人気スイーツ【ミルクレープ】の魅力を総まとめ！おすすめのお店や絶対食べたい逸品も

フランス語で「千枚のクレープ」の意味を持つ「ミルクレープ」は、スイーツ業界では比較的新しいケーキです。ミルクレープの誕生は1970年代であり、ケーキの歴史をたどると遅咲きのスイーツと言えます。後発組のミルクレープは、今では洋菓子店やおしゃれカフェで爆発的人気を誇っています。

クレープとクリームを幾重にも重ねた、ミルクレープのシンプルフォルムに騙される人は多いです。何層ものクレープとクリームはボリューム、満足感ともに充分で、ホイップクリームを使ったケーキより優しい甘さで、何個でも食べられます。

クレープの生地感とクリームを同時に味わえる贅沢さも、ミルクレープが大ヒットした理由でしょう。フォークを入れた瞬間に、つぷつぷクレープが切れていく感触や、舌の上でクレープとクリームが融合する様は、ミルクレープならではの醍醐味です。

甘党女性のみならず、さっぱり食べられるミルクレープは、ふだん甘いものを食べない人からも支持を得ている、人気スイーツなのです。

ミルクレープはフランス語で「千枚のクレープ」の意味を持ちますが、実際には10枚から20枚のクレープで作られています。千枚には届かないにしろ、10枚以上のもちもち本格的なクレープ生地と、溶ける柔らかいクリームの極上テスクチャは、味も食感も美味しいの一言です。

以前はクレープとクリームのシンプルな姿だったミルクレープも、現在では断萌えを狙った麗しいスイーツに変化しています。生クリームの他、カスタードやチョコレートクリーム、バタークリームなどで味の変化をつけるお店も存在します。

フルーツを挟んだ映えるミルクレープは、最近良く見かけるスタイルです。ゴージャスなミルクレープは、ホール購入してバースデーケーキに多く用いられています。

語源がフランス語なので、ミルクレープをフランス菓子と捉える人は多いでしょう。驚くなかれ、ミルクレープの誕生国は日本です。クレープはフランス生まれですが、クリームと交互に重ねてケーキとして完成させたのは、西麻布のカフェ「ルエル・ドゥ・ドゥリエール」と言われています。

創業1978年のルエル・ドゥ・ドゥリエールは、当時からミルクレープをお店で出していましたが、売れ行きは芳しくありませんでした。そのミルクレープが、一躍有名になった出来事があります。全国にカフェチェーン展開する「ドトールコーヒー」の参入です。

革新的で美味しいと、ドトールコーヒーがルエル・ドゥ・ドゥリエールに承諾を得て、全国店舗で販売を始めたのです。ミルクレープはドトールで大ヒットし、全国的に有名になりました。現在は多くのお店が、独自のカラーを出したミルクレープを販売しています。

全国にミルクレープを広めたドトールコーヒーでも、ミルクレープは看板スイーツとして変わらぬ人気を誇っています。

最先端トレンドが集まる東京には、おしゃれな洋菓子店がたくさん存在します。その中でもひときわミルクレープが光っているお店を5店、ピックアップしました。お店のこだわりが見える、絶品の1皿はこちらです！

インスタジェニックな断萌えミルクレープなら、「HARBS（ハーブス） 丸ビル店」がおすすめです。HARBS（ハーブス）は、関東・関西・東海地方に展開する人気のおしゃれカフェです。お店のケーキはどれも大ぶりサイズ、贅沢なフルーツ使いが話題です。

お店1番人気のミルクレープは、クレープとクリームが6層になっています。ごろごろフルーツとあふれるクリームの断面は、東京一の美しさで、一見の価値ありです。東京のインスタ映えする美味しいミルクレープを探しているなら、最初にマークすべきおすすめのお店です。

東京の一等地、銀座で1番美味しいモンブランで有名なお店、「銀座みゆき館本店」です。クラシックなケーキが揃いますが、極薄の1枚を重ねたミルクレープは、隠れファンが多い人気スイーツです。甘さが抑えられているミルクレープは、美しい17層で、お店の実力がうかがえます。

1枚1枚みっちり引きがあるクレープ生地は、それだけで美味しいと話題です。シックなお店の雰囲気に合わせるように、ミルクレープには、豊かなコクと風味を残した無糖生クリームを使い、しっとり大人テイストに仕上げています。

銀座みゆき館本店のミルクレープは、甘めケーキが得意でない人にもおすすめの、大人びたスイーツです。甘党ケーキ派の人にも、銀座みゆき館本店のミルクレープは、クラシカルで美味しい話題のケーキなのです。

「ヨックモック 青山本店」は、焼き菓子「シガール」で有名な洋菓子店の本店です。カフェが併設されており、ここでしか食べられない人気スイーツメニューに「ミルクレープ」があります。カフェで出される隠れ人気メニューのミルクレープは、極々シンプルなクレープとクリームのスタイルです。

シンプルながら、もっちりクレープの素敵な食感に、病みつきになる人続出です。柑橘系の風味が美味しいクリームは、生クリームとカスタードをお店が極秘配合しており、オレンジの香りが爽やかに感じられます。

クレープ生地がしっとりみちっとしたミルクレープは、姿に似合わず食べ応えあるスイーツです。お店オリジナルのクリームと相性抜群で、どっしりしつつさっぱり食べられる、人気の1皿となっています。

東京都内でもおしゃれスコアが高い自由が丘に「メルシークレープ」があります。こちらのお店はクレープ専門店、カラフルなクレープやお食事系のガレットなどが人気です。クレープ専門店が作るミルクレープは、本場のクレープを味わいたい人におすすめです。

お店ではクレープは、1枚1枚フランス式で焼き上げます。ミルクレープのクレープ生地はむちっともっちりテスクチャで、それだけで美味しいスイーツです。サンドしているミルキーなクリームは後味さっぱり、食べ飽きずおすすめのミルクレープとなっています。

クレープ専門のお店らしく、イベント時には豪華に飾り付けたミルクレープも登場するため、ケーキを用立てる人はおすすめでしょう。常時お店で用意されているミルクレープは、定番のミルクレープと、ミルクレープ・モンブランです。

それぞれデコレーションされたミルクレープは、まさに「スイーツ」と呼ぶにふさわしい麗しの姿です。女性から圧倒的人気を誇る自由が丘のおしゃれなお店は、店内でいただくミルクレープも、インスタジェニックでおすすめです。

クレープ専門のお店が生み出す、ミルクレープはもっちり生地感が震えるほど美味しい、魅惑のケーキです。また自由が丘の素敵ヴィジュアルのスイーツとして、人気者となっています。

日本橋の高島屋に入っている「グラマシーニューヨーク」では、宝石のごときケーキを発見できます。お店のショーケースに並ぶ麗しの姿は、どれも東京屈指のクオリティです。特に生クリームが美味しいと評判で、絶妙な甘さとコクが、華やかスイーツたちを一層引き立てています。

絶賛される生クリームと、濃厚なカスタードをダブル使いした「フルーツミルクレープ」は、まさに贅沢の極みのミルクレープです。プレーンとココアの2種類のクレープを交互に重ね、生クリームとカスタードを交互に重ね、いちごやメロン、キウイ、バナナを使う豪華な1品です。

高さのあるミルクレープにフォークを入れると、クレープがぷつぷつ切れる、ミルクレープ故の醍醐味を感じます。底はふわっとスポンジの土台で、上層から下層までの異なる美味しさに、飽きることはないでしょう。

極薄クレープは美味しい食感の余韻を残し、たっぷり贅沢なクリームを味わえる、クリーム好きに特におすすめのミルクレープです。

クレープとクリームで構成されるミルクレープは、お店の個性が良く現れます。生地やクリームに趣向を凝らしたミルクレープは、多くの洋菓子店で見つけられるでしょう。個性豊かな洋菓子店が揃う東京では、他のスイーツとかけ合わせたり、食感を極めたミルクレープも発見できます。

いつもの「普通」とは異なる、珍しくも美味しいミルクレープをいただけるお店を3店、ご紹介しましょう！

下北沢の人気カフェ「8 jours（エイトジュール）」は、美味しい紅茶と、紅茶を使った珍しいミルクレープを楽しめます。注文してから焼き上げる、「ミルクレープパンケーキ」は、クレープとフルーツ、パンケーキを重ねて仕上げたお店のオリジナルです。

焼きたての「アールグレイのミルクレープパンケーキ」は、蒸気とともに立つ、アールグレイの香りがかぐわしい人気スイーツとなります。クレープとパンケーキのいいとこどりをした、「ミルクレープパンケーキ」は、下北沢カフェ、エイトジュールだけのおすすめの1皿です！

「アンリシャルパンティエ　銀座本店」のレトロなロマネスク調の外観は、乙女心を一瞬で射止めます。女子率99％とも言われる銀座の一流パティスリーでは、「金のミルクレープ」「銀のミルクレープ」2種類のミルクレープを選ぶことができます。

恐るべしくちどけと評される両者のミルクレープの違いは、金はミルククリーム、銀はチョコレートクリームを使っている点です。極薄クレープの美しい層は、そのままフォークを入れた瞬間の美味しい触感に変わります。とろけるクリームと滑らかなクレープは、極上の舌ざわりです。

マイルドなミルク感が贅沢な金と、濃厚カカオ風味がこっくりテスクチャの銀、1つに絞れない人は金銀両方のオーダーがおすすめです！

東京墨田区に、バナナをこよなく愛する洋菓子店があります。それが「バナナファクトリー」です。看板名から察する通り、店内のスイーツは見事なまでにバナナが使われています。そしてお目当てのミルクレープも「バナナミルクレープ」としてメニューにあります。

バナナミルクレープはかなり迫力満点の姿、どっしりフォルムに、トップには太目輪切りのバナナが乗っています。クレープの間は多めのクリームが詰まり、ぎゅうぎゅうにバナナが入っていると言う、見事な映えスタイルです。バナナがウリなだけあって、濃厚で格別に美味しいバナナを味わえます。

バナナミルクレープは1つでかなりのボリュームなので、満足感を求める人にもおすすめです。言うまでもなくバナナ好きな人は、要チェックのお店でしょう！

何事も最先端を行く東京ですが、各地に散らばるミルクレープも負けていません。極薄クレープや盛りだくさんのフルーツ、映えるミルクレープは東京以外でも発見できます。全国の主要都市で見つけた、驚きと興奮さめやらぬミルクレープのお店をご紹介します！

大阪の中心都市・梅田に、極限まで薄い究極のミルクレープが存在します。ミルクレープの生みの親である関根シェフが、30年以上の月日をかけてたどり着いた「20層のミルクレープ」です。奇跡のミルクレープが販売されているのが、梅田阪急の「casaneo（カサネオ）」です。

カサネオでは、良く見かけるスタイルのミルクレープから、抹茶、チョコレートのミルクレープなど、さまざまなミルクレープがショーケースに入っています。1枚ずつが透けるほど薄いクレープと、とろけるテスクチャのクリームが合わさる奇跡的なミルクレープは、もっちり贅沢な食感です。

高さおよそ4.5cmのミルクレープは、フォークがするする入り、余韻にぷつっと切れる気持ちいいほどの手ごたえです。極薄クレープの食感を損ねないクリームは、カスタードと2種類の生クリームを独自配合しており、当日にその日の分だけ仕込んでいます。

こんがりキャラメリゼされたミルクレープの表面も美しく、ほのかなビターさで、柔らかい甘さを引き締めています。スタンダードでありつつ、奇跡的な美しさと美味しさを併せ持つミルクレープは、大阪の梅田阪急にあり！

「Drip-X-Cafe ホワイティうめだ泉の広場店」は、大阪梅田の待ち合わせスポット、泉の広場にあるカフェです。お店のスイーツメニューはどれも個性的で、インスタ映え抜群です。「いちごのミルクレープ」は、1ホールで75個ものいちごが使われた、乙女心ときめくメニューです。

断面萌えは確実、キュートないちごカラーともちもちのクレープ、カスタードのトリオが躍り出します。1カットがかなり大ぶりですが、あっさりした甘さとたっぷりのいちごで、ほとんどの人はすんなり完食してしまうミルクレープです。

スイーツの街神戸からは、イベントシーズンになると不定期でお目見えする、超ビッグな「ミル・ミルクレープ」をご紹介します。「神戸北野ホテル」内のダイニングレストラン・イグニックでは、ナイトデザートイベントの開催に合わせて、四季折々の超巨大ミルクレープが登場します。

ホテルのパティシエが焼き上げたクレープはしっとり、クリームはミルキーな甘さで、そのままでもフルーツソースでいただいても絶品です。迫力満点のミルクレープタワーは、神戸北野ホテルのナイトデザートイベントにて！

「ペーパームーン京都」は、地元烏丸御池で有名な、カントリー調のカフェです。地元で話題になっているのが、見た目だし巻き卵、二度見必須の、お店オリジナル「ミルクレープロール」です。テイクアウトもできるミルクレープロールは、1カットでも購入できますが、「1本」でも購入可能です。

ミルクレープをす巻きでぐるっと巻いたかのようなミルクレープロールは、薄い小麦色も相まり、だし巻き卵そのものの姿です。お店では半冷凍状態で販売しており、柔らかいクレープと北海道産生クリームのシャリっと食感が、妙なる美味しさです。全解凍なら飲めるスイーツになるでしょう。

ミルクレープロールはプレーンの他に、抹茶やフルーツ、小豆などのフレーバーもあり、手土産スイーツとしても選ばれているおすすめの1本です。

安定した美味しさとコスパの良さで人気を誇る「ストロベリーガーデン」は、九州福岡からの登場です。福岡で最初にミルクレープを売り出したのが、ストロベリーガーデンと言われています。ショーケースの中で真っ先に姿を消すのもミルクレープで、販売当時から変わらぬ人気ぶりです。

表面がカリカリにキャラメリゼされた美しさ、マイルドなカスタードと贅沢なごろっとフルーツの調和で、甘いものが得意でなくとも完食間違いありません。キャラメリゼのカリカリ食感に、好きな人なら2つ目に手が伸びる魅惑のケーキです。

たまのご褒美やお祝い事におすすめなのが、特別なミルクレープのお取り寄せです。今までケーキの通販経験はあるでしょうか？何層もの薄いクレープを重ねたミルクレープは、型崩れなしに通販できるのか、不安に感じる人もいるでしょう。ミルクレープの通販では、ケーキが冷凍状態で届きます。

そのため型崩れもなく美味しさもキープされたまま、自宅へ届くのです。ケーキ通販の中で、ミルクレープは特に人気が高いです。有名店のミルクレープも、通販利用で手軽に取り寄せることができます。味のバリエーションが豊富な点も、ケーキ通販で選ばれる理由です。

「チッチケーキ」の愛称で有名な「バステト」のミルクレープも、通販サイトの人気上位ランクに入っています。焦げ目が美しい手焼きクレープ生地に、コクのあるチーズクリームがたっぷりサンドされた贅沢なミルクレープです。濃厚な味わいのケーキは、特別な日にぴったりでしょう。

有名店のケーキが簡単にお取り寄せできるのが、通販最大の魅力です。名店と呼ばれるお店のケーキは1、2時間待ちは当たり前と言われる中、ケーキ通販を利用すれば待ち時間はゼロです。なかなか街に出かけられない忙しい人にも便利なのが、通販と言えるでしょう。

ここで初めてケーキ通販する人も、すでに経験済みの人もチェックしたい、リピート確実のミルクレープをご紹介します。北海道の恵みが詰まったクリームが絶品の、通販ミルクレープです！

北海道のレストラン「洋麺茶屋 牧家」のミルクレープが、素敵すぎるくちどけで通販サイトで話題となっています。特筆すべきは北海道産100％の贅沢生クリームと、豊かなコクのカスタードの2層のクリームです。底のスポンジにはラム酒のシロップが染み込んでおり、大人の香りが漂います。

通販で注文すると冷凍便で届きますが、極上くちどけのクリームやラム酒の香りは損ないません。地元北海道ではあまりの美味しさに「幸せ過ぎるミルクレープ」と呼ばれています。クレープとクリームが溶ける絶品ケーキは、通販で手に入れましょう！

断面だけ見ると、ミルクレープ作りは非常に手ごわそうに感じます。しかしミルクレープを構成するのは「クレープ」「クリーム」、オプションをつけるなら「フルーツ」です。ミルクレープを作るには、高度なテクニックはいりません。必要なのは、粘り強さと言えます。

ミルクレープのレシピは、クレープ生地を作り、クレープを焼きます。その後クリームを泡立て、デコレーションして完成です。ミルクレープの美しい断層を作るには、クレープ10枚を焼く必要があります。そのため、レシピで最も重要なのはクレープ生地作りと、「焼き」です。

薄力粉200gと砂糖40g、塩ひとつまみはふるっておきます。無塩バター50gは湯煎して溶かします。ボウルにたまご2個を割り入れ、牛乳200㏄を少しずつ加えてダマにならないよう混ぜ合わせます。その後ふるった粉類をすべて入れ、滑らかになるまで良く混ぜます。

生地が滑らかになったら溶かしたバター50gと牛乳300gを加え、バニラエッセンスを10滴ほど加え、しっかり混ぜ合わせます。その後ボウルにラップをぴっちりして、冷蔵庫で2時間ほど寝かせます。

フライパンを中火にかけバターを熱し、おたま1杯のクレープ生地を流し込んだら、フライパンを大きく回して生地を広げます。そのまま中火～弱火の火加減で、クレープの表面が乾いてくるまで焼きます。目安は50秒前後、ひっくり返して30秒ほどで皿に取りだします。

同じようにしてクレープを10枚焼き、皿の上で粗熱を取ります。クレープを冷ましている間に、生クリーム600㏄を泡立てます。砂糖150gは、3回にわけて生クリームに加えます。バニラエッセンスも5滴ほど加えましょう。

クレープに生クリームを乗せ、ゴムベラを使って均一に整えます。好みのフルーツを乗せて、さらにクレープを乗せ、生クリームを乗せます。クレープ、生クリーム、用意しているなら好みのフルーツの順で重ねていき、1番上まできたら全体をラップで覆って、冷蔵庫で半日冷やせば完成です。

クレープ生地は冷蔵庫で2時間ほど寝かせますが、時間的余裕があるなら一晩冷蔵庫で寝かせたほうが、よりもちもち食感のクレープを焼くことができます。

上品なクレープとクリームが出会った、素敵スイーツ「ミルクレープ」。1層ごとに味わえる繊細なケーキは、日本人の器用さが生み出した奇跡と言えるでしょう。美味しいお店情報で目が肥えたなら、好みのミルクレープ作りに取り掛かってみてはいかがでしょうか？

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。