松山の観光は路面電車がおすすめ!乗り方・料金にお得な一日券もご紹介

松山の観光は路面電車がおすすめ!乗り方・料金にお得な一日券もご紹介

坊ちゃん列車が全国的にも有名な愛媛県の松山市。市内の観光アクセスはタクシーよりも遥かに路面電車の方が優秀です。松山の風情ある景色を楽しみながら路面電車で松山観光しましょう。ここでは乗り方や、料金形態、観光するためのお得な券の購入の仕方などを御紹介していきます。

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記事の目次

  1. 1.松山市民の足「路面電車」は観光にも活躍
  2. 2.松山を走る路面電車の車両をご紹介
  3. 3.松山の路面電車の乗り方
  4. 4.松山観光には便利な路面電車一日券がおすすめ!
  5. 5.松山の路面電車で巡るおすすめ観光スポット
  6. 6.松山の路面電車で街にとけ込んだのんびり旅を!

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松山市民の足「路面電車」は観光にも活躍

Photo by asobitsuchiya

松山市の路面電車は市内を動く市民の足として古くから親しまれてきました。125年の歴史を誇り、開業してから高浜、横河原線といった路線を皮切りにどんどん路線を広げていきました。

現在でこそ、誰でも想像できる路面電車の形になりましたが、当時は路面電車の内装は木材で仕上げられており、床はまるで住宅の床のようにフローリングが貼られていました。そしてそんな風情のある車両は10年ほど前までは、現役で運行しているものもありました。

松山市の観光誌のほとんどに登場する路面電車は、市民にとっては生活していく上で切り離すことのできない重要な文化です。観光に訪れた際には道後温泉や、坊ちゃんミュージアムなどとセットでぜひ路面電車も楽しんでください。

松山を走る路面電車の車両をご紹介

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路面電車も歴史の中でさまざま姿を変えながら進化してきました。ここでは、一般的な車両から観光時には必ずチェックしたい特別な車両まで、タイプ別に路面電車を紹介していきます。

時代と共により便利に進化してきた路面電車。路面電車の乗り方、路線図、料金、行きたいエリア別におすすめの車両も違うため、ここでしっかり予習して現地でスムーズに乗車できるようにしておくと間違いありません。

小説由来の「坊っちゃん列車」

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坊っちゃん列車とは、夏目漱石の有名な小説「坊っちゃん」の中で登場人物が利用したことが名前の由来になりました。伊予鉄道の開業以来67年にわたり活躍した蒸気機関車が基本形になります。

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最大時で18台の坊っちゃん列車が、市民の足として松山市の地域と地域を結んできました。そこから列車の電化が進む中でやがて路線から姿を消していきました。電車の登場により、引退を余儀なくされたのです。

しかしその後、地元地域からの熱い声を受けて、地域活性化の起爆剤として坊っちゃん列車の復元が試みられたのです。数多くの問題がありましたが、それらを乗り越えて見事に復元されました。今ではディーゼルエンジンを使用し、蒸気に見立てた煙を出しながら当時を思わせる姿で走り回っています。

梅津寺公園に伊予鉄道1号機関車の実物

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松山市の梅津寺公園には坊っちゃん列車の一号機関車が今も静態保存されています。手入れが行き届いていてピカピカです。こちらに展示されているこの車両は明治21年にドイツから輸入された本物です。ミュンヘンにあるクラウ社製の機関車です。

毎日担当の職員が磨いているため、本当に綺麗な状態で静態保存されていますが、眺めているとどこかノスタルジックな雰囲気がありとても魅力的です。昭和42年には日本国有鉄道から「鉄道記念物」として指定されています。

梅津寺公園は海沿いで見晴らしの良い公園です。松山市内で実際に坊っちゃん列車に乗った後は、歴史ロマンあふれる坊っちゃん列車の一号機を観にいくと、さらに楽しむことができます。

松山の路面電車の乗り方

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通常の電車と違い、路面電車は少し変わった乗車システムになっています。旅行に行って乗った時に焦らないようここでは松山の路面電車の乗り方について御紹介します。

乗り方と一言に言っても、目的地によって便利な系統や料金が異なります。路線図で先ずは事前に行きたい場所をチェックしてから最も効率の良い乗り方のできる系統を選択しておくとスムーズな路面電車の旅ができます。

一日券のような短期滞在用のお得なチケットや、長期向けの4デイパスなど様々な旅のスタイルに合わせたお得な料金のチケットを準備してくれているのも嬉しいところです。

路面電車の系統を路線図で確認

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行き先に応じて路線系統が分かれています。路線図をチャックして路面電車で目的地への効率の良い乗り方をシミュレーションしておくと観光がスムーズになります。まずは路線番号一番はJR松山駅経由で松山市をぐるっと廻る系統です。全体的に巡回してくれるので、松山市全体を観たい方におすすめです。

Photo by hiyori13

続いては、路線番号二番の松山市巡回系統です。松山市内をぐるっと回って松山市商店街の入り口大街道を経由して松山市駅に戻る便です。路線番号三番は道後温泉行き、松山市駅から道後温泉に向かいます。温泉街観光の方にはおすすめです。路線番号五番はJR松山駅から道後温泉の系統です。

路線番号六番は、松山市駅より松山市の本町を一丁目から順に廻る便です。このように系統別に路線図は分かれています。覚えておくと便利ですのでぜひ路面電車の乗り方を予習しておきましょう。

坊っちゃん列車は2系統

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坊っちゃん列車は運行している路面電車の中でも限られた便数しか運行していません。通常の路線図の中にある駅で、道後温泉、大街道、松山市駅、JR松山駅前、古町、の各駅より乗車可能です。運行ダイヤも通常時、繁忙期で少し異なります。

春休み、ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始などは運行ダイヤが特殊になります。観光シーズンに乗車しようと思われている方は、HPで事前にダイヤ、路線図共にチェックしておくことがおすすめです。

料金の支払い

フリー写真素材ぱくたそ

路面電車の乗車料金は全区間一律になっています。大人は160円、小人は80円です。先ずは路面電車が駅に到着したらそのまま乗車します。降車の停留所がきたら、事前に降車ボタンを押します。そして降車する際に運賃を運賃箱に入れます。

こちらの運賃箱はお釣りが出ません。従ってある程度両替しておく必要がありますが、電車内にも両替機があります。いつでも使えますので、降車の停留所に着くまでに両替を済ましておきましょう。ちなみに両替機は1万円、5千円札には非対応です。

坊っちゃん列車の料金と支払い方法は少し違います。料金は大人800円、小人400円です。乗車可能な停留所の乗車券販売窓口、もしくは乗車時に車掌より乗車券を購入して乗車するようになります。

ICカードは使える?

Photo bymohamed_hassan

ICカードについては、伊予鉄が発行しているICカード「ICい〜カード」のみ使用が可能です。Suicaなどの他社のICカードは利用不可となっております。乗車の際には入場用のカードリーダーに、降車の際には出場用のカードリーダーにかざすだけで、乗り降りが可能です。

乗り降りが非常にスムーズになるため、旅行等で何日か滞在される方は購入しておくと便利です。ICい〜カードは2000円で購入できます。2000円のうち、500円はデポジットになりますので、払い戻し時に返金されます。2000円を申し込み窓口までお持ちください。

向かう目的地や、使う路面電車の乗り方が決まっていれば「ICい〜カード」があった方が便利な場合もありますので、計画を立てる時にこう言ったサービスがある事を知っておくと役立ちます。

松山観光には便利な路面電車一日券がおすすめ!

Photo byhungblueads

路線図や、乗り方、料金のチェックを済ませたら続いてはお得な一日券のご紹介です。移動手段としてメインになってくる路面電車やバスなど実はお得な一日券を購入しておくと便利です。いちいちお支払いの必要がなく、乗車券等の購入も省けるため、おすすめです。

松山をたっぷり楽しむために、ここではお得な一日券と、その種類にどういったものがあるかを御紹介します。乗り方や、自分の行きたい路線図に応じて適した路面電車の一日券を購入してスムーズに旅を楽しみましょう。

松山の市内電車乗り放題乗車券

Photo by Maarten1979

先ずは市内電車の乗り放題券です。期間別にチケットがあります。1デイチケットは大人700円、小児350円です。2デイチケットは大人1000円、小児500円です。3デイチケットは大人1300円、小児650円です。4デイチケットまで準備しており、大人1600円、小児800円となります。

コインなどにより乗車日を削り取るスクラッチ方式の乗車券になっています。こちらのチケットはもちろん前路線図に対応しています。市内電車のエリアですので基本的には松山市の中心地です。松山の温泉街や中心地観光目的に方はこのチケットで充分楽しめます。

またこの一日券は、旅行者の方だけでなく、地元住民も一日動き回る時には購入するお得な券です。松山市内を路面電車で観光する目的で旅行に来た方にはなくてはならない一日券です。

松山の郊外・市内電車・バス全線乗り放題乗車券

フリー写真素材ぱくたそ

愛媛の観光の魅力は坊っちゃんや、道後温泉ですが、実は郊外にも観光スポットが多く存在します。中心地以外にも、砥部の動物園や、松前町のエミフルマサキなど見所はいっぱいあります。

そういった郊外の観光スポットにもよりたい方には、路面電車の一日券のほかに、郊外電車やバス全線までカバーした「All IYOTETSU PASS」があります。市内中心部以外のスポットにも同じ一日券でアクセス出来るためとてもおすすめです。バスや、郊外電車の路線図もHPからチェック可能です。

料金は、1デイパスで大人1800円、小児900円です。2デイパスで大人2800円、小児1400円です。3デイパスで大人3700円、小児1850円です。最大の4デイパスで大人4500円、小児2250円となっております。各チケット、乗車券を購入する手間とコストを考えると圧倒的にお得です。おすすめです。

松山の路面電車で巡るおすすめ観光スポット

Photo bymirceaianc

松山市の主要な観光スポットは市内を巡回する路面電車で、そのほとんどがカバーできます。一部郊外にもおすすめ観光スポットはありますが、初めて松山市に行く方はとりあえず路面電車の観光エリアを押さえておけば、松山旅行を楽しむことができるはずです。

路面電車の路線図にも主要な観光スポットは掲載されています。路面電車の一日券を購入して松山市の歴史あふれる観光スポットや、流行りのスポットを存分に楽しみましょう。

松山城

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先ずは松山城です。松山市の中心部の勝山にそびえ立つ松山城は、賤ヶ岳の合戦でも有名な七本槍の一人、加藤嘉明が築き始めたお城です。攻守の機能に優れた連立式天守を備えた平山城としても有名です。また日本で12ヵ所しか残っていない「現存12天守」のうちの一つでもあります。

平成18年には「日本100名城」にも選ばれ、翌年19年には道後温泉と共に「美しい日本の歴史的風土100選」にも選定されています。

Photo by zamojojo

また、韓国の倭城の防備手法である登り石垣が二ノ丸から本丸にかけてあるのは、「現存12天守」の中では松山城と、彦根城しか存在が確認されていないほど貴重な構造も持っております。

季節によってお城の周りでのウォーキングイベント「お城下ウォーク」や、イルミネーションなども行われます。松山市の地元住民の生活に深い関わりのあるこちらのお城もおすすめ観光スポットです。

「松山城らくトクセット券」がおすすめ

フリー写真素材ぱくたそ

松山城をぜひともしっかり楽しみたい、という方におすすめの坊っちゃん列車とのセットのお得な「松山城らくトクセット券」があります。

内容は、坊っちゃん列車の1乗車券、松山城のロープウェイ・リフトの1往復券、松山城の天守観覧1回券、二之丸史跡庭園の入園の1回券、これら全てがセットになっております。松山城の見学を全てカバーしたセットです。

加えて、松山市駅のある伊予鉄高島屋屋上のある、名物観覧車「くるりん」にも、こちらの松山城とくトクセット券を持っていると1回乗車する事ができます。松山の景色を楽しめる観覧車ですので是非、乗っていただきたいおすすめのスポットです。

住所 愛媛県松山市丸之内1
電話番号 089-921-4873

坂の上の雲ミュージアム

Photo by Kentaro IEMOTO

坂の上の雲ミュージアムは「坂の上の雲」の中核施設として平成19年4月に誕生しました。松山市のまち全体を屋根のない博物館とするフィールドミュージアム構想の一旦を担う重要な施設です。

小説「坂の上の雲」は、「産経新聞(夕刊)」に1968(昭和43)年4月22日 〜1972(昭和47)年8月4日にかけて、4年半にわたり連載された。今もなお語り継がれる作品です。

建物は、松山城周辺の歴史や文化を意識して考えられ、周囲の自然環境に配慮した外観と建築家の安藤忠雄氏がイメージする『坂の上の雲』を忠実に表現した空間になっています。

住所 愛媛県松山市一番町3-20
電話番号 -

道後温泉

Photo by alberth2

そしてなんといっても道後温泉です。言うまでもなく全国的に有名なこちらの温泉は、松山市を象徴する観光スポットです。日本三古湯の一つで、その存在は昔から知られており、万葉集巻一にも見られています。

万葉集に登場する温泉地は、有馬温泉、白浜温泉、道後温泉の日本三古湯の他に、全国5カ所しかありません。それほど歴史のある道後温泉は、建物外観、内装共に当時の趣を大事にされたまま営業されております。建物の前に立つとまるで過去にタイムスリップしたかのような世界に浸る事ができます。

路面電車で松山を旅する人で道後温泉に寄らない人はいないくらい、必須で寄りたい名スポットです。是非松山の名所の歴史を感じてみる事をおすすめいたします。

住所 愛媛県松山市道後湯之町5番6号
電話番号 089-921-5141

松山の路面電車で街にとけ込んだのんびり旅を!

Photo by Japanexperterna.se

松山市の路面電車は、松山市の観光を語る上で外せないものです。路面電車の路線図や、料金、乗り方などは一度覚えてしまえば比較的簡単ですので、予習もそこそこにのんびりとした、路面電車でゆるり旅を楽しむ事をおすすめ致します。

TARO TAKUBO
ライター

TARO TAKUBO

読んでいただける皆様の、ワクワクが倍増するように頑張ります★ バスケが得意なおしゃべり好きです^ - ^

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