高知へ行くならおすすめしたい路面電車の旅!気になる乗り方は?

高知へ行くならおすすめしたい路面電車の旅!気になる乗り方は?

高知に旅行に行くならおすすめしたい移動手段は路面電車です。今回の記事では路面電車の乗り方や料金、路面電車で行けるおすすめの観光スポットなどを紹介していきます。これから高知へ行く方は是非路面電車を使って、旅をしてみてください。

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記事の目次

  1. 1.高知の路面電車「とさでん交通」とは?
  2. 2.高知の路面電車「とさでん」は3路線
  3. 3.高知の路面電車の料金
  4. 4.高知の路面電車「とさでん」の乗り方
  5. 5.高知の路面電車で行けるおすすめ観光スポット5選
  6. 6.高知の路面電車「とさでん」で旅を楽しもう

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高知の路面電車「とさでん交通」とは?

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高知の路面電車「とさでん交通」とは、本社を高知県高知市に置いている軌道・バス事業者です。とさでん交通は、路面電車・路線バス・高速バス・貸切バスを運営していて、サービス範囲は高知県の中部を中心としたエリアです。

かつて高知県内では、土佐電気鉄道・高知県交通・土佐電ドリームサービスの3つの会社が軌道事業、乗合バス事業、貸切バス事業をしていました。その後3社による経営統合、共同新設分割方式によって「とさでん交通」は2014年10月1日に設立されました。

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とさでん交通の設立にともなって、コーポレートカラーとしてグリーン色とオレンジ色が設定されました。この2つの色を組み合わせることによって、地域とともに歩んで、豊かな未来のために貢献することを表しています。

「とさでん交通」には日本一が3つある

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とさでん交通には、3つの日本一があります。3つの日本一とは一体どのようなことなのでしょうか?とさでん交通の3つの日本一の内容について、順番に詳しく説明していきます。

日本で一番歴史が古い

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一つ目は、とさでん交通は明治37年に開業し、現在運航している路面電車の中で一番歴史が古いということです。今年で高知を走ってから何と114年となり、非常に歴史を感じられます。

日本で一番路線が長い

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二つ目は、日本一路線が長いことです。現在は、はりまや橋から後免町間を走っている後免線、はりまや橋~伊野間を走っている伊野線、高知駅前から浅橋通5丁目間を走っている浅橋線の3つの路線があります。

この3つの路線の総延長は、25.3キロメートルです。これは全国にたくさんある路面電車の中でも日本一の路線距離です。

日本で一番短い駅間距離

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三つ目は、日本一短い駅間距離があることです。高知市東部にある清和学園前駅から一条橋駅間の駅と駅の距離は、たったの63mです。

一条橋を出発する電車は、時間にすると10秒もかからずに清和学園前に到着してしまいます。この最短区間ができたのは、もともとは一条橋の電停が先にあったのですが、後からできた学校のより近いところに電停を創設したからです。

「ダイヤモンドクロッシング」と「トリプルクロス」

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高知のはりまや橋交差点では「ダイヤモンドクロッシング」と「トリプルクロス」と呼ばれる全国的に見ても珍しい現象が見られます。まず線路が平面で交わる箇所はダイヤモンドクロッシングと言われています。

ダイヤモンドクロッシングだけでも珍しいですが、更に特殊なのは、3両の路面電車がダイヤモンドクロッシング上で同時に曲がる瞬間がたまに見られることです。これをトリプルクロスと呼んでいて、トリプルクロスが見られる時間は平日の8時12分頃です。

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このトリプルクロスの現象は、通常のダイヤでは発生しません。遅延などの運行の乱れが発生したときだけに起こる可能性があります。とさでん交通の奇跡とまで言われており、複数の電車が同時に侵入する光景は非常に珍しい瞬間です。

とさでん桟橋線から始まった「軌道緑化」

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日本で初めての取り組みとして、「軌道緑化」があります。この取り組みはとさでん浅橋線から始まったもので、浅橋一丁目~浅橋通二丁目間の軌道敷に芝生が植えられました。

今では「軌道緑化」は全国の路面電車で広がっていますが、この区間が一番初めに完成したのです。この取り組みは地球温暖化によるヒートアイランド現象にも効果的な環境に優しい取り組みです。

高知の路面電車「とさでん」は3路線

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高知の路面電車は、浅橋線・ごめん線・いの線の、3つの路線が運行しています。その3つの路線で要所・基点となっているのが、はりまや橋の交差点です。それでは3つの路線について順番に説明していきます。

高知駅前~桟橋通五丁目間の「桟橋線」

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高知駅前駅と浅橋五丁目の停留所を結んでいるのが「浅橋線」です。浅橋線の全停留所が高知県高知市に位置していて、駅数は起終点を含めて11駅あります。

はりまや橋~ごめん町間の「ごめん線」

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高知市はりまや橋の停留所と高知県南国市にある後免町停留所を結んでいる路線は、「ごめん線」です。南国市から高知市にかけて横断する路線で、駅数は起終点を含めて33駅あります。

後免線は、ひらがな表記で「ごめん線」となることから謝る電車としても知られています。最近では後免とつく駅も、全てが「ごめん」とひらがな表記になっています。

はりまや橋~いの間の「いの線」

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はりまや橋の停留所といの町の伊野停留所を結んでいる路線が「いの線」です。高知県高知市からいの町にかけて横断する路線で、駅数は起終点を含めて34駅あります。

高知の路面電車の料金

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ここからは高知の路面電車の料金について見ていきます。高知県に観光に来た際には、一日乗車券がおすすめです。割引特典が受けられる観光施設もあるので是非利用してください。

市内なら均一料金

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市内なら均一200円で、はりまや橋を経由した範囲で手頃な価格で乗ることができます。市内を過ぎたら、距離に応じて料金は変動します。子供は更に半額の100円でリーズナブルに移動できます。

観光なら一日乗車券がお得

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乗り換えが多くなる場合や何度かに分けて乗る場合は、その都度料金がかかってしまいます。そんな時におすすめしたいのが一日乗車券です。観光で移動が多くなる場合には、一日乗車券を利用しましょう。

一日乗車券は「市内均一」「全線」の2種類がある

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一日乗車券には、実は2種類あります。一つ目は、「市内均一」で使える一日乗車券で値段は500円です。二つ目は、「全線」で使える一日乗車券で値段は1000円です。子供の料金はこちらも半額となっています。

割引特典が受けられる観光施設もある

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一日乗車券を使うと割引特典が受けられる観光施設があります。ただし、特典を受けられるのは一日乗車券有効日のみなので気をつけてください。

割引特典が受けられる施設に関しては、とさでん交通株式会社のホームページにも詳しく掲載されています。今まで路面電車に乗ることにしか使えなかった一日乗車券がますます便利になったので是非活用しましょう。

高知の路面電車「とさでん」の乗り方

Photo by 冰山葉

ここからは高知の路面電車の乗り方について詳しく説明していきます。初めて路面電車に乗る人にとっては、乗り方が分からない場合もあるでしょう。

高知の路面電車の乗り方は難しいことはありません。路面電車の乗り場は、基本的には道路の真ん中にあるので、まずは横断歩道を渡って停留所まで行きましょう。

次に路面電車が来るのを待ちますが、5分ごとに来るので比較的早く乗ることができます。朝の通勤や通学の時間の場合だと、更に短くて2分ごとに電車が来ます。

後扉から乗車(前扉は降車)

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実際の乗り方ですが、入口は後ろの扉にあるので後扉から乗車するようにしましょう。前扉は降車用となっています。

また電車に乗った時に、整理券を取るようにしてください。料金は先に払うのではなくて、後払いとなります。料金の支払いにクレジットカードは不可なので注意してください。

ICカードで使用可能なのは、高知独自の「DESUCA」のみです。他の都道府県のカードは一切使えないのでこの点にも気をつけてください。

降車ボタンを押す

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降車したい駅に着く前には、路面電車を止めるために降車ボタンを押しましょう。降車ボタンは、壁面やポールなど至る所に設置されているのですぐに押すことができます。路面電車を止めるボタンには横から押す白いタイプのものもあります。

運賃箱に料金と整理券を入れて降りる

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最後に運賃のお支払いですが、料金は前方にある電光掲示板に掲載されます。自身の整理券の番号と照らし合わせて運賃を確認しましょう。

お金は整理券と一緒に前方の運賃箱に入れます。この際はおつりは出ないので気をつけてください。運賃箱で両替は可能ですが、500円玉か、紙幣の場合は1000円札のみできます。一日乗車券の場合は運転手に乗車券を見せれば大丈夫です。

乗り換えは「乗り換え券」をもらう

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高知の路面電車では、乗り換えもできます。しかし乗り換え可能なのは2駅のみで、はりまや橋と電鉄ターミナルビル前です。高知駅から高知城やひろめ市場までは、路面電車で行く場合、乗り換えが必要になるので是非利用してください。

乗り換え方法は、はりまや橋か電鉄ターミナル前の駅で、降りる時に運転手から乗り換え券を貰います。運転手が乗り換え券を立って配っています。

乗り換え先の駅は、横断歩道を渡ったらすぐあるので、そこまで移動してもう一度路面電車に乗りましょう。そして路面電車から降りる時にお金の代わりに乗り換え券を渡すことになります。以上が路面電車の乗り方の工程となります。

Photo by tsuda

最後に乗り方をもう一度整理すると、基本は後ろの扉から乗車します。そして乗車時に整理券を取り、運賃は後払いになります。降りたい時は停車ボタンを押し、前方での運賃箱でお支払いします。

乗り方に関しては、運賃が後払いという点を特に押さえておけば、高知の路面電車の乗り方で戸惑うことはないでしょう。

高知の路面電車で行けるおすすめ観光スポット5選

Photo by zenjiro

高知の路面電車を使って行けるおすすめの観光スポットを5つ紹介していきます。一日乗車券を使えば高知のおすすめ観光スポットに行き放題なので、是非訪れてみてください。

1:高知城前電停から約5分「高知城」

Photo by k14

高知城前電停から約5分で行けるのが「高知城」です。とさでんでは、「県庁前」か「大橋通」からでも徒歩10分~13分ほどで行けます。

高知城は国の史跡で、日本100名城にも選ばれています。約400年余りの歴史を持つ城で、高知県のシンボルとなっています。高知城は城の外観が美しいだけでなく、天守閣からの景色も抜群に良いです。

高知城の営業時間は9:00~17:00までで、定休日は12月26日から翌年の1月1日までです。料金は18歳以上で420円となります。18歳未満であれば、学生証などを掲示すれば無料です。

住所 高知市丸ノ内一丁目2番1号
電話番号 088-824-5701

2:大橋通電停・堀詰電停から約2分「日曜市」

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大橋通電停・堀詰電停から約2分の場所にある観光スポットが「日曜市」です。高知の日曜市はお正月とよさこい祭りの期間を除いて毎週日曜日に開催されています。

国内でも有数の大規模な街路市で、1キロメートル以上にわたる道が市場になります。お店の数は何と400以上で、ご当地グルメなどを楽しむことができます。採りたての新鮮な野菜・果物や雑貨やお花なども豊富に揃っています。

日曜市の営業時間は、夏の時期は朝5時から夜18時までです。冬の時期は朝の5時半から17時まで営業しています。朝早くから開いているので、豊富な商品を求める場合は午前中に行くのがおすすめです。夕方頃には値引きのセールがあります。

住所 高知県高知市追手筋一帯
電話番号 088-823-9456

3:大橋通電停から約1分「ひろめ市場」

Photo by alberth2

大橋通電停から約1分の場所には「ひろめ市場」もあります。ひろめ市場は地元在住の方と観光客がお酒を酌み交わすなど、お酒が好きな高知県民らしい熱気のあふれる場所です。

またお酒だけではなくて、高知県で特におすすめなカツオのたたきのようなグルメを味わうこともできます。ひろめ市場の店内はフードコートのようになっているので、まずは席を確保してお酒や高知ならではの土佐料理を満喫しましょう。

ひろめ市場の月曜日から土曜日までの営業時間は8:00~23:00までで、日曜日は7:00~23:00までです。休業日や料金はひろめ市場の中に入っている店舗によって異なります。

住所 高知県高知市帯屋町2-3-1
電話番号 088-822-5287

4:上町二丁目電停から約3分「龍馬の生まれたまち記念館」

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上町二丁目電停から約3分の場所には、「龍馬の生まれたまち記念館」という観光スポットがあります。高知県と言えば、坂本龍馬の故郷なのでここで高知の歴史を学ぶのもおすすめです。

館内にある展示などを通して、幕末期の高知県へタイムスリップできます。坂本龍馬のことについて学んだ後は、ショッピングをして記念品を手に入れましょう。

龍馬の生まれたまち記念館の営業時間は8:00~19:00までで、年中無休です。入館料は、大人300円で高校生以下は無料です。

住所 高知市上町2丁目6-33
電話番号 088-820-1115

5:桟橋車庫前電停から約3分「自由民権記念館」

Photo by k14

浅橋車庫前電停から約3分の場所には、「自由民権記念館」という観光スポットがあります。高知市は特に民主主義運動の盛んだった町として知られています。その様子をここでは深く知ることができます。

またそれだけではなく、館内にあるランチが美味しいということで有名で、地元の方からも親しまれています。お値打ちの値段でボリューム感もあるので、是非行ってみてください。

自由民権記念館の営業時間は、9:00~17:00までです。休業日は、月曜日・祝日の翌日と12月27日~1月4日までです。料金は大人320円で高校生以下は無料です。

住所 高知県高知市浅橋通4-14-3
電話番号 088-831-3336

高知の路面電車「とさでん」で旅を楽しもう

Photo byMichaelGaida

高知県の路面電車「とさでん」は、高知の歴史を感じながら旅を楽しむことができます。路面電車を使って行くことのできる観光スポットも多いので、高知では便利な移動手段です。

特に「ごめん」と謝りながら走る「ごめん線」も高知名物の電車でおすすめです。路面電車の乗り方も特に難しいことはなく、運賃後払いという点を抑えておきましょう。それでは、高知に行く際は路面電車の旅を是非満喫してください。

ハッシー
ライター

ハッシー

とにかく旅が好き。ワーキングホリデーで海外に滞在経験あり。海外を中心に情報発信していこうと思います。

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