本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
ドリアとは
ドリアは、日本人にも人気の洋食メニューです。最近は温めるだけで簡単に出来立てが食べられる冷凍ドリアもありますし、コンビニでもホワイトソースたっぷりのドリアが買えます。
ところがドリアを手作りするとなると、材料をそろえるところから出来上がりまで手間がかかるため、ある程度時間に余裕がないと簡単には作れません。特にドリアに欠かせないホワイトソースづくりは、作り方が難しく失敗することもよくあります。
それでも濃厚なホワイトソースがたっぷりかかったドリアは、一口食べるだけで幸せな気分になれる人気メニューです。
意外と簡単に作れる日本生まれの料理
簡単に作れるメニューとはかけ離れた存在のように思えるドリアですが、実は意外と簡単に作れます。しかも簡単に作れるドリアは、日本生まれの洋食なのです。
簡単に作れるドリアを考案したのは、1927年にオープンした横浜ホテルニューグランドの総料理長を務めていたスイス人シェフです。もともとはフランス料理シェフとして腕を振るっていたのですが、イタリアン料理、スイス料理など西欧料理に精通していました。
そんな彼が簡単に作れて食べやすい料理として考案したのが、バターライスに滑らかなホワイトソースをかけたドリアです。ホワイトソースは西欧料理の定番なので簡単に作れますし、牛乳が使われているので日本人の口にもあいます。
しかもグラタンよりも簡単に作れるため、総料理長が作った簡単ドリアは瞬く間にレストランの名物メニューになりました、
名前の由来
ドリア考案のヒントになったのは、ジェノバでよく食べられていた「トゥールヴィル」という料理だといいます。トゥールヴィルは、リゾットの上にグラタンソースとチーズをかけ、オーブンで焼くメニューです。
当時はリゾットの上にオマールエビのボイルや魚介類をふんだんにのせていたため、「オマール・トゥールヴィル」とも呼ばれていました。
そんなトゥールヴィルを、手頃な値段で手に入る魚介類でアレンジしたのがドリアだったため、ジェノバの有名な海軍将の名前をとって「ドリア」と名付けたという説が有力です。
ドリアの人気簡単レシピ
「簡単にできる人気のドリアレシピ」といっても、ホワイトソースづくりまで手作りするとなると、ハードルが急に上がります。ところが作り方が難しいといわれるのは、小麦粉を使って作るからです。
そんなホワイトソースづくりには、小麦粉を使わない簡単レシピもあります。しかも本格的なホワイトソースが短時間で簡単に作れるので、ランチやお弁当のおかずにも人気です。
材料
簡単に作れるホワイトソースドリアでは、牛乳はたっぷり使います。ただしホワイトソースづくりに欠かせない小麦粉は使いません。小麦粉の代わりにとろみをつけるのは、ジャガイモです。
ジャガイモはとろみのもととなる片栗粉の原料でもあり、カレーやシチューのとろみも、具にジャガイモを入れることと関係しています。ここでは簡単に作れるので1人分の材料を紹介しますが、2人分であれば単純に2倍の量を準備してください。
簡単にできる一1人分ホワイトソースの材料は、牛乳150㏄、固形コンソメ1/2個、ジャガイモ1/2個だけです。ご飯は、茶碗1杯分が基本です。
具がたっぷりのドリアにする場合は軽めの茶碗一杯、ご飯をメインにしたドリアの場合は茶碗大盛り一杯にし具を少なめにしてください。具は冷蔵庫の中にあるものであればなんでも大丈夫ですが、タマネギはドリアの旨味の元なので、1/2個準備しましょう。
海老や鶏肉があれば豪華に見えますし、ソーセージを入れてもボリュームが出ます。ちくわや魚肉ソーセージも、かさましに人気の具材です。
ホワイトソースづくりの材料と具のほかに、バター10g(なければマーガリンでも代用OK)、牛乳大さじ1.5、ピザ用チーズ20g、塩コショウ少々を準備します。
1:材料を切り炒める
準備した具材は、ジャガイモ以外すべてカットします。ニンジンのような火の通りにくい野菜は、カットしたあと、電子レンジで加熱しておくと調理が簡単です。ジャガイモはとろみをつけるために使うので、皮をむいてすりおろしておきましょう。
具材のカットができたら、フライパンに火をつけ、風味付けとなるバターを入れます。バターがとけたら、タマネギをしんなりするまで炒めてください。タマネギに火が通ったら、残りの具を入れ、全体を混ぜるようにして炒めます。
野菜の水分が出てきますが、これがソースのもとになるので、キッチンペーパーなどで拭き取らないでください。火が通ったら、すりおろしジャガイモをフライパンに入れ、とろみが出るまで弱火で加熱します。
ホワイトソース全体にとろみがついたら、小麦粉を使わない簡単なドリア用ホワイトソースの出来上がりです。
2:味付けし耐熱皿に入れて焼く
耐熱皿にご飯を入れ、ホワイトソース用とは別に準備しておいた牛乳をご飯にかけます。ご飯全体を牛乳で馴染ませるだけで、簡単に牛乳リゾット風になります。ここでも簡単調理を目指すなら、ご飯と牛乳を温めておくことがポイントです。
冷えた余りご飯の場合は電子レンジで温めて置き、ご飯に馴染ませる牛乳は常温に戻しておきます。なお具にしっかり味付けをしている場合は、ご飯に味付けをしなくても構いません。
具の味付けを控えめにしている場合は、黒コショウを軽く振っておくと風味が出て美味しくなります。ご飯の準備が出来たら、炒めておいた具をご飯の上にのせ、小麦粉を使わない簡単ホワイトソースをかけます。
ピザ用チーズをかける前に、トースターのスイッチを入れ、温度を上げておきましょう。トースター庫内の温度が適温になったら、ピザ用チーズをホワイトソースにかけて、耐熱皿ごとトースターで焼きます。
ホワイトソースがぐつぐつ煮立ったら完成ですが、煮立つ前にチーズが焦げるようなら、アルミホイルを上にかぶせて焦げを防止しましょう。
ホワイトソースなしの簡単ドリアの作り方
ホワイトソースの簡単な作り方がわかっても、一人分を作るとなるとさすがに気がめいってしまいます。材料をそろえるの面倒だし、作り方通りに一つずつ作業を進める手間も嫌になってしまいます。
しかもこれが気温の高い夏の日となれば、「ドリアが食べたい」という気持ちよりも「暑さに耐えられない」という気持ちの方が強くなります。そんな時は、面倒なホワイトソースを使わない超簡単なドリアレシピがおすすめです。
しかもホワイトソースなしの超簡単ドリアは、トースターで簡単に作れます。しかも一人分から簡単に作れるので、おひとりランチにもおすすめです。
材料
ホワイトソースなしドリアの作り方で最も重要なのは、材料のチェックです。ホワイトソースのとろけた感じを出すには、ホワイトソース同様、加熱すると溶ける食材が必要になります。
ホワイトソースの感覚によく似ているのが、ピザ用チーズです。ピザ用チーズはほかのスライスチーズとは違い、加熱するとしっかりとろけます。このとろけ具合が、ドリアのご飯の上にかかっているホワイトソースの代用になるのです。
極端な表現をすれば、「ホワイトソースなしドリアは、ピザ用チーズさえあれば簡単にできる」というわけです。ピザ用チーズがない場合は、とろけるスライスチーズを使っても構いません。チーズの量も、基本的にはお好みです。
ドリアなので、耐熱皿に盛り付けたご飯がチーズで8割程度隠れれば、量としては問題ありません。ただしホワイトソースなしドリアにとって、ピザ用チーズは主役級の存在です。
ですからチーズたっぷりが好きな場合は、耐熱皿から流れ落ちない程度までならどんどん入れてください。ピザ用チーズ以外の材料も、基本的に冷蔵庫にあるもので構いません。朝食のご飯がほんの少しだけ残っている場合も、具でかさましすればボリュームが出ます。
「ドリアなんだからしっかりご飯が食べたい」という人は、茶碗一杯分のご飯でつくりましょう。なおこのレシピではリゾットではなく、チーズによく合うトマトライスを使います。
そのためトマトライスを作るイメージで野菜やハムなど、冷蔵庫にある具を使ってください。ちなみにシンプルに作るなら、ご飯一人前にタマネギ1/4個、ハム1枚、トマトケチャップ少々、塩コショウ少々が適量です。
少ないご飯をかさまししてドリアにする場合は、コーンやホウレン草、ウインナーなどを入れてみてください。「ダイエット中だからご飯なしのドリアが食べたい」という場合は、最近人気のカリフラワーライスを使うのもおすすめです。
1:材料を切り炒める
ホワイトソースなしドリアの作り方の9割は、トマトライスづくりです。ここでは手早く簡単に作るため、準備した野菜はみじん切りにします。ただしかさましのために具を多めに準備した場合は、やや大きめにカットするのがポイントです。
たとえばニンジン・コーン・タマネギの3種類でトマトライスをかさましする場合は、タマネギはみじん切り、ニンジンはコーンと同じ程度の大きさにします。この時にニンジンだけは耐熱皿に入れ、レンジで火を通しておくのが簡単に作るポイントです。
ハムやソーセージを入れる場合も、やや大きめにカットしたほうが満足感が出ます。カリフラワーライスの場合は、ツナ缶を汁ごと使うとリゾット風になっておすすめです。
具の準備が出来たら、フライパンで炒めていきます。ここでもできるだけ簡単に調理するため、ご飯は温かいものを使います。(残りご飯はこの時点で電子レンジで温めておきましょう)。
フライパンにオリーブオイル(なければサラダ油)を入れ、火の通りにくい具から炒めていきます。ソーセージを使う場合は、野菜を炒める前に強火でさっと炒め、別の皿に取り出しておきましょう。
火の通りにくいニンジンやあくが出るホウレンソウなどは、あらかじめ電子レンジで加熱しておきます。それ以外の具は気にせずどんどんフライパンに入れ、あらかた火が通ったらご飯を加えます。
ご飯が具全体に混ざったら、取り分けておいたソーセージやコーンなどの具をフライパンに入れ、トマトケチャップと塩コショウで味を調えます。全体に味がなじんだら、火を止め、濡れた布巾の上にフライパンをのせます。
こうすると火を止めた後に、トマトライスがフライパンに焦げ付くのを防げます。たったこれだけで洗い物の手間なしになるので、調理後の片付けも簡単です。
2:味付けしチーズをのせて焼く
いよいよ最後の仕上げです。とはいえすでにこの段階で、ホワイトソースなしドリアの作り方は9割終了しています。味付けといっても、すでにトマトライスでしっかり味がついているので、必要以上に味を足すとしつこい味になってしまいます。
子供用ドリアの場合は、耐熱皿にバター(なければマーガリン)を塗ると風味がよくなります。大人味ドリアの場合は、ニンニクバター(バターにチューブのおろしにんにくを少々加えたものでも代用可)を塗ると、簡単なのに本格的な味になります。
さらにピザ用チーズをのせた後に、チーズとの相性が良い黒コショウを少々かけるのも人気です。ここまで出来たら、いよいよ焼きの作業に入ります。
ここでのポイントは、耐熱皿を入れる前に、トースターを予熱にしておくことです。すでにドリアの具はすべて火が通っているので、表面のチーズに焼き目がつけば完成です。ただしトースターにはワット数によって温度上昇までの時間が変わります。
そのためドリア(耐熱皿)をトースターに入れる前に温度を上げておくことが、ホワイトソースなしドリアの作り方のポイントです。なお焼き時間は、表面のチーズの焼き色で判断してください。
ドリアに使える簡単ホワイトソースの作り方
ホワイトソースなしドリアやホワイトソース風ドリアも、簡単に作れる人気のドリアです。ただしホワイトソースが簡単に作れるようになれば、メニューのバリエーションも広がります。シチューやグラタンも作れますし、オムライスのアレンジも簡単です。
そこで材料は本格的なホワイトソースの作り方と同じなのに、作り方が超簡単なホワイトソースレシピを紹介しましょう。
材料
作り方は簡単なホワイトソースですが、材料には扱いが難しい小麦粉を使います。小麦粉には、強力粉・中力粉・薄力粉の3種類あります。種類の違いは、小麦粉に含まれるたんぱく質の量にあります。
タンパク質は加熱すると粘り気が出るので、ドリア用のホワイトソースには強力粉を使った方が失敗は少ないです。ただグルテンの量が気になる場合は、薄力粉を使っても構いません。あくまでもとろみをつけるために使うので、量も大さじ2~3でOKです。
牛乳は常温のものを200㏄~250㏄用意してください。そのほかの材料はバター大さじ1(なければマーガリンでも代用可)、固形コンソメ1、塩コショウ適宜です。
1:材料を全てフライパンに入れる
簡単ホワイトソースは、本当に簡単に作れます。調理方法は「材料を全部まとめてフライパンに入れるだけ」です。ただここでほんの少し手間をかけると、簡単ホワイトソースの出来栄えが変わります。といってもやることは、小麦粉をふるいにかけるだけです。
小麦粉は水分を含むと、塊ができます。大きな塊はすぐに見つけられますが、小さな塊は見逃しがちです。そこでふるいにかけて塊を取り除いておくと、簡単なのに滑らかなホワイトソースになります。
2:とろみがつくまで加熱する
材料をすべてフライパンに入れたら、ヘラでゆっくり混ぜながら、中火で加熱します。少しとろみがついたときに塩コショウで味を調え、さらに加熱してください。全体にしっかりととろみがついたら、簡単ホワイトソースの完成です。
自宅で簡単にドリアを作ろう!
ホワイトソースづくりで失敗してしまうドリアも、超簡単な裏ワザレシピを使えば、本格的なドリアが簡単に作れます。
しかもホワイトソースを使わないレシピなら、ダイエット中でもカロリーの高いドリアが食べられます。1人分から作れる簡単レシピで、美味しいドリアづくりにチャレンジしてみましょう。