東京の目白庭園で古き良き日本の美しさに触れる!その歴史やアクセスは?

東京の目白庭園で古き良き日本の美しさに触れる!その歴史やアクセスは?

東京の目白庭園は、茶会や撮影などに利用できる赤鳥庵や、野点処に利用できる滝見台など見どころ満載の歴史ある公園で、古き良き日本の美しさに触れることができます。本記事では東京の目白庭園の歴史や見どころや、休園日やアクセスなど目白庭園の基本情報をご紹介しています。

    本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

    記事の目次

    1. 1.目白庭園でゆったりとした時間を過ごそう
    2. 2.目白庭園の歴史
    3. 3.目白庭園の見どころ
    4. 4.目白庭園の基本情報
    5. 5.目白庭園は東京の癒しスポット

    店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。

    目白庭園でゆったりとした時間を過ごそう

    毎日の仕事や家事など忙しさに追われ、ストレスを感じる時、皆さんはどのようにして解消するでしょうか。都会の喧騒や雑事を忘れてゆったりとした時間を過ごせると、心も豊かになり、また頑張ろうという気持ちが生まれるかもしれません。

    自然を求めて遠出できればよいのですが、なかなかそうもいかない時には、東京都内に心豊かにゆったりとした時間がすごせる公園や庭園があれば出かけたいものです。

    本記事ではそんなときにぴったりの、東京都豊島区にある自然あふれる景観や伝統文化が味わえる目白庭園をご紹介します。

    目白庭園の歴史

    目白庭園は伝統文化が息づき、自然が感じられる公園として知られていますが、歴史的にはさほど古い庭園ではなく、30年ほど前に建設された庭園です。まずは、目白庭園内にある建物を中心に、目白庭園の歴史についてご紹介します。

    平成2年11月に豊島区の伝統文化を育む場として建設

    東京都豊島区にある目白庭園は、豊島区の都市化や国際化が進む中で、自然に接することができ、日本の伝統文化を育む場所として、1990年(平成2年)11月に公立学校共済組合住宅跡地に開園された30年の歴史をもつ庭園です。

    目白庭園は、庭園の中心に大きな池を配置して周囲に園路をめぐらる、伝統的な池泉回遊式の日本庭園で、周囲をのんびりと歩きながら、庭園内に植えられている四季折々の草木や花などの景観を楽しむことができます。

    また目白庭園内では、季節ごとに石と砂でお盆の上に水辺の様子を描き出す日本の伝統工芸「盆石体駒(無料)」や、親子で参加できる「こども茶道体験」など、不定期ながら季節に合わせたイベントが企画されているのも魅力の1つです。

    目白庭園には池や滝、草木などの自然が凝縮され、都会にいながらにして四季の移ろいが感じられる庭園として、豊島区民だけでなく近隣地区からも多くの人が訪れます。

    鈴木三重吉が創刊した「赤い鳥」にちなんだ建物を配置

    目白庭園には、季節が感じられる草木や花が植えられているだけでなく、日本文化が感じられる建物も配置されています。

    池の水際に築かれた石垣の上に建てられている茶室「赤鳥庵」が代表的な建物で、1918年(大正7年)に鈴木三重吉氏が子供のために創刊した文芸雑誌「赤い鳥」にちなんで建てられました。「赤鳥庵」は、京都の北山杉を用いて作られた木造平屋建ての歴史的な数寄屋造りの建物です。

    また目白庭園の池の水際には、六角形の休憩所「六角浮き見堂」が配置され、回遊路から見る風景とは異なり、様々な角度から目白庭園の眺めを楽しむことができます。六角浮き見堂の屋根の頂部には、「赤い鳥」をイメージして作られたた益子焼の飾りが飾られています。

    目白庭園の見どころ

    自然に触れることができ、伝統文化も感じられる目白庭園は、目白の閑静な住宅街の中にあり、白い表門を入ると、庭園内に咲く花々や、草木、池などの風景が目の前に広がります。ここでは、目白庭園の見どころをご紹介します。

    事前予約で茶会・撮影などに利用できる「赤鳥庵」

    前述のように、鈴木三重吉氏が目白の地で創刊した「赤い鳥」にちなんで目白庭園に造られた「赤鳥庵」は、事前に申し込みをすれば、茶会をはじめ、華道や句会などの文化的な集まりや各種会合、発表会などにも利用できます。

    目白庭園の「赤鳥庵」を予約するには、利用したい月の2ヶ月前に行われる抽選会への参加しますが、抽選会の日以降は、あいていれば利用希望日の2日前まで随時、予約することができます。

    予約抽選会は毎月第1木曜日の午前10時から、目白庭園内「赤鳥庵」で開催されます。なお、申し込み受付時間は午前9時から午後5時までで、予約受付場所は目白庭園管理事務所になっています。

    茶会等に利用できる部屋は10畳の第1和室と8畳の第2和室で、利用時間は午前(9時~12時)、午後(1時~5時)、夜間(6時~9時)、および全日(午前9時~午後9時)で、部屋、時間によって料金が異なります。予約申請書や利用料金詳細については、目白庭園の公式ホームページでご確認ください。

    また、目白庭園も赤鳥庵も茶会や句会などを行わず撮影のみでも利用できるため、家族の記念日などの撮影や、結婚式を挙げるカップルの写真の前撮り場所としても人気です。

    目白庭園を写真の撮影に利用したい場合には、赤鳥庵の利用同様に、事前の予約申し込みが必要です。目白庭園を撮影に利用したい場合は、利用したい月の2か月前の第1木曜日、午後1時から利用日の1週間前までにお申し込みください。

    水面に映る景色が楽しめる「池」

    池泉回遊式の目白庭園の中心、赤鳥庵の目の前には雄大な池が広がっています。池の広さは約500平方メートルで、深さは約1.2メートルもあり、優雅に泳ぐ鯉や、春には可愛らしいカルガモの親子の姿を見ることもできます。

    池の周囲にはシダレザクラの木が植えられ、春には花見、秋には色づく紅葉が楽しめ、鏡のように池の水面に映る四季折々の美しい風景が楽しめます。

    紅葉のシーズンになると目白庭園では例年、夜間特別開園ライトアップを実施しているので、陽の光をあびた昼の紅葉と夜の幻想的な紅葉の両方を楽しめるのでおすすめです。

    2019年には、11月23日(土・祝)〜12月1日(日)まで「秋の庭園ライトアップ」が行なわれ、目白庭園の幻想的なライトアップや、コンサート、野点、のんびりサロンなどのイベントも実施され盛況でした。

    また冬になると、目白庭園内の松の木には、雪が付着して樹木の枝が折れてしまわないよう、縄で枝をしばる「雪吊り」も施されてインスタ映えすると、撮影に訪れる人に評判です。なお、2020年以降のライトアップについて、目白庭園の公式ホームページ等でご確認ください。

    池の水際に浮かぶ「六角浮き見堂」

    目白庭園の表門をくぐって右手側、池の水際には、六角形の形をした休憩所「六角浮き見堂」が設置され、大きな池をはさんで向かい側の自然や水面に映る風景、赤鳥庵など、四季折々の庭園を別の角度から楽しむことができます。

    六角浮き見堂から池をのぞき込むとまた違った趣もありますが、六角浮き見堂にはベンチも用意されているので、園路をめぐる途中でお茶や軽食など、ちょっとした休憩にも便利です。

    野点処としても利用できる「滝見台」

    Photo by mrhayata

    目白庭園の西側奥には、高さ4mの山の谷間から毎分3トンもの水が流れ出る滑滝があり、周囲を草木で囲まれて深山幽谷を思わせる情景が見られます。

    さらにの西側の高台にある「滝見台」からは、間近に滝が見え、池や庭園内も見渡すことができ、赤鳥庵同様に、野点処として茶会等にも利用できます。

    なお、滝見台を茶会等に利用したい場合にも予約が必要なので、目白庭園管理事務所に営業日の午前9時から午後5時の間に直接お問い合わせください。

    目白庭園の基本情報

    ここでは、見どころ満載で、撮影や茶会、華道などにも利用できる目白庭園へのアクセスや利用時間、休園日などの基本情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

    利用時間・休園日

    目白庭園の利用時間は、庭園と赤鳥庵とで異なります。庭園の利用時間は基本的には午前9時から午後5時までですが、7月、8月は午後7時まで利用できます。目白庭園への通常の入園は無料になっていますが、ライトアップ時には200円の入園料がかかります。

    また、前述のように赤鳥庵の和室を茶会や各種会議等で利用する場合や、赤鳥庵を含み目白庭園内で撮影を使う場合には別途料金がかかります。

    赤鳥庵の和室の利用時間は、午前9時から午後9時までです。目白庭園の休園日は、毎月第二・第四月曜日(その日が国民の祝祭日に当たる場合は、その翌日)と、年末年始の12月29日~1月3日までです。

    アクセス

    目白庭園への電車でのアクセスは、JR山手線・埼京線の目白駅から徒歩で約5分、池袋駅からは徒歩で15分ほどです。目白駅までのアクセスは東京駅からはJR山手線、京浜東北線を利用して約30分です。

    目白庭園への車でのアクセスは、東京駅方面からは首都高速5号池袋線を通って15分ほどですが、目白庭園内には駐車場がありませんので電車での来園をおすすめします。

    Photo byrose_mcavoy

    しかし、お子さんが小さいなど車を利用して目白庭園を訪れる場合には、近隣に有料駐車場がいくつかあるのでそちらを利用するとよいでしょう。

    なお目白庭園近隣駐車場からは、テクニカルパーク池袋第二駐車場から徒歩で2分、タイムズ目白第7駐車場からは徒歩で3分、タイムパーキング目白からは徒歩で5分ほどです。

    名称 豊島区立目白庭園
    住所 東京都豊島区目白3-20-18

    東京で美しい庭園を巡ろう!家族連れ・デートにもおすすめの場所は?のイメージ
    東京で美しい庭園を巡ろう!家族連れ・デートにもおすすめの場所は?
    東京の美しい庭園を訪れたことはありますか?東京には家族連れやデートにおすすめの庭園が数多くあります。桜や紅葉など四季折々で楽しめる庭園は、友人や家族、恋人と語り合いながら巡るのが人気です。今回は、四季の美しさを味わえる東京の庭園をご紹介します。
    東京でのんびり散歩!自然・公園・街歩きおすすめのコースは?のイメージ
    東京でのんびり散歩!自然・公園・街歩きおすすめのコースは?
    大都会東京都心には、雑踏と喧騒を離れてのんびりと散歩できるコースがあります。自然を感じることができる公園や潮風を肌で感じる海岸沿い、あるいはおしゃれなカフェや雑貨屋さんの通りなど、ゆったりと散歩をしてみると今まで気づかなかった新鮮な東京に出会います。

    目白庭園は東京の癒しスポット

    東京都豊島区にある目白庭園の見どころや、利用時間、アクセスなどの基本情報をご紹介してきました。天気の良い日には、都会の喧騒を忘れて、東京の癒しスポット・目白庭園でゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

    ※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。 

    横山まりん
    ライター

    横山まりん

    ミュージカルと旅行とグルメが大好きな、専業主婦歴4年のオールドルーキーです。 最近は、新しい料理にも挑戦してレシピを増やすために、おいしものを食べに出かけています。 旅行では、今一番行ってみたいのはイエローナイフです。オーロラを一度見てみたいと思っています!

    こちらもいかがですか?

    人気記事ランキング