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柳川の川下りとは?
福岡県柳川市は、福岡県の筑後地方にあります。福岡市内の中心部からは、車で約1時間で着くことができ、アクセスもしやすいです。西鉄天神駅からに約45分で着くことから、人気の観光スポットです。かつては柳川藩の城下町として栄えていました。
昔ながらの別邸や白壁の建物があり、歴史巡りも楽しむことができます。そんな柳川市は、川下りで有名です。24人乗船することができる舟は、魚のハゼに似ていることから、「どんこ舟」と呼ばれています。
水郷ならではの歴史にふれる人気の観光スポット
城下町であった柳川市は、鎌倉時代から戦国時代にかけて蒲池氏が治めていました。今では、川下りがとても有名ですが、始まったのはそんなに昔ではありません。江戸時代は、様々な法令があり、許された人しか船に乗って行き来することが出来ませんでした。
明治以降になり、「川遊び」が盛んになってきました。川での漁などでは、この頃から「どんこ舟」が使われるようになりました。「川遊び」も「どんこ舟」を巧みに操り、遊んでいました。堀に面した家は小船を持っており、移動の時に使用していました。
船は柳川で生活をしていく中でなくてはならないものでもあったのです。「川遊び」をしている写真や文献なども、歴史に残っています。たとえば、柳川市出身の北原白秋が里帰りした際に、「川遊び」を楽しんだ様子が、写真に残っています。
また、白秋を語ると題して「どんこ舟」にのって、御花から三柱神社までのルートを楽しんだという記事もあります。少しずつ広がっていった「川下り」ですが、観光として定着していったのは、もっと後のことです。
昭和29年に、北原白秋の少年時代を描いた作品である「からたちの花」が映画化されました。柳川で撮影されたこの作品の中で行われた「川遊び」が、様々な人から注目されます。
このことから、柳川市への観光客が増え、昭和30年3月に柳川商工会議所が始めたのが、今の「川下り」のスタートと言われています。この「川下り」は、江戸時代にあった柳川城の掘割を辿り、たくさんの歴史を感じることができるルートとなっています。それが柳川の「川下り」の魅力です。
川下りをしながら、歴史を学ぶことが出来ます。ルートの途中には、「もたせ」となった橋がいくつもかかっており、船頭が橋をのぼり、船へ戻ってくる姿を見ることが出来ます。三柱神社付近を出発し、瀬高水門から内堀に入ります。
その後、並倉や日吉神社横を通り、御花へと続く内堀コースと、外堀にある江戸時代の景観をそのまま残す米多比隅を通る外堀コースがあります。どちらのコースも美しい景観を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。