ニポポ人形の意味を徹底解説!網走で作られる理由やおすすめのお土産もご紹介

ニポポ人形の意味を徹底解説!網走で作られる理由やおすすめのお土産もご紹介

北海道網走市では街のいたるところでニポポ人形を見かけます。ニポポ人形は網走のお土産としても人気がありますが、網走刑務所の受刑者が作っていることやその理由についてはあまり知られていません。この記事ではニポポ人形の意味や受刑者が作っている理由について紹介します。

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    記事の目次

    1. 1.網走は「二ポポ」で溢れる「二ポポ」の街!
    2. 2.ニポポ人形ってなに?
    3. 3.ニポポの意味は?
    4. 4.ニポポ人形はどこで作られてるの?
    5. 5.お土産におすすめのニポポグッズ
    6. 6.網走の二ポポのご当地キャラクター
    7. 7.網走土産にニポポ人形はいかが?

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    網走は「二ポポ」で溢れる「二ポポ」の街!

    北海道網走市では街灯や橋の欄干など街のいたるところで「ニポポ人形」を見かけます。ニポポ人形はかつてFCゲーム「北海道連鎖殺人・オホーツクに消ゆ」のアイテムとしても登場したことがあり、中高年の人のなかにはこのゲームで網走刑務所やニポポ人形を知ったという人も少なくありません。

    「オホーツクに消ゆ」では、網走刑務所のとある受刑者がニポポ人形の目の下に涙を一粒、彫り付けたことにより事件の真相が解明しますが、現実でもニポポ人形は網走刑務所の受刑者たちによって作られています。まるで仏像のような涼やかな眼差しのニポポ人形は網走のお土産としても人気です。

    Photo by Nao Iizuka

    現在では木彫りの人形以外にも、ニポポのキーホルダーや箸置きなどさまざまなお土産が作られています。それではなぜ、網走刑務所の受刑者たちがニポポ人形を製作するようになったのでしょうか。ニポポ人形の「ニポポ」の意味やそのルーツ、受刑者たちが作るようになった理由をご紹介します。

    網走へのアクセス

    フリー写真素材ぱくたそ

    ニポポ人形の街・網走市へは「女満別空港」から車で約25分です。女満別空港は現在、女満別~東京(羽田)、札幌(新千歳)、名古屋便が運航しています(夏季のみ関空便が運航)。JRを利用する場合、JR札幌駅からJR網走駅へは約5時間35分、JR釧路駅からは約3時間かかります。

    ニポポ人形ってなに?

    Photo by jetalone

    「ニポポ人形」は北海道の先住民族・アイヌの民芸品として一般的に知られています。北海道では網走をはじめ二風谷や阿寒湖など、各地のアイヌ民芸品店で販売されています。しかしニポポ人形は厳密には北海道アイヌの伝統的な彫刻ではありません。その理由は、アイヌの歴史が関係しています。

    北海道・アイヌの民芸品

    Photo by Kumpei Shiraishi

    アイヌの伝統的な民芸品といえば、美しいアイヌ文様を施した「メノコマキリ」(小刀)やイタ(お盆)が有名です。これらはアイヌの人々の生活に密着しており、例えばアイヌの男性は好きな女性ができるとメノコマキリを贈り、女性はその出来栄えで男性の生活力をはかったといわれています。

    しかし明治時代以後、政府によりアイヌの同化政策が進められると、主な収入源だった狩猟や漁業は禁止され、アイヌの人々の生活は困窮を極めました。そのため、一部のアイヌの人々は北海道を訪れた観光客を相手にアイヌの民芸品をお土産として販売することで生計を立てるようになりました。

    Photo by jetalone

    アイヌの民芸品は観光客の間で話題になり、今では観光客向けにニポポ人形をはじめ木彫りの熊や魔除けの意味がある文様を施したアクセサリーなど、さまざまなお土産が製造・販売されるようになりました。伝統的な技法を伝えながら新しいものにも挑戦する、それが現在のアイヌの民芸品です。

    縦長の木に丸い顔が彫られたもの

    一口にニポポ人形といってもアイヌの男女が一対になったもの、コロポックルのようなものなどさまざまですが、縦長の木に丸い顔が彫られているのは同じです。しかし網走刑務所のニポポ人形はまるで仏像のような独特の雰囲気があります。その理由はニポポ人形のルーツが関係しています。

    樺太の「セワポロロ」がルーツ

    網走刑務所で作られているニポポ人形のルーツは、樺太(サハリン)の先住民族・ウィルタが作っていた木偶人形「セワポロロ」です。網走には戦後、旧ソ連に支配された南樺太から現地に移住した日本人のほか、多くの樺太アイヌやウィルタ、ニブフといった先住民族たちが引き揚げてきました。

    日本へ移住を余儀なくされた先住民族のなかには出自を隠して生きる人もいましたが、伝統的な木偶人形を作って文化の振興に努める人もいました。そんな折、考古学研究者・米村喜男衛氏が地元の民芸品店の店主・大広朔峰氏にセワポロロをもとに網走のお土産を作ってみないかと声をかけました。

    提案を受けた大広氏は文献を調べ、現在、網走で販売されているセワポロロ(セワはウィルタ語で「神」という意味、ポロロの意味は不明)の原型を考案しました。ウィルタの伝統的なセワポロロはもっと目が細く平たい顔ですが、大広氏のセワポロロは目が丸く愛嬌のある顔立ちをしています。

    この後、セワポロロは網走刑務所の受刑者が作りやすいようさらにアレンジされ、網走の「ニポポ人形」が誕生しました。自然を神格化したウィルタの伝統的なセワポロロは現在、ウィルタを含むオホーツク海や北極海周辺の北方民族の資料を展示している「北方民族博物館」で見ることができます。

    大広民芸店の営業時間は8:00~18:00(10~3月が17:00まで)、不定休です。現在、店主の大広氏が人形を1人で製作しているため品切れになる場合もあります。場所はJR網走駅から徒歩約2分です。

    住所 北海道網走市新町2丁目3−11
    電話番号 0152-44-5583(大広民芸店)

    住所 北海道網走市字潮見309−1
    電話番号 0152-45-3888(北海道立北方民族博物館)

    男女一対の人形が多い

    セワポロロのような守護神像はウィルタのみならず、樺太アイヌも製作していました。特に子供の守り神として作られた「ニポポ」は現在、北海道各地でお土産物として販売されているニポポ人形のルーツのひとつといわれています。樺太アイヌのニポポの顔は、セワポロロにとてもよく似ています。

    またニポポとはほかに「セニシテヘ」(意味は魔除けの像)という男女一対の像も作られました。この像は家または集落の守り神として大切に祀られ、像の周囲にはイナウ(木幣)が飾られました。北海道各地でよく見かける男女一対のニポポ人形もセニシテヘの影響が大きいと考えられています。

    Photo by jetalone

    ただし北海道のアイヌは、伝統的には人間や動物を模した人形を作りませんでした。その理由はリアルに作った人形に霊力が宿ることを恐れたからです。しかしお土産物として作られた民芸品が主な収入源になると背に腹は代えられず、ニポポ人形などさまざまな人形が作られるようになりました。

    網走には二ポポのモニュメントが溢れている

    二ポポ人形が網走市のお土産として知られるようになると、市内のあちこちに幸運のお守り・二ポポのモニュメントが設置されました。網走市のカントリーサインやJR網走駅前にある街灯など小さいものから、人の背を遥かに超える巨大な二ポポ像まで、今では至るところに二ポポが溢れています。

    網走市の中心街「APT4商店街」にも二ポポ像が設置されています。二ポポ像に「西三プラザ」と書かれているのは設置場所が「西3丁目」であることに由来します。隣にある居酒屋「喜八」では網走の隠れた名物・カラスハモの照り焼きやクジラ料理など、オホーツクの旬の海鮮が楽しめます。

    網走市の南西にある鱒浦海岸には推定5mの巨大な二ポポ像があります。以前は網走海鮮市場(閉店)の屋上にありましたが、現在は海岸沿いに設置されています。冬になると海岸沿いに流氷が押し寄せ、青く輝く海と流氷、そして巨大な二ポポ像という、ここだけでしか見られない風景が現れます。

    Photo by alberth2

    網走の名勝地・天都山にある「オホーツク流氷館」の前にも二ポポ像が設置されています。「世界一高い場所に立つ二ポポ」としても有名で、記念写真を撮る人が後を絶ちません。オホーツク流氷館の流氷体感テラスでは本物の流氷を触ったりしばれ実験をしたりなど、さまざまな体験ができます。

    住所 北海道網走市南4条西3丁目
    電話番号 0152-43-8108(喜八)

    住所 北海道網走市字藻琴3-4
    電話番号 0152-44-1144(網走海鮮市場)

    住所 北海道網走市字天都山244-3
    電話番号 0152-43-5951(オホーツク流氷館)

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    ニポポの意味は?

    網走刑務所をはじめ北海道各地のコタンで作られているニポポ人形は樺太アイヌやウィルタが作っていた人形がルーツであることをご紹介しました。しかしニポポ人形の「ニポポ」はどういう意味でしょうか。ニポポ人形の「ニポポ」の意味と、ニポポ人形が作られた理由について詳しく解説します。

    「小さな木の子供」「人形」

    Photo by ume-y

    ニポポ人形の「ニポポ」は、樺太アイヌの言葉で「小さな木の子供」という意味です。もっと詳しくいえば「ニ」は木、「ポポ」は子供や人形で「小枝」を意味します。もともと樺太アイヌは小枝を子供のお守りにしていましたが、これは小枝に宿る神が守ってくれるという考えに基づくものでした。

    しかし同じ樺太に住むウィルタと盛んに交流していたせいか、「ニポポ」は徐々にウィルタの「セワポロロ」にそっくりな木偶人形になり、子供の守り神としてイナウ(木幣)に包まれ各家庭で大切にされました。子供の健やかな成長を木の神に願うお守り、それがニポポ人形が作られた理由です。

    ニポポに祈念すると狩猟が成就する

    Photo by nikunoki

    網走刑務所で作られているニポポ人形の原型・セワポロロは、病や災いを避け、狩猟を成就してくれる守り神としてウィルタに崇拝されていました。毎年7月下旬、網走市で行われる先住民族の慰霊祭「オロチョンの火祭り」でもシャーマンがセワポロロを小さくした人形「セワ」を持って踊ります。

    また樺太アイヌの「ニポポ」にも、狩猟の前にはニポポに成功を祈願し、成就したらお供えとして口元に食べ物を塗りつける風習がありました。このようにニポポ人形はときに守り神として、または幸運のお守りとして、時代背景や作り手によってその意味や存在理由が大きく変遷していったのです。

    ニポポ人形はどこで作られてるの?

    Photo by sendaiblog

    網走でよく見かけるタイプのニポポ人形は現在、網走刑務所のみで作られています。また、網走市を商標権者として商標登録されていることから、網走市以外では購入できません。ニポポ人形がどのように作られているのか、そしてなぜ受刑者がニポポ人形を作るようになったのかをご紹介します。

    網走刑務所

    ニポポ人形の製作は網走刑務所の受刑者による刑務作業の一環として行われています。木目が美しく縁起が良いとされる槐(エンジュ)の木を用いて受刑者が一体一体手作りで彫り上げるニポポ人形は作り手によって顔立ちや雰囲気が微妙に異なるため、まさに世界にひとつだけの人形といえます。

    しかし網走刑務所は現在、刑期8年未満の受刑者を収容しているため、技術を要するニポポ人形の作り手が減っているといわれています。網走刑務所と市内を隔てる網走川の堤防フェンスには合計335体のニポポ人形の顔が彫られており、社会復帰に向けて取り組む受刑者たちを見守っています。

    なお網走刑務所の「刑務作業製品展示即売所」では契約の都合上、ニポポ人形を販売していないのでご注意ください(ニポポの箸置きはあります)。網走刑務所のお土産であれば「刑務所の腰袋」などおしゃれなマル獄シリーズや、お盆やまな板、アクリルスタンドといった家庭用品がおすすめです。

    即売所の営業時間は4~11月が平日・祝日10:00~15:45、土日9:00~15:45、2~3月は平日・祝日10:00~14:45、土日9:00~15:15で、12~1月はお休みです。場所はJR網走駅から車で約5分です。

    受刑者が二ポポを作るようになった理由

    Photo by km058

    網走刑務所でニポポ人形が作られるようになった理由は、朝鮮戦争後の不況にあえいでいた昭和29年に遡ります。折からの不況で刑務作業が少なくなり刑務官たちが困っていたところ、網走郷土博物館館長・米村喜男衛氏が受刑者に網走の新たな民芸品「ニポポ人形」を作らせることを提案しました。

    ニポポ人形の製作にあたっては、樺太研究家・高山長兵衛氏がセワポロロを基にニポポ人形をデザインし、美幌町出身の彫刻家・谷口百馬氏が原型を作って受刑者たちに作り方を指導しました。こうして網走刑務所でニポポ人形が作られるようになり、現在では年間約4000本が生産されています。

    Photo by km058

    昭和53年まで網走刑務所として使用されていた建物を移築・復元した「博物館網走監獄」には、別名「ニポポの女神」と呼ばれる胴体部が短いニポポ人形のオブジェがあります。また、網走監獄のミュージアムショップ及び産業物産館では、網走刑務所で製作されたニポポ人形を販売しています。

    住所 北海道網走市字呼人1
    電話番号 0152-45-2411(博物館網走監獄)

    住所 北海道網走市字三眺
    電話番号 0152-43-3167(網走刑務所)

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    博物館「網走監獄」は歴史的価値のある観光名所!刑務所を体感してみよう
    網走監獄は、かつて刑務所だった建物を博物館にした、ユニークな観光地です。かつては使われていた施設や展示物を通して、その歴史を感じることができます。今回は、網走監獄の見どころや楽しみ方について、順を追ってご紹介していきます。

    お土産におすすめのニポポグッズ

    Photo by cyesuta

    網走市のお土産物店ではキーホルダーや箸置きのほか、耳かきや栓抜きなどさまざまな二ポポグッズが販売されています。幸運のお守りでありながらシュールな顔立ちの二ポポ人形はなぜか人の心を強く引き付けます。網走市のお土産におすすめしたいニポポグッズと人気のお土産店をご紹介します。

    キーホルダー

    ニポポ人形の「キーホルダー」は二ポポグッズのなかでも1番人気のお土産です。キーホルダーの底面には本物の証「網走刑務所」の刻印が推してあります。大きさは約3cm~5.5cmまで、どれも表情が細かく彫られており、微笑んでいるような、涙をこらえるようなさまざまな表情を見せます。

    網走刑務所前の「オホーツクバザール」では二ポポグッズのほか活毛ガニなど海産物を中心とするお土産を販売しています。また2階にある「可留茶屋倶楽部」では網走の名物「かに飯」のほかオホーツク近海で水揚げされたサーモンを大胆にザンギにした「オホーツク網走ザンギ丼」が味わえます。

    1階売店の営業時間は8:00~17:00、2階の可留茶屋倶楽部は10:00~14:30、年中無休です(年末年始のぞく)。クレジットカードも利用できます。場所はJR網走駅から車で約5分です。

    住所 北海道網走市大曲1丁目14−19
    電話番号 0152-44-3005(オホーツクバザール)

    箸置き

    ニポポ人形の「箸置き」も網走で人気の二ポポグッズです。こちらも網走刑務所で製作していますが、木製ではなく陶器製で、裏には「網走刑務所」の刻印が入っています。諸々の理由で箸置きを使わない家庭が増えていますが、箸置きを使うと衛生的なだけでなく、テーブルが華やかになります。

    流氷破氷船「おーろら号」の発着場でもある道の駅「流氷街道網走」では網走の特産品やお土産を多数取り扱っています。また2階のレストラン「キネマ館」では、網走で撮影された映画の雰囲気が漂うなかで真っ青な「流氷カレー」やホタテがたっぷり入った「網走ちゃんぽん」などが楽しめます。

    開館時間は9:00~18:30(4~10月)、9:00~18:00(11~3月)、レストランの営業時間は11:00~16:30です。休館日は年末年始をのぞき無休です。場所はJR網走駅から車で約6分です。

    住所 北海道網走市南3条東4丁目
    電話番号 0152-67-5007(流氷街道網走)

    ニポポもなか

    「ニポポもなか」は二ポポ人形の形をしたもなかでこしあんを挟んだ網走の銘菓です。ニポポもなかの皮にできたシワがニポポ人形の質感にそっくりで、初めて食べる人は大抵驚きます。こしあんの舌触りは滑らかで、お茶請けにもぴったりです。網走らしいお土産を探している人におすすめです。

    ニポポもなかを製造・販売している「本田菓子店」では和菓子のほか洋菓子も充実しています。特にシュークリームは種類が豊富で、1番人気の「ごまシュー」やかぼちゃクリームを挟んだ「かぼシュー」など、常時5~6種類ほど陳列されています。地元民から愛されている、人気の菓子店です。

    本田菓子店の営業時間は9:00~19:30、年中無休です。駐車場が若干わかりづらいので、他店の駐車場に駐車しないよう、ご注意ください。場所はJR網走駅から車で約5分です。

    住所 北海道網走市北5条西1丁目1−5
    電話番号 0152-43-2531(本田菓子店)

    ほたてニポポ蒲鉾

    (株)丸北北都の「ほたてニポポ蒲鉾」は、タラのすり身にホタテの貝柱を2粒入れてニポポ人形の形の蒲鉾にした、網走の定番のお土産です。食感は笹かまぼこに近く、噛むとホタテの貝柱から旨味がじんわりと染み出してきます。家族や友人へのお土産に、また酒の肴にもピッタリなお土産です。

    Photo by ayustety

    「北都みやげ店」は主に水産加工品を扱う(株)丸北北都の直営店です。網走を代表するグルメ・毛ガニや一夜干しなどの海産物をはじめ、珍味や菓子類を販売しています。特に網走港で水揚げされたキンキを塩麴に漬けた「キンキ塩辛」は、熟成された白身魚の香りと味わいがたまらない絶品です。

    北都みやげ店(本店)の営業時間は9:00~18:00、年中無休です。市内には本店のほか、国道39号線沿いに中央店があります。北都みやげ店(本店)の場所はJR網走駅から車で約3分です。

    住所 北海道網走市南4条西3丁目7−2
    電話番号 0152-44-5526(北都みやげ店)

    網走の二ポポのご当地キャラクター

    Photo by bryan...

    今や地域の顔ともいえる「ご当地キャラ」は、各種イベントやキャンペーンで大活躍しています。網走でもご当地キャラ「ニポネ」が話題を呼んでおり、公式グッズが販売されていたりファンクラブができたりしています。ニポネの名前の由来やニポネが網走にやってきた理由についてご紹介します。

    「ニポネ」

    網走のご当地キャラ「ニポネ」は二ポポ人形と流氷の天使・クリオネをモチーフにしたキャラクターです。つぶらな瞳の可愛い女の子のような顔立ちですが、男の子でも女の子でもありません。頭に巻いた文様入りの赤い鉢巻と網走市の花「エゾムラサキツツジ」のバッジがチャームポイントです。

    ニポネが網走にやってきた理由は地獄穴に住む怪鳥「フーリ」を退治するためでしたが、今のところ特に戦う様子はなく、イベントに参加するとき以外は網走港にある帽子岩の上で昼寝しています。TwitterやFacebookでも網走の素敵な場所や美味しいものについて積極的にPR活動を行っています。

    ニポネは網走市の観光大使「流氷パタラ」(ウィルタ語で「お嬢さん」という意味)と一緒にさまざまなイベントに参加し網走の魅力を宣伝しています。流氷パタラの襟元や裾にはイルガ(意味は「文様」)が施されており、エキゾチックでありながら派手になりすぎない衣装に仕上がっています。

    公式サイトでグッズが買える

    網走観光協会の公式サイトではニポネグッズを販売しています。ニポネのぬいぐるみやマグネットなど網走のお土産としても人気が高いものから透き通った「ニポネグミ」(りんご味)といった珍しいものまで各種取り揃えています。ニポネのいろいろな仕草が可愛いクリアファイルもイチオシです。

    網走土産にニポポ人形はいかが?

    網走刑務所のシンボル・ニポポ人形についてご紹介しました。さまざまな理由で刑務所に入った受刑者たちが社会復帰を目指し刑の意味を噛みしめながら作るニポポ人形には、どこか祈りや懺悔のようなものが感じられます。網走市のお土産に幸運のお守り「二ポポ人形」はいかがでしょうか。

    dmi30
    ライター

    dmi30

    北海道在住。牛や馬、羊が身近にいる自然豊かな場所で暮らしています。旅行が趣味で、気の赴くまま北海道のあちこちを旅してまわっています。旅先で美味しそうなものを見つけたら、食べずにいられない食いしん坊。宿泊先はホテルよりユースホステルやドミトリーを利用しています。北海道を中心に、素敵な場所や旅先での楽しみ方、グルメ情報などをお届けします。

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