自然と歴史を楽しめる浜離宮を徹底ガイド!アクセスや周辺のおすすめスポットは?

自然と歴史を楽しめる浜離宮を徹底ガイド!アクセスや周辺のおすすめスポットは?

東京都中央区にある浜離宮は自然と歴史を感じることのできる風情ある庭園です。浜離宮の基本情報やアクセス方法、庭園の歴史や見どころなどについてご紹介します。潮入の池や鴨場は珍しい歴史的な様式ですのでぜひチェックしてみましょう。

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記事の目次

  1. 1.自然・歴史を感じられる!浜離宮の基本情報
  2. 2.浜離宮の特徴は?
  3. 3.浜離宮はおすすめの観光スポット!
  4. 4.浜離宮でリフレッシュ!

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自然・歴史を感じられる!浜離宮の基本情報

浜離宮は東京都中央区にある都立庭園です。「はまりきゅう」と読み、正式名称は「浜離宮恩賜庭園」(はまりきゅうおんしていえん)と言います。JR山手線浜松町駅から歩いて約15分という、都会のど真ん中にある公園で、1946年に開園しました。

250000平方メートルという広大な土地には鴨場、潮入の池、茶屋、お花畑やボタン園などがあり、四季を通じて風情ある景色を楽しむことができます。

浜離宮はもともと甲府藩下屋敷の庭園でした。その後、徳川将軍家の別邸浜御殿、そして宮内省管理の離宮を経て、東京都に下賜され都立公園として開放されたという歴史があります。

「潮入の池」は、園内の池に海水を導いて、潮の満ち干によって池の趣を変えるもので、海辺の庭園で古くから用いられていた様式になります。

昔は旧芝離宮恩賜庭園、清澄庭園、旧安田庭園なども潮入の池を有していましたが、現在実際に海水が出入りしている潮入の池は、この浜離宮だけになります。とても貴重な昔からの様式を受け継ぐ庭園になります。

アクセス方法・周辺施設

浜離宮の住所は、東京都中央区浜離宮庭園です。浜離宮の中の御門口へは、JR「浜松町駅」から徒歩15分、都営地下鉄大江戸線「汐留駅」10番出口からは徒歩5分です。

大手門口へは、都営地下鉄大江戸線「築地市場駅」又は「汐留駅」、ゆりかもめ「汐留駅」からはいずれも徒歩7分です。JR・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線「新橋駅」からは徒歩12分です。

海辺に面していることから、水上バスでのアクセスも可能です。東京水辺ライン(墨田区役所前・浅草寺二天門前・お台場海浜公園)「浜離宮」水上バス発着場下船、又は東京都観光汽船(浅草)「浜離宮」水上バス発着場下船でアクセス可能です。

車でのアクセスの場合、浜離宮の大手門橋を渡ったところに多少の駐車スペースがあり、車椅子利用や障碍者の方のお車は駐車可能です。一般車両は最寄りの公共駐車場利用になりますので、できる限り電車やバス、水上バスなどの利用をおすすめします。

浜離宮から少し西に足を延ばせば増上寺のある芝公園や東京タワーがあります。ゆりかもめに乗車しレインボーブリッジを渡ればお台場へ行くことができます。北へ足を延ばせば有楽町や銀座、丸の内がすぐです。

浜離宮は周辺に観光スポットやショッピングエリアなど都会の要素が目白押しです。周辺スポットも合わせて観光ポイントを巡ることで、より一層思い出深い旅や散策になるのでおすすめです。

浜離宮の特徴は?

浜離宮にはたくさんの特徴があります。歴史ある特徴的な庭園と言えますので、いくつか代表的な浜離宮の特徴をご紹介していきます。浜離宮と言えば「潮入の池」と「鴨場」です。

潮入の池は、海水を引き込み潮の満ち干によって池の趣に変化が表れる様式です。以前は旧芝離宮恩賜庭園や清澄庭園、旧安田庭園などにも潮入の池はありましたが、東京湾の埋め立てなどの影響もあり、現在実際に海水が出入りしているのは、ここ浜離宮だけです。

現在は、東京湾の水位の上下に従って水門を開閉し、池の水の出入りを調節しています。海水を引き込んでいることからボラやセイゴ、ハゼ、ウナギなどの海水魚が池に生息しています。

また、池の周りの岩や石には、ベンケイガニなどがすみ、フジツボなどが付いています。池の生態系からも海水が出入りしているということがわかります。

浜離宮の鴨場は、庚申堂鴨場と新銭座鴨場の2つがあります。庚申堂鴨場は1778年、新銭座鴨場は1791年に築造されたというとても古い歴史のある鴨場です。鴨場は池と樹林を3メートルほどの土手で囲い、周囲に常緑樹や竹笹を植え、鴨が安心して休息できるように外部と遮断しました。

浜離宮では池に幾筋かの引堀を設け、小のぞきから鴨の様子を伺いながら、餌とおとりのアヒルで引堀におびき寄せ、土手の陰から猟を行っていました。

江戸時代は鷹を使用して、離宮時代は「さであみ」ですくい取るという猟でした。浜離宮にはこの鴨猟をするときに使われた小のぞきという施設や鴨場の池、引堀などが残っています。昔の鴨猟を思い浮かべながら浜離宮を回ってみてはいかがでしょうか。

将軍家の別邸・皇室の離宮

浜離宮は潮入の池と鴨場をもつ江戸時代の代表的な大名庭園です。浜離宮がある土地は、寛永年間(1624年~1644年)までは、将軍家の鷹狩場で一面の芦原でした。四代将軍家綱の弟で甲府宰相の松平綱重がこの地に初めて屋敷を建てました。

綱重の子供の綱豊(家宣)が六代将軍になったのを機に、この屋敷は将軍家の別邸になり、「浜御殿」と名づけられました。その後歴代の将軍によって何度も造園や改修工事が行われ、十一代将軍家斉のときに、現在の庭園がほぼ完成しました。

さらにその後明治維新後に皇室の離宮となり、名前も浜離宮となりました。関東大震災や戦災によって貴重な建物であった御茶屋などが焼失しましたが、昭和20年(1945年)に東京都に下賜され、整備され、翌年に有料公開される運びとなりました。

浜離宮はおすすめの観光スポット!

浜離宮は東京を代表する歴史ある庭園です。1946年に有料公開され、1948年には国の名勝及び史跡に、1952年には周囲の水面を含め国の特別名勝及び特別史跡に指定されました。

潮入の池や鴨場などをもつ江戸時代の代表的な大名庭園として有名で、他にも六代将軍家宣が庭園を大改修したときにその偉業をたたえて植えられてたと言われるクロマツ「三百年の松」や潮入の池の岸と中島を結ぶ「お伝い橋」や「中島の御茶屋」など、風趣に富んだ景色を楽しむことができます。

芳梅亭という集会場もあり、離宮時代の官舎を修復した貴重な建物として、今も旬会や勉強会・お茶会などに利用されています。

浜離宮には四季を通じて様々な花が咲きます。春はヤブツバキ、レンギョウ、フジ、ハナモモ、ボタンなど、夏はサツキ、ハナショウブ、アジサイ、サルスベリなどが鮮やかに咲き乱れます。秋はキンモクセイ、サザンカ、冬はウメ、ジュウウガツザクラ、ロウバイなどです。

キンクロハジロやホシハジロ、ハシビロガモなどの水鳥も見られます。都会にありながら豊かな自然と歴史ある建物や様式が見られる浜離宮は観光スポットとしてもおすすめですのでぜひチェックしてみましょう。

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浜離宮でリフレッシュ!

東京都中央区にある浜離宮恩賜庭園についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。浜離宮は都会にありながらとても歴史のある自然豊かな庭園です。周辺の東京観光と合わせて浜離宮を巡ると、ゆったりと趣のある観光になるのでおすすめです。

nikeyama
ライター

nikeyama

国内旅行、海外旅行、グルメ、キャンプ、街散歩、料理、子育てなどに興味があるママライターです。わかりやすい記事の執筆を心がけています。ご覧いただけると嬉しいです。

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