押上の人気店「スパイスカフェ」のカレーを食べよう！予約限定のディナーとは？

人気のカレー店「スパイスカフェ」がある押上は、東京の墨田区にある京成電鉄・東武鉄道・東京都交通局（都営地下鉄）・東京地下鉄（東京メトロ）の駅です。東京スカイツリー・ソラマチの最寄り駅でもあります。世界中から観光客が押し寄せるようになった中、昔ながらの商店街も残る街並みです。

押上で人気のスパイスカフェは、古民家を自らの手で改築した隠れ家風のお店です。住宅街の裏道にあり、店は大部分を蔦で覆われ、一見カレー店とはとても思えない、知る人ぞ知る名店です。看板も大きく出ていないので、初めて行く人はマップで見てもそこがスパイスカフェだと認識できないほどです。

スカイツリーがオープンした翌年の2013年にスパイスカフェが開店していますが、隠れ家の雰囲気がありながらも地元の押上ではかなり人気のカレー店として有名です。

障子とすだれでできたおしゃれなエントランスから始まって、店内は木の温もり感がある落ち着いた雰囲気です。店内からは庭が見えるようになっていて、木には小鳥たちが休憩できるように小さな家も用意されています。

スパイスカフェ店内には芳純なスパイスの香りが満ちていて、純和風の雰囲気にエキゾチックな香りが立ち込めています。BGMにはボサノヴァがかかっていて、独特の世界観に魅了されます。

カレー店ではありますが、おしゃれなスパイスカフェとして人気のため若い女性のファンが多く、特に昼は一人でランチに訪れている姿もよく見かけられます。一人でランチに来る人が多いので、ランチ時は相席になることもよくあります。

スパイスカフェの営業時間は水曜から日曜までの18時から23時で、20時半がラストオーダーです。水曜から金曜のみランチ営業をしていて、11時半から15時まで営業しています。14時がラストオーダーです。

スパイスカフェには駐車場はないので、近隣のコインパーキングを利用することになります。駐車場サービスがあるわけではないので、できるだけ押上駅から歩いて行った方がいいです。

駅からスパイスカフェまで歩いて15分ほどかかりますが、それだけの価値はあります。都営バス上23に乗り「十間橋通り」バス停で降りると歩いて2分ほどでスパイスカフェに到着します。

スパイスカフェの店主は27歳で会社を辞め、世界を見ておいしいものに出会いたいという思いの下、3年半をかけて48か国の旅をしました。旅を通して自分の店を持ちたいと感じたことが、スパイスカフェオープンのきっかけとなります。

スパイスカフェの店主は旅の途中で出会った南インド料理に衝撃を受け、帰国後にインド料理店で修業を積み、実家が所有していた築50年以上になる木造アパートを自ら改築してスパイスカフェをオープンしました。

スパイスカフェ開業後もスパイス研究のために1か月ほどインドやスリランカなどへ旅に出て、現地で出会った料理を研究し、味覚を研ぎ澄ませて料理に活かしています。

スパイスカフェでは本場の南インドなどから学んだスパイス料理をベースに、日本人の口と日本の米に合うオリジナルレシピ料理が提供されています。スパイスカフェの代表的なメニューがラッサムというカレーです。

ラッサムはトマトと独特な酸味を持つタマリンドという果物がベースとなる辛味と酸味が特徴のスープですが、スパイスカフェでは日本人向けのオリジナルレシピでカレーに仕上げています。

スパイスカフェでは旬の野菜を使った料理にも定評があり、オリジナルスパイスを使った野菜料理を楽しむこともできます。

営業時間の項目でも少し触れていますが、スパイスカフェのランチ営業は平日、かつ水曜から金曜のみやっています。ランチの予約は受け付けていません。平日にも関わらず、店には開店前から行列ができていることもあります。

スパイスカフェのランチはカレーランチと2種類のカレーランチが用意されています。カレーランチは辛口のラム、中辛のチキン、甘口のココナッツと日替わりの中から１つ選択します。料金は具材により変更になることもありますが、1000円です。

2種類のカレーランチはチキン、野菜、ラム、日替わり、ラッサムから選びます。ランチにはライスとミニサラダ、デザート、コーヒーが付きます。2種類のカレーランチも具材により変更になることなどありますが、基本は1350円です。

トマトが苦手でなければ、スパイスカフェ看板メニューでもあるラッサムがおすすめです。日替わりには旬の素材を使ったものが提供されることもあり、一期一会のカレーとなる可能性もあります。

冬に出る牡蠣カレーは、牡蠣と鰹節の和風だしにコクのあるバターが合わさったスパイスカフェオリジナルの一品です。メニューにあったらぜひ試してみてください。

スパイスカフェのディナーは完全予約制で受けています。スパイステイスティングメニューというディナーコースで、国内で獲れた旬の素材を使ってシンプルかつ新しいスパイスの7皿で構成されたディナーです。一品一品、店主の研究を重ねた至極のこだわりスパイス料理を味わうことができます。

スパイスを楽しむ7つの皿は5000円で、ペアリングドリンクとして用意された5種のワインペアリングが4000円、お茶との相性を楽しむ5種のティーペアリングが3200円です。

ワインにはかなりこだわりがあるので、ワイン好きにはとても嬉しい内容です。ワイン以外にもアラカルトドリンクが用意されています。

スパイスカフェの料金表示は税抜き料金となっていますのでご注意ください。スパイスカフェディナーの予約は、電話またはスパイスカフェ公式サイトからオンライン予約ができるようになっています。

スパイスカフェではディナーメニューの内容は毎月変わります。スパイスカフェへ行くたびにどんな料理に出会えるのか楽しみなところです。基本的に前菜やビリヤニ、お肉料理、カレー数種類とデザート、美味しいと評判の自家製パンなどがつくスタイルとなっています。

スパイスカフェではカレーも人気ですが、前菜、ビリヤニ、デザートも大人気で、どの料理もスパイスを楽しむ表現料理となっています。特にスパイスの炊き込みご飯であるビリヤニは、季節の素材が活かされてスパイスカフェファンが毎月楽しみにしている逸品です。

スパイスカフェはまだオープンして数年ではありますが、地元民だけでなく、遠方からもお客が入るほどの名店となっています。初めてスパイスカフェを訪れるなら、ディナーを予約して多彩なスパイス料理を味わうのがおすすめです。カレーだけがスパイス料理ではないと思えるメニューになっています。

スパイスカフェファンからの熱望もあり、実はビリヤニキットやラッサムのレトルトカレー、チキンカレーやドライカレーのレシピ付きスパイスセット、店主のスパイス料理レシピ本が、スパイスカフェ公式サイトからオンラインで買うことができるようになりました。

押上のスパイスカフェまで通うには遠すぎるという人は、オンラインで取り寄せて自宅で作ってみることもできます。最初はスパイスカフェのお店で味わって、気に入ったものを取り寄せるのがおすすめです。レトルトカレーはスパイスカフェ店内でも販売しています。

スパイスカフェはデザートがどれも魅力的であるところも人気の理由となっています。スパイスカフェのデザートは手作りで、どのスイーツも美味しいと評判です。

スパイスカフェでは、デザートにお店おすすめのスイーツが提供されます。アイスクリームやケーキなどにスパイスのアクセントが加えられ、スパイスカフェ独自の独特な風味の楽しいスイーツを堪能できます。最初から最後までスパイス料理を楽しく味わうことができる内容です。

スパイスカフェのディナーメニューなどは基本的におまかせとなります。アレルギーや苦手な食材などがある人は予め伝えておきましょう。

押上で人気のカレー店スパイスカフェは、ランチは水木金、ディナー完全予約制で水曜から日曜までしか営業していませんが、スカイツリーや隅田川花火大会へ行った際には行っておきたい名店です。

世界を旅した店主が手掛けるスパイスカフェで、スパイス料理の奥深さを味わってみてはいかがでしょうか。