おしゃれな波佐見焼の茶碗や急須を買える店特集！陶器市やアウトレットなども紹介

長崎県東彼杵郡波佐見町の近辺で生産される「波佐見焼」は、近年人気を増しつつある陶磁器の一種です。約400年も前の慶長4年に波佐見の村内に登り窯が築かれたことが始まりで、染付と青磁による加工が美しく、茶碗や急須・小皿など様々な形になって人々に愛され、日々の食卓を彩ります。

様々なデザインのおしゃれな波佐見焼が誕生し、茶碗や急須が多くの家庭で愛されています。波佐見焼は、長野県内外のアウトレットショップで気軽に購入することができます。丈夫で壊れにくく厚手で素朴な美しさを持つ「くらわんか碗」など、波佐見焼にはたくさんの魅力が詰まっています。

長崎県波佐見町では、毎年「波佐見陶器まつり」が開催されます。波佐見町内にある約130もの窯元やお店が出展して波佐見焼を販売するアウトレット市で、通常よりも3～4割安い価格で波佐見焼のおしゃれな茶碗や急須を手に入れられるため、波佐見焼ファンで賑わいます。

波佐見では波佐見焼を扱うショップで陶器市を開催することもありますが、波佐見に点在する焼物が集まる陶器市は波佐見に暮らす人々も注目するほど大規模です。陶器市でしか手に入らないような品物や、陶器市だからこその価格で販売される焼物も多いので、ぜひ立ち寄ってみましょう。

「波佐見陶器まつり」では波佐見町内で作られる様々な波佐見焼がアウトレット価格で購入できるほか、ロクロ体験や鋳込み、絵付け体験や抽選会などさまざまなイベントが開催されます。産地ならではの重厚感溢れる波佐見焼や、モダンでおしゃれなものまで並びます。

波佐見には絵付けやロクロ体験を楽しむことのできる観光施設もありますが、家族で気軽にロクロなどのイベントを楽しむことができるのは陶器市の大きな魅力です。また、陶器市では絵付け体験や鋳込み体験も開催されます。波佐見焼の器と一緒に波佐見焼の技術を楽しむこともできる陶器市です。

波佐見陶器まつりは毎年GWに合わせて4月29日～5月のはじめ頃、9:00～17:00に行われます。波佐見町の「やきもの公園」を第一会場、「波佐見・有田インター」を第二会場として開催します。波佐見陶器まつり期間中には、会場と最寄りの「有田駅」間で無料シャトルバスが運行されます。

また、会場周辺には15ヵ所合わせて約2500台収容できる有料駐車場も設置されるので、車でのアクセスも安心です。体育センタ－、総合文化会館、特設大駐車場（長崎キヤノン駐車場）の3ヵ所からシャトルバスも運行しています。

陶器市で様々な波佐見焼の器に触れ、ろくろ体験や絵付け体験を通して波佐見焼の世界に親しみましょう。一か所に様々な器が集まる陶器市では、お気に入りの一品が見つかること間違いありません。

それでは、長崎を中心におしゃれな波佐見焼を購入できるおすすめ店をご紹介します。日常生活を彩るおしゃれな波佐見焼の器を販売するお店から、手馴染みの良いユニバーサルデザインの波佐見焼を販売するお店、イベントスペースでアウトレット価格の陶器市を開催する人気店をまとめました。

波佐見焼の産地・波佐見町にある「OYANE」では、窯道具の一つであるサヤを使って作られたおしゃれな店内に、波佐見焼の茶碗など様々な商品が展示販売されています。2階はおしゃれな展示販売スペースで、1階の陶器の窯蔵には日常使いできる茶碗が多く並んでいます。

おしゃれな波佐見焼が購入できる人気店「OYANE」の外には、イベントスペースも用意されています。イベントスペースでは波佐見焼をはじめとした、日常使いできる茶碗や急須のアウトレット市やワークショップ体験イベントが行われるため、お店のHPもチェックしておきましょう。

使い手のことを考えて作られた波佐見焼を中心に販売するお店「aiyu」では、ユニバーサルデザインの波佐見焼を購入できます。aiyuのお店は築100年の建物を改築して作られたもので、10％から最大50％まで割引されたお得なアウトレット価格でおしゃれな波佐見焼の茶碗を購入することができます。

お店の人気シリーズ「e-series」はお皿の縁や高さなど細かなところにまでこだわって作られており、手に馴染む使い勝手の良さが人気です。「motte」シリーズは手が小さな子供や握力の弱い人でも扱いやすいように作られたお皿です。細かなところまでこだわりの詰まった茶碗や器が素敵なお店です。

ユニバーサルデザインの波佐見焼を販売する「aiyu」では、モダンなデザインのおしゃれな波佐見焼を購入することもできます。店長はアパレルショップの出身で、独自のセンスで選んだ波佐見焼は北欧をイメージした波佐見焼から和風のものまで、日常を楽しくしてくれる品が揃っています。

製陶所の陶器出荷事務所だった場所を改装して作られた「南創庫」は、シンプルながらも手馴染みの良い波佐見焼の器を扱うおしゃれなお店です。西海陶器オリジナルの「essence」や、「HASAMI PORCELAIN」、「The Porcelains」の3ブランドを展示・販売しています。

「南創庫」で一番人気の「Dip Mug Cup」は掛け分けという焼き物の手法によるおしゃれなマグカップで、上と下で異なる釉薬をかけて焼き上げられています。色違いのものを家族で揃えたり、カップルのペアカップとして利用したいと話題を呼び、人気を集めるおすすめ商品です。

目を引くポップなカラーと丈夫で機能的なマグカップや器を販売する「マルヒロ直営店」は、焼き上げられないまま置かれていた2万5千点もの器やマグカップを床材にした内装が印象的なお店です。日本のショップはもちろん、アメリカのブランドなどとの様々なコラボ商品も販売しています。

マルヒロ直営店を代表するシリーズ「HASAMI」は、シンプルなデザインながら機能的で美しいカラーが目を引く大人気商品です。店舗でしか販売されていない限定カラーも多く揃っているので、マルヒロファンの方はぜひ立ち寄ってみましょう。お店は佐賀県にありますが、波佐見に近い場所です。

一風変わったデザインの茶碗やお皿で注目を集める「ギャラリーとっとっと」では、美しい白磁を30種類のカンナで彫ってデザインしたおしゃれな波佐見焼の器を購入することができます。一つ一つ手彫りでデザインされた器はどれも個性的で、日々の食卓に静かに寄り添って楽しませてくれる商品です。

ギャラリーとっとっとで販売されるカンナ彫りの器は、一真窯手彫りと呼ばれています。洗練された職人の技術があるからこそ生まれる一真窯手彫りの器は透き通るように美しく、中には光を通すほどの薄さを持つ器もあります。食事の器だけではなくインテリアとしても楽しめる商品です。

一つ一つ丁寧に作られる一真窯の手彫りには、約30種類のカンナが用いられています。荒く面取りされた器や流れるような流線形が美しい茶碗、モダンなラインが印象的なカップや花開く前のつぼみのような美しさを持つ茶碗など様々です。ぜひお気に入りの一真窯手彫りを見つけましょう。

全国に広く知られる波佐見焼の中でも150年の歴史を持つ老舗ブランド「NISHIYAMA」は、高品質ながら人々の心をつかむデザインと機能性で人気を高めています。飛行機で提供されるプレミアムな機内食の器や人気百貨店の装飾タイルなど、NISHIYAMAの波佐見焼は日常に溶け込んで愛されています。

一番の人気シリーズ「フォレッジ」は柔らかな印象の葉とカラーが食卓を彩る人気商品です。器から茶碗、カップなど幅広く商品展開されているため、一通りの食器を揃えることができます。この他にも大胆な色遣いの花がデザインされた器など、思わず手に取りたくなるものが揃っています。

山や畑など、波佐見の豊かな自然に囲まれた「波佐見焼SHOP mignon」は、フランス語で可愛い、愛おしいという意味のお店です。波佐見焼の可愛らしい器や茶碗が並んでいるため商品を見るだけでも楽しく、日常でも取り入れやすいデザインのものが多く、つい手に取ってしまう品物ばかりです。

暮らしに溶け込むおしゃれな波佐見焼の器が揃う「和山（わざん） アウトレットショップ」は、波佐見焼の窯元・和山の横にあるアウトレットショップです。波佐見焼がアウトレット価格で販売される波佐見焼まつり期間には、和山の店舗でも人気の波佐見焼がお得なアウトレット価格になります。

和山 アウトレットショップで人気の「ワビカップ」シリーズはシャープでモダンなフォルムが美しいカップです。一つずつ職人の手で丁寧に作られるワビカップは、デザインはもちろん機能面も優れたカップです。底が高いので温度を保ちやすく、丸底で液体の流動性が高い優れものの一品です。

ナチュラルでシンプルなデザインの器を扱う「natural69」では、オリジナルブランドの波佐見焼の器やアウトレット品まで幅広く販売しています。1954年から波佐見町で陶磁器専門卸商を行ってきた経験を活かし、おしゃれでコストパフォーマンスの高い商品を揃える、ファンに人気のお店です。

女性人気の高い「swatch」シリーズは身近にある自然やシンプルなラインをモチーフにしたデザインが特徴で、シンプルでモダンなものから和を感じさせるもの、北欧食器を思わせるものなど様々なデザインのものが揃っています。器のほかに茶碗やボウル、カップなど形も様々で柄を揃えられます。

続いて、波佐見で陶芸体験を楽しむことのできる場所をご紹介します。陶芸の聖地・波佐見で楽しむ陶芸体験はここでしか学べない技術や楽しみ方に触れることができる貴重なチャンスです。波佐見での陶芸体験を通して芸術に触れ、世界にふたつとないオリジナルの器やカップを作りましょう！

波佐見焼の陶芸体験が楽しめる「くらわん館」は、波佐見町内にある約35の窯元で作られる焼き物や地元の特産品を販売する町内最大の物産館です。くらわん館の名前は波佐見焼でも人気が高い「くらわんか」から名づけられており、波佐見焼はもちろん味噌や地酒など波佐見町に密着した観光施設です。

くらわん館では陶芸の中でも絵付けからロクロ、本格的な手びねりまで体験できます。世界に同じ物がないオリジナルの焼き物を作ることができるため、家族連れからカップルにも好評です。カップやお椀、オリジナル置物など様々なものを作ることができ、夏休みの課題にも人気です。

どの体験コースも事前の予約が必要ですから、波佐見町の観光を予定している方はあらかじめ、くらわん館のHPをチェックしておきましょう。

続いて、波佐見焼の中でも人気が高いおすすめの茶碗をご紹介します。波佐見には個性を持った窯元が数多くあります。ここではそれぞれの窯元で作られる、個性豊かに日常を彩る茶碗をまとめました。陶器市やアウトレットで見かけた際には、ぜひ手に取ってその美しさをお楽しみください。

400年もの歴史を持つ波佐見焼の中でも、1779年創業の老舗「白山陶器」が作る平茶碗は、椀の内側が広く見える平たさと軽く手馴染みの良い薄さが人気を集めています。緩やかな曲線を描くように作られた平茶碗は両手で包むとすっぽり収まります。毎日の食卓が楽しみになるおすすめの茶碗です。

1992年の発売から1年後にグッドデザイン賞を受賞した白山陶器の平茶碗には、100種類ものデザインがあります。高級感溢れる和柄のものからシンプルなもの、品のあるおしゃれなデザインのものなどさまざまで、ご飯はもちろん煮物やお新香専用のお皿、または小鉢としてもおすすめです。

アウトレットショップを横に併設する窯元・和山で作られる「広東椀」は、波佐見焼の中でもよく知られるくらわんかをモチーフに作られた器です。柔らかな雰囲気を持った広東椀は、盛られた食材が映えるように口が広く作られています。底が高く作られているため、安定感があるのも特徴です。

機能性の高さから子供から大人まで幅広い年代に愛されている広東椀は、デザイン性も抜群です。シンプルな和柄からモダンでおしゃれな柄、花や小鳥など女性人気の高いものもあり、様々なシーンで活躍します。窯元横にある「アウトレットショップ」でも販売されているため要チェックです！

江戸後期創業の「一龍陶苑」で作られている「しのぎシリーズ」は波佐見焼の中でも高い人気を誇ります。エッジの効いたフォルムと落ち着いた釉薬の美しさ、工具で削って作るしのぎ文デザインが美しいしのぎシリーズはカラーバリエーションも豊富で、様々な年代の人々に親しまれてきました。

色のコントラストが楽しいしのぎシリーズは茶碗のほかに器やカップ、湯のみや急須が作られています。急須と湯のみなどはしのぎシリーズで集めることもできるため、ゆっくりとお茶を楽しむ時間を優雅に演出することもできます。陶器市でも人気のおすすめ品をぜひお楽しみください。

波佐見の大自然に囲まれた中にある「勲山窯（くんざんがま）」では、一筆一筆丁寧に絵付けされた波佐見焼の茶碗を楽しむことができます。描かれるデザインは伝統的なものからおしゃれな花柄、シンプルさが美しい草木、北欧風の柄などで、どの器や茶碗も毎日使用しても飽きることがありません。

人気の「ダリア」シリーズには、大胆にデフォルメされたダリアのデザインが目を引く、鮮やかな色遣いの花が柔らかな色合いの釉薬に溶け込んだ優しい見た目の茶碗が多いです。茶碗はもちろんマグカップや器、小皿、急須などバラエティ豊かで様々なシーンで活躍するおすすめのシリーズです。

続いて、波佐見焼を愛するファンの中でも人気が高いおすすめの急須をご紹介していきます。日本茶や紅茶を入れる際に家庭やオフィスなどの様々なシーンで活躍する急須は、波佐見焼でもたくさんの種類が作られています。洗練されたデザインが美しいものなど、人気のおすすめ品をまとめました。

白山陶器が販売している中でも人気の​​​​​​高い「茶話シリーズ」は、2009年にグッドデザイン賞を受賞した急須です。透き通る美しさの白磁と上品な柔らかさを持つ青白釉薬の2色があり、急須とセットになる煎茶碗と蓋も販売されています。上品にお茶を楽しめる急須です。

茶話シリーズの急須の特徴は、長く太めに作られた握りやすいグリップと、指を載せるのにちょうど良いくぼみが作られたつまみです。使い手のことを考えて細部にまでこだわった急須は、一般家庭や企業で広く愛されています。シンプルで、丸みを帯びた柔らかなデザインが美しい急須です。

豊富なカラーバリエーションと洗練されたデザインで人気を集める「common」では、500mlと1000mlの2種類の急須を6種類のカラー展開で販売しています。急須の色は目を引く鮮やかさながら日々の暮らしで飽きることのない深みを持ち、それぞれのカラーにあったマグやソーサーも揃っています。

commonが販売している急須の、一番のポイントはそのデザインにあります。commonの急須は直線と曲線のバランスが取れた美しさを持っており、食器棚においても目を引く存在感です。急須にはスーパーステンレスの茶こしもついています。目が細かいため日本茶や紅茶にも最適の茶こしです。

豊かな自然の中で作陶を行う石丸陶芸から販売されている「aobaポット」は、鮮やかな紺色と青葉のモチーフが可愛らしい急須です。紺色の葉の中に薄く描かれた葉脈がデザインにより一層の深みを増しており、北欧風のデザインながら和食や中華などの料理との相性が抜群の人気シリーズです。

丸みを帯びた形が可愛い80ccの急須と、スラッとした形が美しい400ccの急須が販売されています。深みのある青葉に赤色のつまみがアクセントになった急須で、先細りになった口元は液だれしないように計算された角度で作られています。目の細かい茶こしもついた、人気の急須です。

「CtoC」で販売されている波佐見焼の急須は、和モダンなデザインが美しい人気の焼物です。人気のストライプ柄は手書きで大胆に仕上げられたカラフルなもので、口が幅広く、洗いやすい構造になっています。先端は液だれしにくい角度に作られており、ステンレス製の茶こしもついた人気の急須です。

伝統的な焼物はその焼物の産地や陶器市でしか購入できないと思われがちですが、東京にも波佐見焼の器を購入できるお店があります。

玉川にある「monsen」は、波佐見焼や白山陶器・野田琺瑯などを販売する器の専門店です。茶碗からお皿、ボウル、カップや湯飲みなど扱う商品のジャンルも幅広いため、お気に入りの器が必ず見つかるおすすめのショップです。お店のHPには商品画像も掲載されているため要チェックです。

港区青山にある「HAKUSAN SHOP」では、波佐見焼でも人気の高い白山の商品を購入することができます。ショールームを兼ねた店内には白山の波佐見焼が美しく置かれており、お店の外からでも眺めることができます。店舗は東京メトロ表参道駅からほど近いため、ぜひ一度お立ち寄りください。

以上、近年人気を高めつつある話題の波佐見焼と波佐見焼を購入できるお店のご紹介でした。伝統的な波佐見焼は、窯元の個性を最大限に押し出して作られるおしゃれなデザインや機能性の高いものが多い、人気の焼物です。日常生活の中に溶け込んで日々の食卓を彩る波佐見焼を楽しみましょう！