新宿で激辛グルメを堪能！四川料理やトムヤムクンが美味しいお店は？

毎年夏から秋にかけて開催される「激辛グルメ祭り」は激辛グルメ祭り実行委員会により開催される激辛グルメの祭典です。インド、タイ、ベトナム、韓国、中華、ラーメンといったアジア各国を中心とした激辛グルメが一堂に会する激辛グルメファン垂涎のイベントです。

空腹で行くのは危険、甘い乳製品を持っていったほうがいいなど激辛グルメビギナーにとっては恐怖心を覚える口コミも散見されますが、中には激辛ではない料理を提供してくれるお店もあるので激辛グルメビギナーも楽しめるイベントです。

激辛グルメファンはもちろん、アクセスのいい新宿でのイベントなので、お祭りとして楽しみたい方はぜひ足を運んでみてください。思い切って激辛に挑戦してみれば新しい世界が開けるかもしれません。

麻婆豆腐は1800年代後半に中国四川省で生まれたと言われています。「あばた（＝麻）」があるお婆さんが作った豆腐料理なので麻婆豆腐と呼ばれたそうです。四川省は盆地のような湿気の多い地形をしているため汗をかきにくく、激辛の唐辛子を使って発汗を促したそうです。

日本では1970年代に、日本の四川料理の父と呼ばれる陳健民さんが、激辛の本場麻婆豆腐を日本人向けにアレンジして自身のお店とテレビで紹介したことで広まりました。それまでは豆腐料理と言えばあっさりしたものばかりであった日本人にとって麻婆豆腐は衝撃的な料理でした。

現在ではレトルトで簡単に食べられることもあり、最も広く普及している四川料理と言えます。麻婆豆腐はお店によって味に特徴があります。新宿でおすすめのお店をご紹介します。

都内に複数の店舗を構える「陳家私菜（ちんかしさい）」は日本でも屈指の本格四川料理店として話題の激辛料理が食べられるお店です。花山椒を用いる「しび辛（しびれる辛さ）グルメ」ブームの立役者です。四川フェス等の中華料理のグルメイベントに引っ張りだこの激辛の人気店です。

名物「頂天石焼麻婆豆腐」は他店のシェフが真似を試みるほど激辛で美味しい一品です。石鍋に入った熱々の豆腐から唐辛子や山椒などのスパイシーな香りが漂います。激辛でありながらも旨味のあるためご飯が進みます。小辛・普通辛・中辛・大辛い・激辛・地獄辛から選べます。

激辛グルメ祭りで3年連続1位という激辛グルメ好きからも支持される本格的なお店です。味の要である唐辛子は日本では手に入らない、中国の一級品を使用しています。豆板醤は300年の伝統を守る手作りのものを中国から仕入れています。添加物、化学調味料未使用のこだわりの豆板醤です。

麻婆豆腐以外にも、刀削麺やよだれ鶏、鉄鍋棒餃子など激辛の人気メニューが揃うので、新宿で激辛グルメや中華料理が食べたいときはおすすめです。

「中国食文化研究会」として中国政府に認定されている本格四川料理店「麻辣王豆腐（まーらーおーどうふ）」です。本場中国から取り寄せる高級な青山椒を使用した激辛麻婆豆腐が人気です。豆腐も麻婆豆腐用に改良されているこだわりの一品です。

味は日本人向けにアレンジしたものではなく、本格四川中華の味です。激辛なだけはなく旨味のある麻婆豆腐を味わうことができます。山椒のいい香りと旨辛な麻婆豆腐はご飯が進む一品です。辛さは調整できるのでご安心ください。

単品以外にコースメニューもあるので、ゆっくり本格四川料理を味わいたいときも利用できます。午前11時30分から3時まではお得なランチメニューも用意されているのでおすすめです。

旨辛い麻婆豆腐とご飯をお皿に盛った陳麻飯が人気の陳麻家（ちーまーや）西新宿店です。爽やかな山椒の香りとしびれる激辛麻婆豆腐はご飯が進む一品です。

忙しいランチの時間帯にもすぐ食事が提供されるので西新宿のサラリーマン御用達です。担々麵も人気があり、ランチタイムは麻婆豆腐と担々麵のハーフセットなどお得なセットメニューが豊富です。新宿でささっと食べたいときにおすすめの激辛のお店です。

「天府（てんふぁん）」とは古い言葉で四川の意味です。中国出身のシェフが作る本格四川料理のお店です。激辛でしびれる四川料理や、他ではあまり食べることができない四川の家庭料理を提供してくれる西新宿の人気店です。

ランチタイムは水餃子と煮卵、ごはんがおかわり無料です。麻婆豆腐は後からどんどん激辛が襲ってくるのでごはんが進みます。他にも1000円以下でおなかいっぱい食べられるランチメニューが揃っているためお昼時は混みあいます。

山椒の痺れる感覚と唐辛子の辛さがおいしい激辛麻婆豆腐は夜のコース料理でも食べられます。料理の提供も早く、西武新宿駅や新宿駅西口から徒歩で5分程度とアクセスがいいため、時間がないときも安心です。

新宿はラーメン激戦区です。200店舗前後が入れ代わりながら競争を繰り広げています。個性豊かなラーメン店の中で激辛ラーメンを味わえるお店をご紹介します。

新宿の吉本興業近くにある激辛ラーメンのお店です。宮崎発祥、辛麺が人気の桝元で修業したオリジナルの辛麺は新宿でも有数の激辛グルメを体験できます。辛さは一般的な中辛もありますが、煉獄や裏煉獄と言った激辛番組に出てくるような、唐辛子がたっぷり乗った真っ赤なラーメンもあります。

麺はこんにゃく麺を使用し、カプサイシンたっぷりの唐辛子と一緒に食べるのでダイエット中の女性でも食べられるラーメンです。チーズや卵をトッピングすれば辛さもマイルドになり旨味もアップするので、激辛グルメが苦手という方にもチャレンジしていただきたいお店です。

西新宿の中心地、工学院大学新宿キャンパスの敷地にあるエスティックビル地下にある、「シーアン」です。秦の始皇帝陵があることで有名な中国西安地方の激辛グルメが食べられるお店です。

人気は西安名物・刀削麺です。円柱形に伸ばした生地を独特の形をした刀で削り出し、豪快に鍋に入れていく刀削麺は太目のもちもちした食感が癖になります。スープはしびれるピリッとした辛さが特徴です。

マーラー麺やサンラー麺など様々な種類の刀削麺が人気です。翌日がお休みの日はニンニク入りのユーポー麺もおすすめです。エビチリやおこげ、小籠包などのオーソドックスな中華料理も人気です。コース料理を頼んでのんびり味わう人が多いのも納得のお味です。

新宿サブナードにある「AFURI辛紅（からくれない）」は柚子塩ラーメンが人気のAFURIが唐辛子をブレンドした激辛ラーメンを提供しています。柚子辛紅ラーメンは、こだわりの鶏清湯スープに世界中から集めた唐辛子をブレンドし、仕上に柚子を加えた爽やかな辛さが特徴です。

辛さは10段階に分かれていて、1丁目から激辛の10丁目まであります。手もみ太麺やこんにゃく麺に無料で変更できるため、糖質が気になる方にも安心です。

「辛紅（からくれない）」のみで提供されている、柚子白醤油ラーメンもあります。辛くないラーメンです。鶏を寸胴でじっくり煮込んで、透明で濁らせないように仕上げる鶏清湯スープが自慢のラーメンです。

辛紅は現在新宿と池袋にしかないため、柚子白醤油ラーメンは2店舗でしか食べられません。鶏清湯は今後大ブームが予想されているので激辛好きな方も要チェックです。

人気博多ラーメン店一風堂にも激辛ラーメンがあります。「からか麺」は博多とんこつスープをベースにしています。豆板醤や甜面醤を独自ブレンドした肉みそと、山椒などがきいた痺れるラー油が旨辛を演出します。

白丸と赤丸に続いて30年以上の歴史を誇る一風堂の定番の激辛ラーメンなので、激辛好きにも大人気です。辛さは普通から特辛という激辛のものまでありますが、激辛グルメが苦手な方は普通に温泉卵をトッピングすると味がマイルドになるのでおすすめです。

新宿周辺には1／2一風堂というハーフサイズ専門店を含め4軒以上のお店があるので、比較的並ばずに食べることができます。

日本でも冬は鍋料理がよく食べられます。野菜や肉をバランスよく取れるので美容と健康が気になる方にも鍋料理は人気ですが、中国で伝統的なのは辛みが主役の火鍋です。山椒のきいた火鍋は麻辣火鍋と呼ばれます。広大な広さの中国大陸なだけあって、地域によって味付けや具材は異なります。

日本では薬膳火鍋という、疲労回復や滋養強壮にいい漢方や植物エキスが配合された鍋が人気が高いです。火鍋の辛みが身体にいいエキスの吸収を助けてくれます。そんな奥の深い激辛鍋を食べられる新宿のおすすめのお店をご紹介します。

本格火鍋専門店の蜀一（しょくいち）です。薬膳火鍋を提供しているお店で、18種類もの漢方をブレンドしたスープが人気です。スープは白湯、麻辣、トマト、キノコの4種類あり、2つ選びます。激辛好きな方には白湯と麻辣の組み合わせがおすすめです。

麻辣スープは辛さ3段階、痺れ3段階から選ぶことができます。激辛好きの方は、どちらもMAXレベルで調合される鬼辛＆鬼シビがおすすめです。トッピングにタイ唐辛子や味付け唐辛子の他、11種類のソースがあるためさらに辛くすることも可能です。

特製のたれに漬け込んだ鶏肉、ラム肉、牛肉、海鮮のつみれなどを入れて薬膳鍋を食べるのはヘルシーで代謝がアップします。きのこなど具材も充実しているのでダイエット中の方にもおすすめです。

様々な辛さやトッピングを選べるので、自分好みの激辛火鍋も楽しめます。日本では珍しい、鍋を井の時に9つに区切った九宮格火鍋も食べられます。店内はベビーカーもそのまま入れるゆったりとした席も準備されているので赤ちゃんと一緒でも安心です。

白湯と麻辣の2種類のスープを楽しめる小肥羊（しゃおふぇいやん）は日本各地に20店舗以上を構える火鍋の人気店です。新宿には歌舞伎町と新宿駅西口の2店舗あります。スープには数十種類の厳選した漢方をブレンドしているので血行促進効果の他に美容、滋養強壮などの効果を期待できます。

具材は火鍋で定番のラム肉をはじめとして牛肉、モツ、海鮮、野菜などが揃います。激辛好きな方のために追加麻辣もあるので、痺れる辛さを楽しみたい方はぜひ追加麻辣をおすすめします。串焼きも人気なのでお酒を飲みながら火鍋を楽しむのも人気です。

川蜀（せんしょく）火鍋は本格火鍋を食べ放題で楽しめるお店です。本格的な四川の激辛火鍋を値段を気にせず食べることができるので、若い方にも大人気です。火鍋食べ放題は60品食べられる昼は1880円、80品の夜は2880円です。

火鍋スープは滋養キノコだしと麻辣タンだしの2種類です。日本では珍しい九宮格も食べられます。激辛牛肉をたくさん入れて激辛火鍋を楽しむことができます。新宿駅からは東口方面で徒歩5分、西武新宿駅からは徒歩2分の好立地かつ午前11時30分から翌2時30分まで営業しています。

滋養白湯＆辛辣紅油の2種類の火鍋が食べられる蒙古苑（もうこえん）です。唐辛子が浮いた香辣紅油（シャンラーホンヨウ）スープは独時の香辛料がもたらす旨辛が後をひく美味しさです。白湯のほうは漢方がブレンドされた薬膳鍋です。

スープは小辛、中辛、大辛が選べるので激辛好きなら大辛がおすすめです。麻辣スープで贅沢に鴨の半身を煮込んだ香辣(シャンラー)ダック鍋も人気です。パンプキンポーク鍋、カレー鍋、豚骨コラーゲン鍋など多種多様な鍋が食べられるのでヘルシーな食生活を心掛けている方は要チェックです。

トムヤムクンは代表的なタイ料理で、世界三大スープのうちの一つです。「トム」は煮る、「ヤム」は混ぜる、「クン 」はエビのことです。このため中の具材が鶏、魚、イカなど内容によって呼び名が変化します。辛みは青唐辛子や生姜、ナンプラー等香辛料、酸味はレモングラスでつけられます。

野菜やキノコ類を豊富に入れたトムヤムクンは辛さと酸味が絶妙で、ハマる人続出です。トムヤムクンはレトルトで気軽に味わうこともできますが、お店で食べる本格的なトムヤムクンは香りや刺激も強いので中毒性があります。

トムヤムクンには2種類あります。ココナッツなどのミルク類が入っている見た目が濁ったスープのナムコンと澄んだスープのナムサイです。ナムサイの方は辛さも酸味もストレートで、本場タイでは激辛です。

奥の深いトムヤムクンの世界ですが、店により味の特徴が様々です。新宿で一度食べたらやみつきになるトムヤムクンを味わえるお店をご紹介します。

リアルなタイの屋台を再現した999（カオカオカオ）は、日本風にアレンジをしない本場のタイ料理を追及しているお店です。店内には唐辛子の辛い煙が充満している店内で作られる料理は甘・辛・酸のバランスが絶妙です。刺激的でパンチのある味は激辛好きを虜にしています。

本場タイの味にするため素材にとてもこだわっています。パクチーは佐賀県武雄市の農園でとれた品質の良いものを使用しています。

トムヤムクンは2種類提供されます。トムヤムナムコーンとトムヤムナムサイは本場同様、ナムサイのほうが辛みもハーブの香りもストレートに感じることができます。いずれも癖になる味わいです。

夜景が美しいバンコクの観光名所から名前をとったアジアティークは、新橋や立川にあるアジアティーク、ナマステインディアの姉妹店です。新宿で満足度の高いタイ料理が食べられると評判のお店です。2019年11月オープンの新宿店は清潔感のある店内で食事ができます。

トムヤムクンは辛さと酸味のバランスがよくプリプリのエビが入っています。激辛好きな方は調味料セットの唐辛子が無料でトッピングできるので好みの辛さに調整可能です。エビではなく鶏肉入りのトムカーガイやトムヤムクンスープの中に麺が入ったトムヤムヌードルもいただくことができます。

アジアン鍋も人気メニューです。タイらしくトムヤムクンスープのしゃぶしゃぶはパクチー大盛を注文することもできます。激辛しゃぶしゃぶもあるので激辛好きは満足度が高いお店です。飲み放題付のコース料理もあるので女子会に利用するのもおすすめです。

シンハーやネパールアイスといったレアなビールも飲めるので、トムヤムクンとビールを楽しみに行ってみてはいかがでしたでしょうか。

サムラート新宿店は本格インド料理とタイ料理を提供している激辛グルメに人気のお店です。タイの料理人が作るタイ料理は本格派です。トムヤムクンは辛さと酸味のバランスが絶妙な人気メニューです。トムヤムクンにライス麺が入ったヘルシーなトムヤムヌ―ドルも食べることができます。

ランチタイムはインドカレーブッフェも人気ですが、トムヤムクンをお得に食べられるのでグループで行ってもみんな満足することができる貴重なお店です。

タイ居酒屋 トンタイのトムヤムクンと海鮮が入ったトムヤムタレーはスパイスの辛さと酸っぱさが強すぎないため、辛さが苦手な方におすすめできます。もちろん好みを伝えれば辛さを強くすることもできます。トムヤムラーメンは2種類の米麺と1種類の小麦粉の麺から選ぶことができます。

ランチが安く食べられる上に味も美味しいと評判です。ドリンクバーやサラダ、ライス、スープがついて680円～です。＋100円でスープをトムヤムクンに変更可能で、トムヤムクンだけでもご飯が進むおいしさです。タイグルメ初心者の方は気軽にランチから始めてみるのもおすすめです。

東京都内のカレー激戦区と言えば神田神保町ですが、負けず劣らず新宿もカレーの店が多く存在する町です。さっと食べられておひとり様でも楽しめるため、平日のランチにもぴったりなカレーはご存じの通りインド発祥の料理です。日本にはイギリスを経由して伝わりました。

1700年代にイギリスでカレー粉が作られ、それが明治時代に日本に伝わりました。クラーク博士が札幌農学校で生徒に振舞って広まったという説や、イギリス海軍を模範としていた日本軍がイギリス式カレーを食事に取り入れて広まったという説など諸説存在します。

今やラーメンと並んで国民食と称されるカレーライスは老若男女問わず人気のメニューです。新宿で激辛グルメに愛されているお店をご紹介します。

ホットスプーンは都内に4数店舗を構える、牛すじ煮込みカレーが名物のカレー店です。約1日かけて煮込まれる非常に手の込んだカレーはファン多数の人気メニューです。辛さは無料で変更できます。トッピングはチーズや半熟卵もあるので辛いカレーが苦手な方でも安心です。

食事の時間帯には多くの人が訪れる人気店のため、時間をずらして利用するのがおすすめです。鉄鍋に入ってグツグツ煮込まれたカレーは人気の高さも納得のおいしさです。

curry 草枕は、新宿の路地裏のカレー店です。スパイスの風味を最大限に表現するために作られる、油少な目、小麦粉不使用のサラサラのカレーです。辛さは好みに応じて調整してくれます。

並ぶことが多いため少し時間をずらして行きたいお店ですが、スタッフの接客もテキパキしていて回転も早いため思ったほど待ちません。お店の基本カレーは時間をかけて煮込んだチキンカレーです。なすが入ったカレーが人気です。他では味わえないカレーなのでカレー好きの方は必見です。

バンコクスパイスは本場さながらのタイ料理が味わえる人気店です。2020年2月にリニューアルオープンした店内は清潔で明るい雰囲気が特に女性に評判です。

爽やかな辛さが癖になるグリーンカレーは具材も多く、ココナッツが香り程よい辛さです。子供連れや女性一人でも入りやすい貴重なお店です。女子会におすすめのお得なコース料理もあります。

新宿にある激辛料理の店をご紹介してきました。中華、ラーメン、カレーと人気の高い料理の激辛料理は食べられるお店も多く、目移りしてしまいます。新宿にはたくさんの飲食店があります。自分好みの激辛料理が食べられるお店を求めて食べ歩きしてみてはいかがでしょうか。