岐阜大仏は日本三大仏の一つ!大仏様のいる正法寺はどんなところ?

岐阜大仏は日本三大仏の一つ!大仏様のいる正法寺はどんなところ?

岐阜大仏は、日本三大仏の1つでもあります。岐阜大仏は、正法寺に安置されていますが、正法寺とはどのようなところなのでしょうか。岐阜大仏の大きさや見どころ、正法寺の歴史や魅力・御朱印授与の方法から正方法までのアクセス方法などについて詳しく紹介していきます。

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    記事の目次

    1. 1.三大仏・岐阜大仏の歴史
    2. 2.岐阜大仏の見どころ
    3. 3.岐阜大仏のある正法寺のご利益
    4. 4.岐阜大仏の正法寺・御朱印について
    5. 5.岐阜大仏の正法寺の基本情報
    6. 6.岐阜大仏を一度拝観してみよう!

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    三大仏・岐阜大仏の歴史

    岐阜県岐阜市にある、金鳳山正法寺の岐阜大仏(釈迦如来像)で、岐阜県の重要文化財に指定されています。日本における三大仏の1つとなっており、乾漆仏としては日本一の大きさを誇ります。他に有名なものは、奈良県奈良市の東大寺の大仏と、神奈川県鎌倉市の高徳院にある鎌倉大仏です。

    岐阜大仏は、江戸幕府の寛政の時代の頃に、金鳳山正法寺の第11代惟中和尚が、相次ぐ大地震や大飢饉などの天災に心を痛め、地震などの災害で亡くなった人々の菩提をするために、大きな釈迦如来像の建立を始めたことが起源となっています。

    Photo byDeltaWorks

    1790年代から、岐阜大仏に使用する材料を集め始めますが中々集まらず、そのため各地を巡りひたすら材料を集めることに尽力しました。1800年にはお堂が完成しましたが、お堂の完成した当時には、岐阜大仏は頭部のみが完成している状況でした。

    1815年惟中和尚は、岐阜大仏の完成を見届けることなく志半ばで亡くなり、大仏造りは暫く中断していました。しかし、惟中和尚の志を引き継いだ肯宗和尚が、13年後の1832年に大釈迦如来像が完成させました。

    建立から完成までに38年かかった岐阜大仏は、胎内仏として薬師如来像がいらっしゃいます。胎内仏の薬師如来像は、室町時代の美濃国の革手城の城下にあった霊正山正法寺の本尊でした。

    Photo byGrafikshopper

    胎内仏とは、仏像の胎内などに安置されている小さな仏像のことです。古来では、法隆寺西円堂本尊に安置されている、奈良時代に造られた薬師如来像が有名です。胎内仏の多くは平安時代の以降に造られた仏像に見られます。

    胎内仏は、仏像のみが単独に奉納される場合と、経典や願文などの様々な仏教などと関係のある品をあわせて奉納される場合があります。

    Photo by cyesuta

    最初に胎内仏が発見されたのは、法隆寺西円堂に安置されている、乾漆造の薬師如来座像の胎内から薬師如来の小金銅仏が発見されたのが始まりです。

    胎内仏は、胎内仏を納める仏像と、胎内仏が同じ尊像の場合が多いですが、胎内仏が別の尊像の場合もあります。新しく作られた仏像の中に、元々安置されていた古い仏像を胎内に納めることもあります。他にも、仏像造りに携わった人に、関係の深い仏像を納めることもあります。

    岐阜大仏の大きさや概要

    Photo by klipsch_soundman

    岐阜大仏は、日本三大仏の1つである釈迦如来像の座像です。像の高さは、約13.7メートルあり、奈良大仏の次に大きさのある仏像です。顔の長さは3.63メートルあります。目の長さは66センチ・耳の長さは2.12メートル、口幅は70センチ、鼻の高さは36センチあります。

    大きさのある大仏で、周囲は1.8メートルのイチョウを真柱としています。木材で骨格を作り、竹材を編んで仏像の形を形成しています。竹材の上に粘土を塗り、大仏の形を作り出しています。

    三大仏の奈良・鎌倉・岐阜の大仏の大きさは、どの大仏も有名で、観る人を魅了するほどの大きさを誇ります。大きさと荘厳さを見ることができる三大仏は、訪れる人の心を浄化してくれるパワースポットとしても人気があります。

    岐阜大仏の見どころ

    Photo by Yuya Tamai

    一切経・法華経・観音経などの経典が書かれた和紙を貼り付けて、漆を塗り金箔を貼り、日本三大仏と呼ばれる大きさの大仏が出来上がりました。経典を貼る際には、当時の住職が一枚一枚読み貼っていったと言われており、籠大仏の別名もあります。

    13メートル以上の大きさを誇る岐阜大仏は、乾漆仏としては日本一の大きさを持つ釈迦如来像の大仏です。乾漆仏とは、仏像造りの技法の1つで木の芯に麻布や和紙を漆で貼り重ねたものや、漆と木粉を練り合わせた物を持って作り出した仏像のことを乾漆仏といいます。

    乾漆は、奈良時代に盛行していた漆工芸の技法の1つです。中国の夾紵が起源とされており、古代では𡑮(そく)などと呼ばれていました。

    乾漆の技法には2種類あり、1つ目は、麻布を1センチほどの厚みに貼り重ねて形成していく脱活乾漆です。2つ目の技法は、脱活乾漆を簡略化した技法とされている、木心乾漆です。

    乾漆は、日本においては、7世紀末ごろから8世紀にかけて行われた仏像の制作に多く用いられていた技法ですが、平安時代以降は乾漆の技法はあまり使われていません。岐阜大仏は江戸幕府の時代に作られた仏像のため、造りかたにも昔の技法を用いた珍しい大仏となっています。

    使用された竹や粘土・大仏に姿を造るのに、貼り重ねている和紙に記載されている経典などは、全て岐阜の伝統工芸品からできています。細部に渡るまで、岐阜の材料を使うこだわりが詰まった大仏です。

    Photo byjeniffertn

    三大仏の1つである、岐阜大仏の特徴は長い耳たぶです。耳の大きさは2メートルを超えており、あごの先よりも耳たぶが長い珍しい造りをしている大仏です。お堂には、大仏の断面図が貼られていますので、詳しく知りたい方には断面図も一緒に見ることをおすすめします。

    岐阜大仏のもう1つの見どころは、手のポーズです。手の形は、右手が中指と親指で輪を作っている説法印です。説法印は、お釈迦様が人々にありがたいお話をしているポーズです。

    右手を中指と親指で輪を作る手の形の仏像は、阿弥陀如来像の仏像によく見られる形です。岐阜大仏は、釈迦如来像のため釈迦如来像で説法印の手の形をしているのは珍しいポーズです。

    大仏澱も一見の価値あり

    日本三大仏の1つである、岐阜大仏がいらっしゃる正法寺の境内には、3つのお堂が建造されています。岐阜大仏が安置されている大仏殿・正法寺で最も古い仏像が安置されている地蔵堂・鳥居が建てられている運授殿の3つです。

    境内は広くはありませんが、境内には綺麗に整えられたお庭が素敵と評判で、大仏殿は、珍しい中国様式で造られていますので大仏殿の造りも見どころの1つになっています。

    正法寺は、黄檗宗(おうばくしゅう)の宗派の寺院であり、黄檗宗は江戸時代に中国から渡来した隠元隆琦が開祖と言われている宗派のため中国の様式が多岐に渡り見ることができ、梵鐘の形をした窓が特徴的なお堂です。

    大仏殿は年中無休で拝観することができ、ご利益を授かることができます。大仏殿の中には、左右の壁に約108体の羅漢像が岐阜大仏を取り囲むように並べられています。

    大仏殿の入口に入ってすぐのところには、賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)像も安置されています。賓頭盧は触ることができ、無病息災のご利益があると言われています。

    賓頭盧は、正法寺だけでなく多くの寺院に安置されていますが、殆どがお堂の外に安置されており、雨ざらしになっており顔の形相が怖い仏像と言われています。

    地蔵堂には正法寺に安置されている仏像の中で、一番古い仏像の地蔵菩薩立が安置されています。地蔵菩薩立像は鎌倉時代に造られた仏像と言われていますが、詳しい年代は明らかにされていません。

    古文書の言い伝えによると、戦の際に戦火により寺を焼失した際に、お寺のお地蔵様の首が金華山の南側にあった水田の中から出現したとされています。

    お地蔵様の首は仏師の手により修復され、今の姿に再現されたと言われています。見事な修復により再現された仏像は、修復後の保存状態も良く顔には金箔も残されています。

    安置されている仏像は、身に着けている衣に重厚感があり、仏像の顔も凛々しく強いため、ご利益やパワーを感じることができると評判です。地蔵堂の扉は格子状になっており、地蔵菩薩立像は1年を通して無料で拝観できるようになっています。

    Photo by masatsu

    お寺の中に鳥居がある、珍しい運授殿も見どころの1つです。鳥居は通常神社の入口にありますが、運授殿がある正法寺は寺院ですが、運授殿に鳥居が設置されています。運授殿は、名前の通り、運を授けると言われているお堂のため、ご利益を授かれると言われています。

    運授殿の軒の天井には、様々な動物の絵が描かれており、美しく圧倒されると評判です。お寺に鳥居が設置されている神秘的な空間も合わせ持っている運授殿で、ご利益とパワーを授かりましょう。

    岐阜大仏のある正法寺のご利益

    Photo by Kyoto-Picture

    続いては、岐阜大仏が安置されている正法寺のご利益について紹介していきます。パワースポットとしても知られている正法寺のご利益を授かりましょう。

    地蔵菩薩とは

    Photo by InSapphoWeTrust

    正法寺の岐阜大仏には、胎内仏の地蔵菩薩がいらっしゃいます。地蔵菩薩には、無病息災のご利益があると言われています。優しい顔をされている岐阜大仏の胎内仏として安置されている地蔵菩薩のご利益を授かりましょう。

    正法寺の大仏殿には、お釈迦様の弟子である賓頭盧の像も安置されています。賓頭盧は、神通力の能力が優れていたと言われており、古来だけでなく現代でもご賓頭盧の像に触れる際に、自身の治癒したい部分を撫でると治癒すると言われています。

    岐阜大仏の正法寺・御朱印について

    続いては、日本三大仏の1つである岐阜大仏が安置されている正法寺で授かることができる御朱印について詳しく紹介していきます。近年は御朱印集めをしている人も大勢おり、三大仏の御朱印は是非授かりたい御朱印の1つとも言われています。

    御朱印・拝観受付場所

    Photo by shi.k

    正法寺で授かることができる御朱印には、右上に「日本三大仏」と記載され、左側には、岐阜大仏殿 正法寺と記載されています。正法寺で記載してもらうことができる御朱印は、滑らかさやメリハリなどのバランスが素晴らしいと評判です。

    御朱印を授かれることができるのは、大仏殿入口の拝観受付で受付をしてくれます。大仏殿入口の左側に小屋があり、この小屋が拝観受付の場所となります。

    拝見受付の場所には、御朱印長を先に預けてくださいと書かれていますので、御朱印帳を先に預けておくと、大仏殿を拝観している間に御朱印を記載してくれます。

    受付時間

    御朱印を受け付けてくれる、正法寺の大仏殿の開館時間は、9:00から17:00となっています。開館時間の間に御朱印帳を拝観受付に預けるようにしましょう。

    御朱印代金について

    御朱印の代金は300円となります。基本的に御朱印を授かれることができる、神社仏閣の御朱印代は300円の箇所が多いです。受付で支払うようにしましょう。

    また、正法寺にはオリジナルの御朱印帳は準備されていませんので、御朱印の授与を希望する場合には、あらかじめ御朱印帳を用意しておくようにしましょう。

    岐阜大仏の正法寺の基本情報

    Photo by Kyoto-Picture

    日本三大仏の1つである、岐阜大仏の基本情報について見ていきましょう。岐阜大仏へは、公共交通機関・車どちらでもアクセスが可能です。

    岐阜大仏の開館時間は、9:00から17:00で、年中無休で拝観が可能です。拝観料金は大人200円子ども100円です。次からは、岐阜大仏へのアクセス方法について詳しく紹介していきます。

    電車でのアクセス

    フリー写真素材ぱくたそ

    まずは、公共交通機関を利用した場合のアクセス方法を紹介していきます。岐阜大仏へは、JR岐阜駅・名鉄岐阜駅どちらの駅からでもアクセスが可能です。どちらの駅を利用した場合もアクセス時間や料金に大きな差はありません。

    名古屋からアクセスする場合は、料金も安く短い時間でアクセスすることができるため、JRを利用することをおすすめします。JR岐阜駅から岐阜大仏まではバスでアクセスをしましょう。

    11番・12番・13番乗り場からアクセスすることができます。N系統の長良橋方面・市内ループバス(左回り)に乗車して、岐阜公園・歴史博物館前で下車します。バスを降りてからは歩いて5分ほどでアクセスできます。

    Photo by iyoupapa

    名鉄岐阜駅を利用した場合も、名鉄岐阜駅からはバスで岐阜大仏までアクセスをします。4番乗り場からN系統長良橋方面・市内ループバス(左回り)のバスに乗車して、岐阜公園・歴史博物館前で下車します。バスを降りてからは歩いて5分ほどでアクセスできます。

    JR岐阜駅・名鉄岐阜駅からは約5分間隔でバスが運行しており、バスの乗車時間は約15分です。料金は片道210円です。

    車でのアクセス

    Photo by zenjiro

    岐阜大仏には駐車場がありますので、車でのアクセスも可能です。駐車場は無料で利用することができますが、8台分ほどしか駐車することができませんので、なるべく公共交通機関を利用することをおすすめします。

    小さいお子様がいる家族連れの場合は、車が便利です。JR岐阜駅からは、県道54号線を経由して15分ほどでアクセスが可能です。名鉄岐阜駅からは、国道157号線を経由すると10分ほどで到着します。

    車の混雑状況にもよりますが、名古屋からも東海北陸自動車道を経由し各務原インターチェンジで降りて進んでいくと、1時間ほどでアクセスすることができます。

    住所 岐阜県岐阜市大仏町8
    電話番号 058-264-2760

    岐阜大仏を一度拝観してみよう!

    Photo bylynthia

    日本三大仏の1つである岐阜大仏の、見どころ・ご利益・御朱印・アクセス情報などについて詳しく紹介をしてきました。

    岐阜駅からのアクセスも良好のため、訪れやすいパワースポットとしても人気です。日本三大仏の1つの岐阜大仏のご利益や御朱印を授かりに、岐阜大仏を拝観しに行きましょう。

    mi-sa0380
    ライター

    mi-sa0380

    旅行が大好きです。日本の名所から世界遺産巡りなど歴史を感じることができる場所が好きです。観光に行くとご当地グルメを食べ歩いたりカフェ巡りをしています。動物も好きなので、動物園や水族館に行ったり、犬カフェや猫カフェに行って、可愛い動物に癒されています。

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