味噌煮込みうどんは名古屋が誇るご当地メニュー！地元で愛される秘密は？

観光の楽しみといえばご当地グルメ巡りでしょう。名古屋めしの中でも特におすすめしたいご当地グルメが味噌煮込みうどんです。赤味噌である八丁味噌のあつあつのスープと、コシのある麺が特徴で、ぐつぐつと煮込んで調理されます。

味噌煮込みうどんは名古屋の地元の人々からも愛されている大人気の郷土料理です。味噌煮込みうどんは明治創業の老舗の名店から行列必須の人気店まで名古屋のいろいろな店舗で食べることができます。観光客が訪れる週末はもちろん、平日は地元民で賑わっています。

名古屋のご当地グルメである味噌煮込みうどんは季節を問わず年中いただけるうどんですが、寒い時期にいただくと体が温まっておすすめです。味噌煮込みうどんの老舗が多い名古屋でも冬の寒い時期は地元の方の行列がみられます。

食べ方も特徴があります。土鍋で登場する味噌煮込みうどんは、蓋をお皿にしていただくのが基本です。蓋は穴が空いていないので汁がこぼれることがなく、取り皿として食べるのが名古屋めし流です。とても高温の状態で提供されるのでやけどには注意しましょう。

八丁味噌は赤味噌の代表格で黒っぽい焦げ茶色です。江戸時代から受け継がれている伝統製法によってつくられています。

味噌煮込みうどんに使われる八丁味噌は栄養価が高いことでも有名です。味噌は発酵食品なので積極的に摂取したい食材なのですが、味噌の色が黒く濃いものほど抗酸化力が高いと言われています。八丁味噌の色は黒に近いこげ茶なので抗酸化作用が強い種類です。

八丁味噌は米や麦を使っていないので、大豆の抗酸化作用が働き、米や麦を原料とする味噌よりもアンチエイジングに効果的だとされます。味噌煮込みうどんは八丁味噌が使われるので、抗酸化力の高いメニューであることがわかります。

うどんの麺の硬さにも注目です。普段食べるうどんとは異なり、茹で時間が短く硬めで提供されるのが特徴です。塩分が入っていない麺なので、弾力は少なく硬めの仕上がりとなります。小麦本来の味を噛みしめる食感が楽しめます。

愛知県の代表グルメである味噌煮込みうどんの発祥は愛知県岡崎市八帖町です。時は江戸時代まで遡ります。徳川家康の城であった岡崎城から少し離れた場所にある八丁村で作られた豆味噌が愛知県の名物味噌である八丁味噌となりました。

当時から岡崎市では良質大豆の生産が盛んに行われてきました。さらに水質にも恵まれていたので、岡崎の地で味噌作りを試みたのが早川久右衛門家と大田弥冶右衛門家です。伝統製法により八丁味噌を造り続けたことが現在の八丁味噌に繋がったのです。

現在では愛知県の中でも地域や店舗によって様々な味付けの味噌煮込みうどんがつくられています。甘さや濃さ、酸味などもお店によって異なります。店舗オリジナルの味付けを食べ比べするのも味噌煮込みうどん巡りをする楽しみのひとつと言えるでしょう。

名古屋の地元の人々からも大人気のご当地グルメ・味噌煮込みうどんの老舗の名店を5選ご紹介します。明治から続く老舗の味噌煮込みうどんは名古屋を訪れたら必ず足を運びたいです。地元の人からもファンが多い老舗をまとめました。

山本屋総本家は大正14年創業の名古屋の中でも味噌煮込みうどんの老舗の名店です。本家は中区栄にあり、地元民も通い詰める老舗です。名古屋で味噌煮込みうどんと言えば必ず山本屋総本家の名前があげられる人気店です。

地元の人もこぞって訪れる山本屋総本家の味噌煮込みうどんはコシの強い食べ応え抜群の麺です。メニューは通常の味噌煮込みうどんの他に玉子入煮込みうどん、かしわ煮込みうどん、親子煮込みうどんの味噌煮込みうどんがあります。

使用している器にも老舗の色がうかがえます。使われる土鍋の蓋は空気が入らないように穴のない蓋が使われています。あつあつの状態で提供されやすいようにうどんが冷めにくい信楽焼が採用されています。味と見た目を同時に楽しめるのが老舗の名店の人気の理由です。

大正15年創業の老舗の名店「みそ煮込みの角丸（かどまる）」は名古屋市東区のお店です。角丸のうどんの特徴は細い角打ち麺です。コシの強い太麺とは異なり、スープの味が細麺にしっかり染み込んだもちもちの滑らかな麺で様々な年代の方から人気があります。

老舗の名店角丸で使用される味噌にもこだわっています。赤味噌と白味噌をブレンドして渋みをうまく消しつつ本来の甘みを引き出すスープに仕上がっています。地元の人も、県外からの観光客からも美味しいと人気のスープです。

老舗の名店みそ煮込みの角丸のメニューはみそ煮込み、カレー煮込み、醤油鍋焼きうどん、玉子入りみそ煮込み、かしわ入りみそ煮込み、肉入りなどがあります。名古屋名物のきしめんも人気です。

名古屋の老舗の名店はたくさんありますが、マイルドな甘さのみそを使っているみそ煮込みの角丸はみそ独特の味が苦手という方にもおすすめです。

大正12年創業の名古屋老舗の「宮きしめん 竹三郎」は味噌煮込みうどんやきしめんのうどんメニューだけでなく、名古屋のご当地グルメである味噌カツ、天むす、手羽先も一緒に食べられるお店です。

きしめんの味噌煮込みがお店の自慢のメニューです。平たいきしめんは名古屋のご当地グルメとしてはとても人気で、こだわりの味噌ベースのスープとの相性は抜群です。

ランチはセットメニューがあります。温かいきしめん、冷たいきしめんを選ぶことができます。ランチではみそかつを丼にしたご飯メニューもあるのでがっつり食べたいときもおすすめです。

手羽先や天むすは名古屋に来たら一緒に食べたいご当地グルメです。ぜひうどんと一緒にご当地一品料理もオーダーしてみましょう。栄のラシックにある店舗なので観光や買い物途中に立ち寄りやすく、地下鉄のアクセスいいので地元の方からも人気で利用されます。

山本屋の初代・島本万吉の伝統の味を継ぐお店が「山本屋大久手店」です。大正14年創業です。素材選び、麺、出汁、土鍋、すべてにこだわっているのが特徴で、使われる食材もすべて地元・愛知県産のものを使っています。

特におすすめのメニューは名古屋コーチン入りの味噌煮込みうどんです。名古屋コーチンはご当地グルメとしても地元民からも人気です。ぷりぷりの引き締まった身が食べ応えよく、脂の旨味を感じます。

人気の味噌煮込みうどんのほかにも、ご当地グルメが盛りだくさんです。きしめん、手羽先、天むす、かまぼこなど名古屋おすすめのメニューが堪能できます。店内はバリアフリーとなっています。個室もあるのでデートにもおすすめです。

名古屋の繁華街からすぐ近くの大須商店街にあるのが「味噌にこみ たから」です。地元のテレビやメディアでも紹介される人気店です。大須商店街の観光客、地元の人もお買い物の途中で立ち寄りやすく地下鉄のアクセスも抜群です。

味噌にこみ たからのメニューは一番人気の味噌煮込みうどん、玉子煮込み、かしわ煮込み、餅煮込み、天ぷら煮込みなど種類が豊富です。ライスとセットになったボリュームのある定食メニューも人気です。

味噌は店舗オリジナルのブレンド味噌を使っていて、甘みと味噌特有のコクが感じられるので地元名古屋の人からも好まれています。グツグツ煮込まれてもコシのある平打ち麺は味噌がしっかりとからんで絶品です。

名古屋グルメの通が知る味噌煮込みうどんの穴場の名店を3選ご紹介します。在住者だからこそ知っている昔ながらの名店はぜひ観光の際に訪れてみたいところです。

味噌煮込みうどんと言えば一般的には鶏肉・かしわが入っていますが、牛コロ宮内のメニューは牛肉が入っています。地元名古屋の方からも有名店でランチどきには満席になります。

牛コロ宮内の味噌煮込みうどんはグツグツ煮込まれた土鍋の中にぎっしりと牛肉が敷き詰められています。赤味噌は薄めでさっぱりとしたサラサラのスープですが、牛肉の脂肪分があるので旨味と甘みが強く感じられます。

牛コロ宮内のうどんの麺は平手打ち麺です。コシが強く食べ応えのある麺になっています。まるですき焼きと思わせる見た目でボリューム満点のメニューは男性人気が高い一品となっています。冷たい牛コロうどんもあるので、暑い時期にもおすすめです。

名古屋駅にはエスカという地下街があります。エスカは名古屋駅直結なので新幹線やJRを利用する方からはアクセスのいい場所です。エスカ地下街にある「やぶ福」では名古屋めしの代表メニューが食べられます。

やぶ福では名古屋めしの味噌煮込みうどんを筆頭に、エビフライ、天むす、きしめん、名古屋コーチンのメニューがあります。特に麺類のメニューが充実しています。味噌煮込みうどんは八丁味噌が使われ、濃厚で深い味わいです。

テーブルのお座敷席もあるので小さなお子さまを連れていても座りやすい店内となっています。昼間はランチ、夜は居酒屋になるので、昼と夜の違った表情を見せてくれるのもやぶ福の魅力です。夜でも完全禁煙なのでどなたも安心して座ることができます。

名古屋市北区にある志賀公園付近にある「早本」は地元の人から長年愛されている老舗です。黒川駅から徒歩10分ほど歩きます。早本で食べられる味噌煮込みうどんの特徴はニンニクがたっぷり効いたパンチのあるスープです。

濃厚な赤味噌のスープにニンニクのアクセントはかなりパンチが効いています。優しいまろやかな味の八丁味噌なのでニンニクの旨味が引き立てられます。ぐつぐつ煮込まれた麺はコシがありスープがよく絡みます。

早本の特性味噌煮込みうどんは一杯2200円と比較的高めのお値段となっています。ニンニクは注文時に入れるか入れないかを選択できるので、ニンニクの香りを残したくない方はなしを選ぶことができます。

名古屋ご当地グルメの味噌煮込みを東京で食べるならこの店がおすすめという3店舗をまとめました。名古屋のご当地グルメは名古屋だけでなく東京でも食べることができます。

名古屋の名店山本屋総本家の味が東京の秋葉原で食べられます。秋葉原にある神田和泉店はJR秋葉原駅から徒歩7分にある店舗です。路地裏にある穴場のお店でもあります。座席は1階と2階合わせて31席ほどです。

看板メニューである味噌煮込みんほか、親子煮込みうどん、玉子入り煮込みうどんなど名古屋の通常メニューが食べられます。もちろん使われている土鍋は名古屋同様信楽焼きのものです。コシのある太麺と出汁のきいた赤味噌の味を東京で味わってみましょう。

地下鉄丸ノ内線の本郷三丁目駅の近くにある「味噌煮込罠（みそにこみん）」は本場の名古屋の味噌煮込みうどんを食べられるお店です。東京都文京区のエリアになります。ジャズが流れるおしゃれな店内はカウンター席が4つ、テーブル席が5つありゆったりとしています。

小さなお店ですがテレビでも取り上げられる人気のお店です。味噌煮込罠で食べられるうどんは八丁味噌がベースとなっている味噌煮込みうどんが看板メニューです。出汁がしっかりと効いていて、鶏肉や油揚げ、ネギ、卵がトッピングされています。

味噌煮込罠の人気の理由は味の美味しさのほかに、お値段がリーズナブルで通いやすいという点もあげられます。ベーシックの味噌煮込みうどんで900円、キムチ入りで950円と1000円出してもおつりが返ってくる安さです。

東京都新宿区にある「三国一」は創業60年以上の老舗のうどん屋さんです。サラリーマン御用達のお店となっています。3つの店舗がありますが、新宿にある西口店は仕事帰りの方や仕事の合間のランチ時は満席となり、行列さえできます。

外観と内装は昔懐かしい雰囲気のうどん屋さんです。テーブル席、カウンター席があり135席座れるとても広い店舗です。全国のご当地うどんメニューが多く、ほうとううどんやしっぽくうどんなどが提供されます。

三国一で食べられる味噌煮込みうどんは赤味噌ベースの濃厚なスープが自慢の人気メニューです。出汁がしっかりと効いていて、鶏肉、油揚げ、白ネギ、餅が入っているボリューム満点のメニューとなっています。

味噌煮込みうどんは通販でお取り寄せができるのでしょうか。店舗まで買いにいく時間がない、本場の味噌煮込みうどんが食べられるお店が近くにないという方は通販で味噌煮込みうどんを購入するのがおすすめです。味噌煮込みうどんが買えるオンラインショップをご紹介します。

名古屋の味噌煮込みうどんで人気の店舗はいくつかありますが、名古屋にある老舗の名店「山本屋総本家」の味噌煮込みうどんがオンラインショップと通販で購入ができます。

山本屋総本店で買える味噌煮込みうどんはその日の朝に仕込んだ素材のものが発送されます。鮮度のいい美味しい状態の味噌煮込みうどんが梱包され自宅まで届くので自宅でも美味しく本場の味噌煮込みうどんをいただくことができます。

山本屋総本家の通販用の味噌煮込みうどんは冷凍ではなく手打ちの生麺です。内容は生麺と煮込み用の味噌、出汁パックと作り方の説明書です。お好みで白ネギやあげ、生卵をトッピングしていただくとお店の味噌煮込みうどんを自宅で再現できます。賞味期限は製造日より5日です。

名古屋の名物料理は味噌煮込みうどんだけではありません。名古屋は平たい形のうどんのきしめんも有名です。創業明治10年の老舗の名店「なごやきしめん亭」からはきしめんと味噌煮込みうどんがセットになったお得な詰め合わせが通販で販売されています。

味噌煮込みうどんときしめんは多加水方式で製麺されたコシの強い半生麺です。麺が14食入り、それぞれきしめんとうどんです。めんつゆ、あじみそが7つずつ付いています。

味噌煮込みうどんときしめんの詰め合わせセットの販売期間は冬季のみです。通販の販売期間は2020年9月1日から2021年3月31日までとなります。賞味期限は製造日から常温で120日と比較的長期保存が可能なので、自宅用にも贈り物用としてもおすすめです。

名古屋の地元民からも愛される味噌煮込みうどんはアレンジ方法も様々です。味噌煮込みうどんをオンラインショップで購入したらぜひ試してみたい人気のアレンジメニューをご紹介します。

八丁味噌ベースのうどんですが、寒い時期にぜひ試してみたいアレンジ方法が豆乳ベースです。甘辛い味噌が豆乳によってまろやかに変化します。調製豆乳でも無調整豆乳でもどちらでも美味しく作れます。トッピングは豚肉やきのこ類がおすすめです。

きのこを入れることによって食物繊維を摂ることができ、味噌の発酵成分と相乗効果で腸内環境も整います。水菜など葉物野菜も一緒に煮込んでもいいでしょう。いつもの味噌煮込みうどんと違ったまろやかな味わいを楽しめます。

味噌煮込みうどんと言えば和食のイメージですが、チーズをトッピングするとたちまち洋食メニューに早変わりです。味噌とチーズは相性がよく、寒い時期にもおすすめです。基本の作り方通り麺を茹でて、チーズ、豚バラ肉、生姜、大根などを一緒に煮込みます。

洋風メニューにするならグラタンもおすすめです。味噌煮込みうどんと小麦粉、牛乳もしくは豆乳、バター、チーズを加えて混ぜて耐熱容器でオーブンにいれる簡単アレンジメニューです。味噌ととろけるチーズが表面でこんがり焼けて絶品です。

ピリ辛好きならば味噌煮込みうどんにキムチをトッピングしてもいいでしょう。キムチのピリ辛成分により代謝もあがります。冬のアレンジにおすすめです。味噌煮込みうどんの赤味噌とキムチは相性がよく、甘辛い味を楽しめます。途中からの味変にもおすすめです。

味噌煮込みうどんは通常の作り方でももちろん美味しいのですが、変化球を加えたい方はぜひアレンジメニューを作ってみましょう。味噌煮込みうどんは和食であり、一手間加えるだけで洋食メニューにもなります。自宅でオリジナルの味噌煮込みうどんを作ってみましょう。

味噌煮込みうどんは名古屋の地元の人々からも大人気のご当地グルメです。冬の季節は体も心も温めるあつあつの味噌煮込みうどんをいただいてみましょう。自宅でいただきたい方はオンラインショップでも味噌煮込みうどんを取り寄せることができます。

お取り寄せグルメとしてもおすすめです。味噌煮込みうどんをアレンジしたメニューも今回ご紹介しましたのでぜひ鍋を囲んで味噌煮込みうどんをいただいてみましょう。名古屋のご当地グルメは他にもたくさん魅力的なメニューがあります。ご当地グルメ巡りもしてみましょう。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。