実食！【ファミマ】ちょっと気になるハイブリッド菓子パン、パイスコーン！

ファミリーマートのパンコーナーで新商品として売り出されている商品の中に、特に目立つわけでもなく、かなりシンプルなしかしちょっと気になる商品が販売されています。その名も「パイスコーン」（税込128円）です。

華やかな菓子パンの多いコンビニの菓子パンコーナーでは、やや地味な存在ですが、パイとスコーンの合わさったという内容には、ちょっと興味が惹かれます。

私は初めて知ったのですが、レシピサイトなどでは、パイスコーンというのは割と知られたジャンルのハイブリッドスイーツのようです。ただはっきりとした定義はなく、生地内にパイ要素が含まれたスコーンであったり、パイで包まれたスコーンであったり、タイプは様々です。

ファミマのパイスコーンは見た目は三角で、表面に砂糖がかかっており、少し端が浮き上がったパイのような焼き上がりです。

中の生地がパイ風なのか、表面だけなのか、見た目だけでは分かりませんが、やはりただのスコーンとは見た目からして違うようです。

パッケージに書かれたメープルチップ入りの文字も気になります。それではファミマ「パイスコーン」とは、どのようなタイプのパイスコーンでどのようなお味なのか？実食してお伝えします。

袋から出してみると、表面の触り心地はパリパリではなく、とにかく重みがどっしりとしたパンです。

半分にカットしてみると中に茶色の粒が点々と入っています。おそらくメープルのチップだと思われますが、たっぷり入っているという感じではなく、アクセントで入っているといった量です。

表面を少しめくってみると、ホロっと剥がれます。パイ生地と中の生地と分かれている構造なのが分かります。

メープルチップの部分をとって食べてみると、ちょっとゼリーのような柔らかい食感でメープルの風味がしっかりします。

一口食べてみます。ギュッとした歯ごたえで、表面に砂糖がかかってはいますが甘さは控えめで塩気はわりとあります。全粒粉の香りとうまみがすごくて、小麦の味わい深さが強い素朴なパンです。派手さはない中にも噛むほどにでてくる甘みとたまに感じるメープルは後を引きます。

そのままでもモクモクと食べてしまえる味わいですが、やはりスコーンといえばクロテッドクリームとジャムですね。クロテッドクリームはやや手に入りにくいので、今回はバターとブルーベリージャムを添えてみました。バターはややホイップすると生地に馴染んでいい感じです。

表面のパイをサクッとさせるため、トースターで焼いてみました。ちょっと焦げ目がつくくらいに焼いてみたのですが、表面のサクサクは勿論、中の生地もフワッホロッとしてサクサク食べられてしまいます。

間にトーストのようにバターを塗ってみます。熱々のパイスコーンに、とろけたバターの香りと塩気が絶妙です。焼かずに食べる場合は割と重い食感ですが、焼いた途端にパイのサクサク感が強まってかなり軽く食べられる食感になります。

メープルの香りがほんのりで、あまり癖はないので、チーズやハムを挟んだ食事としても美味しそうです。休日のブランチに最適ですね。個人的にはしっかりと焼いたパイスコーンにバターで食べるのがかなりおすすめです。

ファミマ「パイスコーン」はそのまま食べても十分に楽しめる菓子パンですが、せっかくのパイ食感を楽しむためにはちょっと温めるのがおすすめです。ジャムやバター、本格的にクロテッドクリームを用意すれば更に美味しく食べられること間違いなしです。ぜひ一度お試しください。