高知だからこそ食べられるおすすめ駅弁5選!鰹のたたきも食べれちゃう?

高知だからこそ食べられるおすすめ駅弁5選!鰹のたたきも食べれちゃう?

旅行での列車移動中でも、旨いご当地海鮮グルメが食べられたらと考えたことがありませんか?実は、豊富にある海鮮溢れる高知ゆえに、なんと鰹のたたきが食べられる駅弁を始め、おすすめしたい駅弁があります。海鮮好きなら看過できないその高知の駅弁を紹介します。

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記事の目次

  1. 1.美味しい駅弁が多い高知ってどんな場所?
  2. 2.高知の駅弁:賞を受賞した実力ある人気駅弁1選
  3. 3.高知の駅弁:高知らしい海の幸を味わえる駅弁1選
  4. 4.高知の駅弁:高知の山の幸を味わえるおすすめ駅弁1選
  5. 5.高知の駅弁:知る人ぞ知るレアで安い駅弁1選
  6. 6.高知の駅弁:今後の人気が期待される話題の駅弁1選
  7. 7.高知の駅弁を食べ歩きご当地グルメを満喫しよう!

店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。

美味しい駅弁が多い高知ってどんな場所?

Photo by Sekikos

国内で最後の清流の四万十川、奇跡的な青と透明度を誇る仁淀川、月の名所の桂浜、室戸岬や足摺岬、四国カルストなど豊富にある自然観光資源や、一方で高知城や若宮八幡宮などの史跡や神社仏閣が点在する高知県は、明らかに観光立県のひとつです。

高知県は、四国の太平洋側を占める行政区画及び地方公共団体であり、県庁所在地は高知市です。全国で3番目に人口が少ない県であり、総人口約69万人を抱えながらも、高知県はかなりのグルメ立県であるのがうかがえます。

高知で人気の特産品やグルメは?

Photo by macglee

県の魚でもある「かつお」以外にも、清水サバ、金目鯛、ウツボ、うるめいわし、きびなごなど、ご当地海鮮ものに暇が無く1年中通して様々な海鮮グルメが味わえます。おまけに、四万十川のあゆやうなぎなども有名です。

海の街の印象がある高知ですが、温暖な気候を利用した野菜栽培でも有名であり、特にピーマンやなすなどの特産地でも知られています。近年は、土佐赤牛や土佐ジロー等のブランド畜産も展開しつつあります。

Photo byponce_photography

前述の通りグルメ立県である高知県なら、もちろんかつおのたたき以外にも海鮮ものや山地物問わず数多ある特産品やグルメがあります。

ご当地グルメが期待できるというより、しっかり提供しています。また例外なくご当地グルメやソウルフードも、今でも親しまれ食べられています。

ウツボやイタドリ、リュウキュウなど、他県では殆ど見ない素材も旨く料理し、個々の街で山海川の豊富な食文化が浸透しています。実は米どころで、晴れの日はさばの姿寿司や田舎寿司など、地域独特のお寿司を御馳走としました。

高知に美味しいものが多い理由とは?

Photo by Laineema

高知のご当地グルメといえば、かつおのたたきや皿鉢料理がすぐに頭を過ります。しかし、実は世に知られていない美味しいご当地グルメが多く存在します。この「美味しい」は、原則的に食材の良さによるもので、それは水により左右されるという説があります。

良い水がある地には、山海の豊かな自然がしっかりしており、高知はその説に該当します。その理由が高知県の特異な地形にあります。南に太平洋が展開し、北は四国山地が横たわる高知県は四季を通じ温暖です。

Photo by oddstranger

しかし、意外にも冬季には積雪する地域があり、各地域によって気候に差があります。また、一日の寒暖差もありしっかりと米作地している地でもあるのです。

この米の産地も重要で、かつおを始めとした海鮮ものや、高知特産の野菜を用いることで別のご当地グルメも生み出され、食べられているのです。

高知の駅弁:賞を受賞した実力ある人気駅弁1選

Photo by awayukin

ご当地グルメ満載の高知ですが、人気駅弁にもご当地グルメ感溢れています。元々高知は人気ブランド鯖「清水さば」が獲れる産地であり、鯖を用いたご当地グルメも多く揃っています。

紹介する本池澤謹製の人気駅弁「焼きさば寿司」もその1つです。やはり「さば姿寿司」も有名で人気がある本池澤は「ひろめ市場」にも出店している高知海鮮物に特化した鮮魚店です。

その駅弁「焼きさば寿司」ですが、JR四国主催の「四国の駅弁選手権」で銅賞(2012年、2013年)に選ばれた人気駅弁です。2015年以降は開催されていませんが、開催期間中は常に受賞対象に該当する人気常連駅弁のひとつでした。

休日には10時前に売り切れてしまう「焼きさば寿司」

Photo by norio_nomura

この焼きさば寿司の賞味期限は非常に短く、購入日その日限りです。つまり、運よくこの駅弁がGETできた日はできたて実食できることを意味しています。現地ならではの旅の醍醐味ともいえます。

またシンプル故の人気駅弁でもあり、休日でも10:00までにはその日の「焼きさば寿司」販売予定が終了するのもザラにあります。確実に食べたいなら9:00-10:00までに売店の前に待つことをおすすめします。

また、予約必須ですが大量オーダーも可能なので、興味がある人は問い合わせをおすすめします。下記の基本情報は「本池澤」のものです。

住所 高知県高知市本町2-1-19
電話番号 088-873-3231

焼きさば寿司は郷土料理「皿鉢料理」に必ず入っている

Photo by [puamelia]

高知の郷土料理「皿鉢料理」とは、宴会に最適ないわゆる大皿料理です。大きなお皿に魚介や郷土料理などをはじめとした具材をのせた、華やかな見た目の料理をさします。

皿鉢料理は「生」「組み物」「すし」の3種の食材を基本とします。「生」とはズバリ刺身を意味し、一般的に高知名物のかつおやマグロなどの赤身魚が使われます。

Photo by norio_nomura

「組み物」とは煮物や焼き物、和え物などを、葉っぱをデザインしたバラン飾りで仕切り盛りつけたものを指します。最後の「すし」は、この料理に絶対必須なものであり晴れ食の定番料理として意味を持っています。

この「すし」に用いられることものが「さば姿寿司」であり「焼きさば寿司」なのです。主食なので必ず皿鉢料理に入っており、「焼きさば寿司」が生活の中に入り込んでいることが解ります。

「焼きさば寿司」を買える売店・フェア

Photo by kurotango Clip

駅弁「焼きさば寿司」が買える売店は、JR高知駅構内では「Kiosk高知銘品館」です。JR高知駅1Fフロアに所在する、改札を出て直進する通路に所在するおみやげ専門売店です。また、駅構内以外での売店では、駅近くのコンビニや、本池澤の実店舗でも買えます。

特に本池澤の実店舗ではテイクアウト扱いで購入できるでしょう。ちなみに1個700円(税抜)であり、意外に安い価格で購入できます。駅弁としても平均より安い上に、気軽に食べられるのでおすすめです。

本池澤のオンラインショップでも扱っている印象がありますが、「焼きさば寿司」は実店舗販売のみの駅弁です。また駅弁フェアなどの販売もしておりません。

高知の駅弁:高知らしい海の幸を味わえる駅弁1選

Photo by senov

確かにご当地グルメが多い高知ですが、高知らしい海の幸となるとほぼ一択です。実はその高知らしい海の幸が食べられる駅弁が、しっかりと高知のものとして存在します。

その駅弁とは「かつおのたたき弁当」です。一見、駅弁では信じられない組み合わせですが、本当の事なのです。

生のカツオをお弁当で食せる「かつおたたき弁当」

Photo by kobakou

「かつおたたき」弁当の購入手順はかなり簡単です。JR高知駅の売店でオーダーすると、店員が冷蔵庫から刺し身入りのパックと保冷剤とのセットを弁当容器に詰めて提供されます。

詰められたパックには、5、6切れのかつおのたたきや、青ネギやタマネギ、ショウガやニンニクなどの薬味が同封されています。高鮮度の内に強火で炙ったかつおを氷水で身を締め、同封の自家製ポン酢を豪快に浴びるようにかけて味わいます。

この食べ方が高知流であり、おすすめできます。また、分厚いかつおに薬味がじわっと効く至高の旨さは格別です。

購入できるのは1日に7〜8個の為すぐに売り切れに

Photo by Tranpan23

鮮魚を取り込んだ駅弁は、全くゼロでは無いもののそれでも数えるほどしかありません。最も常温で店頭に並べるのが基本の駅弁において、鮮魚は最も扱い難い食材のひとつなのです。

その絶対的に駅弁化不可能と思える条件に敢えて挑戦したのがJR高知駅の「かつおたたき弁当」です。発熱体による温かい駅弁とは真逆の発想が起点となった、類い稀なアイデアが光る駅弁なのです。

主に県内客を想定して製造販売しており、JR高知駅構内で購入できる数は日に7~8個が限界です。そのため、昼前には完売も多い超レアな駅弁です。運よく見つけたなら、迷わず購入がおすすめです。下記の情報は製造元「仕出しのあんどう(有限会社 安藤商店)」のものです。

住所 高知県高知市若松町5-28番地
電話番号 088-883-1000

「かつおのたたき弁当」を買える売店・フェア

Photo by misijp

JR高知駅の2F、1番や2番ホームや駅構内の売店で「かつおのたたき弁当」が買えます。値段は1個1100円(税抜)と、決して安い価格ではありませんが、希少価値高い駅弁と考えるとむしろ比較的安い駅弁ともいえます。

逆に生魚を扱っていることを理由に、正月などで首都圏や主要都市などで開催される「駅弁大会」や「駅弁フェア」などでは決して味わえない駅弁としても知られています。

高知の駅弁:高知の山の幸を味わえるおすすめ駅弁1選

Photo by MShades

海の幸の印象が強い高知ですが、ご存じの通り野菜の一大産地を担います。温暖な気候であり、主にピーマンやトマトなどの夏野菜でかなりお世話になっている人も多いでしょう。その高知の山の幸が楽しめる駅弁も、しっかりと用意されています。

龍馬のように愛される駅弁をと考案された「龍馬弁当」

Photo by avlxyz

その高知の山の幸が楽しめる駅弁とは「龍馬弁当(龍馬弁)」です。関連した大河ドラマ放映時(2010年頃)に発売された駅弁です。大河ドラマが話題になると得てして駅弁も息が長いヒットとなる傾向がありますが、この駅弁も例外ではありません。

田舎寿司も世代問わず昔から食べられ、親しまれている郷土料理です。その田舎弁当を中心に据えることで、坂本龍馬のように誰からも長く親しまれる駅弁に、と造られたのが「龍馬弁当(龍馬弁)」です。

高知の山の幸を味わえる郷土料理「田舎寿司」がメイン

Photo by kayakaya

「龍馬弁当(龍馬弁)」とは、高知の郷土料理「田舎寿司」を基本にした人気駅弁です。駅弁としての構成は。焼きさば寿司(2切れ)を中央に、左側に椎茸と茗荷のにぎり寿司、右側にはこんにゃくとたけのこのにぎり寿司があり、全部で6切れが入っています。

いわゆるシャリには柚子酢を効かせており、ゆずを名産とする馬路村や北川村などを抱える高知ならではの山の味です。高知での田舎寿司は、山間部では「山菜でさえも寿司ネタにする」ともいわれています。

またかつおの佃煮など高知らしいおかずも入っており、しっかり満足感が得られるのでおすすめです。下記の情報は駅弁の製造元「仕出しのあんどう(有限会社 安藤商店)」の情報です。

住所 高知県高知市若松町5-28番地
電話番号 088-883-1000

「龍馬弁当」が買える売店・フェア

Photo by Tranpan23


竜馬弁当はJR高知駅ホームの売店や、駅構内外の高架下に所在の売店でも「龍馬弁当(龍馬弁)」は買えます。ちなみに価格は1000円(税抜)です。駅弁の価格としては安くなく、むしろ平均的です。

駅弁フェア等の販売についてですが、他地域の坂本龍馬所縁の地の同名駅弁(長崎の龍馬弁当など)は駅弁フェアなどで見かけます。しかし「龍馬弁当(龍馬弁)」の現在のところ販売実績はありません。味わいたいなら、高知へ訪問するしかありません。

高知の駅弁:知る人ぞ知るレアで安い駅弁1選

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いきなりですが、高知のご当地グルメに「土佐かつおめし」があります。その「土佐かつおめし」とは、一本釣りで釣った新鮮なかつおを独自の味付けで煮込み、丁寧に灰汁を取りながた仕上げたかつおの具を、炊き立てのご飯に混ぜ込んだ逸品です。

よく混同されがちになりますが、炊き込みご飯ではなく、混ぜご飯なのです。そしてこの混ぜご飯による、高知の駅弁もちゃんと存在します。

四国の駅弁ランキングにも入る「土佐かつおめし」

Photo by is_kyoto_jp

JR四国主催で、2011年に開催された「第1回四国の駅弁ランキング」にノミネートされていた「土佐かつおめし」弁当です。以降「四国の駅弁選手権2012」では銀賞に選ばれ「四国の駅弁選手権2013」でもノミネートされています。

ちなみに選手権2012では、銅賞が先に紹介した「焼きさば寿司」弁当でした。かつおを使った高知の駅弁レベルが高いことがうかがえます。

カツオの混ぜご飯をメインとした飽きない駅弁

Photo by contri

先にも説明しましたが、土佐かつおめしは炊き込みごはんではなく混ぜご飯です。レシピによるものの、一般的に炊き込みご飯の味付けは均一に仕上がりますが、混ぜご飯の場合は、混ぜ方によって味に差が生まれ変化がある仕上がりになります。

かつおめしが主体ですが、かつおめしだけではなく鶏南蛮、ミニ鰻蒲焼、玉子焼き、キュウリの酢の物などのおかずが入っており、安い価格の割には盛りだくさんなのでおすすめです。

「土佐かつおめし」が買える売店・フェア

Photo by inunami

駅弁「土佐かつおめし」は、JR高知駅のお土産売り場などで買えます。ちなみに1個500円(税抜)というかなり安い価格設定です。

また、イオン高知店やイオン旭町店にて惣菜専門店として入っている「金太郎本舗」でも土佐かつおめしは駅弁ではなくご飯惣菜ものとしても買えます。また、これはこれで安い値段で楽しめます。

ただ駅弁大会や駅弁フェアなどでの販売実績は、残念ながらありません。安い駅弁の土佐かつおめしが食べたいなら、駅弁フェアより高知に足を運ぶしかありません。

高知の駅弁:今後の人気が期待される話題の駅弁1選

Photo by jetalone

高知で「貝飯」といえば、アサリやホタテではなく「長太郎貝(ヒオウギ貝)」を具材にした文字通り炊き込みご飯です。高知の海沿いの街ではよく食べられている逸品です。

高知県内でも、高知市内や、土佐市、須崎市内などに実際に貝飯が食べられる実店舗があります。家庭料理だけではなく、ご当地グルメとして認知されているのが解ります。

長太郎貝の魅力をあますことなく堪能できる「貝飯」

Photo by pelican

2010年8月に販売開始された「貝飯」です。「5年売れ続けたら高知を代表する駅弁に」といわれて、今に至る駅弁です。しっかりと現在も提供している高知駅の駅弁のひとつです。焼きさば弁当やかつお飯弁当と比較すると、確かに新しい駅弁ともいえます。

あっさり味に炊き込んだご飯にのる長太郎貝はホタテに良く似ており、ホタテよりやや甘くしたような味が後を退く駅弁の逸品です。もちろん、貝好きな人におすすめできる駅弁です。

貝飯は、土佐駅弁学会と、あの人気「かつおのたたき弁当」と同じ高知県高知市に所在する「仕出しのあんどう(有限会社 安藤商店)」と共同で企画した駅弁であり、現在も販売しています。下記の基本情報は「仕出しのあんどう(有限会社 安藤商店)」の情報です。

住所 高知県高知市若松町5-28番地
電話番号 088-883-1000

高知の「長太郎貝」は食用の他伝統工芸にも使われる

Photo byshell_ghostcage

「長太郎貝」は「ヒオウギ貝」の高知県での呼び名です。ヒオウギ貝の産地は他にもありますが、足が速いゆえに産地で消費される貝類故に市場にほとんど出回りません。またそのヒオウギ貝は「海の宝石」とも称されています。

そのいわれは鮮やかな色彩の貝殻にあります。殻を磨き上げることでさらに鮮やかになり、伝統工芸品や、キーストラップなどのお土産物に加工されています。

また、ランプシェードなどのアート作品にも用いられることも多く「シーボーンアート」として拡散されつつあります。ヒオウギ貝の貝殻の色に惹かれた人は「シーボンアート」をおすすめします。

「貝飯」が買える売店・フェア

Photo by tamakisono

JR高知駅のホーム売店で駅弁「貝飯」が買えます。ちなみに駅弁「貝飯」の価格は1000円(税抜)です。安い価格ではなく、平均的な駅弁の値段です。

ちなみに、毎年1月に京王百貨店新宿店で開催される、日本最大クラスの駅弁フェア「元祖有名駅弁とうまいもの大会2019」では販売されていません。貝飯を駅弁で食べたい場合は、高知県に訪れることをおすすめします。

高知の駅弁を食べ歩きご当地グルメを満喫しよう!

Photo by inunami

駅弁はご当地グルメの宝庫です。これは高知でも同様で、安いものの「かつお飯」や「貝飯」「竜馬弁当」が該当します。しかし、残念ながら駅弁フェアで手に入らないものばかりです。

安い「焼きさば寿司」は元より、ご当地メニューの「かつおたたき弁当」など旨くないはずはありません。同時に、生鮮物の保存技術の凄ささえ感じます。高知のご当地グルメの駅弁を試したい人は、1度高知に訪れてみませんか?

ぬこぬここ
ライター

ぬこぬここ

生まれは福岡県、人生の大半は大阪府、そして現在は滋賀県住みのアラフィフおばさんです。年に1回ペースで国内のどこかへ旅しています。過去に旅した場所や今度旅したい場所について書けたら、と考えています。

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