【2020年最新版】大山の見ごろの時期に行きたいおすすめ紅葉スポット特集!

【2020年最新版】大山の見ごろの時期に行きたいおすすめ紅葉スポット特集!

日本百名山の1つであり、「東の富士、西の大山」ともいわれるほど美しい円錐型が特徴の鳥取の名峰・大山は、素晴らしい絶景が見られる紅葉の名所です。今回はそんな大山の紅葉の見ごろと紅葉スポットについてご紹介します。今年は大山に紅葉を見に出かけましょう!

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記事の目次

  1. 1.大山ってどんなところ?
  2. 2.大山の基本情報
  3. 3.大山といえば秋の紅葉!
  4. 4.大山でおすすめの紅葉スポット4選
  5. 5.大山の紅葉の時期に行きたい観光3選
  6. 6.大山の紅葉を堪能しよう!

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大山ってどんなところ?

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大山(だいせん)は日本百名山の1つに数えられる名峰で、その主峰・弥山(みせん)は中国地方最高の標高を誇ります。

初心者から上級者まで登山が楽しめることでも知られていますが、特に秋には西日本屈指の美しい紅葉を見に、たくさんの観光客が訪れます。今回は大山の紅葉の見ごろと紅葉スポットについてご紹介します!

今回ご紹介するのは、鳥取県の大山です。同じ大山という漢字で「おおやま」と呼ぶ、神奈川県の山もあるので、注意しましょう。

鳥取県にある日本名峰ランキングにも選ばれる山

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鳥取県にある大山は、日本名峰ランキングでベスト3に選出されるほど美しい山です。西側の米子方面から見ると、富士山のようにきれいな円錐型をしており、「伯耆(ほうき)富士」とも呼ばれます。

一方、北側の大山町から見えるのは、日本最大級の溶岩ドームによって形成されたびょうぶのような形のゴツゴツとした岩肌で、その様子は西側のそれとはまったく違う山かと思う程です。

明治時代まで山岳仏教の霊場として入山が禁じられていた大山には、今も豊かな自然が多く残っています。初心者向けから上級者向けまで多様な登山コースが整備されている大山は、西日本を代表する登山スポットであり、多くの登山家の憧れの的です。

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大山からは、晴れた日には日本海や弓ケ浜半島、中海も望むことができます。初心者の方には、気軽に歩くことができるハイキングコースや、古道やブナ林を楽しむウォーキングコースもおすすめです。

また、ドライブでは、大山の北壁の荒々しい姿や、広大な芝生が広がり、きれいな円錐型の姿、大山の裾野に広がる西日本最大級のブナ林など、様々な姿を一度に楽しむことができます。

秋には紅葉が織りなす絶景が楽しめる

大山では、秋には紅葉が織りなす絶景が楽しめます。麓の森が赤やオレンジ、黄色に染まることで作り出す風景は、西日本屈指の絶景です。

その特徴は、ゴツゴツとした岩肌と紅葉とのコントラストにあります。大山町(北側)や鍵掛峠(南側)から眺める北壁・南壁の白い稜線を背景として、手前に暖色に染め上げられた森を眺める風景はとても美しく、自然の雄大さに心が洗われます。

大山の基本情報

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ここでは、鳥取・大山の基本情報をご紹介します。大山の歴史やアクセスについてまとめましたので、参考になさってください。

大山の歴史

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大山の名前が歴史上はじめて文献に記されたのは、奈良時代に編纂された「出雲国風土記」です。当時記された名前は「大神岳」や「火神岳」で、古来より「大いなる神の在ます山」として人々に信仰されてきたことがわかります。

大山の歴史を紐解くのに切り離せないのがお隣、島根県の出雲です。実は大山は、出雲に伝わる神話の一つ、国引き神話とも密接な関係がある場所です。

国引き神話は、八束水臣津野命(やつかみずおみづぬのみこと)が、東西に細長い布のようにできてしまった失敗作の「狭布の稚国」を、遠く「志羅紀」「北門佐岐」「北門農波」「高志」の余った土地と綱で縫い合わせて島根半島を作ったという神話です。

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その綱が、今の弓ヶ浜半島や出雲の長浜で、その綱をつなぎとめた杭が、三瓶山(さんべさん)と「大山」だったと伝えられているのです。また、大山周辺には、古事記に伝わる出雲神話ゆかりの地がたくさん存在しています。

もう1つ大山の歴史を語る上で外せないのは、大山寺を中心として栄華を誇った時代のことです。鳥取の大山寺は、鎌倉時代から室町時代にかけて3000人の僧兵を抱え、強大な勢力を誇りました。

鳥取の大山寺の起源は、奈良時代、山岳信仰の霊場であり、718年に俊方(金蓮上人)によって開かれたことによるとされます。平安時代に入って大山寺は天台宗のお寺となり、西日本における天台宗の一大拠点となりました。

天台宗のトップ・座主は比叡山から派遣され、大山寺で任期を終えた後比叡山に戻って昇格するという道筋が作られ、僧侶のキャリア形成の通過点とされました。

昔から信仰の道であった大山道が南北に整備され、途中出雲街道と交差することもあり、商業交通の面でも発展しました。中世には尼子氏・毛利氏などの戦国武将からの崇敬も集め、寄進や造営がたくさんされました。

2018年は大山開山1300年の年でした。古く栄華を誇った大山寺の歴史を思いながら大山を訪れると、また少し違った視点で大山を楽しむことができておすすめです。

アクセス

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ここでは、鳥取の大山へのアクセスをご紹介します。大山寺方面へは、車では、米子自動車道「米子」インターチェンジから大山観光道路で約15分です。電車では、JR「米子」駅から路線バスで約50分、「大山寺」下車です。

大山の西側、桝水方面へは、米子自動車道「溝口」インターチェンジから車で約15分です。大山は車で約3時間~半日で周りを一周することもできます。様々な角度から大山を楽しむ観光もおすすめです。

大山といえば秋の紅葉!

鳥取の大山観光の醍醐味は、やはり秋の紅葉です。大山の裾野に広がるブナ林をはじめ、ナラ、カエデ、ナナカマド、ミズナラなどが鮮やかに色づき、絶景を見せてくれます。

大山の紅葉は、なんと見ごろが2回あります!この章の最後には、見ごろについてご紹介するので楽しみにご覧ください。

ブナ林の紅葉が有名

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大山は、ブナ林の紅葉が有名です。大山の裾野に広がるブナ林は、西日本最大級を誇り、紅葉することで色鮮やかに染め上げられ、まるで絵巻物の世界に入り込んだような気分になります!

大山の南側にある鍵掛峠は、大山南壁とブナ林のコントラストを美しく撮影できる絶好の写真スポットとして人気があります。

紅葉の見ごろ

実は大山の紅葉には、見ごろが2度あることも人々を惹き付ける理由の一つです。10月下旬から11月初旬にかけては山麓が七色に色づきます。カラフルな紅葉は人々の心を明るく照らし出してくれます。

11月中旬~下旬には徐々に色褪せ、深みを帯びた紅葉となっていきます。この時期はちょうど、大山に初冠雪のニュースがもたらされる時期でもあります。うっすらとかかった白い雪と深秋の紅葉のコントラストは、これから訪れる冬の気配が感じられる景色です。

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あなたはどちらの見ごろに合わせて大山を訪れますか?鳥取の大山に行ったことがないという方は、10月下旬から11月初旬の見ごろがおすすめです。

10月下旬から11月初旬の見ごろに訪れたことがある方は、今年は是非11月中旬~下旬の見ごろに訪れてみてはいかがでしょうか。どちらの見ごろも大自然の雄大さが感じられます。

大山でおすすめの紅葉スポット4選

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ここでは、大山でおすすめの紅葉スポット4選をご紹介します。3つの日本一がある紅葉スポットや、雄大な大山がそびえたつ様子を見ることができる紅葉スポットが登場します!

豪円山のろし台

大山でおすすめの紅葉スポット1つ目は、豪円山(ごうえんざん)のろし台です。豪円山のろし台は、「南の鍵掛峠、北の豪円山」と称されるほど壮大な景色が広がる紅葉スポットです。大山の北側に位置し、北壁や麓に広がる高原が色づく様子を望むことができます。

豪円山のろし台には、すぐ下にある駐車場に車を停めて10分ほど遊歩道を登ると到着します。遊歩道の周りでは、高山植物や生き物の姿も見られることがあります。

豪円山のろし台の目の前には雄大な大山が広がり、左側には豪円山スキー場、奥にはゴツゴツとした岩肌の北壁、下には豪円山ロッジなどのレジャー施設、右には上がってきた遊歩道が広がります。左側には遠く日本海も望めます。

大神山神社奥宮

大山でおすすめの紅葉スポット2つ目は、大神山神社奥宮です。大神山神社奥宮は、大山寺へ向かう途中の石畳の分かれ道から参道を上がったところにあります。

大神山神社奥宮には3つの日本一があります。1つ目は、参道の長さが約700mで日本最長であることです。2つ目は、社殿が国指定の重要文化財で、かつ日本最大の権現造りであることです。

3つ目は、奥の宮幣殿にある白檀の漆塗りが、日本一の規模で美しいことです。その他、西日本最大級の神輿もあるそうです。紅葉が包む壮麗な権現造りの社殿や、赤く色づく紅葉と杉の緑のコントラストがきれいな参道の階段は、絶好の紅葉スポットです。

大神山神社奥宮の始まりは、僧が修行のために大山に登り、その道場として簡単な遥拝所を建てたことからです。神仏習合の中で大山寺と大神山神社奥宮は勢力を拡大し、大山寺側の勢力の方が大きかったものの、祭事に関しては全て神職が執り行っていました。

明治の初めの神仏分離令により、大智明大権現の社殿を大山寺から分離したことで、現在の大神山神社奥宮に至っています。こういった歴史を背景として、冒頭でご紹介した3つの日本一を有する歴史ある神社となりました。

おすすめの紅葉スポット大神山神社奥宮で、古への思いを馳せながら、紅葉の鮮やかな彩りを楽しみましょう!

住所 鳥取県西伯郡大山町大山1
電話番号 0859-52-2507

博労座

大山でおすすめの紅葉スポット3つ目は、博労座です。博労座は、バスの停留所や一般駐車場があり、大山レジャーの拠点となる場所です。駐車場からは雄大な大山がそびえたつ様子を見ることができ、おすすめの紅葉スポットです。

徳川吉宗が八代将軍をしていたころである1730年の大山の祭日、初めて牛馬市を開いた場所が博労座でした。それが大山牛馬市の起源です。博労とは、牛や馬の仲買商人のことをいいます。

明治36年ころには最盛期を迎え、年に5回市が開催され、1万頭もの牛馬が売買されたそうです。現在博労座は、駐車場に使われているのはもちろん、様々なイベントやお祭りにも使用されています。

住所 鳥取県西伯郡大山町大山字博労座40-1外
電話番号 0859-52-2502(大山町観光案内所)

大野池

大山でおすすめの紅葉スポット4つ目は、大野池です。大山レークホテルの奥にある大野池は、紅葉の季節には周辺の森が色づき、鮮やかな色合いを見せる紅葉スポットです。

風のない日に湖が鏡のようになり、森の紅葉を逆さに映し出して作り出すシンメトリーな風景は、なんとも美しく多くの人の心をとらえます。

大山の紅葉の時期に行きたい観光3選

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ここでは、大山の紅葉の時期に行きたい観光3選をご紹介します。2018年には内親王殿下や環境大臣、東アジア諸国12か国の知事も訪れた観光イベントや、大山なめこ汁を食べることができるイベントが登場します!

大山の大献灯 和傘灯り

大山の紅葉の時期に行きたい観光1つ目は、大山の大献灯 和傘灯りです。大山の大献灯 和傘灯りは、県内に多くの職人を抱える鳥取だからこそできる観光イベントです。

120本もの和傘が大神山神社~大山寺本堂、参道を彩ります。和傘には灯りがともされ、その色や模様が浮き出る様子はとても立体的で華やかです。和傘はすべて国産の資材で、職人が山陰の風景をイメージして一本一本手作業で作りあげたものです。

国立公園の豊かな自然と、日本遺産にも指定されている歴史深い神社仏閣の中で見られる大山の大献灯 和傘灯りは、何とも贅沢な観光イベントです。また、和傘をもって記念撮影ができるスポットも用意されます。

その美しさは話題を集め、大山開山1300年の2018年には内親王殿下や環境大臣、東アジア諸国12か国の知事も訪れ、全国ネットのニュースでも取り上げられたそうです。

例年山の日からお盆時期と秋の紅葉の時期に行われますが、2019年の紅葉の時期は10月20~22日に開催されました。

大山秋色週間

大山の紅葉の時期に行きたい観光2つ目は、大山秋色週間です。大山秋色週間は、例年大山の紅葉が美しい10月下旬~11月上旬に定められます。2019年は10月20日~11月5日でした。

次にご紹介する絵とうろうの献灯・大山寺山門ライトアップや、大山「秋のご縁日」などのイベントが行われます。また、期間中大山の旅館や食堂では、限定の料理メニューも提供されます。

大山「秋のご縁日」では、大山寺境内で古札を焚き上げ、家内安全・交通安全などを祈願する「採灯護摩法要」や、時代衣装を着た子供たちに加え僧兵、山伏、天狗が行列を作る「稚児行列」、大山なめこ汁がふるまわれる「施餓鬼」などが行われます。

絵とうろうの献灯・大山寺山門ライトアップ

大山の紅葉の時期に行きたい観光3つ目は、絵とうろうの献灯・大山寺山門ライトアップです。絵とうろうの献灯・大山寺山門ライトアップは、大山秋色週間の土日に行われる演出です。

日没ごろ~20時までの間、大山町在住の朝倉弘平さんが描いた絵とうろうが、大山寺参道を照らし出します。また、同時に大山寺山門もライトアップされ、参道に華を添えます。

大山の紅葉を堪能しよう!

今回は、鳥取の大山の紅葉の見ごろと紅葉スポットについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。紅葉の時期の大山には雄大な自然と深い歴史、それらを彩る演出があります。西日本屈指の紅葉の名所大山で、紅葉を堪能しましょう!

Bird
ライター

Bird

関西生まれ、旅行と美術館巡りが趣味のBirdです。食べることも大好きです。皆様に世界の魅力的なスポット、素敵なものをご紹介していきます!記事に旬な情報や面白いエピソードを盛り込み、楽しんで読んでいただけるよう、心がけています。よろしくお願いいたします。

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