耳うどんは栃木・佐野の郷土料理!食べると厄払いや魔除けができるってホント?

耳うどんは栃木・佐野の郷土料理!食べると厄払いや魔除けができるってホント?

耳うどんは、栃木県佐野市の郷土料理で、地元の人たちを中心に人気のうどんです。耳うどんを食べると厄払いや魔除けができるよ言われている料理でもあります。今回は、栃木県佐野市の郷土料理である耳うどんについて詳しく紹介をしていきます。

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記事の目次

  1. 1.栃木・佐野の人気郷土料理「耳うどん」って?
  2. 2.耳うどんはネット通販で取り寄せ可能
  3. 3.耳うどん・おすすめの作り方
  4. 4.耳うどんの賞味期限について
  5. 5.耳うどんの名店
  6. 6.栃木・佐野の名物「耳うどん」をお試しあれ!

店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。

栃木・佐野の人気郷土料理「耳うどん」って?

耳うどんとは、栃木県佐野市の仙波地区に古くから伝わる郷土料理です。耳うどんは佐野市の仙波地区では、お正月に食べる習慣が昔からある人気のうどんです。以前はお正月の際に食べる風習の耳うどんですが、近年では日常的に食べられるうどんとして人気があります。

耳うどんは、通常のうどんの麺のように長いものではなく、麺を小さくしたものになります。食感は、すいとんに近くモチモチした食感が魅力です。具は、しいたけなどの具材を使う家庭が多く、出汁も濃いめの醤油味がメインとなっています。

お正月に食べられていた耳うどんは、おせち料理の残り物を処理する感覚も残されており、冷蔵庫に残っている具材を入れて具だくさんの耳うどんを作る家庭やお店も多々あります。

耳うどんの歴史は古く、耳うどんは江戸時代の末期ごろから現在の佐野市の仙波地区で始まったとされており、江戸時代にはお正月の保存食として使われていたとされています。

耳うどんが誕生した江戸時代の末期ごろには、お正月に食べられていた耳うどんは大正時代に入ると徐々に魔除けや厄除けの食事として食べられるようになりました。
 

耳うどん・厄払いや魔除けができると言われる理由

耳うどんが魔除けや厄払いができると言われるようになったのは、耳うどんの生地が由来とされています。耳うどんの麺の生地は、悪い神様や鬼の耳の形をしているといわれています。

うどんの生地が通常の細くて長い麺ではなく、小分けになっている上に変わった形をしているのは、悪い神様や鬼の耳の形を模しているとされており、人間の耳の形とは少し違うことを意味しています。

耳うどんが厄払いや魔除けができると言われているのは、悪い神様・鬼の耳を食べることにより、悪い神様や鬼は耳が聞こえなくなり家の話などを聞かれる心配がないことから、1年間悪いことが起きることなく円満に過ごせるため魔除けとして食べられるようになりました。

また、悪い神様は災いをもたらすと言われており、身内や自分自身に良くないことが起きてしまうと言われています。しかし、耳を食べることにより耳が聴こえなくなった悪い神様は、災いをもたらすことが出来なくなるとの伝説があります。

1年の始まりに悪い神様・鬼の耳を食べることにより、厄を払い1年間の無病息災や家族円満を祈願することができるとされています。

他にも、悪い神様・鬼の耳を食べることで、悪口が聞こえないためご近所との付き合いや、友達との付き合いが円満に進むとの言い伝えもあることから、耳うどんは魔除け・厄払いができると言われています。

発祥は佐野市仙波地区

耳うどんの発祥の地は、東京からも近い位置にある栃木県の佐野市です。佐野市内の北部の山間部の仙波地区エリアで耳うどんは誕生しました。仙波地区エリアは、麦畑が一面に広がる景色を見ることができる自然豊かな場所です。

小麦は、6月から7月に収穫されますが、栃木県は小麦の生産量が全国でも有数として知られている場所です。

栃木県が小麦の生産量が高い理由として、佐野市エリアは、水はけが良いこと・小麦の生産の土壌に適している・乾燥している気候・雪が少ない・冬の日照時間が長いことから小麦の生産に最適とされています。

佐野市にある道の駅には、地粉が販売されているところも多くあります。地粉とは、栃木の土地で収穫された小麦を栃木の土地で製粉したものを言います。流通している一般的な小麦は、アメリカ・オーストラリア・カナダ産の物が多いですが、栃木県の佐野市では地元の小麦を味わうことができます。

耳うどんはネット通販で取り寄せ可能

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耳うどんは、Amazonや楽天市場・Yahooショッピングなどの大手通信販売サイトでも購入することができます。耳うどんは「みみほうとう」の商品名で販売されていますので、通信販売サイトで購入をする場合は、みみほうとうで検索をするようにしましょう。

ネット通販で販売されている耳うどんは、100グラム約3人前分となります。価格も500円ほどとリーズナブルな価格となっており、人気のおすすめ商品です。通年を通して販売している通信販売サイトもありますが、予約制の場合もありますので、発送時期を確認することをおすすめします。

別途送料が発生するサイトもあり、また耳うどんは元々はお正月の際に厄払い・魔除けとして食べる栃木の郷土料理となりますので、年末近くになると注文が増えることがあります。

注文が増えると、発送までに時間がかかることがありますので、年末近くに到着するように希望する場合は、早めの注文をおすすめします。

郷土料理 「みみ ほうとう」 100g (約三人分)

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耳うどん・おすすめの作り方

Photo by inazakira

栃木の名物料理耳うどんは、自宅でも気軽に作ることができます。今回は、耳うどんのおすすめの作り方を紹介していきます。材料は4人分の場合は強力粉・薄力粉が各160グラム、塩14グラム・水が160グラムとなります。

ボウルに強力粉と薄力粉を入れて、塩と水を入れて菜箸などで、水分が粉に馴染むまでよく混ぜます。水は一度に全部入れるのではなく、少しずつ粉に水を混ぜながら馴染ませていきましょう。

生地が馴染んだら、1つにまとめてラップやビニール袋などに入れて生地を少し寝かせます。生地の寝かしが終わったら、生地を長方形の平にして縦6センチ横4センチほどになるように切っていきます。

Photo by inazakira

生地を切り終わったら、生地を耳たぶの形に作り上げます。簡単な作り方は、生地の長さが長い方を上にして半分に折り、内側の左端を手前に折り、内側の右端を上に重ねるように折りたたむと耳たぶのような形になります。

形を作り上げたら熱湯に入れて浮いてきたら、取り上げて水を入れたボウルに入れて冷蔵庫で少し冷やします。冷蔵庫で少し寝かせることにより、モチモチした食感になります。

Photo by inazakira

強力粉と薄力粉で耳うどんの生地の作り方を紹介してきました。栃木県の佐野市周辺では、佐野市周辺で収穫でき地粉が販売されていますので、地粉でも耳うどんの生地を作ることができますので紹介してきます。地粉で耳うどんの生地を作る場合は、地粉以外に粉は必要ありません。

地粉800グラムで約150個ほどの耳うどんの生地を作ることができますので、製作したい生地に合わせて粉を用意しましょう。800グラムの地粉を使う場合は、コップ2杯分の水が必要となります。

地粉をボウルに入れてから、水を少しずつ追加していきます。混ぜるときは菜箸などを使うようにしましょう。水の量は地粉の状態により異なります。

パサパサしているため、初めは生地が固まりませんが、水を少しずつ加えることにより、生地が固まっていきます。目安としては耳たぶより少し固めの状態で表面が滑らかな状態となったら、ボウルから生地を取り出し生地を長方形の平にして縦6センチ横4センチほどになるように切っていきます。

生地を切り終わったら、先ほどの強力粉と薄力粉で生地と同じように耳の形にしていきます。形を作り上げたら熱湯に入れて浮いてきたら、取り上げて水を入れたボウルに入れます。冷蔵庫で少し冷やすことにより、モチモチでツルっとした食感を作り出します。

生地を作り終わったらうどんの出汁を作ります。出汁は基本的には濃いめの醤油ベースで作る家庭が多いです。具材は、お肉や野菜・シイタケなどを食べやすいサイズに切って出汁に入れます。

お正月のおせちの残りを処理するために作られていたこともありますので、冷蔵庫に入っている残り物を全て入れることができるのも、耳うどんの人気の秘密です。出汁に具材と耳うどんの生地を入れて少し煮込むと耳うどんの完成です。

定番の醤油ベースだけでなく味噌ベースの耳うどんも人気があります。味噌ベースの耳うどんを作る場合の味噌ベースの作り方を紹介します。

用意する物は和風だし(顆粒で可)・水・醤油・味噌。4人分を作る場合は、顆粒だしは小さじ4杯・水は800ミリリットル・醤油は小さじ8杯・味噌は大さじ4杯を目安にします。お好みに合わせて醤油や味噌の量は変更しても問題ありません。味噌も赤みそや白みそなどお好みの味噌を使用しましょう。

和風だし・水・醤油を鍋の中に入れてお好みの具材を入れます。軽く煮込んだら味噌を入れて溶きほぐし、耳うどんの生地を入れて煮込んだら味噌煮込み耳うどんの完成です。冬の寒い時期などには、身体の芯まで温まることができると、味噌ベースの煮込み耳うどんは人気があります。

また近年では、醤油ベース・味噌ベースの耳うどんだけでなく、カレーうどんのようにカレー耳うどんにする人も多くいます。

トッピングでチーズや餅・卵などを入れる場合もあり、様々なトッピングでオリジナルの耳うどんを作ることができます。様々なトッピングをして、オリジナルの耳うどんを楽しんでみてはいかがでしょうか。

耳うどんの賞味期限について

耳うどんの賞味期限について紹介をしていきます。耳うどんの生地は、調理したあとの耳うどんであれば、冷蔵庫に入れておくと2日から3日間は美味しく食べることができます。2つ目には味を変えるなどして食べてみてはいかがでしょうか。

調理する前の耳うどんの生地であれば、冷蔵保存をしておくことで2か月近く保存をすることができます。多めに購入したり・作った後などにはビニール袋などにいれて密封して、冷蔵保存をしておくようにしましょう。

調理をする前の生地では約2カ月ほどの保存が可能ですが、ベストな状態での保存方法で約2カ月の保存が可能となっています。湿気などに気を付けて保存をしておくようにしましょう。

うどんの出汁やトッピングなど様々味を変えることができますので、保存方法をよく確認した上で耳うどんを堪能するようにしましょう。

耳うどんの名店

栃木の地元の人たちの人気郷土料理の耳うどんは、発祥の地である佐野市にある多くの飲食店で提供されています。

耳うどんの名店は、栃木県のいたるところに点在しており、長い歴史を持つ老舗の名店も揃っています。栃木の佐野市に訪れたら是非食べてほしいと言われている、おすすめの名店を紹介します。

野村屋本店

紹介する絶品と評判のおすすめの名店は、明治40年に創業した、栃木の耳うどんのお店でも老舗の「野村屋本店」です。

野村屋本店は、佐野駅から歩いて10分ほどのところにあるアクセス抜群のお店で、老舗のお店であるためテレビやメディアなどにも取り上げられたことのある名店です。

野村屋本店は食べる開運スポットとも呼ばれているお店です。野村屋本店は、外から店主の方が麺を打っている姿を見ることができます。外から、職人さんがうどんを作っている姿を見ることができるのも野村屋本店の魅力の1つです。

野村屋本店では、生地の食感に強いこだわりを持っており、研究を重ねた結果最高の耳うどんを提供してくれます。生地に使われている小麦は、モチモチ・ふわふわした食感と小麦の香りを味わうことができるオーストラリア産の小麦粉を使用しています。

野村屋本店ではメニューが豊富に用意されており、耳うどんだけでなく通常のそばやうどんなどのメニューもたくさんあります。耳うどんも定番の醤油ベースの耳うどんから、みそ味の煮込み耳うどん・もちとチーズが入ったカレー煮込み耳うどんなど、様々な種類の耳うどんのメニューがあります。

お店の看板メニューは、佐野名物セットと呼ばれている「耳うどん・大根そば」です。うどんやそばの麺類だけでなく、親子丼やカツ丼などのご飯ものも豊富なメニューが揃っています。

お店だけでなく、自宅でも美味しい耳うどんを堪能することができます。野村屋本店では、出前も対応していますのでお店で提供されているような絶品の食事を楽しむこともできます。

野村屋本店の営業時間は、曜日によりことなります。平日は11:00から19:15、土日・祝日は11:00から19:30になります。第4水曜日のみ11:00から14:30です。

定休日は毎週木曜日となります。野村屋本店は、インスタグラムも更新していますので、年末年始やゴールデンウイークなどの営業状況については、インスタグラムで確認をすることができるようになっています。

佐野市周辺には、野村屋本店だけでなく人気の耳うどんの名店がたくさん点在しています。耳うどんの味や生地の食感などはお店により様々です。是非お気に入りのお店を見つけて耳うどんを堪能しましょう。

住所 栃木県佐野市相生町2819
電話番号 0283-22-0396

栃木・佐野の名物「耳うどん」をお試しあれ!

栃木県佐野市の郷土料理、耳うどんについて歴史や作り方などを詳しく紹介してきました。耳うどんは魔除け・厄除けとしても食べられている郷土料理で、モチモチした食感が魅力のうどんです。大手通信販売サイトなどで通信販売もしていますので、是非さの名物の耳うどんを自宅で堪能してみましょう。

mi-sa0380
ライター

mi-sa0380

旅行が大好きです。日本の名所から世界遺産巡りなど歴史を感じることができる場所が好きです。観光に行くとご当地グルメを食べ歩いたりカフェ巡りをしています。動物も好きなので、動物園や水族館に行ったり、犬カフェや猫カフェに行って、可愛い動物に癒されています。

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