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栃木県には空港がない!
遠方への旅行なら、移動時間の短い飛行機が便利です。しかし栃木県内には、残念ながら空港がありません。そのため、空港を利用する際には、他県まで電車やバス、自家用車での移動が必要になります。
では、栃木から一番アクセスしやすく便利な近隣空港はどこになるのでしょうか。順番に比較、解説していきます。
栃木から近い空港は?
栃木県近郊には、東京都の羽田空港、千葉県の成田空港、茨城県の茨城空港と3つの空港があり、いずれかを利用するようになります。
栃木から一番近いのは茨城空港
栃木から直線距離で一番近いのは、お隣茨城県にある、茨城空港です。成田や羽田と比べると知名度が低く、初めて聞いたと言う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、実は栃木県からアクセス抜群の、非常に便利な空港です。まずはその隠れた魅力について、解説していきましょう。
栃木県宇都宮からのアクセス
栃木県宇都宮は、各地からアクセスしやすく、路線が集中する県庁所在地です。今回は、県内各地の中央地点として、JR宇都宮駅から各空港までの移動手段を比較しました。
宇都宮から茨城空港に行くには、電車、自家用車、空港バスの3つの方法があります。利用人数やメンバーによっておすすめの方法が違ってくるので、早速、各手段を解説していきましょう。
電車の場合の所要時間と料金
栃木県宇都宮から茨城空港に移動する場合は、まずJRで茨城県水戸駅、または石岡駅まで移動し、そこから空港行きのバスに乗り換えるのが一般的です。
空港行きのバスは、水戸駅から多い日で1日13便、石岡駅から1日16便運行しています。どちらの駅もほぼ同じくらいの間隔で運行しているため、飛行機の出発時間を考慮して便利な方を利用するといいでしょう。
料金はバス代も含めて、在来線なら2693円です。途中、JR宇都宮から小山までは新幹線もありますが、乗り継ぎなどを考慮すると、あまり時間の短縮にはならないため、おすすめできません。宇都宮駅から茨城空港まで、所要時間は約2時間半となります。
ほぼ定刻に発着する電車は、安心できる移動手段です。しかし、荷物を抱えて乗り換えを繰り返す必要があり、時間帯によっては車内も混雑します。お子様連れや大人数での移動には、あまりおすすめとは言えません。
大人のみ少人数の移動で、確実に飛行機の出発時間にあわせたい方は、検討してみてもいいかもしれません。
車で行くと駐車場代が無料!
栃木県は車社会と言われ、1人1台の車を所有しているご家庭も少なくありません。運転手の方の負担、ガソリン代や高速代を考慮しても、便利で好きな時間に移動できる車は魅力的です。
栃木県宇都宮から車で茨城空港に移動する場合、宇都宮上三川ICから茨城空港北ICを経由して、高速代が1830円、所要時間は約1時間程度になります。電車のように遠回りをしなくてすむぶん、車のほうが所要時間が短くて済むのです。
空港までほぼ1時間という移動時間の短さは、隣県栃木ならではの特権と言えるでしょう。
安くて速く、圧倒的に便利に見える車移動ですが、1点だけ、駐車料金という問題があります。知人などに送迎してもらえる場合を除いて、旅行の間、自分の車は空港にあずけておくことになります。料金が気にかかる方も、多いのではないでしょうか。
実は、茨城空港では、駐車場代がかかりません。完全無料なので、長期間の旅行の際も気兼ねなく利用ができます。また繁忙期でも臨時駐車場で対応をしているので、満車の心配もほとんどありません。
車移動ならば、所要時間も短く、荷物の持ち運びも大人数での移動も楽に行えます。
小さなお子様連れの場合も、パーキングエリアなどで好きなタイミングで休憩がとれるため、安心して移動できるでしょう。飛行機の出発時間にあわせることができるため、時間のロスも少なくて済みます。
自家用車をお持ちの方は、茨城空港の無料駐車場をフル活用し、快適な車での移動をおすすめします。
安くて便利な空港バス!
自家用車の利用が難しい方の中には、バスを検討される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
バスならば、自家用車と同じように荷物を積んで座席に座り、快適に移動することができます。
茨城空港までは、JR宇都宮駅西口から空港バスが運行しています。所要時間は約1時間半、料金は片道大人1550円、小学生以下は780円です。
乗り換えもなくお値段も安い、便利な直通バスですが、本数は少なく、週に2本、月曜、木曜の11時40分発のみとなっています。台北行きの飛行機にあわせて運行しているバスなので、出発時間が近い方は、利用を検討してみてもいいかもしれません。
予約を受け付けておらず先着順となるため、利用の際は早めに宇都宮駅につくよう、注意が必要です。
栃木から成田空港まで行くには?
成田空港は海外行きの飛行機が多数就航しており、言わずと知れた有名な空港です。利用したことがある方も多いのではないでしょうか?
成田空港までは、電車、自家用車、空港バスなどで移動できます。それでは、栃木から成田空港まで、それぞれのアクセス方法について、詳しく見ていきましょう。
栃木県宇都宮からのアクセス
茨城空港と同じく、栃木県の中心部である宇都宮から成田空港までを想定して、アクセス方法を比較、解説していきます。
電車の場合の所要時間と料金
栃木県宇都宮から成田空港まで電車で行く場合は、一度東京方面まで出て、日暮里・上野などから、成田空港行きの京成本線・スカイアクセス線に乗り換える必要があります。電車を利用すると、東京経由という遠回りをしなければならないわけです。
東京方面までどれくらいの区間新幹線を利用するかで、料金や所要時間は大きく変わってきます。
有料特急をまったく利用しない場合は所要時間3時間程度、料金は3000円前後でおさまります。宇都宮から東京駅間、新幹線を利用した場合は、所要時間2時間程度、料金は約8000円となります。
乗り継ぎなどを考慮すると、一部新幹線を使って所要時間約2時間、料金は6000円から7000円程度になることが多いようです。
ほぼ定刻通りの運行は魅力的ですが、それなりのコストがかかることを頭にいれた上で、検討する必要がありそうです。
車で宇都宮駅から成田空港まで行く場合
それでは、自家用車での移動はどうでしょうか。栃木県宇都宮から成田空港まで車で移動する場合、常総ICから成田ICを経由して、高速代が2020円、所要時間は2時間程度です。
時間も電車移動と同程度、荷物も積みこめ、快適な車移動ですが、成田空港の駐車場は有料となってしまいます。
3時間半まで30分260円、その後24時間まで2060円、そのまま5日目までは毎日2060円、6日目からは毎日520円が加算されます。1週間程度の利用ならトータル1万円前後の出費となりそうです。
駐車場料金が気にかかりますが、移動人数が多い場合は、自家用車の利用が一番安価にアクセスできると言えそうです。旅行期間を考慮の上、検討してみてはいかがでしょうか?
また、自家用車利用が難しい方は、空港バスを利用するのも便利です。宇都宮から成田空港までは、マロニエ号という空港バスが運行しています。
料金は、片道大人4100円、小人2050円、所要時間は3時間程度です。40名の定員制となっており、予約をしておけば必ず席が確保されます。便数も11便と多めに運行されており、飛行機の出発時間にあわせて移動ができそうです。
所要時間は若干長くなりますが、便利で安い直行バスも、検討する価値があると言えます。特に移動人数が少ない場合には、駐車場代がいらないぶん自家用車よりも安価になる場合もあるでしょう。ぜひ視野にいれてみてください。
栃木から羽田空港へ行くには?
国内旅行に強く、東京からのアクセスが良いのが羽田空港です。栃木県から羽田空港にアクセスするには、電車、自家用車、空港バスなどの方法があります。それでは、それぞれの特徴、利点を確認していきましょう。
栃木県宇都宮からのアクセス
それでは、前出2つの空港と同様に、栃木県の中心部、宇都宮から羽田空港までのアクセスを、比較、解説していきます。
電車の場合の所要時間と料金
羽田空港には、宇都宮駅から東京都内までJR、その後、品川から京急本線、または浜松町から東京モノレールで移動できます。
やはりどの程度有料特急を使うかで所要時間、料金が変わってきますが、宇都宮から東京駅まで新幹線で移動した場合、運賃は約5000円、1時間20分程度で到着できます。有料特急を利用しない場合は、運賃は2400円前後、所要時間は2時間半程度となります。
成田、茨城空港と比べると、比較的電車でのアクセスがしやすいと言えそうです。
車で宇都宮駅から羽田空港まで行く場合
それでは、自家用車利用の場合はどうでしょうか。栃木県宇都宮から羽田空港まで車で移動する場合、鹿沼ICから空港西ICを経由して、高速代が4070円、所要時間は約2時間程度となります。
羽田空港の駐車場は有料で、毎日最大1500円かかります。またGW、年末年始、夏休み期間などは繁忙期料金が適用となり、3日目まで毎日最大2100円となりますのでご注意ください。
羽田空港の場合も成田空港と同様、1週間程度の旅行で10000円から12000円の駐車場代がかかってしまうことになります。
電車よりも移動時間が長く、それなりのコストもかかるため、荷物の量や移動人数を考慮して検討する必要があります。目安としては、大人3人以上の移動なら、電車よりも自家用車の利用がお得になるパターンが多いでしょう。
また、宇都宮から羽田空港までも、成田空港までと同様、マロニエ号という直行の空港バスが運行しています。運賃は片道大人3700円、小人1850円、所要時間は約2時間40分です。1日8便の40名定員制となっているため、ご利用の際にはネットか電話での予約をおすすめします。
マロニエ号以外にももう1つ、東京空港交通のリムジンバスも1日8便運行しています。こちらの料金は大人2900円から3700円、小人1450円から1850円、移動時間はマロニエ号より若干長い3時間程度です。
時間はかかりますが、空港バスの利用は、自家用車のように駐車場代金を気にする必要がなく、電車よりも移動が快適です。少人数であればコストも自家用車と変わらない程度でおさめられるので、時間に余裕がある方は、空港バスの利用を検討してもいいかもしれません。
アクセス以外に各空港の便数も要チェック!
栃木からのアクセス面では、茨城空港が成田、羽田より便利と言えそうです。しかし、貴重な旅行の時間を有効に使うためには、空港へのアクセスだけなく、飛行機の便数も大切です。そこで最後に、茨城、成田、羽田、各空港の便数、特徴などを比較してみました。
目的地によって空港の利用メリットは変わってくる
目的地が国内なら、一番にあげられるのは羽田空港でしょう。国内線の利用者は成田をぬき日本一となっており、目的地、便数共に充実しています。
一方、成田空港は、国内線のみならず、国際線に強い空港です。国際線利用者は日本一、目的地も様々な国から選ぶことができます。加えて、LCCが就航しているのは3つの空港の中で成田だけとなるため、安く海外旅行を希望する際には、はずせない空港となっています。
また、羽田、成田の2空港は、お土産ショップ、飲食店共に充実しており、早めに空港についてしまった際にも、楽しく時間がつぶせそうです。
羽田、成田と比べると、茨城空港は小さな空港です。便数は、国内線は少ないもので毎日1往復、多いものでも3往復のみ、国際線の渡航先は2都市しかありません。飲食店や土産物店も合計10店舗のみです。
ただし、国内は札幌、神戸、福岡、那覇、国外も上海、台北と、主要な人気旅行先を抑えており、希望の行き先をカバーできることも多そうです。同じく、便数も少ないものの、発着時刻も朝と夕方に集中しており、利便性の高い時間帯を抑えています。
また、小さな空港だからこそのメリットも多く存在します。搭乗口までの移動距離が短いため、空港についてから必要な時間が短くて済み、どこに行くべきか迷う心配もほとんどありません。旅行帰りの手荷物の受け取りもスピーディーです。
行き先にもよりますが、飛行機の便数の少なさをカバーできる魅力があると言えるのではないでしょうか。
茨城空港は前出の通り、駐車場が無料となっており、栃木県から車でアクセスするには非常に便利です。車移動が安価にすむのは、家族旅行など幅広い年代の移動には大きなメリットとなります。
栃木県から飛行機での移動を検討する際は、まず茨城空港から希望の便が出ているか、ぜひ確認してみて下さい。
栃木県の最寄りは茨城空港!栃木から飛行機で旅しよう
茨城空港は駐車場無料、距離も近く、栃木県からのアクセスは一番便利と言えるでしょう。
聞いたことがない、知らない方もまだまだ多い空港かとは思いますが、茨城空港を便利に利用できるのは近隣県である栃木ならではのメリットです。栃木からご旅行の際は、ぜひ、茨城空港に目を向けてみてはいかがでしょうか?