鵜原理想郷は絶景を楽しめるハイキングコース！心霊スポットや青の洞門とは？

千葉県勝浦市の一部に多くの文豪や著名人が愛した場所があります。その名を鵜原理想郷と言い、近くはハイキングコースになっていて、いろいろな散策が楽しめる絶景です。この鵜原理想郷は、勝浦市の中でもリアス式の海岸になっており、突き出た形の鵜原半島にあります。

鵜原理想郷は、三島由紀夫や与謝野晶子が愛して、絶景を楽しんだと言われています。勝浦市内からはやや離れた場所に鵜原理想郷はありますが、勝浦に宿泊し鵜原理想郷を散策していたと言われています。鵜原理想郷各所には絶景スポットがあり、幻想的な空間は多くの人を惹きつけます。

今回はそんな鵜原理想郷を取り上げて、いろいろな魅力を探してみます。幻想的なスポットなどが沢山あり、ハイキングをしたい人にとっては散策するのにちょうど良いコースです。鵜原理想郷と言う名に恥じない、理想的な空間が多くの観光客を呼んでいます。

まず初めに鵜原理想郷へのアクセスについて取り上げます。電車でのアクセスと、車でのアクセスを詳しく紹介し、自分に便利な方法や楽しめる方法で鵜原理想郷を味わってみましょう。

電車でのアクセスは、JR外房線「鵜原駅」が最寄りの駅です。鵜原駅までのアクセスは東京からなら、総武快速線が便利で、上総一ノ宮行きに乗ると早く着きます。またJR京葉線を利用してもアクセスしやすいです。いずれにしても1回以上の乗り換えが必要です。

座ることを考えるのなら、JR千葉駅から外房線へ直通の「安房鴨川」行きを狙うのが楽な方法です。いずれにしても東京から約2時間強かかります。京葉線の特急を使う手もあります。

JR鵜原駅から鵜原理想郷入口までのアクセスは、徒歩で約7分で、鵜原駅を出て市道を海側へ向かい進み、約150mほど行くと丁字路にぶつかります。これを左折し、トンネルが2つ見えるので、潜りましょう。トンネルを抜けて道なりに170mほど進むと、鵜原理想郷の入り口が見えてきます。

車でのアクセスは、千葉方面からなら京葉道路から国道16号線に下りて、国道297号線を勝浦方面へ、勝浦に出て、国道128号線を西へ向かうと鵜原理想郷の近辺に着きます。千葉からの所要時間は約1時間30分です。

東京湾アクアラインからのアクセスは、圏央道「市原鶴舞IC」を降りて、国道297号線を勝浦方面へ、勝浦に出て、国道128号線を西へ向かうと鵜原理想郷の近辺に着きます。東京からの所要時間はこちらの方が早く、道が混んでいなければ、2時間以内に着きます。

鵜原理想郷のハイキングコースの入り口に1カ所駐車場があります。台数は普通車10台、大型バスが1台分です。これより海岸側には駐車場はありません。入り口の駐車場に止めるようにし、路上駐車や迷惑駐車をしないようにしましょう。

鵜原理想郷の魅力について取り上げていきます。多くの文豪や著名人が愛した幻想的な絶景は魅力のポイントです。鵜原理想郷の魅力を5つピックアップします。

鵜原理想郷のハイキングコースには3つのトンネルがあり、トンネルをくぐる度に場所が変わったかのような新鮮な空間が広がるのが大きなポイントです。中には手彫りのトンネルもあり、時代がタイムスリップしたかのような感覚を受ける人が多いと言われています。

1つめのトンネルが入り口すぐのトンネルで、鵜原理想郷へのゲートと言われています。トンネルを抜けると林が広がっており、豊かな自然の景色が広がっています。季節ごとに色を変え、トンネルを抜ける度に味わえる新鮮な森の空気に、多くの人が癒されていると評判です。

2つ目のトンネルが黄昏の丘から鵜原海岸へ抜けるトンネルで、磯の香りと海が近いことを感じられるトンネルです。ハイキングスポットでは見どころの1つであり、海が近いことからトンネル内では磯の生物を見ることが稀にあります。

ハイキングコースでは森と海を繋ぐ重要なトンネルで、森の香りの場所から一気に海の絶景に変わる点が大きなポイントです。映画でカットが切れたような錯覚に陥ると言います。この辺りの非日常の空間が鵜原理想郷ハイキングコースの大きな魅力です。

3つ目のトンネルは鵜原海岸から勝場港へ続くトンネルで、手彫りのトンネルは野趣あふれる作りで、背の高い人は頭が付きそうなくらいです。鵜原海岸の光景と勝場港の光景もまた違った海の絶景で、多くの人が同じ勝浦にいるのを忘れるくらい時間が変わったような感覚になります。

それぞれのトンネルは、鵜原理想郷の魅力をより引き出すために、映画の1シーンのような、カットを切り替える役割を果たしていると言います。それぞれ通って体感した人は、トンネルが来る度に、新鮮な探求心がくすぐられ、冒険しているかのような感覚になると言います。

鵜原理想郷のハイキングコースの黄昏の丘のそばに大杉神社があります。主に周囲の海岸などの水難防止の厄除けの神社で、この神社にはクジラの骨が奉納されています。大杉稲荷の分社で、厄除けのご利益があり、大漁を祈願して地元の漁師などが良く訪れていました。

鳥居は、やや古びており、それが良い味を出しています。時代に取り残されたような感覚に陥ると、そこは非日常の空間です。鵜原理想郷の魅力を存分に味わえるスポットの1つです。やや高めの石段を登った先に本殿があり、散策ついでに立ち寄りたいスポットです。

鵜原理想郷のハイキングコースでは勝浦の絶景が堪能できます。いろいろな絶景のスポットがあり、勝浦の海を堪能できるスポットです。鵜原理想郷のハイキングコースは、鵜原半島をグルっと周遊するように作られており、豊かな自然と海の作った景色を堪能できる絶景が沢山あります。

いくつかの絶景スポットがあり、ハイキングコースは野趣あふれる点と、きれいに整備されているスポットが魅力です。いくつかの絶景スポットを紹介します。

1つ目は、駐車場から入ってトンネルをくぐり、遊歩道を通った途中にあるベンチです。休憩所としても使える場所で、ここから海の方面の絶景を眺めることができるスポットです。買ってきたお茶やお菓子を楽しみつつ、絶景を堪能して一休みするには丁度良い場所です。

ベンチからは青い海と青い空、運が良いと舟なども見ることができます。鵜原理想郷のハイキングコースの中ほどにある毛戸岬は、絶景のスポットの1つで、四季折々の花を楽しむことができる他、ヤブツバキの原生林があり、春から夏にかけて赤い色で染まり、海のコントラストと映えます。

毛戸岬からは南に鵜原島が見え、海風に包まれて、絶景を楽しむことができます。毛戸岬の入り口には鵜原理想郷を愛した与謝野晶子の句碑があり、古くから愛されてきた絶景を今に伝えています。毛戸岬で休憩をして、昼食を食べる方法もおすすめです。

毛戸岬から進むと白鳳岬があり、断崖絶壁からスリリングな景色が味わえます。ただし危険なのであまり前に進まないでください。石切場として使われていた名残が残っている岬で、西には半島が見えるなど絶景も味わえるスポットです。

さらに進むと黄昏の丘が見えてきます。鵜原理想郷のハイキングコースの中でも最も小高い丘にあり、周囲を見渡す絶景が見どころです。黄昏の丘の周辺は整備されており、休憩場所としても最適です。周囲の海の対比が見どころの鵜原理想郷ハイキングコースの大きなポイントの場所です。

黄昏の丘から北側に目を向けると鵜原湾や守屋地区、興津地区の港などが見え、船舶もちらほらと望めます。春には早咲きのサクラで、ピンク色に染まった絶景を眺めることができます。夏になるとこちらの海岸地区は、多くの海水浴客で賑わっている様子が見えるスポットです。

黄昏の丘から南の方向へ目を向けると、北側とは対照的に太平洋の青が輝く景色です。手弱女平越しに太平洋を眺めることができ、手弱女平を一望できるスポットです。手弱女平については後程紹介します。これまでのハイキングコースを振り返って、一息つきましょう。

黄昏の丘から階段と坂道を下ると鵜原海岸に着きます。鵜原海岸は広々としており、夏でもそれほど海水浴客がいないことから、絶好の休憩スポットです。遠浅の波が穏やかな海岸で波の音を聞きながら、ゆったりと絶景を堪能するのも良いでしょう。

このように鵜原理想郷のハイキングコースには見どころの絶景が沢山あります。ピクニック気分で来ても良いですし、途中の茶屋などで休憩をしてみても良いでしょう。

鵜原理想郷のハイキングコースには自然の波と風によって削られた岩が沢山あります。代表的な休憩場所の岩がある鵜原理想郷の場所は、手弱女平です。手弱女平では風化によって削られた岩肌が露出している箇所が多数あり、通行には注意が必要ですが、自然を味わうことができます。

駐車場から約20分の絶景スポットで、手弱女平の手前には茶屋があり、休憩するにも記念撮影をするにも最適なスポットです。鵜原理想郷を景勝地としては代表格で、多くの訪れる人を魅了しています。ハイキングコースの中では絶好の休憩場所です。

手弱女平の先端には、ひとつやまと言われる岩があり、ぽつんと切り立った断崖絶壁の海岸から離れた形になっている岩はフォトスポットでもあります。手弱女平にはデザインベンチが設置されており、鐘を鳴らして、お祈りをすると、願いが叶うという言い伝えがあります。

ハイキングコース最後の景勝地である勝場港周辺は自然の浸食によって切り立った岩が露出しており、野趣あふれる迫力に満ちています。自然の岩や地形を生かして作られた港には、漁船が現存しており、鵜原海岸とは違った風景を楽しむことができます。

手弱女平のもう1つの見どころが潮が引いた時に見える幻想的な青の洞門です。誰が名付けたかは不明ですが、青の洞門から先が見られると運気が上がるという言い伝えがあります。手弱女平に着いた際には幻想的な青の洞門をチェックしてみましょう。

何故青の洞門と言うのかは青の洞門を除いた先には、海の青が見えるからで、自然が作ったとは思えない幻想的な空間です。青の洞門には近づくこともでき、潮が引いている時にはしっかりとした青の洞門をより幻想的な空間で眺めることができます。

潮が引いている時には青の洞門側にまで行くことができ、幻想的な青の洞門を間近に眺めることができます。青の洞門からの景色はそれこそ青で、海の青に空の青が見える青の洞門は、ひとつやまの麓にある自然が生み出した鵜原理想郷の見どころの1つです。

幻想的な青の洞門には、ハイキングコースを進み毛戸浦へ降りる道を選ぶと、行くことができます。青の洞門を間近に感じてみて、幻想的な空間に癒されてみましょう。青の洞門を見たら自然の素晴らしさや鵜原理想郷の大自然を感じることができるでしょう。

鵜原理想郷ハイキングコースと、おすすめの持ち物などを紹介します。鵜原理想郷の周回の仕方と、見どころなどを解説します。

一部危険な場所がありますが、子供達でも楽しめる約2kmのハイキングコースは、全体的になだらかな傾斜で歩くには丁度良いハイキングコースです。トンネルをくぐる度にカットが変わるように変化する景色や、眺望の良い丘などが見どころです。

ハイキングコースのルートは、石碑が建っており、それにしたがってルート通り進むのがおすすめです。駐車場からスタートし、トンネルをくぐり、野趣あふれる遊歩道を小鳥のさえずりなどを楽しみながら歩きましょう。途中途中で休憩スポットがあるので、休むと良いです。

遊歩道を抜けると手弱女平に着きます。手弱女平にはいろいろなスポットがあるので楽しんでみましょう。幻想的な鐘や、幻想的な青の洞門もこの近くにあります。休憩のスポットとして最適な茶屋もあり、休むには丁度良い場所です。

手弱女平の次は毛戸岬で、岬からの眺望も見どころの1つです。ゆったりここで休憩しても良いでしょう。毛戸岬を進むと白鳳岬に着きます。白鳳岬の先端は、切り立った断崖絶壁なので、子供を連れて先端に行く際には気をつけましょう。また子供の動向には注意する必要があります。

白鳳岬を過ぎて進むと、黄昏の丘に着きます。黄昏の丘がハイキングコース一帯を見渡せる場所にあり、一番高いところです。黄昏の丘で休憩するのも良いですし、黄昏の丘でゆったり時間を過ごすのも良いでしょう。周囲からの風は涼しく、さわやかな空気を感じながら休憩ができます。

黄昏の丘を過ぎて階段と坂道を下ると、鵜原海岸へのトンネルがあります。トンネルを出ると鵜原海岸が一帯に広がっており、開放的な海を味わうことができます。夏は海遊びをしても良いですし、散策をすると磯の生物などとたわむれることができます。

鵜原海岸は波も穏やかで、子供でも安全です。鵜原海岸を抜けてハイキングコースを進むと勝場港の矢印がある道しるべがあります。その先に手作り感満載のトンネルがあります。トンネルをくぐると勝場港に着き、鵜原海岸とは違う漁港の雰囲気を堪能できるスポットです。

鵜原理想郷のハイキングコースの全長約2.3kmはゆっくり巡れば、1日中楽しめるスポットです。いろいろなスポットや景観、雰囲気、自然を楽しみつつ、充実した1日を過ごしましょう。

鵜原理想郷のハイキングにおすすめの持ち物は、動きやすい靴が第一でしょう。鵜原理想郷の中には滑りやすい岩肌が露出した箇所があり、ヒールのある靴などは不向きです。歩きやすいシューズを選んで、滑りやすい箇所は注意して通りましょう。

軽装が一番良いです。軽装に軽く羽織るものを用意しておきましょう。鵜原理想郷のある勝浦は比較的温暖な気候ですが、小高い丘での休憩などでは風が強いこともあります。1枚羽織るものを用意すると寒くないです。加えて必要なものは雨具で、これは急な天候の変化のときに役立ちます。

持ち物はこれらの服を入れるようにリュックを用意しておくのがベストです。レジャーシートなどがあると丘や海岸での休憩の際に重宝するでしょう。海岸で泳ぐつもりなら着替えや、水着などを持っていく必要があります。子供達用に着替えを用意しておくと濡れても大丈夫です。

食事は買っていくのも良いです。鵜原理想郷内には茶屋が一軒あるだけで飲食店はありません。したがって飲み物などを用意しておくと良いでしょう。特に夏などの時期は汗もかくので積極的に水分補給をしたいです。必ず自分のゴミは持ち帰るように注意しましょう。

持ち物で便利なのは、モバイルバッテリーなどが重宝します。遭難することはめったにありませんが、万が一のことを考えて、絆創膏などの救急用具を持っていくと良いでしょう。磯遊びの際には危険がやや上がるので、スマホなども個別に持たせておく必要もあります。

これらをリュックに入れて、なるべく手は空いているように工夫をしましょう。転んでもけがをしないように注意したいです。鵜原理想郷では、このようなことに気を付けておけば、特に問題は起こらないと言われています。

鵜原理想郷の手弱女平には「幸せの鐘」と言われている場所があります。海をバックに、東側が開けており、日の出と共に幻想的な鐘のモニュメントが映えると話題です。初日の出に訪れる人が多く、日の出とともに鳴らすと、幸せが舞い込んでくると言われています。

そんな幸せの鐘は、手弱女平にの先にあり、カップルなどで正月は賑わうスポットです。鵜原理想郷の1つの見どころになっている場所で、幻想的な日の出とのコラボレーションが見どころです。行くまでに寒さなどに注意をして、温かい格好で日の出を迎えましょう。

鵜原理想郷にはいくつもの心霊現象が起こるスポットがあると言われています。鵜原理想郷の心霊スポットについてまとめてみました。

鵜原理想郷は切り立った断崖絶壁が多いため、自殺のスポットとして認知されています。このため多くの心霊現象が起こるスポットがハイキングコース内各所にあります。まずは入り口のトンネルで、心霊スポットであると共に、別の世界に神隠しに合うとの言い伝えがあります。

心霊スポットで有名なのは、神社も一緒で、くじらの幽霊が出るなどの心霊現象が報告されて地元の人を中心に噂になっています。夜には心霊スポットとして心霊マニアが訪れる場所としても有名です。心霊現象の伝承は、昔から言われていることで、多くの切り立った海岸ではよくあることです。

この他前述の幸せの鐘も午前2時に鳴らすと失恋した心霊が出てくる心霊現象が言い伝えとしてあるなど、トンネルなどを中心としていろいろな心霊現象が起こると言われています。心霊現象そのものに信ぴょう性があるかどうかは分かりませんが、心霊スポットとして夜は有名です。

鵜原理想郷の自然に囲まれた静かな空間が夜には心霊スポットとして名高い理由でもあり、鵜原理想郷への一種の迷信として伝わっています。心霊現象は、確実に起こるとは言い難いですが、地元の人を中心に夜はあまり近寄らないスポットなことも理由かもしれません。

鵜原理想郷の魅力が伝わったでしょうか？幻想的な空間に静かな大自然のハイキングコースと多くの見どころがある鵜原理想郷です。一度味わうと度々自然を感じに訪れる人が後を絶たない場所だと言われています。

いろいろな絶景は、来る人を癒し、青い海と青い空、緑や自然の花など大いに楽しめるスポットです。鵜原理想郷で大自然を感じて、非日常を味わってみてはいかがでしょうか。