皇居東御苑は都内で人気のスポット！散歩や見学にもおすすめの場所をご紹介

皇居東御苑は宮内庁が管理する東京都千代田区にある皇居付属庭園です。かつて江戸城の本丸、二の丸、三の丸を整備したのちに作られ、現在は皇居の東側に属しています。入園料は無料で、誰でも気軽に園内を散策することが出来ます。

皇居東御苑は都内に居ながらたくさんの花々や木々と触れ合うことができます。息苦しい都会の中でオアシスを求めて、多くの人々がやってくる人気の癒しスポットです。皇居東御苑は21ヘクタールもの広大な敷地があり、散歩コースなどにも打ってつけです。

江戸城跡の名残が感じられる皇居東御苑は海外からの見学客なども多く訪れます。儀式の際に使われる刀や屏風などの調度品や工芸品を納めた三の丸尚蔵館や、当時警備にあたった役人の詰所である百人番所や本番所などが特に人気を集めています。

皇居東御苑は自然と歴史の両方を感じられる魅力的な都内のおすすめスポットです。今回はアクセスや見どころなどを皆様に詳しくご紹介していきます。

皇居東御苑へは東京駅から徒歩15分、大手町駅や竹橋駅からはわずか徒歩5分で行くことが出来ます。都心部からアクセスしやすく分かりやすい場所にあるので、皇居東御苑は東京都民以外や海外からの観光客には嬉しい人気スポットです。

一歩皇居東御苑の外に出れば、丸の内のグルメや銀座でのショッピングを楽しむことが出来ます。自然や歴史に触れた後に、食事や買い物ができ充実した一日となる事でしょう。皇居東御苑からの帰りに丸の内通りで東京のお土産を買って帰る事もおすすめです。

皇居東御苑では四季折々の植物を楽しむことが出来ます。春には桜、秋には紅葉、冬には梅など他にも沢山の種類の花々が宮内庁を彩ります。特に広大な雑木林を抜けたところにある二の丸庭園は自然を堪能することができるおすすめスポットです。

二の丸庭園は度重なる火災などで明治時代以降は荒れ果てた土地でした。しかし皇居東御苑の公開を目指すにあたり、徳川時代の絵図を参考にして回遊式庭園として復元することに成功しました。今では江戸時代の風情と現代の東京の街並みが融合された景色をこの目で見ることが出来ます。

6月頃になると二の丸庭園の菖蒲田に咲き誇るハナショウブを求めて多くの人々が見学に訪れます。明治神宮神苑から譲り受けた株から成る皇居東御苑名物のハナショウブは84種類にも上ります。

赤紫、白、桃色など色鮮やかなハナショウブが咲き乱れる二の丸庭園の景色は圧巻です。回遊式庭園でゆっくり散歩をしながら美しいハナショウブを心行くまで見学できます。歴史に触れながら四季を感じられる二の丸庭園の存在は、皇居東御苑の大きな魅力の一つです。

皇居東御苑の百人番所や大番所も伝統的な見応えのあるスポットです。当初百人番所ではその名の通り100人もの番人が24時間体制で警備に当たり、百人番所より一歩奥にある大番所では位の高い番人が江戸城を守っていたと言われています。

皇居東御苑の百人番所や大番所は、当時の江戸城の警備体制を垣間見たい方には非常におすすめのスポットです。

皇居東御苑とは反対側で皇居の西側に当たる吹上御苑は予約しなければ入れない場所も多くあります。入れる日程も細かく定められており見学には事前の申し込みが必要で、当日は身分証明書が必要です。その一方で皇居東御苑は月曜日と金曜日を除き、手続きや予約なしで自由に入ることが出来ます。

菊葉文化協会が管理するボランティアガイドと一緒に見学出来るツアーもおすすめです。ボランティアガイドによる皇居東御苑ツアーは、毎週水曜日と土曜日、10時30分と13時20分の各日2回制で行われています。参加費用は無料で宮内庁の歴史や文化を詳しく知ることが出来ます。

都内のオアシス皇居東御苑は観光客などに人気のスポットとして注目されています。季節ごとに咲く様々な種類の花たちは、訪れる人を年中通して楽しませています。比較的気軽に訪れることのできる皇居東御苑で、宮内庁の自然や歴史に触れてみてはいかがでしょうか。