富士山信仰といえば富士浅間神社！パワースポットや御朱印もご紹介

富士浅間神社は静岡県富士宮市にある全国1300の浅間神社の総本社です。正式名称は富士山本宮浅間大社です。富士山頂の奥宮、久須志神社は世界文化遺産にも登録されています。

富士山を神体山として祀っており、本宮と奥宮の2つの境内があります。本宮本殿は徳川家康により造られました。国の重要文化財にも指定されています。さらに、本宮の境内には“湧玉池”と呼ばれる富士山の湧き水が湧き出す池があり、こちらは特別天然記念物に指定されています。

そんな重要な国の財産ですが、以前は富士山本宮浅間神社が正式な名称でした。しかし、1982年頃より現在の富士山本宮浅間大社が正式名称として使われるようになり、浅間大社の略称で親しまれています。ここでは、富士浅間神社と呼ばせて頂きます。

富士浅間神社は、先程もお伝えいたしましたが全国に1300ある浅間神社の総本宮です。起源は富士山の噴火を鎮めるために浅間大神を祀ったのが始まりと言われています。その後噴火が鎮まったことで御神徳が知れ渡り崇敬され、ここが全国の浅間神社の起源となりました。

主な浅間神社は、静岡県では富士山本宮浅間大社をはじめ、静岡浅間神社、富知六所淺間神社、山梨県では、浅間神社、河口浅間神社、一宮浅間神社、冨士御室浅間神社、冨士山下宮小室浅間神社、北口本宮浅間神社です。この他、関東甲信越を中心に各地に1300の浅間神社があります。

富士山といえば日本の中心に位置し、日本を代表するスポットとして有名ですが、神々が集まるパワースポットとしても知られています。特に富士浅間神社は女性に効果的なパワースポットとしてご利益があると話題になっています。

恋愛運アップや美容効果にもご利益があると言われているため、恋愛中の女性には特におすすめです。恋愛運だけでなく、愛情運にもご利益があると言われていますので、ご家庭でのコミュニケーションなどに悩まれている方からも人気があります。

まず女性に嬉しいパワースポットと言われるようになった有名なご利益が恋愛や愛情運のアップです。特に拝殿前や拝殿の右手にあるご神木のしだれ桜周辺では大きなご利益があると言われています。

他にも、五感を高めたり、癒やし和らげ気持ちを明るくするご利益があるとも言われています。“陽”の気がみなぎる富士山本宮浅間大社と“陰”のスポットだと言われている北口本宮富士浅間神社の両方に参拝することが良いとされています。

他にも、特別天然記念物に指定されている湧玉池の付近も“日本の中心”部分として知られており、富士浅間神社の中でも最も効果的なパワースポットとして有名です。ここでは、1本200円でペットボトルに御神水を頂くことも可能で、美味しいと大好評です。

近年では、御朱印集めを趣味とする若い女性も増えており、外国人観光客からも人気を集めている御朱印ですが、富士浅間神社でも素敵な御朱印を頂くことができます。

日本各地に数多くある神社の中でも特に有名な富士浅間神社では、御朱印を頂きたいという方がたくさんいるため、時期によってはかなり混雑することがあります。

御朱印は神様とのご縁の証とも言われており、神聖なものです。すべて手書きで頂くことができるので混雑時にはかなりの時間がかかることもあります。団体で訪れたくさんの御朱印を頂く場合には代表の方がまとめてお持ち頂くとスムーズとのことですので参考になさってみてください。

富士浅間神社では本宮と富士山頂にある奥宮のどちらでも御朱印を頂くことが可能です。しかし、富士山頂の奥宮については開山期間の7月と8月のみです。さらに富士山がデザインされたオリジナルの御朱印帳も初穂料1500円で頂けます。

富士浅間神社本宮の御朱印は本殿正面左側の社務所で頂けます。初穂料は300円です。時間は9:00から17:00までです。山頂にある奥宮では開山期間のみ5:00から17:00まで御朱印を頂くことができます。

富士浅間神社ではご利益があるとともに絶景が楽しめる登拝がとても人気です。登拝とは、富士山の御神徳を拝みながら登山することで、古くから伝わる富士山の伝統行事です。

通常の登山とは異なりますが、富士山へ訪れる方のほとんどがご来光を拝みたいと考えたり、奥宮にいらした際にお参りされるようで、この方達も登拝を経験していることになります。

富士山信仰とは、富士山を神と見立てて信仰することです。864年から続いた富士山の噴火は1083年に収まりました。その収束には富士浅間神社に御祭神が祀られたことが大きく関わっていると言い伝えられています。そのことから富士山を信仰する方がたくさんいます。

古く飛鳥時代には聖徳太子が馬に乗って山頂まで行ったことも有名です。現在のように登拝が始まったのは室町時代の頃からとも言われています。修行のための登山が行われていた時代もありました。

富士山信仰とともに、富士山は日本一高い山として登山家や登山を趣味としている人にも大人気です。基本的に登山が可能な期間は7月の中旬から9月の中旬頃までです。この期間以外にも登山は可能ですが、雪山登山経験者で万全の準備をしている方のみに限られています。

富士山は標高約3776メートルを誇る日本一の高さの活火山です。遠くから眺めても素敵ですが、登頂して眺める景色は絶景です。そんな絶景見たさに何度も富士山を訪れる登山家の方も多くいらっしゃいます。

富士山の絶景といえば1番有名なのはやはり御来光です。雲海の遠くが赤く見えると思った次の瞬間朝日が顔を出し辺り一面が美しい赤い光で包まれます。御来光は夏と冬で見え方が変わります。通常は山開きの時期でないと登山できないので夏の絶景しか眺めることができません。

しかし、雪山経験者で準備万端の方に限り冬の登山が認められています。冬には夏とは全くことなる絶景を眺めることができます。しかし、滑落などで死亡事故も度々起きているため注意が必要です。

富士山登頂では御来光が絶景だと有名ですが、富士山の周辺には、富士山が眺められる絶景スポットと言われている場所が幾つもあります。

まずは、逆さ富士が眺められることで有名な山梨県身延町にある本栖湖中ノ倉展望池です。周辺には案内標識も多いので迷わずに訪れることができます。続いては、富士五湖の内の3つの湖が眺められることで有名な山梨県鳴沢村の三湖台です。特に紅葉シーズンには絶景が見られると大人気です。

最後に、富士山と五重塔が眺められることで大人気の絶景スポットが、山梨県富士吉田市にある朝倉山浅間公園です。特にお花見シーズンには桜も咲き誇り見事なまでに美しく、世界中から観光客が訪れるほど大人気の絶景ポイントです。

富士浅間神社までのアクセス方法は、公共交通機関ご利用の場合、新幹線「富士駅」からタクシーで約30分、バスで東海道線「富士駅」まで行き身延線「富士宮駅」から徒歩10分です。高速バスをご利用の場合は「東京駅」より「富士宮駅」まで運行しています。

お車でのアクセス方法は、東名高速「富士IC」から西富士バイパス経由で約20分、新東名高速「新富士IC」からは西富士バイパス経由で約15分です。近隣に駐車場があります。5:00から19:00まで営業しており、駐車料金は1時間200円、1日1500円です。出庫は24時間可能です。

富士浅間神社がとても魅力的なスポットであることが分かりました。富士山頂上付近から眺める御来光などの絶景はもちろん、富士浅間神社のパワースポットとしての強力なご利益や素敵な御朱印、周辺からみる富士山の絶景スポットなど1度は訪れてみたいと言われる理由が分かります。

富士山を訪れたことがある方も、これから訪れようと予定されている方も、今まで興味がなかった方も、ぜひ富士山と富士浅間神社を訪れてみてください。