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高尾山の中腹に行くにはケーブルカーやリフトがおすすめ
高尾山は、東京都の八王子市に位置している標高599メートルの山です。古くから修験道の霊山とされており、高尾山には古来より天狗が存在しているという伝説があります。関東山地の東縁に位置している山の1つであり、国定指定公園になっています。
東京都心からのアクセスも良いため、1年間を通して多くの観光客・登山者が訪れています。標高も599メートルと低めで登りやすい山の為、登山初心者にも人気の山になっています。
山頂付近には展望台もあり辺りを一望することもでき、さらには全長1697キロメートルある東海自然歩道の起点にもなっています。山頂の東側は八王子市・相模原市など関東平野の街並・筑波山・房総半島・江の島を一望することができます。西側は、丹沢山地や富士山を見渡せるようになっています。
なお、冬至の前後には富士山の真上に太陽が沈む現象であるダイヤモンド富士を見ることができるため、「八王子八十八景」にも選ばれています。
高尾山の中腹には、文化財を有する高尾山薬王院があります。他にも高尾山ケーブルカーが運営しているサル園や野草園などもあり、夏の時期には標高500メートルの中でビアガーデンを楽しむことができる高尾山ビアマウントや、高尾山バーベキューマウントなどの施設もあります。
高尾山の標高は599メートルですが登山口の標高も低いため、全て徒歩で山頂まで行く場合の所要時間は1時間半から2時間程度必要となっています。
自分の足で登山をしながら登るのもおすすめですが、小さなお子様や年配の方などと一緒に訪れる際に高尾山の中腹まで訪れるには、ケーブルカーやリフトがおすすめです。
ケーブルカーやリフトで高齢者やお子さんも気軽に山頂に
高尾山に設置されているケーブルカーやリフトを利用することによって、小さなお子さんがいる家族連れや年配の方でも気軽に高尾山の山頂まで行くことができます。
高尾山は、東京の都心から電車で約1時間の場所にあり、登山道も綺麗に整備してあります。ケーブルカーやリフトを使って登山ができることから登山者数も多く、1年間の登山者数は毎年200万人を超えています。
山頂へと続く登山道が整備されていたり、ケーブルカーやリフトなどを利用して低山登山を楽しむことができ、登山デビューとしても高尾山はおすすめの山となっています。ケーブルカーとリフトの違いなどを比較しながらそれぞれの魅力について見ていきましょう。
高尾山・ケーブルカーとリフトの比較
高尾山には、標高200メートルほどの地点から山頂まで行くことができるケーブルカーとリフトが設置されています。ケーブルカーとリフトのそれぞれの違いや景色などを比較してみましょう。
料金はどちらも同じ
初めに、高尾山のケーブルカーとリフト利用料金について比較していきましょう。高尾山のケーブルカーとリフトの利用料金はどちらも同一料金となっており、中学生以上から大人料金が発生するようになっています。
ケーブルカーとリフトの料金の違いは小児料金の発生する年齢になります。ケーブルカーの場合は小学生から小児料金が発生するシステムとなっており、未就学児のお子様は大人1名につき1名無料となっています。
リフトを利用する場合は、3歳から小児料金が発生します。3歳未満のお子様については大人1名につき1名無料となります。
片道と往復とチケットが分かれていますので、行きはリフト帰りはケーブルカーなど行きと帰りで別々のルートを選択することも可能になっています。
料金は片道の場合大人490円子どもが250円となります。往復の場合は大人950円子ども470円となっています。券売機で券を購入しますが、購入の際にはPASMO・Suica・nimocaなど一部の電子マネーでの支払いが可能となっています。
チャージ機も設置されていますので、高尾山の発券所で電子マネーにチャージをすることもできるので、チャージをし忘れていても安心です。
次に、ケーブルカーとリフトのペット同伴可否について比較していきます。ケーブルカーの場合は、ペット専用のケージに入れておくと、ケーブルカーにペット同伴で乗車ができるようになっています。
リフトの場合は、抱っこしていればリフトに乗せることができますが、あくまでも自己責任でのペット同伴となりますのでご注意ください。
ケーブルカーもリフトもペットの同伴は可能となりますが、高尾山は多くの人が利用している人気のスポットになりますので、マナーをよく守った上でペットを連れていきましょう。
最後に、ケーブルカーとリフトからの景色について比較をしていきます。ケーブルカーとリフトは高尾山の山を往復するために設置されている為、山の上の景色を眺めることができる点ではケーブルカーもリフトも同じです。
ケーブルカーの場合は、乗車時間が短いため早く高尾山の山頂に行きたい場合や、山を下りる際におすすめです。リフトの場合はゆっくりと進んでいくため、高尾山の景色をゆっくりと眺めながら空中散歩を楽しみたい人におすすめとなっています。
高尾山・ケーブルカーの詳細
続いて、高尾山のケーブルカーの詳細を紹介していきます。高尾山のケーブルカーは昭和2年に営業が開始されました。第二次世界大戦中にはケーブルカーの営業は一時休止されていましたが、昭和24年に営業が再開し、昭和43年に高尾山のケーブルカーは全自動制御のケーブルカーになりました。
高尾山のケーブルカーは、最も急な場所で31度18分の勾配があります。この勾配は、ケーブルカーの浅慮では日本一の急勾配となっています。高尾山のケーブルカーは、安全面にも考慮されています。
高尾山のケーブルカーに利用されているロープは、万が一ロープが切れた場合に備えて2メートルほどで止めることが出来るように強力な自動ブレーキが作動する仕組みとなっており、安全に停止する構造になっています。ケーブルカーの乗車人数や運行区間・乗車時間など詳しく見ていきましょう。
乗車人数
高尾山のケーブルカーの最大乗車人数は135人になります。100名以上の登山客を一度に乗せることができるため、団体などの大人数の場合はケーブルカーがおすすめです。
運行区間
ケーブルカーの運行区間は標高201メートルの清滝駅から標高472メートルの高尾山駅の間を運行しています。ケーブルカーの高尾山駅に着くとすぐの場所にかすみ台展望台がありますので、美しい景色を一望することができます。
運転時間
ケーブルカーの運転時間について見ていきましょう。ケーブルカーは15分間隔で運行をしています。始発は1年を通して統一されており、ケーブルカーの始発は8:00になります。
最終は時期により平日と土日・祝日で異なります。12月・1月・2月の最終は平日が17:15土日・祝日が17:30となります。3月は平日が17:30土日・祝日が18:00です。
4月・5月・7月・8月は平日が18:00、土日・祝日が18:30となります。6月と9月・10月・11月は平日が17:45、土日・祝日が18:00となっています。
点検などにより、運行時間が変更となる場合がありますので、詳しくは高尾山の公式ホームページのケーブルカー・リフトの運行ページで確認が必要です。また、高尾山では夏にビアガーデンの高尾山ビアマウントが営業しています。
高尾山ビアマウントの営業期間中は、ケーブルカーの運行時間も延長され最終が21:15となっています。ただし、天候不良などで高尾山ビアマウントが営業をしていない場合は、通常通りの運行時間となりますのでご注意ください。
所要時間
ケーブルカーの乗車時間は約6分となります。急勾配の道のりを進んでいくケーブルカーは圧巻と口コミでも評判です。
高尾山・リフトの詳細
最後に高尾山のリフトの詳細について紹介していきます。高尾山のリフトの乗車人数や運行区間・運行時間について見てきましょう。
乗車人数
高尾山のリフトは昭和39年の東京オリンピックの年に1人用のリフトとして営業が始まりました。高尾山に訪れる人の便利な乗り物になったリフトは、昭和46年に2人乗り用のリフトに変化して高尾山の魅力の1つになっています。
リフトの全長は約872メートルとなっており、北山台杉を見下ろしながら春にはツバキ・ヤマボウシ・山桜を見ることができ、秋には遠くの方に紅葉を見ることができます。涼しい風を感じながらゆっくりと空中散歩を楽しむことができるリフトになっています。
高尾山のリフトは移り変わる山の景色を、風を感じながら見ることができるため、子どもから大人まで幅広く利用されているリフトになります。
運行区間
リフトの運行区間は標高201メートルの山麓駅から標高462メートルの山上駅の間になります。山上駅でリフト降りて少し歩くとかすみ台展望台が見えてきます。
運転時間
リフトの運転時間は時期により異なります。リフトは5月から11月 9:00から16:30となり、12月から4月は9:00から16:00となります。土日・祝日はリフトの利用者の状況により運転時間が延長となることがありますので、詳しい状況については当日リフト乗り場で確認が必要です。
なお、リフトについては高尾山ビアマウント営業期間中も、時間通りの運行になっていますので、高尾山ビアマウントを利用した後は、リフトの運転時間が終了していますので、ケーブルカーを利用して下山しましょう。
所要時間
リフトの所要時間は約12分間となります。ゆっくりと空中散歩を楽しむのにリフトは最適で、美しい景色を堪能しながら進むことができるため、季節の景色を感じたい人におすすめです。
高尾山のケーブルカーとリフトは同じ切符で両方楽しめる
高尾山に設置されているケーブルカーとリフトについて詳しく比較してきました。高尾山に設置されているケーブルカーとリフトは、それぞれに魅力的なポイントがあり、おすすめ箇所もたくさんあります。
ケーブルカーとリフトの料金は同一となりますので、往復でそれぞれの乗り物を利用するなど2つの楽しみ方を味わってみてはいかがでしょうか。