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そうめんは冷たいだけじゃない!にゅうめんもおすすめ
暑い季節でも食べやすく、調理も簡単であることから夏の定番メニューのイメージが強いそうめんですが、冷やして食べる食べ方の他、温かい状態で楽しむ方法もあります。温かい状態のそうめんは一般的に「にゅうめん」と称され、温めたつゆと合わせて食べると優しい風味に感じられます。
にゅうめんは、手延べそうめんが有名な奈良の郷土料理でもあります。細いそうめんを出汁で茹で、一緒に煮た材料と合わせて食べるため、調理時間も少なく調理工程も短縮できる便利な作り方です。
冷たいそうめんは麺を茹でた後冷水で冷やし締めるため、結果として麺はコシのある食感となります。一方で、温かいにゅうめんでは麺を茹でた出汁をつゆとすることも多いため、そうめんに含まれる油や小麦粉などもそのまま食べることになり、少しとろみがあるように感じられるのが特徴です。
温かいにゅうめんは夏にも冬にもおすすめ
そうめんはお中元などのギフトでもやりとりされることが多い反面、夏の間に使いきれないと余ってしまう食材です。しかし、温かいにゅうめんとしての食べ方も知っておけば夏でも冬でも好きな温度と味でそうめんを活用することができます。
そうめんは時期によっては安く売られていることもあるため、にゅうめんとしての活用方法もあるのであれば賞味期限内の範囲で多めに買ってストックしておいても損はありません。
また、細くて食べやすいそうめんそのものは好きだけれど冷たいものばかりではお腹を壊しやすい人にも、にゅうめんはおすすめです。夏場に冷たいものを食べて体を冷やすのが心配な時にも、つゆから温かいにゅうめんで体に優しくそうめんを楽しめます。
また、温かい状態でもそうめんを食べられることが分かれば、アレンジの幅も広がるでしょう。冷たいことを前提としたつけ汁やトッピングは爽やかな味の調味料や夏野菜が中心となりますが、温かいそうめんに合わせるのであれば温かい方が美味しい食材も躊躇せずに使えます。
例えば、根菜類は夏場に食べられることは比較的少なく温かい料理に使うイメージが強いためそうめんの具材となることは少ないですが、温かいそうめんと合わせてであれば非常に使いやすくなります。温かいそうめんは、新しい調理方法の開発のきっかけにもなります。
同じ食材を使っているそうめんでも、冷たいつゆと温かいつゆというだけでも味の印象は変わります。冷たいそうめん続きで飽きが来てしまった時にも、温かいそうめんはおすすめです。
子供にも食べやすい
温かいつゆで作ったそうめんは、子供用の食事にも適しています。麺が細いので子供の小さい口でも食べやすい上に、冷たいそうめんに比べてお腹も温まるのでお腹の調子を崩しやすい子供にも合っています。他の食材とも合わせやすいため、野菜を加えて栄養摂取もできます。
離乳食が終わっていない小さい子供でも、そうめんは早い段階から食べることのできる食材です。長い麺を食べることが難しい場合には短くカットすれば喉の通りもよく食べやすくなります。
さらには、味付けも調整しやすいので子供向けの薄味にすることも難しくありません。子供が風邪をひいた時などには、卵を加えてふわふわに仕上げた温かいそうめんは最適の食事といえます。
温かいそうめんつゆのおすすめレシピは?
そうめんのつゆは市販のめんつゆを使っても美味しく食べられますが、温かいそうめん用に工夫すると、よりぴったりの味を作ることができます。自炊を楽しむ人にとっては自家製のめんつゆ作りは定番のメニューでもあり、レシピサイトにおいても各種自家製レシピが掲載されています。
温かいそうめん向けにつゆを作るのであれば、冷たいそうめんに比べて薄味にし、出汁をしっかりきかせた風味を重視した味付けが向いています。温かいそうめんつゆの材料は、醤油とみりんと出汁は必須で、あとは個々人の好みや味付けの方針によって酒や塩を加えているものが多いでしょう。
温かいそうめん用つゆの簡単な作り方として、醤油とみりんを同量、出汁を多めに用意し、鍋に入れて火にかけます。ひと煮立ちした頃に味見をして、必要に応じて塩などを加えて調整すれば完成です。
簡単に作る方法としては上記の内容ですが、こだわったり家庭ごとの差を出したりしたいのであれば、出汁の取り方に注目することをおすすめします。材料を火にかけるのと同時にかつおぶしを入れて出汁をとる方法や既製品の白だしを使う方法、しいたけを入れてより風味豊かにする方法など様々です。
出汁部分の配合や材料を変えるだけでも、シンプルな温かいそうめんを飽きずに食べられるようになるので、つゆ作りで楽しみたいのなら出汁で変化をつけてみてください。
温かいそうめんのアレンジレシピは?
そうめんは、麺そのものには特に味がついていないため、温かい状態で食べるのであれば和風以外の味付けにアレンジすることも可能です。そうめんを従来の食べ方のイメージから外し、温かい状態でも食べられる細い麺として考えれば、アレンジの幅は広がります。
温かいそうめんのアレンジとして人気があるのは担々麵風などピリ辛の味付けです。牛乳や豆乳ベースのスープにすりごまと出汁を少し加え、温かい状態のスープに茹でたそうめんを入れて好みに応じてラー油や肉味噌を足せば完成です。
そうめんは茹でたままの温かい状態で入れても良いですが、一度冷水で締めた方が食感がしっかりとします。反対に、柔らかい食感のそうめんを味わいたいのであれば温かいままが合っています。
担々麵風の他、温かいそうめんのアレンジとは思えない意外性があるのが洋風のそうめんレシピです。市販のパスタソースと温かい状態のそうめんを和える方法の他にも、めんつゆをコンソメに変更する手軽な方法があります。
そうめんのつゆを和風のめんつゆから洋風のコンソメに変える場合具は卵とトマトで始め、その後好みに応じて足りたり減らしたりするのがおすすめです。同じ温かいそうめんでも、洋風にするだけで印象が大きく変わるので、そうめんを続けて食べる時の2杯目用アレンジとしても十分楽しめます。
温かいそうめんのつけ汁のおすすめレシピは?
そうめんの食べ方には、スープ状態のつゆに入れて食べる食べ方の他、つけ汁を別に用意して茹でたそうめんをその都度つけて食べる方法もあります。つけ汁での食べ方は冷たいそうめんで行われることが多いですが、温かいそうめん、そして温かいつけ汁でも同じように楽しめます。
温かいつけ汁であれば寒い季節にも食べやすい他、冷たいものより温かい方が薄めの味付けでも美味しいので減塩やヘルシーな食べ方を考えている人に向いています。また、具材や薬味を多く使ったつけ汁にすれば、シンプルなそうめんで彩豊かな食卓にすることも可能です。
食べる人でそれぞれ好みが違うのであれば、温かいつけ汁のベースだけ用意しておいて、薬味など加える部分は好きに足せる形式にしても喜ばれます。
温かい状態で楽しめるつけ汁は、つゆと同じく醤油とみりん、出汁をベースにすることが多いです。簡単に作ることができるのが、上記の材料にしょうがやネギ、みょうがの千切りを合わせて鍋に入れ、温かいつけ汁にする作り方です。
さらに、南蛮風にするのであれば鶏肉と少し大きめに切ったねぎ、酢も少々入れて煮立たせると、温かい上に飽きない味のつけ汁になります。他にも、溶き卵を入れたり、サバ缶のサバを加えたりしても簡単に栄養価の高いつけ汁が作れます。
また、温かいそうめんに夏野菜を取り入れて彩を加えたいならつけ汁の一環としてなすやししとうなどの夏野菜を焼いたものを添えても華やかになります。温かいつけ汁に加えるのであれば、焼いてすぐの野菜も馴染みやすく、美味しく食べやすい温度となります。
冷たいつけ汁だと冷ます手間や味見などでかえって時間をとられることもありますが、温かいつけ汁であれば作った状態そのままの味や温かい状態で美味しいものを作れば良いので楽に作れることもあります。
そうめんを温かいにゅうめんで食べよう!
温かい状態で食べるそうめん、にゅうめんは単に寒い季節でもそうめんが食べられるだけでなく、アレンジの幅を広げてより美味しい食べ方を考えるきっかけにもなる料理です。今回ご紹介した担々麵風や洋風のアレンジレシピなど、温かいからこそ美味しい作り方も数多く存在します。
食べ飽きたそうめんのアレンジやより美味しくするための工夫など、今回ご紹介した情報を参考に、そうめんを温かい状態で楽しんでみてください。