新潟で美味しいケーキの人気店ランキング！おすすめの絶品ケーキ店を厳選

新潟県は米どころとして有名ですが、美味しい米の産地とされる理由は夏は暑く冬は寒いという寒暖差と、雪がもたらす栄養豊富な山水にあります。寒暖差と豊かな山水は果物を始めとした作物の栽培条件にも適しているため、新潟は美味しい食材の宝庫なのです。

新潟では四季毎に西洋梨、スイカ、柿といった良質な食材が収穫されるので、美味しい食材を活かした絶品のケーキがたくさん誕生しています。そのため新潟県内にはケーキ屋さんが多数建ち並び、地元民を魅了しているのです。

新潟ではどのようなケーキ屋が人気なのでしょうか。新潟でおすすめのケーキ屋11店舗を厳選し、ランキングにしました。まずはランキング第11位・10位をご紹介しましょう。地元で愛される洋菓子と和菓子を扱う名店や、雲のようにふわふわなケーキが美味しいと話題のスイーツ店が登場します。

パティスリー ヨシザワは、新潟県のほぼ中央に位置する小千谷（おじや）市で2016年にオープンした洋菓子店です。もともと地元に根付いてきた和菓子屋ということもあり和スイーツも販売していますが、特に新潟名物の笹だんごはとにかく美味しいと定評がある人気店です。

そんな笹だんごを超えるほど話題になっているのが、素材の味を最大限に活かしたタルトケーキの数々です。

テレビ番組でも紹介されたパープルスイートロードタルトは芋本来の自然な甘さを純粋に楽しめますし、新潟の高級西洋梨「ル・レクチェ」を丸ごと1個乗せたタルトはインパクト、ボリューム共に抜群で絶品です。

こぢんまりとしたケーキ屋ですが品数は豊富なので、何度でも通って「今日はどれにしようかな」と選ぶのが楽しみになるでしょう。

菓子工房 くるみは、ふんわり食感のロールケーキを看板商品とする新潟市内のスイーツ店です。スポンジケーキは雲のようにふわふわで、特に強いこだわりを持つクリームをぎっしり包み込んでいます。

厳選した生クリームは爽やかな甘さの九州産で、温度管理を徹底して泡立てることでなめらかな口どけを実現しました。ロールケーキは3種類あり、不動の人気No.1は生ロールです。いちご、パイナップル、みかん、キウイをたっぷりの生クリームと共に巻いています。

ボリュームがあるように見えますが口当たりが軽くさっぱりしているため、ペロリと食べてしまうでしょう。チョコ好きにはたまらない生チョコロールは、同じくふわふわのココア生地で生チョコクリームとバナナを丸ごと巻いています。ココアの風味とバナナの甘さがベストマッチです。

またカット販売しているロールケーキ「和三盆まろん」は、スポンジ生地とクリームに上品な甘さの和三盆糖を使っています。クリームの中に入っている刻んだ渋皮栗がアクセントになっていて、日本茶と一緒に頂きたいケーキです。

続いて新潟でおすすめのケーキ屋ランキング第9位・8位をご紹介しましょう。駅から近く気軽に行ける人気店や、自社農場産の美味しい卵に定評があるお店が登場します。

フランス菓子 Lait Deux（レ・ドュー）は、「作ったお菓子が母の乳の次に美味しいものでありたい」というコンセプトから「2番目の乳」を意味するフランス語「レ・ドュー」を店名に掲げています。

新潟県上越市の直江津（なおえつ）駅から徒歩2分という好立地にあり、ケーキや焼き菓子、またフランスパンを始めとしたパンも購入できる使い勝手の良い洋菓子店です。

生ケーキは全体的に小ぶりですが濃厚で適度な甘さもあるため、満足度の高い仕上がりになっています。また1個当たり200円～300円代というお手頃価格に設定されているため、気軽に立ち寄れるスポットとして人気です。

レ・ドューの代表作は、お店の名前を冠した一口サイズのチーズケーキ「レ・ドュー（120円）」です。フランス産のチーズ3種類をふんだんに使い、厳選した生クリームとバターを合わせた贅沢なスイーツになっています。

小さいながらも濃厚な味わいが口いっぱいに広がり、幸せな気持ちにさせてくれるでしょう。手土産としても人気があり、10個入（1350円）、20個入（2600円）で販売されています。

また大きな話題を集めているのが「上越産バナナかぼちゃとキャラメルのパウンドケーキ（1カット155円）」です。

バナナかぼちゃは新潟県上越市に古くから伝わる伝統野菜で、バナナのような色と細長い形、またバナナのように甘いという特徴があります。新潟県内の他の地域ではあまり知られていない珍しい品種なので、ぜひ試してみてください。

平飼い卵の洋菓子専門店 とりたま工房は新潟市の北部に位置する新発田（しばた）市にて、自社農場で生産した平飼い卵を使ったスイーツの販売もしています。

平飼い卵とは、平飼い鶏舎方式と呼ばれる自然に近い形で飼育された鶏の卵です。一般的なケージを使わず、開放された鶏舎で放し飼いにされた鶏はのびのびと育ちストレスをためないため、上質な美味しい卵を産みます。

そんな平飼い卵の力を最大限に発揮しているケーキが「シフォン」です。平飼い卵のメレンゲは重くしまって泡がしっかりしているため、口に入れるととろけるほどふわふわな生地に焼き上がっています。別添えの生クリームかフルーツソースをチョイスしましょう。

シフォンはバニラ、紅茶、抹茶、豆乳の4種類がある他、店内では焼きたてのカップシフォンを頂けます。また平飼い卵の濃厚なコクをそのまま味わえる「元気プリン」や「クレームブリュレ」もおすすめです。

続いて新潟でおすすめのケーキ屋ランキング第7位・6位をご紹介しましょう。生クリームにとことんこだわる名店や、地元産の旬食材を大切にするお店が登場します。

パティスリー アニヴェルは新潟県の中央に位置する長岡市にあり、デザインや構成ではなく素材を中心にスイーツを考える洋菓子店です。

毎日店頭には新潟産を始め、その日のケーキに使った旬の食材を並べています。中でも生クリームはメーカー5社、9種類をお菓子に合わせて使い分けるほどのこだわりようです。

そんなアニヴェルで最も多くのファンから支持されている商品が「季節のフルーツショートケーキ（432円）」です。いちご、もも、ブルーベリー、スイカ、いちじくといった旬のフルーツをふんだんに使い、厳選したピュアクリームと砂糖だけで作ったホイップを合わせています。

ピュアクリームは香りや風味が抜群で口どけが心地良く、時間が経ってもバター化しにくいという優秀なクリームです。見た目は華やかですが素材のフレッシュさと甘さが引き立っていて、大変優しい味わいに仕上がっています。

サンカントピュールは旬の味や地元の食材を大切にしているスイーツ店です。新潟駅から電車で20分、新津駅西口より徒歩5分という立地も手伝って、絶えずお客さんが出入りしています。

看板商品は、はちみつの風味を閉じ込めた生地で北海道産純生クリームを巻いた「はちみつくるりん（750円）」ですが、サンカントピュールでぜひ食べておきたい一押しは「3種のチーズバスク」です。

バスクチーズケーキとはスペインのバスク地方にある1軒の老舗バルが発祥で、お酒にも合うチーズケーキです。2018年、東京にバスクチーズケーキ専門店が日本初上陸して以来、国内での注目度はますます高まっています。

高温で長時間焼くため、外側は黒っぽくキャラメリゼのような香ばしさがある一方、中央は半熟状に近くトロリとしている新食感のチーズケーキです。

基本の作り方は材料をざっくり混ぜて焼くだけと非常に簡単なので、パティシエが手間ひまかけて作る繊細なスイーツというよりは、気軽に食べる家庭のおやつという感覚に近いでしょう。

サンカントピュールの3種のチーズバスクは、ブルーチーズを練り込んで濃厚に仕上げているのが最大の特徴です。また北海道産純生クリームのコクとアカシヤハチミツの香りがプラスされた生地は中心がクリーミーな半生で、カラメルの香ばしさとほろ苦さがお酒を誘います。

続いて新潟でおすすめのケーキ屋ランキング第5位・4位をご紹介しましょう。世界中のチョコを扱う洋菓子店や、日本ならではの四季折々の変化を味わってもらうことをコンセプトにする老舗が登場します。

パティスリー グレヌは新潟駅より電車で20分、新潟大学前駅より徒歩12分の距離にあるスイーツ店です。数多くのチョコレートを1年中販売していることで有名で、非常に珍しく価値の高いアイテムを含め、世界中から何十種類ものチョコを集めてケーキや焼き菓子を作っています。

オープン当初からの大人気商品は「カルマ（370円）」です。スイスを代表するチョコレートブランド「カルマ社」のミルクチョコレートでムースを作り、自家製の木苺ソースを閉じ込めました。

木苺の甘酸っぱさがチョコレート本来の美味しさを引き立て、思わず顔がほころんでしまうでしょう。新潟市でチョコレートケーキが食べたい時は、まず最初に訪れたい名店です。

パティスリースフェール 丸屋は新潟県のほぼ中央に位置する南魚沼市にあり、新潟の名産品である魚沼産コシヒリカリの米粉を始め、厳選素材でケーキや焼き菓子を販売する洋菓子店です。

もともとは1895年創業の丸屋製菓店から始まり、2004年に「パティスリースフェール」としてリニューアルオープンしました。

スフェールは「丸」や「球体」を意味するフランス語で、先代の教えを受け継ぎながらも新たなスイーツを生み出していきたいという思いが店名に込められています。食材が1番美味しくなる旬のものを使い、日本の四季を味わってもらうことをコンセプトにしているのです。

リピーターが多い人気のケーキは「越後湯沢コッコロール（1296円）」です。コクと甘味が強いことでおなじみの那須御養卵を使ったロールケーキで、濃厚なオレンジ色の黄身としっかりした卵白によって鮮やかな黄色のふわふわな生地に焼き上がっています。

甘さ控えめの生クリームと中央に巻かれているカスタードクリームのバランスが絶妙で、後を引く絶品スイーツです。

見逃せないのは、新潟県魚沼産コシヒカリの米粉を使った「米粉焼きドーナツ うん米リング！6個入（1448円）」と「雪国しんこ餅 10個入（1112円）」です。ドーナツは油で揚げていないためヘルシーな上に、もちもちでしっとりとした食感がたまりません。

ドーナツの味は雪室珈琲、和三盆、抹茶、ストロベリー、きなこ、チョコの6種類で、バラ売りもしていますが全種類の詰め合わせは新潟のお土産にも喜ばれるでしょう。

そしてしんこ餅は、魚沼産コシヒカリの米粉を蒸してついた生地で餡をぎっしり包み込んでいます。丸屋製菓店の時代から長い間愛されてきた逸品ですから、大切な来客のおもてなしにもぴったりです。

続いて新潟でおすすめのケーキ屋ランキング第3位・2位をご紹介しましょう。自家栽培の新鮮な食材を取り入れている人気店や、スポンジと生クリームに強くこだわる名店が登場します。

菓子工房 風花は新潟駅より車で20分の距離にあり、素材を大切にすることはもちろん、鮮度も重視したできたてを提供する洋菓子店です。

新潟産の食材を積極的に取り入れ、お店近くの畑で自家栽培したフレッシュな食材もふんだんに使用しているため、店内には新潟の地で育まれた実に風味豊かなスイーツたちが並びます。

風花で絶対に食べておきたいケーキはモンブラン（480円）です。厳選した島根県津和野産栗のクリームは栗本来の風味が濃厚で、まったりとした口当たりに仕上がっています。程よい甘さの生クリームとスポンジが織りなす三位一体のハーモニーを味わってください。

そんな風化のモンブランに魅了されているファンが、毎年首を長くして待っているのが秋限定の「村松産 新栗モンブラン（500円）」です。新潟県内一の出荷量を誇る越後村松栗は、大粒ながら甘味と香りがぎゅっと詰まった大変美味しい栗として知られています。

新潟産村松栗を使ったマロンストリングは口に入れた瞬間にホロホロとほどけ、優しい甘さなのに深い旨みと栗らしいほっくり感が印象的です。さっぱりした後味の生クリームとの相性は抜群で、サクッとしたメレンゲ焼き菓子やゴロッと大きな村松栗の粒が楽しいアクセントになるでしょう。

パティスリー・シュクレは新潟県南魚沼市にあり、「口どけの良いスポンジと、コクの中にも軽さのある生クリーム」をモットーにしているスイーツ店です。ショーケースの中には常時30種類以上のケーキがずらりと並び、訪れる人をワクワクさせています。

その中でもシュクレを代表する大人気商品が、王道の「いちごショート（390円）」です。こだわりの卵で作ったスポンジは黄色の色味がはっきりしていて、非常にしっとりとしています。

生クリームはコクを感じさせながらも後味はあっさりしていて、フレッシュな甘酸っぱいいちごが後味を爽やかにしてくれるでしょう。特別な日のおやつやお誕生日、あるいは女子会といったさまざまなシーンに重宝しそうです。

そしてシュクレと言えば、夏季限定の「フレッシュフラッペ（650円～）」も忘れてはいけません。12種類のフラッペは、どれも素材そのものの味わいをダイレクトに感じられるとあって女子の心をくすぐります。

フラッペで特に注目したいのは、インパクトも味も抜群のかき氷「八色（やいろ）スイカのフラッペ（650円）」です。

コシヒカリの産地として有名な新潟県魚沼地区の名峰、八海山（はっかいさん）の麓で育つ八色スイカは糖度が高く、シャリシャリした食感が非常に美味しいと人気を呼んでいます。

ただし八色スイカは収穫量よりも品質を重視しているため生産量が少なく、新潟県内の限られた地域にしか出回っていません。貴重な八色スイカを贅沢に使ったシャーベットはスイカそのものの自然な甘さが十分に引き立っていて、種に見立てたチョコが食感に変化を与えています。

暑い夏はウッディ調のおしゃれなイートインスペースでフラッペを堪能し、お土産にケーキを購入していくといいでしょう。

いよいよ新潟でおすすめのケーキ屋ランキング第1位をご紹介しましょう。隠れ家のような要素を持ちながらも絶えずお客さんが訪れていて、スイーツだけではなくお店の雰囲気にも強いこだわりを見せる大人気店です。

新潟でおすすめのケーキ屋ランキング第1位に輝いたのは、2012年に新潟駅より車で20分の距離に位置する江南区に移転オープンした「パティスリー・ランプリール」です。

メイン通りではない新潟小須戸（こすど）三条線沿いにあり、お店は木々に囲まれたウッドハウス風の外観をしているため素通りしてしまう人も多いほど目立ちません。ところがランプリールには、いつもお客さんがひっきりなしに訪れているのです。

木の温もりを前面に押し出した店内は半分ほどがイートインスペースになっていて、大きな窓から降り注ぐ木漏れ日と目の前に広がる緑がほっと落ち着ける空間を造り上げています。冬は見ているだけでほっこりする薪ストーブの前が大人気です。

テラス席もあるので、美味しいケーキをじっくり堪能しながらくつろぎのカフェタイムを過ごせるでしょう。商品を購入するとコーヒーとお茶がサービスになるという嬉しいサービスも、人気の理由になっています。

手間ひまを惜しまず丁寧に作ったケーキや焼き菓子、土日限定の自家製パン、夏季限定のジェラートは全てがランプリールの自信作です。

「満たす」を意味するフランス語「ランプリール」を店名に掲げていることからも、「訪れる人を幸せな気持ちで満たしたい」という店主の心意気が伺えます。

おすすめのケーキは「シシリー」です。イタリアのシシリー産ピスタチオをふんだんに使ったピスタチオ尽くしの逸品で、ピスタチオ好きは食べないわけにはいきません。

なめらかな口当たりのピスタチオババロアをピスタチオ味のパリパリチョコでコーティングし、いちごとラズベリーを乗せています。色々な表情のピスタチオとベリーが実現した、最高のコンビネーションを堪能できるでしょう。

新潟県内には数々の絶品ケーキが溢れていて、どれもがそれぞれのお店独自のこだわりや製法によって作り上げられた最高のスイーツです。手土産や特別な日のお祝いにはもちろん、いつも頑張っている自分へのご褒美に購入してみるのもいいでしょう。

新潟の美味しいケーキを口に入れれば至福の時間が始まり、日頃の疲れも吹き飛んで「また明日から頑張ろう」と元気が出てくるはずです。