そうめんの「つゆ」を手作りで！基本の作り方・簡単レシピも！

さっぱりとした喉越しのそうめんは、暑い夏に美味しいメニューです。お中元のギフトでいただくことが多く、食欲がなくても食べやすいことから、暑い日が続くとヘビロテで食卓に登場するという家庭が多いのではないでしょうか？茹でればすぐに食べられる手軽さも、そうめんのメリットの1つです。

そうめんのつゆについても、手軽な市販のものを使う家庭が一般的でしょう。市販されているそうめんのつゆはもちろん美味しいですが、手作りのそうめんのつゆの美味しさは格別です！

手作りのそうめんのつゆは、そうめん以外の様々なメニューにも使える万能な調味料でもあります。清潔な瓶に入れ冷蔵庫で保存すれば1ヶ月以上も楽しめるので、作り置きしておくと重宝するでしょう。

そうめんのつゆの作り方は難しいイメージがありますが、一度作り方をマスターしてしまえばそれほど手間ではありません。粉末の出汁を活用して、手軽に本格的なそうめんのつゆの手作りも可能です。家庭にある材料で、いつもと違ったテイストのそうめんを味わえるつゆの手作りも人気があります。

テレビの情報番組などでは、人気の料理研究家や有名な管理栄養士などが手作りのそうめんのつゆのレシピを紹介しています。ペースト状にした絹ごし豆腐と練りごまをめんつゆに混ぜるだけのレシピや、鯖の水煮缶とトマトジュースにオリーブオイルを足したレシピなどは、簡単でおすすめです！

市販のそうめんのつゆをうっかり切らしてしまった時にも、手作りそうめんつゆの作り方を覚えておくと便利です。そうめんのつゆを手作りして、いつもより風味豊かなそうめんを楽しんでみませんか？

まずは、そうめんのつゆの基本の作り方からご紹介しましょう。昆布とかつお節の出汁を存分に生かした、旨みとコクがたっぷりのそうめんつゆにはまってしまうこと間違いなしです！

そうめんのつゆを美味しく作るコツは、黄金比を覚えておくことです。王道のそうめんのつゆ作りに欠かせない出汁・醤油・みりんの量は、5・1・1の比率になるように意識すると良いでしょう。黄金比にならって、出汁500ml、濃口醤油100ml、みりん100mlと酒50mlを用意します。

昆布5gは前日の夜から500mlの水に浸しておきましょう。そのまま弱火でじっくりと10分ほど煮出します。火を止めて昆布を取り出したら、次にかつお節15gを入れて同じく弱火で10分ほど煮出しましょう。濃いめのつゆがお好みなら、かつお節の量を倍の30gに増やすのがおすすめです。

沸騰させないように注意しながら煮出したら、火を止めてかつお節を濾します。昆布とかつお節の旨みがしっかり溶け出した出汁に、醤油とみりん、酒を加えましょう。弱火より少し強い程度の火加減でひと煮立ちさせて、冷ましたら完成です。氷水を使って短時間で冷やすと風味が飛びません！

昆布とかつお節を煮出して作ったそうめんのつゆは絶品ですが、約10分ずつ煮出す時間が惜しい場合もあることでしょう。そんな時には、出汁の素を使ったレシピが手軽でおすすめです。粉末の出汁の素を使った時短で簡単な作り方でも、充分に出汁が効いた美味しいそうめんのつゆが作れます！

材料は先にご紹介したレシピとほとんど同じで、出汁500ml、濃口醤油とみりんを各100mlずつです。ただし、出汁には粉末の出汁の素を使うため、お好みの出汁の素小さじ2と1/2を用意しましょう。材料をすべて鍋に入れて中火にかけ、ひと煮立ちさせます。

出汁の素が溶けたら火を止めて、粗熱を取ります。ボウルに移してラップをかけて冷蔵庫で冷やすか、鍋ごと氷水で冷やしましょう。材料に砂糖を大さじ2ほど加えても、甘めのつゆになり美味しいです。

夏に食べると美味しい代表的なメニューの1つに、冷やし中華があります。冷やし中華は王道の醤油ダレの他にごまをベースにしたタレも人気ですが、濃厚なごまダレはそうめんのつゆとしても美味しいのでおすすめです！ごまをベースにしたそうめんのつゆの簡単なレシピをご紹介しましょう。

材料は水500ml、粉末の出汁の素小さじ2と1/2、醤油大さじ5、練りごま大さじ5、すりごま大さじ2を用意しましょう。水と出汁の素を鍋に入れて中火にかけ、ひと煮立ちさせます。粗熱を取ったら練りごま、醤油、すりごまを加えてよく混ぜ合わせて出来上がりです！

ごまをベースにしたそうめんのつゆは、豆乳を使ったアレンジも人気でおすすめです。ごまの香ばしい風味に、濃厚さとクリーミーさがプラスされます。市販のそうめんのつゆを使ったレシピで、本格的な美味しさのごまベースのそうめんつゆを簡単に作ってしまいましょう！

2人分で市販のそうめんのつゆ大さじ4、豆乳300ml、すりごま大さじ2、味噌大さじ1／2を用意します。材料をすべてボウルに入れて、よく混ぜ合わせたら完成です。お好みでラー油やすりおろししょうがなどを加えれば、食欲のない時にも箸が進むそうめんのつゆになります！

そうめんのつゆの基本の作り方をマスターしたら、アレンジレシピにも挑戦してみましょう！ワンパターンになりがちなそうめんの楽しみ方が、アレンジレシピで作ったつゆによって無限に広がります。

そうめんのつゆのアレンジで人気なのは、オリーブオイルを使ったレシピです。そうめんのつゆにオリーブオイルは意外な組み合わせですが、オリーブオイルを加えることであっさりとした味わいの中のコクや爽やかなフルーティーさが出ます。そうめんがとても美味しくなると評判です！

オリーブオイルの他にトマトや大葉を使った、ヘルシーで見た目も涼しげなそうめんのつゆのレシピです。2人分で市販のそうめんのつゆを160ml、水160ml、ミニトマト4個、大葉4枚、オリーブオイル小さじ1を用意します。トマトはへたを取って細かくカット、大葉は千切りにしましょう。

ボウルに市販のそうめんのつゆ、水、オリーブオイルを入れて混ぜ合わせます。器に盛り付け、トマトと大葉を乗せたら完成です。お好みですりごまを振りかけると、香ばしさが絶品のつゆになります！

出汁が効いた和風のそうめんのつゆは、オリーブオイルを加えることで洋風のメニューに様変わりします。いつもの味わいに飽きてきたら、洋風にアレンジして楽しんでみましょう！

夏野菜のトマトはミネラルやビタミンが豊富で、疲れやすい夏にはたくさん取っておきたい食材の代表です。そうめんのつゆに使えば、彩りもきれいで食が進むことでしょう。トマトとオリーブオイルを使ってドレッシング風味のそうめんのつゆを作り、たっぷりの野菜も一緒に摂取しませんか？

2人分で市販のそうめんのつゆを大さじ3、オリーブオイル大さじ2、トマト1個、レモン汁大さじ1を用意しましょう。トマトをざく切りにしたら、ボウルに入れてつぶします。市販のそうめんのつゆ、オリーブオイル、レモン汁を加えて混ぜ合わせて完成です。サラダそうめんにかけていただきましょう！

そうめんのつゆを手作りする時間がなくても、市販のそうめんのつゆにちょっとしたアレンジを加えるだけで劇的に美味しくなります！簡単で美味しい、人気のアレンジレシピをご紹介しましょう。

市販のそうめんのつゆにごま油を足せば、いつものそうめんのつゆが中華風になります。市販のそうめんのつゆに、ごま油、マヨネーズ、一味唐辛子をお好みの量加えてみましょう。ピリッとした刺激とコクが病みつきになる、美味しい中華風そうめんのつゆが出来上がります。

市販のそうめんのつゆにごま油、ラー油、ツナ缶を加えれば、美味しい上に食べ応えも抜群です。味噌と酢を加えれば、酸っぱさが後を引く夏にぴったりのそうめんのつゆになります！

出汁を生かした本格的な鯛そうめんも、市販のそうめんのつゆを使って簡単に作れます。市販のそうめんのつゆ、鯛のアラ、干し椎茸を作りたい人数の分量用意しましょう。干し椎茸は水で戻しておき、軸をカットします。鯛のアラはうろこ、血合いも取り除いておきましょう。

市販のそうめんのつゆを鍋に入れて火にかけ、沸騰したら中火にします。鯛のアラを加えて、アクを取りながら火を通しましょう。戻した椎茸を加えたら、弱火にして10分ほど煮込みます。鯛のアラと椎茸を取り出して冷ませば完成です！

手作りのそうめんのつゆは自分好みに味の調整が可能です。自分の舌にぴったり合ったそうめんのつゆに出会えるのではないでしょうか？そうめんのつゆは思った以上に簡単に手作りでき、粉末の出汁の素を活用すればさらに手軽です。アレンジも楽しい手作りのそうめんつゆに一度トライしてみましょう！