない希少価値が高いものが展示されています。アフリカに限らず、アジアやオセアニアコーナーにも珍しい楽器がたくさんあります。
浜松市楽器博物館では、インドのボウイングによる弦楽器であるサーランギーやパプアニューギニアの伝統打楽器、クンドゥ・ドラム等耳慣れない楽器を目にすることができます。
第1展示室
浜松市楽器博物館の第1展示室にはアジアと日本の楽器が展示されています。アジアは420点、日本は200点の楽器が展示されています。
アジアコーナーでは、インドネシアの青銅ガムラン、バリ島の世界最大の竹ガムラン、ジェゴグの3つがそろっています。この3つが揃っているのは、世界でも浜松市楽器博物館だけです。
他にも、ミャンマーのパッタラー(座って演奏する木琴のような楽器)やモンゴルの馬頭琴(絵本『スーホの白い馬』で有名な楽器です。棹の先端が馬の形をしている弦楽器)等様々な国の珍しい楽器や伝統楽器を見ることができます。
日本の楽器コーナーでは、大太鼓を筆頭に、歌舞伎や能楽で使用される小鼓、大鼓、締太鼓、笛等雅楽の主要楽器が展示されています。他にも琴や三味線等日本の楽器といればこれ、といった楽器を見ることが出来ます。
他にも、地無し尺八、著名な筝(そう)製作者太助による筝、南九州の民俗楽器ゴッタン(別名箱三味線)や沖縄の三線等日本各地の伝統楽器が展示されています。
日本にいても見たこと聞いたことがない楽器や、日本の歴史的な楽器を知ることができるのも、浜松市楽器博物館のすごいところです。