広島のお好み焼きと言えば薬研堀・八昌!名店のこだわりや店舗情報をご紹介

広島のお好み焼きと言えば薬研堀・八昌!名店のこだわりや店舗情報をご紹介

広島といえばお好み焼きが有名ですが、薬研堀にある八昌は地元の人はもちろん、全国からも食通が訪れる名店です。この記事では、ビブグルマンにも選出された薬研堀・八昌のこだわりや店舗情報をご紹介します。広島を訪れたら、薬研堀・八昌で素敵な夜を過ごしてみませんか?

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記事の目次

  1. 1.広島といえばお好み焼き
  2. 2.広島のお好み焼きの名店・八昌とは
  3. 3.広島・八昌の美味しさの理由
  4. 4.広島・八昌でお好み焼きを楽しむ
  5. 5.広島・八昌の店舗情報
  6. 6.広島の名店・八昌にお好み焼きを食べに行こう

店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。

広島といえばお好み焼き

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広島といえばお好み焼きを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。甘いキャベツとソースのお好み焼きはクセになる美味しさです。今回は、広島のお好み焼きの名店、薬研堀・八昌の秘密に迫っていきます!

「一銭洋食」から広島独自に発展した

フリー写真素材ぱくたそ

現在の広島のお好み焼きスタイルが確立されたのは、第2次世界大戦で焼け野原になった後のことです。戦前からあった「一銭洋食」をベースにして、1950年頃から屋台街で作られたのが始まりといわれています。

「一銭洋食」は、鉄板一枚でできることから、戦後の物のない時代に注目されたのです。また、この屋台街は、後に広島市の中心部にできる「おこのみ村」の原点となりました。こうして広島独自のお好み焼きスタイルが発展していったのです。

「一銭洋食」とは?

Photo by chez_sugi

「一銭洋食」とは、水で溶いた小麦粉にネギや干しエビ、紅ショウガなどを入れて焼き、ウスターソースを塗ったもので、街のお菓子屋さんなどで気軽に食べられる「おやつ」のようなものでした。食事として食べられるようになったのは、戦後です。

広島市中心部の新天地広場をはじめとする市内の店舗では、栄養不足を補うために、具としてキャベツや卵、魚介類、そば、うどんを入れるなど工夫をするようになり、今のお好み焼きが誕生しました。「一銭洋食」が広島のお好み焼きのルーツなのです。

関西風と広島風の違い

Photo by 柏翰 / ポーハン / POHAN

お好み焼きといえば関西も有名ですが、広島風お好み焼きと関西風お好み焼きの大きな違いは、生地と具の扱い方にあります。関西風お好み焼きは、生地と具を混ぜて鉄板で焼きますが、広島風お好み焼きは、生地と具を混ぜず、重ねて焼きます。

広島風は、生地を鉄板に薄くのばし、その上にキャベツをのせ、さらに豚肉をのせてひっくり返します。そこに焼いた卵をのせ、もう一度ひっくり返したら出来上がりです。

広島風のお好み焼きには麺が入っているのが、関西風との違いだと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、関西風にも麺が入っているお好み焼きがあり、「モダン焼き」と呼ばれています。

広島のお好み焼きの名店・八昌とは

Photo by puffyjet

広島のお好み焼き屋さん・八昌(はっしょう)は、地元の人はもちろん、全国からも食通が訪れる名店です。店内には有名人のサインが並び、お店には開店前から行列ができます。

広島の街を歩いていると複数の八昌を見かけますが、今回ご紹介するのは薬研堀(やげんぼり)にある八昌です。系列店舗の見分け方などもご紹介するので期待してご覧ください。

八昌はビブグルマンに選出された広島を代表する名店

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八昌は「ミシュランガイド2018」でビブグルマンに選出された、広島を代表する名店です。ビブグルマンとは、従来の星の格付けとは別に、安くて(5000円以下)美味しいコストパフォーマンスに優れた店舗に与えられる評価基準です。

高くて美味しいのは当たり前ですが、安くて美味しいとはなんともうれしい名店です。あなたも八昌でこだわりの味を食べてみてはいかがでしょうか。

暖簾の色が違う「青八昌」と「赤八昌」がある

Photo by **Hu

広島の街を歩いているとたくさんの八昌を目にします。すべて同じ系列店舗でしょうか?実は八昌には、青い暖簾の「青八昌」と、赤い暖簾の「赤八昌」があります。

店の名前は同じ「八昌」ですが、暖簾の色で系列が違うとは面白いです。みなさんも広島の街で「八昌」を見つけたら暖簾の色を見てみてください。

元々はお好み村にあった「八昌」がルーツ

Photo by midorisyu

「青八昌」も、「赤八昌」も、元々はお好み村にあった「八昌」がルーツです。お好み村は広島市の中心部の新天地広場に現在もある、お好み焼き屋さんが集まった観光スポットです。

戦後新天地広場に集まった50件もの屋台は、街の復興にかける人々の思いであふれていました。この様子を見た作家のきだみのるさんが、「お好み村みたい」と言ったのがお好み村の名前の由来だそうです。

平成4年には高層ビルに生まれ変わり、現在も変わることない味と活気・人情を提供し続けています。お好み村の「八昌」は現在も営業を続けています。

小川さんが独立して青い暖簾の「八昌」に

Photo by 4einstitute

赤い暖簾の「赤八昌」で修業をした小川弘喜さんが独立して、青い暖簾の「青八昌」ができました。元祖八昌の「赤八昌」は、現在広島市竹屋町に店舗があります。

薬研堀・八昌は青い暖簾の「青八昌」

フリー写真素材ぱくたそ

今回ご紹介する薬研堀・八昌は、青い暖簾の「青八昌」です。「神様」と呼ばれているお好み焼きの達人、小川弘喜さんが立ち上げたお店です。そのお好み焼きはこだわりにあふれ、全国からもファンが訪れる名店です。

小川さんは現在は薬研堀・八昌から離れ、幟町で奥さんとお昼だけ営業しているお店を経営しているそうですが、そのこだわりの味は後輩に脈々と受け継がれています。

薬研堀・八昌のすぐ近くの流川通りに赤い暖簾の「赤八昌」がありますが、「青八昌」とは直接関係ありませんので、行く際は間違わないように注意が必要です。

住所  広島県広島市中区薬研堀10-6
電話番号 082-248-1776

広島・八昌の美味しさの理由

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薬研堀・八昌のお好み焼きはたくさんのこだわりが詰まった、至高の品です。ここでは、広島・八昌の美味しさの理由に迫っていきましょう!これを知ったらきっと、薬研堀・八昌のお好み焼きが食べたくなるはずです。

メニューはシンプルで的を絞っている

Photo byDarkWorkX

薬研堀・八昌のお好み焼きメニューはシンプルで、的を絞っています。お好み焼きは、そば肉玉、うどん肉玉、野菜肉玉(麺なし)の3種類です。シンプルだからこそ、こだわり抜いた職人の技が光るメニューが提供できるのです。

その他には焼きそば、焼きうどん、ねぎ焼き、とんぺい焼き、牛タンやホルモンミックスなどの鉄板焼き、すじポンやチャンジャキムチなどの小鉢、生ビールや酎ハイ、ハイボールなどの飲み物があります。

お好み焼きにはトッピングができ、トッピングはネギ、チーズ、いか天、そば(うどん)ダブルがあります。

こだわりの材料を使用

Photo byOldmermaid

薬研堀・八昌のお好み焼きは、こだわりの材料を使用しています。生地には、「バイオレット」というお菓子作りにも使用される最高級の小麦粉を使用しています。

キャベツは季節毎に旬の物を厳選し、契約農家から直送されるものを職人が1つ1つ手切りしていきます。卵は黄身が2つ入っている双黄卵を使用しており、運が良ければ黄身が3つの場合もあるそうです。また、まれに1つの場合もあります。

黄身が多いことでコクがありまろやかな味わいになります。半熟の状態で提供されるのでそれを割って絡めてたべるとたまりません。麺はお好み焼き専用生麺を使用しています。

焼きあげるのに20~30分掛ける

Photo byFree-Photos

薬研堀・八昌のこだわりは材料だけではありません。20~30分掛けて焼き上げることもこだわりです。じっくりとキャベツを蒸し焼きにすることで甘みを出します。

また、麺は生麺を茹でてからパリパリに焼きます。しっかり水分を飛ばし、半熟卵と合わせることで一体化させていきます。薬研堀・八昌のお好み焼きを食べた人はみんな口をそろえて、「一体感が素晴らしい」と言います。

お好み焼きが焼けるのを待つ間は、一品料理を頼んでつまみながら待つのがおすすめです。お好み焼きをジュージュー焼く音を聞きながら待つ時間は至福の時です。

広島・八昌でお好み焼きを楽しむ

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広島・八昌のお好み焼きのこだわりをご紹介しました。食べてみたい!と思われた方も多いのではないでしょうか。

「郷に入っては郷に従え」、広島・八昌にはお好み焼きを楽しむちょっとしたコツがあります。ここでは、広島・八昌のお好み焼きを楽しむコツをお教えします!

荷物は少なめで行こう

Photo byAlexas_Fotos

広島・八昌の店内はとても狭く、荷物の置き場所がありません。後ほどご説明しますが、基本的にはコの字のカウンターに通されます。

体格のいい人だと隣の人と肩がぶつかりそうな間隔で、後ろもすぐ壁です。荷物は少な目で行くのがおすすめです。

旅行中だからといってスーツケースやボストンバッグなどは持っていかないようにしましょう。ホテルやロッカーに預けて、身軽に訪れましょう。

行列必至!開店直後がおすすめ

Photo by keyaki

広島・八昌は大人気の名店です。それだけに行列必至で、開店前から行列ができ始めます。1時間待ちの声はザラにあり、中には1時間半待ったという声も聞かれます。

行列に並ばないためのおすすめは、16時の開店直後か、1巡目のお客さんが食べ終わる頃、17時過ぎあたりに行くことです。

先ほどご説明したように、広島・八昌は、お好み焼きを焼くのもじっくり焼くので、提供するまで時間がかかります。時間には余裕を持って訪れましょう。

予約や多人数の場合は座敷に案内される

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広島・八昌の店内は鉄板があるコの字のカウンターと、奥には座敷もあります。通常はコの字のカウンターに通されますが、予約している場合や人数が多い場合には奥の座敷となります。

予約は4人以上の場合のみだそうです。お客さんの希望でコの字のカウンターや座敷を自由に選べる感じではありませんので、注意しましょう。

おすすめは「そば肉玉」

Photo by iyoupapa

お好み焼きのメニューはそば肉玉、うどん肉玉、野菜肉玉(麺なし)のみです。おすすめはそば肉玉で、そば、野菜、豚肉の他、卵が入っています。

メニューにも大きく載っていて、お店のおすすめであることがわかります。はじめて行くという方は是非そば肉玉を食べてみてください。

リピーターの方はうどん肉玉や野菜肉玉(麺なし)にチャレンジするのもいいでしょう。また、トッピングでバリエーションを出すこともできます。

一品食べながら待つのがおすすめ

Photo by HIRAOKA,Yasunobu

先ほどご説明した通り、お好み焼きは20~30分かけてじっくりと焼き上げていきます。一品料理や鉄板料理をつまみながら待つのがおすすめです。

ジュージューお好み焼きを焼く音を聞きながらビールをあおれば、ワクワクドキドキ気分は幸せです。

とんぺい焼きや牡蛎のバター焼きが人気

Photo by kimishowota

お好み焼きを待つ間に頼むメニューで人気なのは、とんぺい焼きや牡蠣のバター焼きです。牡蠣のバター焼きは冬限定ですが、牡蠣は広島の名物でもあります。

牡蠣のバター焼きは、その土地の名物を旬の時期に味わえるということで人気のメニューです。あなたも冬に広島に行ったら、八昌でお好み焼きと牡蠣を同時に楽しんでみませんか?

お好み焼きのサイズは大きめ

Photo by Spiegel

広島・八昌のお好み焼きのサイズは大き目です。ビールや一品料理、鉄板料理を頼みすぎたり、何か食べて来店したりするとお好み焼きが食べきれなくなってしまいます。

十分お腹を空かせて来店し、周りの人が食べているのを見て自分のお腹と相談しながら注文するのがおすすめです。

火傷に注意!ヘラで食べてみよう

Photo by fujikinoko

広島・八昌では、小皿とヘラを渡されます。焼きあがるとザックリは切り分けてくれますが、自分で一口分ずつヘラで切って、層を崩さないように食べるのが広島流です。

特に広島・八昌のお好み焼きはその一体感が美味しいと評判です。是非ヘラを上手く使って層を崩さないように食べて、その一体感を味わってみてください!熱いので火傷には注意です。

マヨネーズは申告制

Photo by Dick Thomas Johnson

お好み焼きにはソースとマヨネーズのコンビが絶対だ!という方もいらっしゃるかもしれません。広島のお好み焼き屋さんではあまりマヨネーズを席に常備していませんが、八昌では店員さんに頼めばくれます。

お好みに合わせて、欲しければ申告しましょう。マヨネーズをかけずに少し食べてみて、マヨネーズをかけた方が合うと思ったら途中でもらうこともできます。

食べ終わったら会計は自己申告制で

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食べ終わったら店員さんに声をかけると、その場で会計してくれます。大体は店員さんが覚えてくれていますが、何を食べたか自己申告して精算します。

会計が自己申告制とはなんとも平和で安心します。お好み村発祥当時の義理と人情が、薬研堀・八昌にも受け継がれていることがわかるようです。

お好み焼きはお持ち帰りできる

Photo by Richard, enjoy my life!

お店で食べるより、家でゆっくり食べたいという方もいらっしゃるかもしれません。広島のお好み焼き屋さんはほとんどがお持ち帰りが可能です。

八昌も容器代50円でお持ち帰りに対応しています。電話注文か店頭で受け付けます。配達はしてないのでご注意ください。

広島・八昌の店舗情報

Photo byobpia30

行ったのに閉まっていた!ということがないように、薬研堀・八昌の店舗情報をチェックしておきましょう。営業時間は16時~22時半(日・祝は~21時)です。定休日は月曜日と第1・3火曜日です。

青八昌は他にもある

Photo by sota-k

薬研堀・八昌は、小川さんが始めた本店のようなもので、ここで修業して正式に暖簾分けしてもらったお弟子さんが出したお店もたくさんあります。これらのお店は薬研堀・八昌の店内で紹介もされています。

同じ八昌という名前で青い暖簾でお店を出している(青八昌)のは1店舗のみで、五日市にあります。

こちらの営業時間は11時~14時半、17時~20時半とお昼もやっており、定休日も月曜日のみなので、時間と曜日によって薬研堀・八昌がお休みの際はこちらを利用することもできます。

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広島の名店・八昌にお好み焼きを食べに行こう

Photo by Spiegel

今回は広島の名店・八昌についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。八昌が提供するのは職人が作る、こだわりが詰まったお好み焼きです。また、その技はお弟子さん達の店舗に脈々と受け継がれていっています。

広島の名店・八昌にお好み焼きを食べに行く旅に出てみませんか?八昌の様々な店舗を食べ歩く旅も面白いかもしれません。

Bird
ライター

Bird

関西生まれ、旅行と美術館巡りが趣味のBirdです。食べることも大好きです。皆様に世界の魅力的なスポット、素敵なものをご紹介していきます!記事に旬な情報や面白いエピソードを盛り込み、楽しんで読んでいただけるよう、心がけています。よろしくお願いいたします。

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