久留米のおいしいパン屋さん9選！人気メニューもまとめました

福岡県南部、筑後平野に位置する久留米市は、福岡市・北九州市に次いで人口の多い都市です。九州新幹線が通っているのでアクセスもしやすく、福岡県への観光の際は是非一度足を運んでほしい場所です。

福岡市や北九州市ほど有名な観光スポットが多いとは言えませんが、パワースポットとして有名になった「高良大社」や、春には約12万本ものつつじが咲き乱れる「久留米百年公園」、有馬家ゆかりの「久留米城跡」と魅力いっぱいの場所です。

食べ物も豊富で、焼き鳥の街と言われるほど久留米市では焼き鳥屋が軒を連ねていたり、とんこつラーメンの元祖とも言われている、久留米市の名前を冠した「久留米ラーメン」があったりとおいしい人気グルメが溢れています。

久留米市を含む筑後平野は、温暖な気候と雄大な筑後川からの豊富な水資源があるために米と小麦の栽培が盛んになっています。久留米で収穫された小麦は、おいしい麺はもちろん、おいしいパンも生み出しています。

久留米市では多くのパン屋さんがあり、その中でも有名な人気店では、県外からわざわざパンを買いに来るお客さんがいるほどおいしいパンを提供しているのです。今回はそんな有名店から9店ご紹介していきます。

まずは久留米でもおすすめのパン屋さんといえばここだという有名店を3店ご紹介します。どのお店も人気で、パンを買いに来るお客さんが後を絶ちません。

パンと焼き菓子のお店「CHEZ SAGARA（シェ・サガラ）」は、第二回サフ製パンコンテスト「A部門賞」を受賞したシェフのパンが楽しめるお店です。

シェ・サガラは田主丸町の自然の恵みを活かしたパンを焼いています。生地は勿論のこと、あんこやクリームといったトッピングも全て手作りのものを提供しているというこだわりがシェ・サガラならではのおいしいパンを生み出すのです。

シェ・サガラはパンだけでなく、焼き菓子やジャムも扱っています。特にジャムは旬の果物を使い、香料を加えずに作られた自家製ジャムで、酸味と甘みのバランスが程よくパンにもヨーグルトにも合うよう開発されています。

シェ・サガラの営業時間は、2019年11月より10時から17時に変更されています。人員不足の調整のためのようで、平常時は平日は9時から、土日祝日は10時から18時と設定されていました。

シェ・サガラは。田主丸町はもちろん、久留米市内外からお客さんが訪れるほどの人気ぶりのため、午後には人気のパンが売り切れてしまっていることもあります。特に週末には混み合うので、午前中のうちにお目当て品をゲットするようにしましょう。

車でのアクセスも出来ますが、駐車場が広くなく、停められないこともあるので電車やバスでのアクセスをおすすめします。電車であれば田主丸駅を下車して徒歩5分なので田主丸町の散策を兼ねていかがでしょうか。

2017年12月にオープンしたばかりの「Melon de melon（メロン・ドゥ・メロン）」は、名前からもわかるようにメニューは全てメロンパンという珍しいパン屋さんです。

メロン・ドゥ・メロンは高級素材を使用しており、全国的に展開しているテイクアウト専門店です。累計売上個数が400万個を突破しているほどの人気店であり、お店には平日昼間にもお客さんが並んでいます。

メロン・ドゥ・メロンには季節限定メニューが出ていることもあれば、売り切れのためメニューに載っているのに店舗では買えないという事もあります。

営業時間は10時から20時とやや遅めではありますが、なくなり次第営業終了となってしまうため、営業時間内だからと油断しないよう、余裕を持って買いに行きましょう。

駐車場がないため、アクセス方法として車を使うのはあまりおすすめできません。西鉄久留米駅から200ｍ程度なので、電車と徒歩でのアクセスをおすすめします。

「Pain de cuisson（パン・ド・キュイソン）」はハード系のパンが人気のパン屋さんです。クールな外観の店舗ですが、非常に親しみやすい接客のギャップに惹かれること間違いなしです。

パン・ド・キュイソンは10年前の創業時には「対面販売式？」「久留米でハード系のパン？」と疑問視されていました。それが現在では久留米で知らない人はいないと言われるほどのパン屋さんになっていることからパンのおいしさが伺えます。

パン・ド・キュイソンは他のパン屋さんでよく見られるようなお客さんがパンを持ってレジへ行くタイプではありません。ショーケースに並べられたパンを注文すると店員さんが取ってくれる形式で、高級感があります。

イートインスペースも設けられているので、購入した焼き立てのパンをお店で頂くお客さんも多く居ます。周囲は会社も多いので、ランチタイムには混み合う可能性があります。

パン・ド・キュイソンの営業時間は8時から18時ですが、定休日が日曜日になっているので注意が必要です。こちらもまた御昼時に一気にパンが売れて行ってしまうので、午前中のうちにアクセスするようにしましょう。

続いては久留米市にある豊富な品揃えから自分の好みにピッタリのパンを選びだす楽しさを味わえる、メニューの豊富なパン屋さんを2店舗紹介していきます。 

「伊三郎製パン」は京都、大阪、九州に店舗を持つパン屋さんです。毎日食べるパンだからこそ食卓に取り入れやすい価格帯にこだわっており、なんと一つ100円で提供しています。

安いとはいえ品質が悪いという事も商品が小さいという事もありません。セントラルキッチン方式で生産性を上げ、一括大量購入契約によりコスト削減が徹底されているからこそ安価でおいしいパンを提供できているのです。

定休日は無く、営業時間は7時から19時と長いのも毎日必要とされるパンを生み出している意識の高さからではないでしょうか。朝食、昼食、夕食どの時間帯でも気軽に利用できるのは嬉しい点です。

伊三郎製パンは、毎日の食卓に取り入れるうえで重要なのは「飽きが来ないラインナップ」だと考えています。そのため約100種類のレギュラーメニューに加え、約50種類の季節限定商品や新商品など、150種類もの豊富なラインナップを展開しています。

店内へ入り、沢山のおいしいパンからお客さんの感動するパンとの出会いを追求する伊三郎製パンは、様々な種類のパンから選ぶ楽しみを感じるにはぴったりのお店です。安価で美味しく、感動できるパン屋さんをお探しなら伊三郎製パンへ訪れてみてください。

「Santacafe Bakery Gran Mama（サンタカフェベーカリーグランママ）」は、素材にこだわり丁寧に焼き上げたパンを頂けるパン屋さんです。

基本の食パンから総菜パン、TVでも話題となった塩パンソフトまで、およそ80種類ものパンを楽しめます。グランママは焼き立てを提供することにもこだわっており、購入したパンはすぐにお店のカフェスペースで食べることが出来ます。

カフェスペースではパンだけでなくモーニングタイムのドリンク、スープセットや、ランチタイムのポークシチューとサラダのセットといったメニューも充実しており、それらを目当てに来るお客さんも多いです。

営業時間である8時から19時のうち、ランチタイムの終わった15時以降がお客さんの入りが落ち着いている時間だということで、パンだけを買いに行きたいなら夕方がおすすめです。

グランママは「隆勝堂」の姉妹店ということもあり、あんやクリームは和菓子で使用している物をパンにも使用しています。本格的な味をパンと一緒にリーズナブルに楽しめるのもグランママの魅力です。

広々とした駐車場を完備しているので車でのアクセスも気軽にできます。車でのアクセスが難しくても、JR久留米駅からおよそ800ｍとゆうに歩いて行ける距離なので安心です。

お店というものは、歴史が長いほど地元の方に愛されてきたのだと感じられます。久留米市にはそれを体現したかのような老舗のパン屋さんがあります。

「南龍堂」は久留米市にお店を構えてから親子三代、60年以上も続く老舗のパン屋さんです。昔ながらの小さなパン屋といった外観のお店は、久留米の人であれば誰もが知っているほどです。

南龍堂には総菜パンから菓子パンまで100種類以上のパンが並んでいます。どれも200円以内と手ごろな価格帯で、新メニューが並べば気軽に試してみようと思えるのも魅力の一つです。

営業時間は7時30分から19時、定休日は日曜日になっています。駐車場はありますが客足が途切れることのない人気店ですので、駐車場ももちろん込み合ってしまいます。久留米高校にほど近い立地なので人通りも多く、電車やバスでのアクセスがおすすめです。

南龍堂の一番人気は、メロンパンの生地にたっぷりとあんこが包まれている「ドングリパン」です。南龍堂創業者である初代がこのメニューを開発してからおよそ50年変わらず愛され続けています。

ドングリパンはなんと第22回全国菓子博覧会にて二代目が出展し、金賞を獲得しています。全国区で認められているお墨付のおいしいドングリパンは南龍堂の一押し人気商品といって過言ではないでしょう。

南龍堂の新名物として、三代目はふすまを利用したパンメニューの開発に取り組み、6種類のパンが出来上がりました。その中でも「いちじくとクリームチーズ」が一番の自信策なのだとTVでコメントしています。

乾燥イチジクが練りこまれたふすまパン生地は、互いに甘さと香ばしさが引き立ち、そこに濃厚かつ酸味のあるクリームチーズを加えることで一つにまとまったおいしいパンが出来上がるのです。新名物のふすまパンも是非ご賞味ください。

曜日限定の商品があるとなったらついその日に行きたくなってしまいませんか？パン屋さんでももちろん同じように曜日限定のものがあるお店を知りたいのではないでしょうか。

「NANA MARU Bakery（ナナマルベーカリー）」はベーグルの種類が豊富なおしゃれなパン屋さんです。女性のパン職人さんが作るパンはどれも可愛らしくおいしいので、女性のお客さんが多いお店です。

このナナマルベーカリーでは週末限定メニューとして、金土曜日にフレンチトーストやコロッケバーガー、フィッシュバーガーといった商品が店頭に並びます。フレンチトーストは1つ90円とお安く、人気の商品です。

ナナマルベーカリーの営業時間は8時から17時までとなっています。月曜日、日曜日が定休日ですが、祝祭日によっては変更となることもありますので、Facebookでの更新を目安に訪れるといいでしょう。

駐車場は2台分ですので、時間帯によっては車でのアクセスが難しくなる可能性があります。電車でのアクセスなら西鉄久留米駅から500ｍ以内ですのでこちらがおすすめです。

今まで紹介してきましたお店は、久留米市でも有名でお客さんも多く競争率の高いお店が多いです。しかし、知る人ぞ知るおいしいパン屋さんももちろんあります。落ち着いたお店でゆっくりパンを買いたい人におすすめなお店を2店舗ご紹介します。

「パン工房ChouChou（シュシュ）」は久留米の商店街外れにある小さなパン屋さんです。お店の外から並んでいるパンを見ることが出来、入り口で店員さんが対応してくれる対面販売方式になっています。

ほぼ全てのパンが120円とお手ごろな価格で販売されています。キャラクターパンも売られているのでお子さんを連れて商店街へ行った帰りに寄ってみてはいかがでしょうか。

パン工房シュシュの定休日は火曜日で、営業時間は朝6時30分から18時までと他のお店と比べて早目に開店しています。パンが売り切れ次第閉店してしまうので注意が必要です。

三瀦駅から徒歩8分の場所にある「ぱんのいえ」は地元の方に愛されている小さなパン屋さんです。店内は落ち着いた雰囲気で、丁寧に書かれたパンの説明書きからはぱんのいえのパンに対する向きあい方を感じ取れます。

決して種類が多い訳ではありませんが、どれも丁寧に焼かれていることがわかる総菜パンや菓子パン、全粒粉パンまで並んでいます。

月曜日が定休日で、営業時間は6時から17時までになっています。開店直後にはまだパンが並びきっていないこともあるようなので、朝に行くのなら7時8時ごろがおすすめです。

久留米市内の人気パン屋さんをご紹介いたしましたがいかがでしょうか。気になるお店が見つけられましたら、営業時間と定休日はチェックして、おいしいパンを食べに行きましょう。