本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
サイゼリヤでエスカルゴが食べられるって知ってた?
サイゼリヤはイタリアン専門のファミリーレストランとして有名ですが、エスカルゴが食べられることはご存じでしょうか。
実はサイゼリヤ自慢のソースと共に頂くエスカルゴが、美味しくて安い低コスパメニューとして話題になっています。サイゼリヤの隠れた人気メニュー「エスカルゴのオーブン焼き」を、ぜひ味わってみましょう!
サイゼリヤってどんなお店?
サイゼリヤとはどのようなお店なのでしょうか?サイゼリヤが低コスパを実現している秘密や、幅広い世代に支持されている理由をご紹介します。
サイゼリヤって?
サイゼリヤは1973年創業のカジュアルイタリアンレストランです。目指すのは食の「豊かさ」によって社会の一人一人に貢献することで、サイゼリヤでは「食を気軽に選べること」が真の豊かな食と考えています。
仕事帰りのいつもの夕食、お出かけのついでにティータイム、ちょっと贅沢なランチ、大勢でワイワイ食事会のように、さまざまなライフスタイルや思考に適した食を選んでほしいと願っているのです。
そこでサイゼリヤは、日常生活の中で気軽に来店し、用途に合わせた料理をアラカルトで楽しむイタリア式食文化の楽しさを提案しています。
全国に1069店舗あるイタリアンのチェーン店
サイゼリヤは全国に1069店舗、東南アジア諸国に478店舗を展開するイタリアンの大手チェーン店です。より多くの人に、日常生活の中で気軽に来店してもらうためには店舗数の確保が必須ですから、サイゼリヤは現在でもチェーンストア展開を積極的に行っています。※店舗情報は2023年5月4日時点、サイゼリヤ公式サイトより。
サイゼリヤが目指す食の豊かさを提供するためには、行きたい時にいつでも行ける身近なお店という位置づけが大切と考えているのです。
値段が安くてボリューミー
サイゼリヤがこれほどまでに規模を拡大できる理由は、「値段が安くてボリューミー」と「美味しさ」という一見矛盾するような条件を同時にクリアする「低コスパ」の取り組みを行っているためです。
サイゼリヤには信じられないほどリーズナブルなメニューがたくさんありますが、価格設定には強いポリシーを持っています。1973年、サイゼリヤの創業者はイタリア料理店を始めますが当時はイタリア料理が珍しく、お客さんがあまり集まりませんでした。
そこで創業者は、お客さんに喜んでもらうためにびっくりするくらい安い値段で売る案を思いつき、7割引で提供を始めます。すると予想通り、お客さんが一気に増えたのです。
サイゼリヤの安い値段設定は「みんなに喜んでもらいたい」という一心から始まりました。そして現在、創業者の思いはサイゼリヤに強く根付き、「注文したくなる価格」という形でファンを喜ばせています。
1980年以降、物価の変動や消費税導入を経てもサイゼリヤはメイン価格を変えませんでした。むしろサイゼリヤで大人気だったミラノ風ドリアを大幅に値下げしたり、グラスワインの相場が600円以上だった2000年に「100円」で販売したりと、多くの人が注文しやすい価格を常に見直しているのです。
そのためサイゼリアではセットメニューを置かず、コーディネーションを楽しめるように全メニューをリーズナブルに提供しています。その結果サイゼリヤへ訪れた人は、テーブルの上にはお皿がいくつも並んでボリューミーなのに、信じられないほど安い合計金額を知って驚くことになるのです。
一方サイゼリヤが考える美味しさのポイントは3点で、「毎日食べても飽きない味」、「毎日食べられる健康的な食」、「コーディネーション」です。
サイゼリヤは毎日食べても飽きない味を、余計な味付けを加えず世界中の人が食べられる味としていて、正にイタリア料理の食文化に当てはまります。イタリア料理の根底には味付けをできるだけ控え、素材そのものを味わうという考え方があるのです。
そこでサイゼリアでは良質な素材を選び、シンプルな調理で素材本来の味わいを活かしてこそ、毎日でも食べ飽きない美味しい料理としています。
またサイゼリヤにとって毎日食べられる健康的な食とは、味付けをシンプルにすることに加え、油の使用を極力控えることです。
サイゼリヤが目指すのは一度きりの美味しさではなく毎日の美味しさなので、食後に胃もたれするような料理は提供しません。サイゼリヤを利用する人が健康的な毎日を過ごせるよう、体に良い食を提供しています。
そしてコーディネーションとは食事のシーンや当日の気分、体調に合わせ、料理を選んで組み合わせることです。イタリア料理のベースはオリーブオイルで統一されているため、どのようにコーディネートしても相性が良い上に全ての料理がワインによく合い、美味しさが倍増します。
そのためサイゼリアでは1品当たりのサイズを多すぎず少なすぎない量に設定し、1人でも大人数でもコーディネーションによって倍増する美味しさを楽しんでほしいと考えているのです。
世代を問わず人気
サイゼリヤには子供向けから大人向けのメニューまで種類が充実していますし、どれもリーズナブルなのであまり値段を気にすることなく、色々な料理をオーダーできます。
低コスパなのはもちろん、食べたいものをいくつも選べる楽しさというサイゼリヤの魅力が、世代を問わず人気を集めている理由となっています。
そもそもエスカルゴって?
サイゼリヤで話題を呼んでいるエスカルゴとは、そもそもどのようなものなのでしょうか?エスカルゴは「カタツムリ」を意味し、食用として主に4種類が流通していますが、多くは扱いやすい養殖のエスカルゴです。
またエスカルゴは非常に古くから珍重されてきたグルメで、フランスのブルゴーニュ地方で伝えられてきました。エスカルゴの卵が高級食材とされる理由や、イタリアの一部でエスカルゴが食べられてきた理由を始め、エスカルゴに関する情報を詳しくご紹介します。
フランス語でカタツムリの意味
エスカルゴは「カタツムリ」または「螺旋(らせん)状」を意味するフランス語ですが、日本ではカタツムリそのものではなく、エスカルゴを使ったフランス料理を指すのが一般的です。世界には数多くの種類のエスカルゴが存在し、食用とされるエスカルゴは通常4種類になります。
1種類目は「エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ」です。フランスのブルゴーニュ産で正真正銘本物のエスカルゴですが、絶滅の危機にあります。日本では「リンゴマイマイ」と呼び、養殖が難しいので東ヨーロッパで捕ったものを販売するケースがほとんどです。大きさは40mm~55mmです。
2種類目は「プティ・グリ」です。4種類の中で最もサイズが小さいエスカルゴですが、腸を含めて丸ごと食べられるので扱いやすい品種になります。養殖が可能で、大きさは28mm~35mmです。
3種類目は「グロ・グリ」です。プチ・グリの仲間で、サイズはブルゴーニュと同程度になります。養殖が可能で、大きさは40mm~45mmです。
4種類目は「トルコのエスカルゴ」です。ブルゴーニュに似ていますが殻の模様が異なります。またブルゴーニュよりも味は落ちますが、養殖しやすいというメリットがあります。大きさは35mm~40mmです。
養殖のカタツムリ
食用のエスカルゴは主に4種類存在しますが、本物のブルゴーニュは乱獲によって数が激減し、保護指定動物の対象になっています。また野生のエスカルゴは食べられる状態にするまでの下処理が非常に大変で、捕獲してから調理するまでに10日間以上かかるのです。
そのため、流通しているほとんどのエスカルゴが養殖されたものになります。野生種はどのようなエサを食べてきたのかわからないので、消化管に残っているものを排泄処理する手間がかかります。
一方養殖の場合は、衛生管理が整った環境で穀物を中心としたエサによって飼育されているため、安心して食べられるのです。フランスでは、成長が早く商売として成り立ちやすいプチ・グリとグロ・グリの養殖を盛んに行っていて、庶民の食材として親しまれています。
またブルゴーニュは希少種であることから、代用品としてよく使われているのが「アフリカマイマイ」です。アフリカマイマイは巨大カタツムリとも呼ばれ、日本では主に沖縄に生息していますが、世界各国にも存在しています。
ではなぜ、アフリカマイマイは食用として流通していないのでしょうか?理由は、人間にとって非常に危険な害を及ぼす寄生虫を宿していることが多いためです。つまり強い毒性を持っているのは、アフリカマイマイ自体ではなく寄生虫ということになります。
ただし寄生虫は食品を十分に加熱することで死滅するため、きちんと加熱処理を行えば食べても問題はありません。
実際にアフリカマイマイを飼育して食用にしている国は多く、特に台湾やカメルーンが有名です。さらにアフリカマイマイは、エスカルゴの缶詰に使われることも多い品種になります。
フランスのブルゴーニュ地方の伝統料理
エスカルゴはフランスのブルゴーニュ地方に古くから伝わる郷土料理で、何と古代ギリシャ時代から食べられていました。特にローマ帝国にはグルメな人が多く、エスカルゴを珍味として重宝していたのです。
当時はエスカルゴの飼育場も設置し、しっかり太らせてから食していたとされています。一般的な食べ方はオーブン焼きです。エスカルゴの身を殻から出し、内臓を取り除いてから茹でます。茹でた身を刻んで殻に戻し入れ、ニンニクやパセリ入りのバターを詰めてこんがり焼けば完成です。
リンゴマイマイの卵は高級食材
ブルゴーニュ産エスカルゴ「リンゴマイマイ」は身だけではなく、「ホワイトキャビア」と呼ばれる卵も高級食材として大変人気があります。
一般的な黒いキャビアの母体であるチョウザメは、乱獲によって絶滅危惧種に指定されたためフランス人は研究を重ね、ホワイトキャビアを生み出したのです。
リンゴマイマイの卵は美しく輝く真珠のように真っ白で、森林浴をしている時にふっと漂うような心地良い香りと塩味が絶品という理由で高く評価されています。
ホワイトキャビアは独特の風味が魅力で、少量をサラダに添えたり魚料理に合わせたりと、料理のアクセントに使うことで風味豊かな奥深い逸品に仕上げることができます。
ただしリンゴマイマイは高コストで手間暇がかかる上に、卵の加工という作業がプラスされるためホワイトキャビアの値段は「30gで1万円」と大変高価です。チョウザメのキャビアと同程度の価値があり、日本では高級レストランでも滅多に見かけることができない超希少な食材とされています。
イタリアの一部でもエスカルゴを食べる
エスカルゴはイタリアの一部の地域でも食べられていて、代表的なエリアが夏の暑さが厳しいシチリアです。シチリアでは夏になると、エスカルゴが殻の穴を覆うように膜を張って夏眠に入ります。
エスカルゴはもともと滋養強壮に最適な食材で、休眠時期が最も美味とされてきました。そこでシチリアの人々は夏の畑で野菜を収穫するついでにエスカルゴも捕り、暑い夏を乗り切るために食べてきたのです。
エスカルゴは1~2週間置いて未消化物を吐き出させた後、調理を行います。シチリアで一般的な料理は、夏野菜のスープ「ギョッタ」です。濃いめの味付けをしたスープで殻ごと一緒に煮込み、フォークで中身を取り出して食べます。
他には「ルマーケフリット」も人気です。オリーブオイルを注いだフライパンにパン粉、パルミジャーノ、イタリアンパセリのみじん切りを合わせたものを敷き、エスカルゴを殻ごと並べて焼きます。大皿で食卓に出し、みんなで競い合って食べるのが恒例となるほど美味しい一皿です。
サイゼリヤのエスカルゴの産地は?
サイゼリヤの人気メニュー「エスカルゴのオーブン焼き」は低コスパなことで有名ですが、どこの産地のものを使っているのでしょうか?サイゼリヤが扱うエスカルゴの産地をご紹介します。
欧州産を使用
サイゼリヤのエスカルゴは低コスパなので原産地が気になるところですが、実際はメニュー表にもしっかり記載されている通り、「欧州産」です。本場ヨーロッパ産のエスカルゴを驚くほど低価格で提供できるのは、サイゼリヤの企業努力の賜と言えるでしょう。
サイゼリヤが多数のお値打ち品を実現している理由は、「製造直販業」という取り組みです。製造直販業とは、お客さんに料理を提供する店舗の企業が、自ら商品開発や食材の生産・加工・配送を一貫して行うことを言います。
サイゼリヤは店舗数がまだ少ない頃から60年構想で製造直販体制を構築してきた結果、品質と価格を自身でコントロールしやすくなったのです。また製造直販体制により、安全な品質管理体制を徹底して追求できるようになりました。
他社には真似できない抵コスパの欧州産エスカルゴは、サイゼリヤの強いこだわりが詰まった自慢のメニューです。
サイゼリヤでエスカルゴが人気メニューの理由
サイゼリヤのエスカルゴは、どのような理由で人気が集まっているのでしょうか?サイゼリヤのエスカルゴが多くのファンに好まれる理由2選と、エスカルゴに合わせて食べたいサイゼリヤのおすすめメニューをご紹介します。
低コスパなのに本格的
サイゼリヤでエスカルゴのオーブン焼きが人気とされる理由は何と言っても、「400円(税込)」という安さでありながら本格的な味わいを楽しめることです。
6つの穴が開いた専用容器で運ばれて来ると、ガーリックバターソースがグツグツと煮立った状態で目の前に登場し、食欲を刺激する香りと共にテンションが上がります。音を立てて跳ねる熱々のソースや薬味と共にスプーンですくい、火傷に注意しながら口へ運びましょう。
サザエやツブ貝に似たコリコリした食感のエスカルゴにたっぷりのオリーブオイルが絡み、ニンニクとのハーモニーがたまりません。
イタリアカラーの華やかな見た目とは違うので最初は手を出しにくいかもしれませんが、一口食べてみると実に美味しく、「人生で初めて食べたエスカルゴはサイゼリヤ」という方も多くいます。
それでいて家庭ではなかなか真似できない料理ですから、サイゼリヤで低コスパな人気メニューというのも納得です。
絶妙な濃さのガーリックバターソース
サイゼリヤが提供する低コスパメニュー「エスカルゴのオーブン焼き」が人気の理由は、絶妙な濃さが自慢のガーリックバターソースにもあります。
エスカルゴ自体は淡泊であまり味がないため、発酵バターを使ったソースを濃いめに味付けしてニンニクを利かせることで、コリコリの歯ごたえと合わさった時に丁度良い塩味を感じられるのです。
そしてサイゼリヤが自信を持ってエスカルゴを提供する大きな理由は、ソースの味を左右する自慢のオリーブオイルです。サイゼリヤは事業規模を拡大する前から、イタリアの生産者へ幾度となくアプローチを続け、長い期間をかけて着実に信頼関係を構築してきました。
サイゼリヤには現地メーカーとの信頼関係があるからこそ、高品質でリーズナブルな低コスパ食材を数多く開発輸入できるのです。サイゼリヤが開発輸入する食材の中で、あらゆるサイゼリヤメニューに使われているのがオリーブオイルになります。
サイゼリヤが使うオリーブオイルは正真正銘、南イタリア産オリーブの一番搾り「エキストラ・バージンオリーブオイル」です。イタリアでも最高レベルとして評価される老舗メーカーが、旬の時期に収穫したオリーブを24時間体制で絞ります。
サイゼリヤでは絞り立ての新鮮なエキストラ・バージンオリーブオイルを現地から定温輸送し、店舗では冷暗所での保管を徹底することで劣化を最小限に抑えています。そのためイタリアの採れたての香りと味を堪能できる、鮮度の高いオリーブオイルを提供できるのです。
そんなオリーブオイルをふんだんに使ったソースはニンニクやバターの風味を一層膨らませ、低コスパのエスカルゴの美味しさを見事に引き立てています。
プチフォッカと合わせると最強
サイゼリヤの人気低コスパメニューであるエスカルゴは、プチフォッカと合わせて食べると最強に美味しくなります。フォッカ(フォッカチオ)とは一般的にフォカッチャと呼ばれるイタリアのパンを指し、平たく丸い形をしたもちもち食感が特徴です
イタリアではオリーブオイルやバターを塗って食べるのが定番ですから、サイゼリヤが提供するエスカルゴのオーブン焼きとの相性は言うまでもないでしょう。食べ終わるとガーリックバターソースが残るので、フォッカを浸せば美味しいソースを余すことなく頂けます。
おすすめのセットプチフォッカ2個(税込100円)の他、プチフォッカ4個(税込150円)も人気です。
またサイゼリヤのエスカルゴは、他の料理と組み合わせてアレンジを楽しめるのも魅力です。例えばガーリックオイルのソースで作るシンプルなパスタ「ペペロンチーノ(税込300円)」に乗せれば、ソースのニンニクがガツンと利いたやみつきパスタになります。
あるいは羊のミルクから作るイタリアのチーズ「ペコリーノ・ロマーノ(税込100円)」をかけると、まろやかさとコクがプラスされたソースになり、ワンランク上の味わいに変化するでしょう。
サイゼリヤのエスカルゴはどうしてこんなに安いの?
サイゼリヤは製造直販業といった努力の積み重ねによって数々の低コスパメニューを実現してきましたが、さすがにエスカルゴは低コスパすぎるという声が多く聞かれます。エスカルゴ料理が食べられるお店はサイゼリヤ以外にいくつもありますが、いずれも比較にならないほどの安さです。
ではどうしてサイゼリヤのエスカルゴは、これほど低価格での提供が可能なのでしょうか?残念ながらサイゼリヤの公式サイトでは原材料を公開していないので真実は明らかではありませんが、いくつかの理由が考えられています。
例えばサイゼリヤのエスカルゴはアフリカマイマイだからという理由、または安価で手に入りやすい水煮缶詰を使っているからサイズが小ぶりで安いといった理由です。
あるいは全く別の理由かもしれませんが、いずれにしてもエスカルゴの本来の意味は「カタツムリ」であり、特定の種類を指定しているわけではありません。そのためサイゼリヤのメニュー表に「エスカルゴ」と記載しても全く問題はないということになります。
サイゼリヤでエスカルゴを食べないのはもったいない!
サイゼリヤのエスカルゴは驚くほど安いのに味は本格的で、食べないのがもったいないほど低コスパメニューです。サイゼリヤ自慢のソースは他の料理ともよく合うので、色々な組み合わせを楽しみながらサイゼリヤのエスカルゴを堪能しましょう。※メニュー情報は2023年5月4日時点、サイゼリヤ公式サイトより。なお、価格はすべて税込み表示です。
▲jouer編集部実食