東京から札幌まで格安な行き方まとめ！フェリーやLCCはどのくらいかかる？

東京から札幌までの距離は直線で約832kmあり、車で行くとなると1000kmを超える道のりです。実際には津軽海峡を越えないといけないため、車で行くことは現実的には無理です。東京から札幌までの行き方について取り上げて、どのような方法がお得なのか考えてみましょう。

東京から札幌までの行き方は、いくつかの方法があります。北の都札幌で楽しむためにも移動方法を検証して、スムーズに行けるようにしましょう。東京から札幌までの移動手段を徹底比較しています。価格や時間などを考えて自分なりの方法を見つけてみましょう。

東京から札幌までの行き方は主に3種類です。1つ目は飛行機で、羽田空港から新千歳空港までの旅客機を使います。羽田空港から新千歳空港まで約1時間30分で行くことができ、一番東京から札幌までを短い時間で結ぶ方法です。時間だけを考えるのなら飛行機一択です。

2つ目の行き方は、鉄道を利用する方法です。北海道新幹線が東京駅から新函館北斗駅までつながっており、新函館北斗から在来線の特急で札幌まで行くことができます。東京駅から新函館北斗駅まで、約4時間で結んでおり、途中に函館に立ち寄って観光するのならこの方法がおすすめです。

新函館北斗駅から札幌駅まで、JR北海道在来線の特急「スーパー北斗」が約3時間30分で結んでいます。合計で東京から札幌まで約7時間30分～8時間で到着することができます。

電車の場合には周囲の景色などを楽しみつつ、駅弁などを食べてゆっくりと旅行ができるのがメリットです。函館に観光で立ち寄れるのならおすすめの方法です。

3つ目の東京から札幌までを繋ぐ方法が、フェリーと高速バスを利用した方法です。フェリーは何カ所かから北海道に上陸しているのですが、主に2つのルートがあります。1つ目は津軽海峡だけをフェリーで渡り、あとは夜行バスなどを使用する方法です。

東京を夜に出て、車内泊し、翌朝に津軽海峡をフェリーで渡り、それから高速バスを乗り継いでいく方法です。もちろん高速バスを電車で置き換えることも可能で、ゆっくりと旅情を楽しむことができる点と安さが大きなメリットです。

函館から札幌までのバスを夜行バスにしておくと、函館で昼間に時間が取れる点も大きなメリットです。ただし2日連続の車中泊は、身体にはやや堪えるかもしれません。コスパの面ではホテル代も浮きますし、おすすめの方法です。

もう1つのフェリーのルートは、茨城県の大洗から北海道の苫小牧までのフェリーを利用する方法です。特に自家用車で東京から札幌までを行く人におすすめで、それぞれのアクセスも悪くありません。大洗から苫小牧までのフェリーは所要時間約18時間です。

船上でのゆったりしたクルーズを楽しみたい方におすすめで、格安に東京から札幌までを結べる方法です。フェリーが1日2本なので、時間が限定されてしまうことがデメリットですが、苫小牧から札幌までは頻繁に高速バスが走っており、苫小牧観光を楽しめる点がメリットです。

それではまず、東京から札幌までを飛行機を利用して移動した場合について考えてみましょう。料金と時間、あとはお得になるプランについて取り上げていきます。料金やプランについては2020/1/30の料金です。

飛行機で移動した場合には、JALやANAでは、羽田～新千歳がJALは38200円でANAは37420円です。現在は閑散期であり、この金額でも控えめです。ピーク時は40000円を超え、他の行き方に比べると金額的にはかなり高い行き方です。ただしJALやANAの場合にはサービスが充実しています。

JALやANAより格安のLCCを利用した場合はどうでしょうか？新千歳空港に就航している格安LCC路線は6社あり、ピーチとスカイマーク、ジェットスタージャパン、春秋航空、AIR DOです。このうち羽田から新千歳を結んでいるのが、スカイマークとAIR DOです。

成田と新千歳を結んでいるのが、ピーチとジェットスタージャパン、春秋航空です。それぞれ見ていくと、スカイマークの羽田発新千歳行きは23260円です。AIR DOの羽田発新千歳行きは30160円です。公式サイトで調べており、早割などの特典は入っていません。

ピーチの成田発新千歳行きの価格は、6890円です。ジェットスタージャパンの成田発新千歳行きは、8760円です。春秋航空の成田発新千歳行きは、8680円です。格安LCCの料金を見ると羽田空港よりも成田空港の方が格安で東京から札幌までを移動できます。

格安LCCには搭乗口へのアクセスが悪いなどのデメリットがありますが、それでもこの価格は魅力です。特に公式サイトから早割などを活用することで、より安く航空券を手に入れることができ、さきほど挙げた価格よりも安く移動できるメリットがあります。

1点だけ注意点を挙げると、キャリーバックの問題があります。LCCの中には機内に持ち込む荷物について、別料金を取っているケースがあり、荷物の大きさによっては、プラス3000円程度取られる可能性があります。搭乗口で詳しく確認するか事前に公式サイトから電話して聞いておきましょう。

空港は最寄りの駅からの移動費も計算に入れておかないといけません。羽田空港の場合には、東京駅からなら浜松町で東京モノレールに乗り換えてアクセスするか、品川で京急線でアクセスするかの方法と、バスでアクセスする方法があります。

ちなみに東京駅からの料金だと浜松町で東京モノレールを使用して、ICカードで649円かかります。京急線を利用すると品川乗り換えで、460円です。ちなみにバスを利用すると950円です。

新千歳空港から札幌までのアクセスも考えておかないといけません。新千歳から札幌までの行き方は2種類あり、電車とバスが利用できます。電車の場合には、1150円かかり、バスの場合には1100円かかります。

成田空港から移動した場合には、東京からのアクセスを考えないといけません。主に6つのルートが考えられます。1つ目は日暮里から京成スカイライナーに乗り、成田空港へアクセスします。一番成田空港へは早く着ける方法です。料金は2664円です。

2つ目は成田エクスプレスに乗ることで、料金は2872円です。東京駅からなら一番空いており、スムーズにアクセスできる点がメリットです。3つ目が京成本線を利用する方法で1199円です。安い点もあり比較的混んでいる点が難点で、大きなキャリーバックを持っての移動は苦労します。

4つ目が成田スカイアクセス線を利用する方法です。京成線より早く、料金は1414円かかります。5つ目はJRの総武快速線を利用する方法で、料金は1342円です。6つ目は高速バスを利用する方法で、料金は1000円でアクセスできます。

成田空港でLCCを利用する場合には、空港の駅やバスターミナルからのアクセスにも注目です。LCCが主に使用しているターミナルは第3ターミナルで、これは主要の駅からかなり離れています。したがってキャリーバックを持って歩くのはやや苦労するでしょう。

飛行機で移動した場合には、羽田空港や成田空港から新千歳空港まで約1時間30分です。一番早い羽田空港から利用しても東京から札幌までをおよそ3時間で結びます。時間だけを考えるのなら、飛行機に敵うものはありません。料金もLCCなら比較的抑えられており、メリットが多いです。

ホテルがセットになっている宿泊プランが安くておすすめです。大抵は大手の旅行代理店などで販売されています。航空機代と宿泊代がパックになっており、格安で東京から札幌までを移動することができます。季節によってプランを利用すると良いです。

加えて早割が使えると尚お得です。旅行することが決まっているのなら、早めに予約を入れればいれるほど安くなるプランで、東京から札幌までを移動することができます。上手に活用して格安で札幌旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。

東京から札幌までを新幹線を利用して移動した場合について考えてみましょう。そのメリットや価格、時間について考えます。

新幹線を使って東京から札幌までを移動するのには、1度以上は乗り換えないといけません。新幹線は現在東京から札幌までは運行しておらず、開通は2030年だと言われています。したがって東京からは一度新函館北斗まで行き、それから2つのルートが主にあります。

新幹線で東京駅から新函館北斗駅までは、全席指定で23230円です。新函館北斗駅から札幌駅までJRのスーパー北斗で、8910円です。後程時間のところで解説しますが、札幌までを直行で考えたときには、飛行機より高くつくことになります。特にLCCとの差は歴然です。

そこでおすすめするのは、函館で1日観光してから札幌まで向かう方法です。これなら、新幹線のデメリットがあまりなく、むしろ函館を観光できるメリットだけです。函館を1日観光し、ホテルに宿泊する方法や夜行バスで向かう方法があります。

夜行バスの場合には、高くても4000円台です。JR北海道の特急スーパー北斗で行くのとは約半額で札幌まで行けるのでお得です。新幹線のメリットは本数が多いことです。

最終の19:20東京発の新函館北斗行きの新幹線に乗って、新函館北斗駅で札幌行きの夜行バスに乗り継いで行くことができます。

例えば東京から札幌まで行く当日に仕事が入っていた場合には、新幹線の方がメリットが多いでしょう。指定席なので時間も指定されますが、飛行機よりも遅くに出発して札幌の朝に着くことができます。

東京から札幌までを新幹線で移動した場合のかかる時間は、東京駅から新函館北斗駅まで最短で3時間58分です。それから乗り換え、特急スーパー北斗で3時間30分です。したがって約8時間電車に乗り続けることになります。連続での移動を考えた場合には、ややきつい旅になるでしょう。

しかし新幹線とスーパー北斗の乗り換えは比較的スムーズに行われ、空いている点もメリットです。新函館北斗駅で降りるときに苦労することがありません。飛行機のようにLCCで大きな荷物を持ち運ぶ場合にも現状なら、特に新幹線では超過料金は取られません。

新函館北斗駅から高速バスを利用した場合には、所要時間は東京から札幌まで約10時間です。夜行バスを利用した場合には例えば東京を19:20発の新幹線に乗って、新函館北斗駅に23:30頃に付き、それから夜行バスに乗り換えて、翌朝5:30頃に札幌に着きます。

ホテル代なども考えるとこの方式を利用するメリットはありそうです。いずれにしても新幹線代やJR北海道の料金を圧縮できるなら、メリットがありそうな新幹線での東京から札幌までの移動です。青春18きっぷや、東日本・北海道パスなどを利用すると、上手に北海道を楽しめます。

飛行機と同じように新幹線もホテルパックが割引になるのでおすすめです。各旅行ツアー会社に相談をしてみましょう。札幌での工程などが折り合いがつくなら、非常に格安で北海道旅行が楽しめます。

また、道中にいろいろ遊びながら過ごすことができます。寄り道などもしやすいです。特に函館や、盛岡などの地方都市に立ち寄りたい場合には、新幹線の方が回りやすいです。北海道に入ってからも、小樽などの都市や、ニセコなどに立ち寄りたい場合にはJRが向いています。

東京から札幌まで高速バスとフェリーを利用した場合には、どのような価格と時間になるのでしょうか？詳細などを見てみましょう。

東京から札幌までを高速バスとフェリーで行った場合には、2つのルートでそれぞれ料金を出します。シーズンによって異なるケースがありますので、注意してください。スキーシーズンの冬は北国への旅行客が多く、ハイシーズンになります。

まず津軽海峡をフェリーで渡った場合には、東京から青森までは高速バス、フェリーで対岸の函館に渡り、それから高速バスで札幌までと言うルートです。東京から青森までの高速バスの料金は、8000円～です。シーズンによって2000円程度前後することがあります。

津軽海峡のフェリーの料金は、スタンダート（自由席）で2260円です。これよりシートのランクが上がってくると料金が高くなります。また、シーズンによって若干料金が変わる点も注意しましょう。冬は基本的にハイシーズンで料金は高めの設定です。

函館から札幌までは4000円～で高速バスが走っています。したがって最低15000円弱東京から札幌まで高速バスとフェリーならかかります。フェリーの場合細かい手荷物などの料金設定がありますので、詳しくは津軽海峡フェリーの公式ホームページを確認してください。

もう1つの高速バスとフェリーのルートである大洗苫小牧間のフェリーを利用した場合の料金を見てみましょう。まずは東京から大洗フェリーターミナルまでは、高速バスみと号で、2260円です。

大洗～苫小牧のフェリーの料金は季節や部屋などのグレードによって異なります。一番グレードが低い部屋で10740円です。苫小牧から札幌までのバスは、1330円です。合計で約14000円で東京から札幌までを行く行き方で、格安の路線です。

東京から札幌までを高速バスとフェリーで移動した場合にかかる時間が、格安の移動の手段ながらネックです。主な2つのルートの所要時間を見てみましょう。またバスの中で宿泊する場合とフェリーの中で宿泊する場合とで異なります。いろいろなケースを実際に時刻表を見て時間を計算します。

ます津軽海峡フェリーコースでは、一番ベターな朝に東京を出て、夜にフェリーに乗り、翌夕方に札幌に着くパターンです。時刻表から一例を見てみると、上野から10:00に出るスカイ号に乗り、青森に20:50に着きます。

津軽海峡フェリーは翌日2:40青森発に乗り、6:40に函館に着きます。そして7:00発の高速バスで、13:00に札幌に到着です。この行き方ではおよそ27時間かかります。宿泊でしっかりと睡眠がとれない点がマイナスのポイントですが、乗り換えの際に観光できる点がメリットです。

津軽海峡フェリーを昼に利用する方法での最短は、一例を挙げると東京21:30発の津軽号に乗り青森に翌7:40に着きます。津軽海峡フェリーが10:00発の函館13:40着です。函館14:48発の高速バスに乗れると札幌には20:15に着きます。

この行き方では約23時間で東京から札幌に行くことができます。夜行バスでの前日宿泊がゆっくりとできるのなら、おすすめの行き方です。値段も格安で、一番おすすめできる行き方です。

この他にも繋ぎの良い高速バス＆フェリーの工程があります。詳しくは各公式ホームページまたは旅行サイトを覗いてみましょう。

大洗と苫小牧の行き方は一択です。14:20発の高速バスみと号に乗り、19:45大洗発の翌日13:30着のフェリーに乗り、13:48分の高速バスに乗り、札幌着が15:48です。この行き方の場合の所要時間は約25時間30分です。このコースの場合には、他に選択肢はありません。

津軽海峡フェリーの場合には、時間が約3時間のため、眠るというほど眠ることができません。部屋のグレードによってはゆったり過ごすことができます。大洗～苫小牧間のフェリーの場合には、1泊するようになっているので、ゆっくり泊まることができます。

青春18きっぷを利用した場合には、すんなりと行くことが難しいです。途中の青い森鉄道線とIGRいわて銀河鉄道線の区間が利用できない点を考えると大きく弘前から迂回する必要があります。

札幌までの工程を考えると片道だけで3日かかり、青春18きっぷの使用期限である5日間を大きく使用することになります。ただし要所要所観光をしていきたい場合や、東北各都市を巡りたい場合には役立つ方法です。

青春18きっぷは他の行き方と比べると長い時間がかかるでしょう。しかし札幌を中心に往復を考えているのなら、同時期に発売される「東日本・北海道パス」を利用されることをおすすめします。

料金は青春18きっぷが5日間で11850円に対して東日本・北海道パスは10850円です。ただし青春18きっぷは5日間に対して東日本・北海道パスは連続した7日間です。札幌で数日間観光したいケースにはあまりおすすめではありません。

ただ東日本・北海道パスはプラス6000円でJR北海道の特急に乗れるオプションがあります。東京から札幌まで行き北海道をJRで巡るなら青春18きっぷよりは東日本・北海道パスの方が使い勝手は良いでしょう。格安で巡ることができます。

東京から札幌まで一番格安な行き方はどれなのでしょうか？値段の安さと時間に掛かる労力を換算しておすすめの方法を紹介します。

東京から札幌までの行き方で一番格安な方法は、LCCです。それも成田空港からのLCCを狙いましょう。便数もそれなりにあり、何より時間的な節約ができます。LCCの次点として高速バスとフェリーです。

最後のおすすめは鉄道です。2030年に北海道新幹線が札幌まで通じれば行き方のおすすめ順が変わる可能性があります。

東京から札幌まではいろいろな行き方があります。LCCで札幌周辺を楽しむのも良いですし、高速バスやフェリーなどで旅の工程を楽しむのも良いです。東京から札幌まで自分に合った行き方を見つけて楽しい旅にしてみましょう。