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甲州ワインの郷に勝沼醸造を訪ねる
山梨県は、日本で初めてワイン生産を手掛けた県です。平成29年度の調べによると、山梨県はワインの生産量とぶどうの収穫量共に日本一です。国内の約3割のワインを作っていて、特に甲州ワインは世界でも高い評価を得ています。
山梨県には、約80社ものワイナリーがあります。ワイナリーの規模は大小様々で、ワイナリーそれぞれで造られるワインは味わいや香りが異なります。おすすめのワイナリーは、勝沼醸造です。ここからは、勝沼醸造について紹介しましょう。
勝沼醸造は、山梨県甲州市勝沼町にあるワイナリーです。1937年創業の老舗ワイナリーで、甲州ワインの醸造に力を入れています。ぶどうの栽培から、ワインの醸造までを手掛けることで美味しいワインを作っています。
勝沼醸造は小さなワイナリーではありますが、作られるワインは絶品です。勝沼醸造のワインは、国際コンクールで何度も受賞しています。特にアルガブランカシリーズは、高い評価を得ていて人気のワインです。
日常的に愉しめるアルガーノシリーズもあります。このシリーズには、甲州ワインだけでなくマスカット・ベリーAを用いた赤ワインもあります。お手頃な価格なので、普段の食事と一緒に愉しめて人気です。
美味しいワインを造っている勝沼醸造ですが、日本国内でも高い評価を得ています。優れた上質なワインを造るワイナリーを表彰する「日本ワイナリーアワード2019」で、最高位の5つ星を獲得しました。勝沼醸造は、日本が誇るワイナリーなのです。
老舗ワイナリーもこだわる甲州ワインとは
勝沼醸造がこだわる甲州ワインとは、どのようなワインなのでしょうか?甲州ワインは、日本のぶどう「甲州」から造られた白ワインです。「甲州」は日本固有品種で、約1000年の歴史があります。甲州ワイン醸造になくてはならない「甲州」についてお話しします。
日本のぶどう「甲州」の元になるぶどうは、ヨーロッパで生まれたと言われています。「甲州」が日本で発見された説は、行基説と雨宮勘解由説があります。行基説は、奈良時代に高僧行基が山梨県勝沼の大善寺で栽培したぶどうが「甲州」だったという説です。
雨宮勘解由説は、鎌倉時代に雨宮勘解由が自生の山ぶどうとは違う蔓植物を発見し、育てて実ったものが「甲州」だったという説です。
どちらの説が正しいかは明らかになっていませんが、「甲州」は何百年も前から日本に存在しています。長い歴史をもつ「甲州」ですが、「甲州」を用いてワインが造られたのは明治時代です。しかし、売れなかったためにすぐに生産されなくなります。