新宿から羽田空港へのアクセス方法まとめ！電車・バス・タクシーを徹底比較

羽田空港は、東京都の大田区に位置する日本最大の空港で、日本の窓口のひとつともいえるほどよく利用されている空港です。羽田空港には国内線だけでなく、海外への国際線もあるので、毎日多くの人が出入りしています。

羽田空港のターミナルが開館したのは今から65年も前の1955年5月で、1962年に初めて国産旅客機が飛行しました。その後は1964年の東京オリンピックなどでも、日本の主要空港として多くの外国人が利用しました。

羽田空港の正式名称は「東京国際空港」で、都心からもとても近いので利便性も高く、古くから続いている歴史ある空港で、昔も今も世界各地と日本を結んでくれています。

新宿から羽田空港までの距離は約20kmほどで、車でアクセスすると、有料道路を利用する場合は約20分ほど、有料道路を利用しない場合は約30分ほど時間がかかります。

新宿から羽田空港まで電車やバスなどの公共機関や、タクシーなどを利用すれば、約20kmほどの距離はあまり遠く感じることはないでしょう。

新宿から羽田空港までのアクセス方法として、まずご紹介するのは公共機関のひとつである電車です。新宿から羽田空港までアクセスするには、新宿駅から電車に乗ります。

電車には渋滞などはないため、大きな事故でも起きない限りはほぼ時刻通りに出発、到着することができ、とても身近な存在なので、電車を利用しようと考えている人はとても多いでしょう。

新宿から羽田空港まで電車を利用した場合のアクセス方法や所要時間、運賃、デメリットなどをご紹介していきます。

新宿から羽田空港へ電車で向かうには、新宿駅から電車に乗り、品川駅で乗り換えて羽田空港国内線ターミナルで下車し、羽田空港まで徒歩で向かいます。

新宿駅から品川駅までは約19分、品川駅から羽田空港国際線ターミナルまでは約15分、羽田空港国際線ターミナルから羽田空港までは徒歩で約5分かかり、電車の待ち時間を合わせても、1時間以内で羽田空港に到着します。

また、値段も新宿駅から品川駅までは198円、品川駅から羽田空港国際線ターミナルまでは292円、合計490円しかかからず、とても安い金額で羽田空港まで行くことができます。

新宿駅から羽田空港まで電車で始発で向かうと、午前4時43分に新宿駅を出発し、羽田空港国際線ターミナルには午前5時34分に到着、羽田空港までは徒歩で5分かかるので、午前5時39分に到着することになります。

羽田空港へは午前6時までには到着するのですが、空港に着いてもすぐに飛行機に乗れるわけではなく、チケットを事前に購入していたとしても、搭乗まではさまざまな手続きがあるので、時間がかかってしまいます。

羽田空港は日本最大の空港ということもあり、空港内は非常に広いので、利用する航空会社のカウンターや搭乗口に行くだけでも時間がかかり、迷ってしまうとさらに時間がかかります。

その他にも、チェックインや荷物を預け、手荷物の検査などもあり、国際線は保安検査や出国審査もあるので、国際線の場合でも手続きに1時間ほど、国際線は2時間ほどかかるといわれています。

そのため、羽田空港の午前6時台の早朝便には、新宿駅を始発で出発しても国内線は間に合わないかもしれない可能性があり、国際線の場合は間に合わせることはほぼ不可能です。

どうしても早朝便に間に合わせたいという方は、前日の内に電車で羽田空港付近まで向かっておくか、別の交通手段で向かうようにしておいた方がいいでしょう。

新宿から羽田空港までのアクセス方法として、バスを思い浮かべる人は少ないかもしれませんが、実は新宿から羽田空港まではバス1本でアクセスすることができます。

バスは定員が決まっているので電車のように人が多くてスペースがなくなることもなく、長期の旅行などで荷物が多い時でも、ゆったりとしたスペースを確保することができます。

また、大きなバスはたくさん人を乗せて移動することができるので、大人数での羽田空港へのアクセスにもぴったりです。新宿から羽田空港までのバスを利用した場合の停留所や運賃などをご紹介します。

新宿から羽田空港までバスを利用して行く場合は、新宿エリアから羽田空港までのリムジンバスを利用すると、とても便利です。リムジンバスの場合、電車とは違って確実に席が確保されているので、ゆっくり座って空港まで行くことができます。

停留所は、「小田急ホテルセンチュリーサザンタワー」「ホテルサンルートプラザ新宿」「京王プラザホテル」「ハイアットリージェンシー東京」「新宿ワシントンホテル」「パークハイアット東京」「ヒルトン東京」「新宿駅西口24番」「東新宿駅」「新宿高速バスターミナル」があります。

リムジンバスを利用した場合は、羽田空港までの所要時間は停留所ごとに変わりますが、約30分～1時間ほどで到着します。

リムジンバスは停留所も多いので、新宿のどこからでも羽田空港に向かいやすく、羽田空港でのおりばも羽田空港第1ターミナル、第2ターミナル、国際線ターミナルと3つあるので、広い空港内でも目的地に向かいやすくなります。

新宿から羽田空港のリムジンバスは、ネット予約や電話予約を前日まで受け付けており、事前予約が可能なのでとても便利です。タクシーや電車だと乗車できない可能性もありますが、リムジンバスは予約ができているので、確実に乗車できます。

新宿から羽田空港までの予約は、1か月前から受け付けています。さらに、リムジンバスはクレジットカードでの事前支払いにも対応しているので、当日に交通費の支払いに手間を取ることもありません。

ネット予約の場合、「ウェルネット予約」を利用すると、コンビニで事前にチケットを購入することもでき、支払い方法もさまざまなので、とても便利です。

リムジンバスは事前予約もでき、新宿から羽田空港までゆっくり席に座って向かうことができますが、その分電車よりも運賃は高めになっています。

新宿エリアから羽田空港までのリムジンバスの運賃は一定額で、大人は1250円、小人は630円となっており、東新宿駅を午前3時50分に出る便と、新宿高速バスターミナルを午前4時に出る便は、深夜早朝運賃として大人2000円、小人100円となります。

深夜と早朝には運行している公共機関が少なく、やはり運賃は高くなります。新宿から羽田空港までの電車の運賃は490円なので、リムジンバスの場合は通常運賃でも電車の2倍以上、深夜早朝運賃だと約4倍になってしまいます。

新宿から羽田空港までのアクセス方法として最後にご紹介するのが、タクシーです。タクシーには乗車人数に限りがあるため大人数での移動には向いていませんが、タクシーの中には自分たちと運転手しかいないので、他の乗客に気を使う必要がありません。

また、電車やバスのように駅や停留所まで向かう必要もなく、指定した場所までタクシーが迎えに来てくれるのも、とても便利です。途中でコンビニなどにより道ができるのも、タクシーの魅力だといえるでしょう。

新宿から羽田空港までタクシーを利用した場合のアクセス方法について、運賃や最大のメリットなどをご紹介します。

新宿から羽田空港までタクシーで向かう場合、通常のタクシーは走行距離に応じて値段が変化しますが、新宿区から羽田空港までの定額タクシーがあるので、このタクシーを利用するととても便利です。

定額タクシーの料金は、午前5時から午後10時までは通常定額運賃となり、新宿区から羽田空港まで7300円、午後10時から翌午前5時までの間は深夜・早朝定額運賃となり、8600円がかかります。

定額タクシーを利用するにはあらかじめ1時間前までに電話で予約をしておく必要があるので、通常のタクシーとの運賃を比較して、どちらのタクシーを利用するか検討しておきましょう。

アクセス方法としてタクシーの最大の魅力は、24時間いつでも自分の好きな時間に出発ができるというところです。タクシーは完全に自分に時間を合わせてくれるので、乗り遅れるということも絶対にありません。

電車やリムジンバスの場合は、出発時刻が決まっており、深夜や早朝の場合は運行していないこともあります。タクシーは深夜・早朝には割増料金が発生しますが、必ず運行しているので、どの時間帯でも安心です。

飛行機の時間に合わせて出発すれば、早朝便に間に合わなかったり、搭乗まで何時間も空港で待つこともなくなるので、時間を有効に使うことができます。

搭乗の少し前に到着する時刻に出発すればすぐに飛行機に乗れますし、早めに出発をすれば、空港で食事やショッピングも楽しむことができます。

当日にタクシーを探してもなかなか捕まらないということもありますが、定額タクシーは予約制なので、時間を指定すれば理想通りの時間に出発できます。

タクシーは運賃が他のアクセス方法よりも高くなっているので料金の負担は大きいですが、その分融通がききやすく、人に気を使ったり、人に合わせる必要がないのです。そのため、他のアクセス方法よりも快適に感じられるでしょう。

新宿から羽田空港まで電車、リムジンバス、タクシーを利用した場合のアクセス方法についてご紹介してきましたが、料金や時間の融通などはバラバラで、自分に合ったアクセス方法を見つけるのが難しいかもしれません。

それぞれのアクセス方法にメリットがありますが、中でも重視されやすいのが、料金と早朝便などへの時間の融通です。

自分に合ったアクセス方法が見つけやすくなるよう、電車、リムジンバス、タクシーのそれぞれの運賃と時間への融通を比較していきましょう。

新宿から羽田空港までのアクセス方法には電車、リムジンバス、タクシーがありますが、電車の運賃は490円、リムジンバスは1250円、定額タクシーは7300円と、リムジンバスとタクシーが通常運賃でも、圧倒的に電車が安いです。

リムジンバスの場合は電車の2倍以上、定額タクシーは電車の約15倍もの運賃がかかってしまいます。電車は席を確保できなかったり、乗り換えや歩く必要もあり他のアクセス方法より少し不便ですが、その分運賃が非常に安くなっています。

リムジンバスとタクシーにも、乗り換えの必要がない、リラックスできるなどのメリットがたくさんありますが、料金を最も重視する場合は、圧倒的に安い電車でのアクセスがおすすめです。

羽田空港の早朝便を利用する場合のおすすめのアクセス方法は、やはり24時間いつでも利用できるタクシーです。電車やリムジンバスは出発時刻が決まっており、早朝便に乗れない可能性があります。

電車は最も早くても始発で午前5時39分に羽田空港に到着するので時間に厳しく、リムジンバスの場合は東新宿駅から午前3時50分に、新宿高速バスターミナルを午前4時に出発する便がありますが、国際線には間に合わない可能性があります。

もちろん電車やバスで羽田空港までアクセスして早朝便に乗り遅れてしまった場合は、購入した飛行機のチケットは使用することができず、別の飛行機に乗るには新しくチケットを購入しなければいけません。

新しい飛行機のチケットを購入するには、乗り遅れた飛行機のキャンセル料を支払わなくてはならず、無駄な出費になってしまいます。さらに、連休などの場合、どの飛行機も満席で新しいチケットが購入できないこともあります。

前日の内に電車やリムジンバスで羽田空港付近までアクセスしておくと早朝便にも間に合わせることができますが、その場合宿泊費用や、宿泊先からの羽田空港までの交通費などが無駄にかかってしまいます。

タクシーの場合は、搭乗時刻に合わせて出発ができるので、どの時刻の飛行機にも間に合わせることができ、余裕をもって出発すれば、搭乗前の手続きで慌てることもなくなります。

新宿から羽田空港までのアクセス方法として、電車、リムジンバス、タクシーの3種類をご紹介しましたが、料金や利便性、予約の有無など、さまざまな面でどのアクセス方法にもメリット、デメリットがあります。

どのメリットを優先させるかは人それぞれですが、自分に合ったアクセス方法を選び、新宿から羽田空港まで快適にアクセスしましょう。