水戸「偕楽園」の梅の見頃は?梅まつり・ライトアップ情報やアクセス方法も解説

水戸「偕楽園」の梅の見頃は?梅まつり・ライトアップ情報やアクセス方法も解説

日本三名園のひとつ水戸の偕楽園では、毎年梅まつりが開催されています。白やピンクの梅が春の訪れを告げる偕楽園の梅まつりの見ごろや開花状況をお伝えします。さらに、幻想的なライトアップの時間や偕楽園へのアクセス方法も紹介します。

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記事の目次

  1. 1.水戸の偕楽園は日本三名園のひとつ
  2. 2.偕楽園の梅の見頃や開花状況を知りたい!
  3. 3.約3000本の絶景!偕楽園「水戸の梅まつり」
  4. 4.偕楽園へのアクセス
  5. 5.早春の偕楽園で華やかな梅の香りに包まれよう

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水戸の偕楽園は日本三名園のひとつ

Photo by Kentaro Ohno

水戸の偕楽園は、金沢の兼六園・岡山の後楽園の並ぶ日本三名園のひとつです。梅の名所として知られている偕楽園では、梅のほかにも桜やつつじ、孟宗竹、紅葉など、季節ごとに見頃を迎える花や木々があります。

また、偕楽園の眼下に拡張された公園では、田鶴鳴(たづなき)・猩々(しょうじょう)・窈窕(ようちょう)といった梅林や水鳥たちが池で遊ぶ姿などを眺めることができます。

水戸藩主徳川斉昭ゆかりの偕楽園

Photo by Kentaro Ohno

偕楽園は1842年(天保13年)に水戸藩第9代藩主の徳川斉昭によって造られました。徳川斉昭が自ら構想を練って作られた偕楽園には、領内の民と一緒に楽しめる場にしたい願いが込められています。

当初は水戸藩主となった1833年に偕楽園の工事が開始される予定でした。しかし、大飢饉であったために延期となり、翌年の1834年から偕楽園の第一歩となる神崎の地(現在の水戸市)に多くの梅樹を植えさせる工事が開始されました。

その後は、1841年から偕楽園の本格的な工事を開始し、1842年7月1日開園することができました。偕楽園の開園当初は武士や神官といった宗教関係者などに限定されていましたが、徐々に一般庶民もOKになり、許可制で他国の者も入園可能となりました。

「偕楽園」名称の由来は?

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偕楽園の由来については、徳川斉昭の自選自書である「偕楽園記」に記されています。「偕楽園記」には、中国の古典である孟子の「古の人は民と偕(とも)に楽しむ、故に能く楽しむなり」という一節から「偕」を取ったと書かれています。

「楽園」については、「是れ余が衆と楽しみを同じくするの意なり」と徳川斉昭が多くの人たちと楽しみを共有したいという気持ちから名付けられたことが書かれています。

偕楽園の梅の見頃や開花状況を知りたい!

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偕楽園の梅の見頃や開花状況を解説します。たくさんの梅樹が植えられている偕楽園は、梅以外の木々もあり四季折々楽しめる場所です。しかし、ほかではなかなか見られない多種多様な梅が咲き誇る絶景は、必見の価値があります。

偕楽園の梅の見頃をきちんと把握するためにも、開花状況をしっかりチェックしましょう。見頃を迎えた梅たちの姿や香りは、癒されること間違いなしです。

偕楽園の梅の見頃や開花状況は水戸観光コンベンション協会のHPで確認できます。梅の開花状況は毎日更新され、開花スピードも報告されます。

偕楽園で見られる梅の種類は?

偕楽園で見られる梅は約100種類あります。また、偕楽園では約100種類の梅が3000本ほど植えられており、徐々に開花し見頃を迎える頃の景色と香りは最高です。

また、種類豊富な偕楽園の梅の中には、華麗さから水戸の六名木に選ばれたものもあります。形・香り・色などが特に優れている梅が選ばれました。昭和9年、水戸の六名木に選ばれたのは白難波・虎の尾・柳川枝垂・烈公梅・江南所無・月影という梅です。

偕楽園では、冬至梅という早咲きのものは12月下旬から咲き始め、江南所無などは3月下旬が見頃となります。梅の開花時期が異なることで、長期間見頃を楽しめるのも偕楽園の魅力です。

約3000本の絶景!偕楽園「水戸の梅まつり」

Photo by Kentaro Ohno

約3000本もの梅樹が植えられている偕楽園では、梅の花が開花し見頃の季節を迎えるとピンクや白、赤などに染まった絶景を眺められます。その絶景を楽しめるのが偕楽園の「水戸の梅まつり」です。

水戸の梅まつりは偕楽園と日本最大級の藩校である弘道館で行われます。毎年、梅の見頃となる2月の中旬~3月下旬まで開催される水戸の梅まつりの2020年の開催日程は、2月15日~3月29日です。偕楽園の約3000本の梅と弘道館の約60種類800本ほどの梅を楽しめます。

偕楽園の入園料は大人300円・小人150円・満70歳以上150円、開園時間は6時~19時です。弘道館の入園料は大人400円・小人200円・満70歳以上200円、開園時間は9時~17時です。

梅の花を彩る幻想的なライトアップ

偕楽園では、光の散歩道という昼間とは違う梅の姿を眺められるライトアップタイムがあります。ライトアップされる期間は2月15日~3月22日までです。

また、偕楽園・弘道館ともに、キャンドルアートやライトアップなどで幻想的な梅の花を楽しめる夜の部「夜・梅・祭2020」というイベントもあります。開催予定日は弘道館が3月7日、偕楽園が3月14日です。ともに夜の部の開園時間は18時~21時です。

通常のライトアップだけでは見ることができないキャンドルのあたたかい光が加わった梅の姿を、ぜひご覧ください。

梅まつり期間中は楽しいイベントが目白押し!

水戸の梅まつり期間中は、さまざまなイベントも開催されています。水戸を代表するゆるキャラ「みとちゃんのお誕生会」や「水戸の新酒まつり」「全国梅酒まつりin水戸」「水戸のひな流し」など、子供から大人まで楽しめるイベントが目白押しです。

たくさんあるイベントの中で人気が高いのが「野点茶会」です。見頃を迎えている梅の花を眺めながらいただくお茶は絶品です。水戸の梅まつり期間中の土日は、「野点茶会」が開催されていることが多くあります。

「野点茶会」には高校生野点茶会や野点茶会(石州流)、野点茶会(裏千家)などがあり、同じではないことも人気のポイントです。詳しくは水戸観光コンベンション協会のHPでご確認ください。

偕楽園へのアクセス

梅の絶景が見られる偕楽園へのアクセス方法を紹介します。偕楽園は電車でのアクセスも車でのアクセスもよい場所にあります。宿泊はもちろん日帰り旅行にもぴったりの偕楽園は週末のおでかけにもおすすめです。

電車利用

偕楽園へ電車で行く場合は、JR常磐線「水戸駅」または「偕楽園駅」下車します。水戸駅で下車した場合は、偕楽園方面行きのバスに乗って約20分で着きます。偕楽園駅で下車した場合は、歩いて3分ほどで会場に着きます。

ただし、偕楽園駅は水戸の梅まつり開催中のみ使用される臨時駅です。そのため、下車できるのは水戸の梅まつり期間中の土・日・祝日 9時10分~15時半までとなります。さらに、停車は下り線のみとなるため、上り列車に乗車するときは隣の水戸駅をご利用ください。

東京方面から偕楽園へ電車で行く場合は、品川駅・東京駅からダイレクトアクセスできる「上野東京ライン」のご利用がおすすめです。

車利用

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偕楽園へ車で行く場合は、常磐自動車道もしくは北関東自動車道のご利用がおすすめです。常磐自動車道「水戸IC」で降りる場合は、国道50号線と県道30号線を経由して約8km走らせると着きます。

北関東自動車道「茨城町東IC」で降りる場合は、国道50号線と県道180号線を経由して約9km走らせると到着です。北関東自動車道「水戸南IC」で降りる場合は、国道50号線と県道50号を経由して約8km走らせると着きます。

「水戸IC」「茨城町東IC」「水戸南IC」のどこで降りても約20分で偕楽園に着きます。都心からのアクセスもよい偕楽園へぜひお越しください。

駐車場情報

Photo byfill

偕楽園周辺には無料・有料駐車場が多数用意されています。ただし、水戸の梅まつり期間中は無料駐車場が有料駐車場になることがあります。

水戸の梅まつり期間中のみ有料駐車場に代わるのは、偕楽園・桜山第一駐車場、偕楽園・桜山第二駐車場、偕楽園・桜山第三駐車場、桜川駐車場、好文亭表門駐車場です。無料駐車場を利用したい場合は、千波湖湖南坂駐車場(50台)や旧消防学校跡地(100台)などをご利用ください。

無料駐車場は300台以上用意されていますが、水戸の梅まつり期間中の来場者数は毎年50万人前後となります。そのため、無料駐車場に停められない場合があります。あらかじめご了承ください。

住所 茨城県水戸市常磐町1-3-3
電話番号 029-244-5454

早春の偕楽園で華やかな梅の香りに包まれよう

一足早く春の訪れを感じられる偕楽園の梅の花は、ピンクや白、赤といった明るくかわいい花と香りで楽しめます。偕楽園の水戸の梅まつりは昼間の絶景を眺めるのもおすすめですが、夜のライトアップされた幻想的な姿も必見の価値があります。

寒さで縮こまった体に春を感じさせてくれる偕楽園の水戸の梅まつりは、気持ちを明るく・温かくしてくれるイベントです。週末の予定に悩んでいるときは、ぜひ偕楽園の水戸の梅まつりをご検討ください。

山内
ライター

山内

大好きな食べることを活かしてグルメ系記事を中心に執筆しています。流行りのグルメや老舗グルメ、旅行先のおすすめグルメなど、旅行情報と一緒にお届けします。

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