高尾山ケーブルカーの料金・時間まとめ!リフトとの違いは?

高尾山ケーブルカーの料金・時間まとめ!リフトとの違いは?

高尾山は東京都心から近く、自然豊かな山です。高尾山に登るときは、ケーブルカーを使えば体力に自信がない方でも気軽に楽しめます。ケーブルカーは利用の仕方によって料金がお得になることもあります。便利な高尾山ケーブルカーの料金や魅力などをご紹介します。

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    記事の目次

    1. 1.高尾山のケーブルカーについて詳しく紹介!
    2. 2.高尾山のケーブルカーとは?
    3. 3.高尾山ケーブルカーの料金について
    4. 4.高尾山ケーブルカー運行時間について
    5. 5.高尾山ケーブルカー・リフトとの違いについて
    6. 6.高尾山を登山だけで登るルートを紹介
    7. 7.高尾山ケーブルカーの料金を把握して楽しもう!

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    高尾山のケーブルカーについて詳しく紹介!

    Photo by Rob Young

    高尾山は東京都心から近いだけでなく、多種多様な動物や植物を見ることができる自然豊かな山でもあります。小さな子供連れからお年寄りの方まで、多くの人が楽しんでいる高尾山ですが、山頂の標高は600mほどあり、ふもとから登山コースを歩くと1時間半以上かかってしまいます。

    そこで、高尾山ケーブルカーを利用すれば、高尾山のふもとと中腹の間を簡単に、そして短時間で移動することができます。今回は便利な高尾山ケーブルカーについて、時間や料金などを含めて詳しくご紹介します。

    高尾山のケーブルカーとは?

    Photo by kawanet

    高尾山のケーブルカーは高尾山のふもとと中腹の間を片道6分ほどで往復しています。最も急なところは勾配が31度18分あり、日本のケーブルカーの線路の中で一番の急勾配となっています。人間は勾配が30度以上あると直角に感じるとも言われており、アトラクションさながらの感覚を体験できます。

    ただし、もちろん安全性については考えられています。使用しているロープは安全率が10倍以上のものが使われているため、安心です。また、もしロープが切れたとしても、強力な自動ブレーキがレールを挟み、2メートルほど滑るだけで安全に停止ができる構造になっています。

    Photo by jetalone

    また、実は高尾山ケーブルカーは自動制御で動いています。昭和2年から営業が開始されたという長い歴史があるケーブルカーで、戦時中に一時休止しましたが、昭和24年から再開し、昭和43年に全自動制御の近代的ケーブルカーに生まれ変わりました。

    高尾山ケーブルカーのルート

    Photo by toooooool

    高尾山ケーブルカーは、高尾山のふもとにある清滝駅(きよたきえき)と、中腹にある高尾山駅の間を往復しています。高尾山駅は登山コースの中でも表参道と言われる1号路の途中にあります。比較的緩やかな道を歩いていけばそのまま山頂まで登ることができます。

    標高差200m全長1000mの距離

    Photo byFree-Photos

    高尾山ケーブルカーの駅の標高は、ふもとにある清滝駅の標高が201m、中腹にある高尾山駅の標高が472mとなっており、標高差は200m以上になります。また、線路の全長は1000mにもなります。高尾山ケーブルカーは、その距離を片道6分ほどで往復しています。

    ケーブルカーは1ルートのみ

    フリー写真素材ぱくたそ

    高尾山ケーブルカーの線路は単線なので、行きも帰りも同じ1ルートとなっています。ケーブルカーのすぐ横には高尾山の木々が生い茂っており、秋には紅葉も楽しめます。また、帰り道は下を見下ろす形となるので、行きとは違う景色を楽しめます。

    高尾山ケーブルカーの線路は単線ですが、線路の中間には行き違い箇所があります。ケーブルカーには緑の「あおば」と赤の「もみじ」の二つの車両があり、行き違い箇所を同時に通ります。ケーブルカー同士がすれ違う時には、乗客同士が手を振り合うこともあり、子供連れの方も楽しめます。

    高尾山ケーブルカーの料金について

    Photo bystevepb

    高尾山ケーブルカーは、増税に伴って料金が変更されました。高尾山ケーブルカーに乗ったことがあるという方も、一度料金を確認してから利用するのがおすすめです。ここからは、高尾山ケーブルカーの変更後の料金を見ていきます。

    まずは、一般的な料金をご紹介します。高尾山ケーブルカーの片道の料金は、大人料金が490円、小児料金が250円となっています。小児料金は小学生が対象で、中学生以上は大人料金扱いとなります。

    Photo byBru-nO

    切符売り場は清滝駅の駅舎内にあります。窓口と券売機で購入できますが、後でご紹介するリフトの切符売り場も同じ場所にあり、ケーブルカーとは別の券売機となっているので注意が必要です。

    切符も、片道切符だけではなく、様々なお得な切符があり、間違えないよう注意が必要です。切符の種類については後ほどご紹介します。

    また、SuicaやPASMOなどのICカードを切符の代わりに使うことはできませんが、券売機で切符を買うために使うことはできます。

    往復の方が料金が安いのでおすすめ

    Photo byStockSnap

    高尾山ケーブルカーの運賃は、往復の場合、大人が950円、子児が470円となっています。片道の切符を2枚買う場合、大人が980円、子児が500円となるため、行きも帰りも高尾山ケーブルカーを利用する場合は、往復の切符を買う方がお得です。

    また、混雑している日は終発が近づいてくると、下りのケーブルカーに乗るために人が集中するため、切符売り場が混雑することがあります。並ぶ時間を短縮する上でも、往復の切符がおすすめです。

    ケーブルカー料金割引対象について

    Photo byklimkin

    障がい者の方と介護者の方は割引があり、片道で大人が250円、小児が120円、往復で大人が470円、小児が230円となっています。高尾山駅にはエレベーターが設置されており、車椅子を利用している方でも高尾山ケーブルカーに乗ることができます。

    未就学児は料金が無料

    Photo byMabelAmber

    未就学児は大人1名につき1名が無料となっています。ケーブルカーはベビーカーで乗車することもできます。また、高尾山駅の横にある「高尾山スミカ」の店内には授乳スペースがあり、店内スタッフに声をかければ利用することができます。

    団体は事前予約が必要

    Photo by BoaNoite

    25人以上の団体の場合、団体割引を利用できます。ただし、団体の場合は、混雑状況の把握や乗車券の準備をするため、あらかじめ高尾登山電鉄の公式ホームページやFAXで申し込む必要があります。また、団体割引の料金は、人数や学生かそうでないかによって違いがあるので注意が必要です。

    一般の団体割引の場合、25人以上の団体は大人が片道430円、往復810円、小児が片道220円、往復410円となっています。100人以上の団体は料金が安くなっており、大人が片道410円、往復760円、小児が片道210円、往復390円となっています。

    Photo byStockSnap

    学生の団体割引は一般の団体割引よりも安くなっています。25人以上の団体は大人が片道410円、往復760円、小児が片道210円、往復390円です。100人以上の団体は大人が片道380円、往復720円、小児が片道200円、往復370円となっています。

    また、団体割引を利用する場合は、1歳以上は小児料金となるので、団体の中に小さな子供連れの方がいる場合は注意が必要です。

    頻繁利用する人は定期券が料金割引でお得

    Photo bynattanan23

    高尾山ケーブルカーには、通勤定期券もあります。料金は1か月で8480円、3か月で24180円、6か月で45820円となっています。一か月の定期券で9回往復すれば元が取れる計算になるため、頻繁に利用する場合は定期券がお得です。

    高尾山ケーブルカー運行時間について

    Photo by jetalone

    高尾山ケーブルカーは15分間隔で運行しており、上りの車両と下りの車両は同時に発車します。平常時の始発は8時となっています。ただし、ゴールデンウィークやイベント開催時など、混雑する時期は始発の時間が早くなる場合があります。

    日にちや月によって終発が異なるので注意が必要

    フリー写真素材ぱくたそ

    終発は月や曜日によって時間に違いがあるので注意が必要です。4~5、7~8月の平日は18時、休日は18時30分です。6、9~11月の平日は17時45分、休日は18時となっています。3月の平日は17時30分、休日は18時となっています。12~2月は平日は17時15分、休日は17時30分と早くなっています。

    ただし、「高尾山ビアマウント」というイベントが開催されているときは、終発の時間は21時15分になります。また、年末年始は終発の時間も変わります。特に、年越しは多くの人が初日の出を見に訪れるため、終夜運転が実施されることが多いようです。

    高尾山ケーブルカー・リフトとの違いについて

    Photo by toooooool

    高尾山では、ケーブルカーだけでなくリフトを利用することもできます。リフトを利用しても、ケーブルカーと同じように高尾山のふもとから中腹まで移動することができます。一見似ているように見える高尾山のケーブルカーとリフトの違いについてご紹介します。

    料金は同じだけど運行時間が異なる

    Photo byobpia30

    ケーブルカーとリフトは、どちらを利用しても基本的に料金に違いはありません。ただし、ケーブルカーは小学生未満の子供は大人1人につき1人無料となるのに対し、リフトは3歳からは小児料金となります。3歳未満の子供は大人1人につき1人が無料となります。

    また、高尾山のケーブルカーとリフトは運行時間に違いがあります。リフトの運行時間はケーブルカーよりも短くなっているので注意が必要です。始発の時間は9時、平日の終発の時間は5~11月が16時30分、12~4月が16時となっています。休日は状況によって運転を延長することもあるようです。

    駅が異なるので注意が必要

    Photo by jetalone

    ケーブルカーの駅とリフトの駅は名前や場所が違います。ふもと側の駅はケーブルカーの駅の先にリフトの駅があります。駅の名前はケーブルカーが清滝駅、リフトが山麓駅(さんろくえき)です。切符売り場は清滝駅にあり、清滝駅から石段を登った先に山麓駅があります。

    また、中腹側の駅はケーブルカーの駅とリフトの駅は場所が違います。リフトの山上駅はケーブルカーの高尾山駅よりも10mほど低いところにあります。同じ1号路の途中なので、山上駅から登っていくと高尾山駅が見えてきます。

    高尾山駅の方が標高が高いので便利

    Photo byivanovgood

    ケーブルカーの良い点として、中腹側の駅の標高が高いということが挙げられます。高尾山駅の方が山麓駅よりも標高が高いので、ケーブルカーの方がリフトよりも歩く距離を短縮できます。

    また、高尾山駅の近くには展望台があるので、ケーブルカーを降りてすぐに楽しめます。天気が良い日は展望台からスカイツリーを見ることもできます。展望台では、昼食や飲み物、ソフトクリームなどが販売されています。

    ケーブルカーを利用するもう一つの利点としては、所要時間が短いことがあります。リフトが片道12分であるのに対し、ケーブルカーは片道6分しかかかりません。タイミング良くケーブルカーが発車する場合は、ケーブルカーを利用した方がリフトよりも早く目的地に到着できます。

    自然を直に感じたい人はリフトがおすすめ

    Photo by Kaydee H

    リフトの良い点として、自然を直に感じられることが挙げられます。窓のついた車両であるケーブルカーとは違い、リフトは2人乗りで窓もないため、高尾山の木々や空気を直接感じることができます。

    最近はスマートフォンをリフトから落としてしまう方が多いようです。リフトからきれいな景色の写真を撮るときは、景色に見とれてスマートフォンを落としてしまわないよう気をつけながら楽しむと良いようです。

    また、リフトは小さな子供連れの方でも乗ることができます。ベビーカーごと乗ることはできませんが、切符売り場では300円でベビーカーを預かってもらえます。

    高尾山を登山だけで登るルートを紹介

    Photo by ColdSleeper

    ここまではケーブルカーやリフトを利用して高尾山の中腹まで登る方法をご紹介しましたが、もちろん登山だけで高尾山を登ることもできます。ケーブルカーやリフトは1号路の途中にありますが、高尾山には他にもいくつかの登山道があります。登山だけで登るときのルートをご紹介します。

    1:稲荷山コース

    Photo by ColdSleeper

    稲荷山コースは見晴らし尾根コースとも呼ばれる登山コースです。標高396mの稲荷山の山頂近くの展望台を通って高尾山山頂まで登山ができるコースで、全長は3.1kmとなっています。所要時間の目安は、上りが100分、下りが80分です。

    稲荷山コースの中間あたりにはあずま屋があり、休憩することができます。あずま屋は展望台となっており、天気が良ければ新宿まで見られます。また、稲荷山コースは「四季折々」がテーマの登山コースで、秋にはもみじが紅葉して美しい景色を眺めながら登山ができます。

    Photo byjbom411

    稲荷山コースの注意点としては、コースの途中にトイレがないことが挙げられます。以前はあずま屋のところにトイレがありましたが、現在は老朽化のため撤去されています。京王線の高尾山口駅や599MUSEUM、清滝駅などにはトイレがあるので、利用してから登ることをおすすめします。

    また、トイレは山頂下にもあります。きれいな二階建てのトイレで、ケーブルカーやリフトを利用して登ってきた小さな子供連れの方のオムツ替え、授乳スポットとしても便利です。ただし、営業時間が決まっており、9時~17時の間で利用できます。

    2:びわ滝コース

    Photo by けんたま/KENTAMA

    6号路はびわ滝コースと呼ばれる登山コースです。びわ滝コースの全長は3.3kmとなっています。びわ滝コースは「森と水」がテーマの登山コースで、登り始めて3分の1程度のところには薬王院の水行道場の一つの「びわ滝」があります。びわ滝では、真冬でも水行者の姿を見られることがあります。

    滝は修行者以外入ることができませんが、お堂までは入っていくことができ、6号路を登る人の多くがびわ滝のお堂を訪れています。

    びわ滝コースの所要時間の目安は、上りが100分、下りが80分となっており、稲荷山コースとほぼ同じです。稲荷山コースと同様に、コース内にトイレがありません。ふもとや山頂のトイレを利用するのがおすすめです。

    高尾山ケーブルカーの料金を把握して楽しもう!

    Photo by Naoharu

    高尾山ケーブルカーの料金や時間、魅力をご紹介しました。高尾山ケーブルカーを使えば、ベビーカーに乗った小さな子供をお連れの方からお年寄りの方まで、多くの人が高尾山に登れます。高尾山ケーブルカーを利用して、気軽に山登りを楽しみましょう。

    黒猫
    ライター

    黒猫

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