長野県産ワインの人気ランキングTOP17!お土産にも最適なおすすめの1本は?

長野県産ワインの人気ランキングTOP17!お土産にも最適なおすすめの1本は?

長野県では、世界にも負けない上質なワインが生産されています。長野に行かないと手に入りにくいワインもあるので、長野に訪れる際はぜひこのランキングを参考にして、お土産のワインを選んでみましょう。マリアージュを楽しめる、ワインに合う料理も紹介しています。

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記事の目次

  1. 1.長野のワインがお土産にもおすすめな理由は?
  2. 2.長野の人気ワインランキング(17位~16位)
  3. 3.長野の人気ワインランキング(15位~13位)
  4. 4.長野の人気ワインランキング(12位~10位)
  5. 5.長野の人気ワインランキング(9位~7位)
  6. 6.長野の人気ワインランキング(6位~4位)
  7. 7.長野の人気ワインランキング(3位~1位)
  8. 8.長野の有名ワインをじっくり味わおう!

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長野のワインがお土産にもおすすめな理由は?

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長野県では、世界的に見ても高品質で美味しいワインが安定して生産されています。それぞれのワイナリーの努力だけでなく、長野県全体の取り組みとしてワイン事業の育成や、新たなワイナリー設立などを行っていて、さらなるワインの品質向上が期待される土地です。

長野県はぶどう栽培に適した自然条件を備え、ワイナリーも数多く存在します。ワインに精通した専門家が審査を務める「国産ワインコンクール」では、長野県産のぶどうを使ったワインが毎年入賞していて、長野のワインのレベルの高さがうかがえます。

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長野ではワイナリーによって多種多様なワインが生産されていますが、ぶどうの産地や品種ごとに豊かな個性が出ています。ぶどうの品種は、赤ワイン用としてメルローやピノ・ノワール、白ワイン用としてはシャルドネやソーヴィニヨン・ブランなどが栽培されています。

長野県は南北に長く、各地で温度差や日照条件などが少しずつ異なるため、その土地に合わせた品種が育てられています。ヨーロッパ系のぶどうの品種から、長野の風土に合わせて開発した品種まで、多彩な品種のぶどう栽培を行っています。

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長野で赤ワインを選ぶなら、赤ワイン用品種を代表するぶどうで口当たりが良い「メルロー」を使ったワインが人気で、世界的に評価の高い日本ワインとして有名です。渋みが少なめでフルーティーなワインが好きな方は、長野県で有名な品種である「コンコード」がおすすめです。

白ワインを選ぶなら、長野産のワインらしさを楽しめる「シャルドネ」を原料としたワインがおすすめです。他には「ナイアガラ」も酸味と甘みのバランスが良く、長野県産のぶどうの中で栽培量が最も多い品種でもあります。

ワインバレーごとに選ぶのもあり

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良質なワイン用ぶどうが育つ土地を「バレー」といいます。高品質なワインを生み出す長野の信州バレーには、100年以上の老舗から新しいワイナリー(メーカー)が全部で25社点在していて、それぞれ誇りと情熱をもってワイン造りに励んでいます。その信州バレーは、さらに4つの地域に分かれます。

長野県のほぼ中央に位置する「桔梗ヶ原(ききょうがはら)ワインバレー」は、長野県のワインづくりの発祥地であり、ナイアガラやコンコードの産地として有名です。老舗のワイナリーを中心に、小さな新興ワイナリーが増えていて、ワイナリーが共同でイベント開催を行うような地域です。

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桔梗ヶ原バレーの北側に位置し、松本や安曇野に広がるエリア「日本アルプスワインバレー」は、欧州系のワイン用ぶどうによる醸造も盛んに行われています。ワイナリーが立地しない地域でも、ワイン用ぶどう畑が点在しています。桔梗ヶ原ワインバレーと連携したイベントなども行われています。

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3つめの地域、長野県の北東に位置する「千曲川ワインバレー」は、降水量が少なく日照時間が長い気候と水はけの良い土壌で、ワイン用ぶどうの栽培に適している地域です。

千曲川ワインバレーでは、個性豊かな個人ワイナリーも増えています。さらに行政が新規参入を希望する人たちに向けた活動を積極的に行っていることでも有名です。

そして4つめの地域、長野県南部の「天竜川ワインバレー」は、中央アルプスと南アルプスに囲まれ、日本の固有品種を用いたワインが特徴です。ヤマブドウなどの、日本の固有品種を用いたワインや果物を使ったリキュール等の商品もつくられています。

長野県お墨付き「ワイン」も

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「長野県原産地呼称管理制度」という、「長野県産で、味と品質が特に優れ、さらに厳しい基準をクリアしたものを認定する制度」によって長野県のお墨付きを得ているワインがあります。この制度はワイン以外に日本酒やシードル、焼酎、米なども対象です。

2003年に第1回目の認定審査会を開催して以来、2019年6月までの時点で延べ1241品のワインが認定されています。ワインの認定では色調や香り、味、バランスなどを審査されます。

長野県原産地呼称管理制度に認定されたワインは、長野県お墨付きとして紹介され、お土産にも人気です。このランキングにもこの制度で認定されたワインが登場するので、ぜひランキングのワインをお土産選びの参考にしてみましょう。

長野の人気ワインランキング(17位~16位)

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それでは早速、長野の人気ワインランキングを紹介します。ワイン用ぶどうの生産量日本一を誇る長野には、素晴らしい品質のワインがたくさんあります。豊富なワインの中から厳選して、お土産にぴったりのワインを紹介していきます。

まずは第17位「アルプスワイン・葡萄棚 赤」と、第16位「シャトー メルシャン・椀子シャルドネ」が登場します。

第17位:アルプスワイン・葡萄棚 赤

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「アルプスワイン」の農場がある長野県塩尻市は、自然豊かで日照量が豊富、収穫期の昼夜の温度差が大きく、ワイン用ぶどう生育にふさわしい環境です。そんな場所で育ったぶどう・コンコード種を100%使ったワインが「アルプスワイン・葡萄棚 赤」です。

アルプスワイン・葡萄棚 赤はミディアムボディで飲みやすく、フレッシュでフルーティーな飲み口が人気を集めています。大きなボトルで遠慮なく飲める、気軽なデイリーワインとしておすすめです。食事の味を引き立てるので、ホームパーティーのテーブルワインとして活躍します。

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毎年丹精込められて育てられたぶどうを仕入れるため、アルプスワインでは約400軒のぶどう栽培農家と契約しています。それだけではなく、近年は国産ぶどうの需要が急速に高まっているため、2009年から長野県塩尻桔梗ヶ原などの耕作放棄地をぶどう園に転換し、自社栽培を行っています。

アルプスではメルロー、カベルネソーヴィニヨン、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ブラッククイーンを中心に数多くのぶどう品種が栽培されています。年間およそ300万本という高い生産量と、徹底した安心・安全への深い配慮を行っている、長野でも有名のワイナリーです。

第16位:シャトー メルシャン・椀子シャルドネ

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「椀子(まりこ)シャルドネ」は、長野県上田市の「椀子ヴィンヤード」のぶどう、シャルドネとソーヴィニヨン・ブランから造られたワインです。淡いイエローをした白ワインで、心地よい酸味を感じた後、豊かな果実感が口中に広がります。

2019年9月に椀子ヴィンヤード付近に新設された「椀子ワイナリー」でも椀子シャルドネを購入できるため、お土産にもぴったりです。グレープフルーツなどの柑橘、アプリコットやモモなどの果実やハーブの香りが複雑に調和した辛口ワインです。

料理と合わせるならスモークサーモンやチーズを使った前菜、夏野菜のバーニャカウダなどがおすすめです。単一の畑から取れたシャルドネだけを使用した、こだわりの味を堪能できます。

長野の人気ワインランキング(15位~13位)

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続いては、長野の人気ワインランキングの第15位~13位を紹介しましょう。特徴ある赤ワインや、爽やかな白ワインが登場します。

同じワイナリーで出している銘柄でも、ぶどうを収穫した年によって味が違ってくるところがワインの面白いところです。ヴィンテージに注目してお土産ワインを選んでみるのもおすすめです。

第15位「信濃ワイン・無添加にごり雪花」、第14位「ヴィラデスト・ワイナリー ピノ・ノワール 2016」、第13位「登美の丘ワイナリー・信州・安曇野 ソーヴィニヨン ブラン2012」が登場します。

第15位:信濃ワイン・無添加にごり雪花

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「信濃ワイン」は、大正5年から長野・信州塩尻桔梗ヶ原の農園でぶどうを栽培していました。以後、本格的国産100%ジュースの製品造りやワイン醸造に励み、様々な国際的コンクールで金賞を受賞する、日本で有名な長野のワインどころとなりました。

その信濃ワインが生み出した「無添加にごり雪花」は、今まで一般的に出回ることがなかった発酵途中のほんの一瞬を捉えた、ろ過する前のにごりを残したワインです。塩尻産コンコードとナイアガラの果肉入りで、みずみずしい果実のおいしさが人気です。

あまりにも美味しいため、是非この存在を広めたいという思いから商品化されたにごりワインです。フルーティな甘口で、デザートワインとしておすすめです。

第14位:ヴィラデスト・ワイナリー『ピノ・ノワール 2016』

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「ヴィラデスト・ワイナリー」は、日照時間の長さや昼夜の寒暖差などがぶどう栽培に適した、千曲川ワインバレーにあります。また、ワイナリーのオーナーは、ワイン造りだけでなく芸術においても、本場フランスのワイン文化に習熟した人物として有名です。

ワインに使用されているピノ・ノワール種は、ぶどうの中でもデリケートで栽培が難しいとされています。その反面、長野の風土を最も反映しやすく独自の特性が際立つ品種で、素直にテロワール(土壌の性質)を感じとれるワインです。

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栽培が難しいとされるピノ・ノワールのため、生産量が少なく希少なワインとして有名です。赤い果実の香りと、高原の冷涼な気候を映し出したような繊細な味わいが特徴の、エレガントな赤ワインです。

ピノ・ノワールのワインファンは必見の1本で、ワイン好きな方へのお土産におすすめです。相性のいい料理は、チキンのグリルや鴨肉のローストなどで、特別な日におすすめな長野の赤ワインです。

第13位:登美の丘ワイナリー・信州・安曇野 ソーヴィニヨン ブラン2012

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100年品質のワインを生み出す長野「登美(とみ)の丘ワイナリー」の、入手困難なワインとして有名なものが「安曇野 ソーヴィニヨン ブラン2012」です。ぶどうの品種の可能性を追求して厳選した国産ブドウ100%のプレミアムワインで、年産わずか1000本程度の製造です。

水はけが良好で雨が少なく、ソーヴィニヨン・ブランの育成に最適と言われている、長野県安曇野の池田町産のものが100%使用されています。色はやや緑がかったイエローの辛口白ワインで、さわやかな柑橘やハーブの香りと程よい酸味が特徴です。

酸味が強めですっきりとしたワインのため、熟成させるほどに味の変化が期待できます。お土産や贈り物として人気のワインです。

長野の人気ワインランキング(12位~10位)

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次は、長野の人気ワインランキング第12位から第10位を紹介します。ここで紹介する3つのワインはすべて長野「桔梗ヶ原ワインバレー」で育てられたワインです。ナイアガラやコンコードの他に、寒冷地では栽培が難しいとされていたメルローが長い年月を経て栽培されるようになった地区です。

第12位「井筒ワイン・NACナイヤガラ2016」、第11位「五一わいん・シャトーゴイチ 赤」、第10位「信濃ワイン・スーパーデラックス 赤」が登場します。

第12位:井筒ワイン・NACナイヤガラ2016

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標高700メートルの長野の桔梗ヶ原にある「井筒ワイナリー」で作られた、良質のナイヤガラ種を醸造したワインが「NACナイヤガラ2016」です。フルーティな香りと程よい甘みが広がる、ジューシーな味わいが特徴の中辛白ワインです。

ワインの名前につく「NAC」とは、長野県原産地呼称管理制度の略です。一流のソムリエや有識者が厳正な審査をし、確かな品質の長野産ワインとして認定されたことを示します。長野県産ぶどう100%の長野県原産地呼称管理制度認定ワインはお土産としておすすめです。

NACナイヤガラ2016は、長野の四季の気候や風土が育み織り成した豊かな自然と人の技術が集結した、確かな味わいの一本です。

第11位:五一わいん・シャトーゴイチ 赤

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「五一(ごいち)わいん」は1951年、創業者である林五一氏が山形県のメルローを持ち帰り、接ぎ木栽培したことから始まりました。「シャトーゴイチ 赤」は日本の赤ワインの原料として評価の高いメルローと、親しみやすく華やかなマスカットベーリーAをブレンドしたフルボディ赤ワインです。

シャトーゴイチ赤には心地よい苦味としっかりとした渋味があり、樽と果実の華やかな香りが広がり、飲み応えがあります。鶏肉や脂ののった白身魚、根菜や醤油を使った和食にもよく合います。

第10位:信濃ワイン・スーパーデラックス 赤

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長野の桔梗ヶ原の自家農園と、契約栽培の完熟したメルローを使用した「スーパーデラックス赤」は、ぶどうの果実味が豊かなワインです。メルローの原産地はフランスですが、長野県桔梗ヶ原の気候風土に良く合い、質の高いぶどうが収穫されます。

タンニンも適度にあり、酸味とのバランスも良好なフルボディタイプの赤ワインです。スロベニアで行われた第43回国際ワインコンクールで、優秀賞を受賞した経歴があるワインです。

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長野県で最も脚光を浴びている品種であるメルローが使用されていて、ワイン初心者の方が試すにはおすすめです。飲みやすさとぶどうの美味しさが引き出されているので、普段ワインを飲まない人へのお土産としても人気です。

スーパーデラックスには赤と白の両方があり、白は長野オリジナルのぶどう品種「竜眼」を使用した切れの良い酸味、上品な香りやほのかな甘味のある繊細な味わいが特徴です。和食にとても合うワインでこちらもおすすめです。

長野の人気ワインランキング(9位~7位)

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ランキングの中盤となる、第9位から第7位のワインを紹介します。このランキングで登場する3つのワインは、ワインの中でも比較的飲み易く、ワインに慣れていない人へのお土産にもおすすめです。もちろん、ワインに精通した人へのお土産としても人気の、有名ワインが並びます。

第9位「サントリー塩尻ワイナリー・塩尻メルロ ロゼ2018」、第8位「マンズワイン・ソラリス 信濃リースリング クリオエクストラクション2018」、第7位「サンクゼール・ナイアガラブラン2018」が登場します。

第9位:サントリー塩尻ワイナリー・塩尻メルロ ロゼ2018

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サントリー塩尻ワイナリーの農場があるが塩尻市桔梗ケ原地区は、長野県でも「中信エリア」に位置するところで、北アルプスの裾野の標高約700mの位置にあります。日照時間が長く、盆地になっているため1日の気温差が大きい地域です。

さらに表層は粘土質で、比較的肥沃な土壌なため、ぶどうの栽培に適していると共に、甘くて柔らかい果実を育てます。長野県塩尻市桔梗ケ原地区で育まれる、メルローとマスカットベーリーAは、特に良質なぶどうの品種として有名です。

また、サントリーの塩尻ワイナリーは「赤玉」をはじめとする、日本人の好みに合った赤ワインの歴史を築いてきたワイナリーでもあります。

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そんな土地で造られた「塩尻メルロ ロゼ2018」は、透き通ったやや淡い桃色をしたロゼワインです。綿あめのような甘い香りとフレッシュな果実香が調和しています。口当たりはやわらかく、自然な甘味と酸味がバランスよく広がるワインです。

塩尻メルロ ロゼ2018は甘く芳醇な香りと爽やかな果実のやわらかい味わいをもつ、辛口のすっきりしたワインです。飲む際は、冷蔵庫で冷やしておくのがおすすめです。冷たい状態から徐々に常温に近づくにつれ、香りや味わいが開く変化を楽しめます。お土産に人気のおすすめワインです。

第8位:マンズワイン・ソラリス 信濃リースリング クリオエクストラクション2018

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「マンズワイン・ソラリス 信濃リースリング クリオエクストラクション2018」は、長野のマンズワインが交配・育種した「信濃リースリング」種から造った極めて甘口のワインです。甘いものとワインの好きな方に、お土産として喜ばれる逸品です。

完熟した葡萄を凍らせ、溶けてくるところを搾る「クリオ・エクストラクション」という製法は手間と時間が非常にかかる方法ですが、最も糖度の高い部分のみを搾ることができ、極めて濃厚でリッチな味わいのワインに仕上がり、信濃リースリング種自体の持つ、華やかな香りも楽しめます。

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さらに、ぶどうが凍る過程で果皮の細胞壁が破壊されて成分が抽出されやすくなる点も、優れた果汁が得られるポイントです。通常のワインに比べ、3倍近い量の原料を使って贅沢に造った、濃厚な味わいのワインとして有名です。

食後のデザートワインにおすすめです。原料や栽培、醸造過程に至るまで、マンズワインの技術や工夫が光るワインです。世界3大貴腐(きふ)ワインにも負けない、長野が誇る「贅沢な極甘の日本ワイン」として有名です。

第7位:サンクゼール・ナイアガラブラン2018

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北海道産の白ぶどう・ナイアガラを100パーセント使用しており、長野県上水内郡の「株式会社サンクゼール」でフレッシュなうちに除梗破砕して搾汁したワインです。「サンクゼール・ナイアガラブラン2018」は、ナイアガラが持つマスカットのように華やかな香りをしています。

その美味しさから、サンクゼールでは人気No.1を誇るワインです。人気の理由は、甘口で飲みやすいこと、そして酸味とのバランスが良く、さらりとした飲み口になっていることです。
 

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「サンクゼール・ナイアガラブラン2018」は、採れたてぶどうを味わうような、フレッシュでフルーティーな飲み心地です。コルクを開けた瞬間から、芳醇な香りが広がります。

とても甘い口当たりですが、変に甘ったるいという感じではなく、甘さがあとに残らないのでおすすめです。普段ワインを飲まない人へのお土産にもおすすめで、美味しく飲みやすいことで有名です。年々、人気が上がっているため入手が困難なワインですから、見かけたらぜひ買っておきましょう。

長野の人気ワインランキング(6位~4位)

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続いて、長野の人気ワインランキング第6位から第4位を紹介します。このランキングに登場するワインは、様々なワインのコンクールで賞に輝くような質の高いワインで、国産ワインとして有名なものばかりです。フランス産やチリ産などのワールドワインとは一味違う特徴があります。

第6位に「アルプスワイン・ミュゼドゥヴァン 松本平シャルドネ」、第5位は「井筒ワイン・NACマスカット・ベリーA遅摘み2018」、第4位には「五一わいん・エステートゴイチ メルロ 柿沢2016」が登場します。

第6位:アルプスワイン・ミュゼドゥヴァン 松本平シャルドネ

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長野県の松本平産のシャルドネを使ってフレンチオーク樽で醗酵後、7ヶ月間熟成させたワインです。世界の高級ワインの製法が使われているにもかかわらず、コストパフォーマンスがとても良いワインとして有名です。日本ワインコンクール2019で銀賞とコストパフォーマンス賞を受賞しました。

アルプスワインの「ミュゼドゥヴァン」は、 ワイナリーがとことんこだわりを持って造り上げ、一流のソムリエたちが認めたワインです。そんなワンランク上の長野のワインシリーズの中でも「松本平シャルドネ」は抜群の人気を誇り、長野のワインでも有名な1本です。

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松本平シャルドネは上品な口当たりとミネラリーな味わいが特徴の白ワインです。辛口タイプの白ワインは、生ガキのレモン添えや白身魚の香草焼き、ホタテ貝のポワレなどの料理によく合います。ワイン好きで舌が肥えた人へのお土産にもおすすめです。

第5位:井筒ワイン・NACマスカット・ベリーA遅摘み2018

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標高700メートルに位置する長野県塩尻市の井筒ワインは、NAC(長野県原産地呼称管理制度認定ワイン)の認定を毎年受け続けています。この認定制度で見事に金賞&部門最高賞に輝いたのが「NACマスカット・ベリーA遅摘み2018」です。

NACマスカット・ベリーA遅摘み2018は、マスカット・ベリーAを100%で醸造した長野ワインで、一番の特徴は、収穫量を制限し収穫時期を遅らせて凝縮感が高まった果実を使用していることです。

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高品質と低価格を追求する長野の老舗ワイナリーが生み出した、華やかでフルーティーな味としっかりとしたボディが調和した濃厚な1本です。品格ある仕上がりの、しっかりとしたフルボディの赤ワインなので、肉じゃがや金目鯛の煮つけなどの料理と合わせるワインとしておすすめです。

第4位:五一わいん・エステートゴイチ メルロ 柿沢2016

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「五一わいん」の名で知られる長野の林農園は1951年創業の伝統あるワイナリーで、海外でも高い評価を受ける長野の名手です。自家農園や柿沢農場で育てたメルローを100パーセント使用し、フランス製の樽で贅沢に仕上げたワインです。

樽熟成の豊かな香りとメルロー由来の果実香が調和された、上品なアロマと凝縮した果実味が評価されています。日本ワインコンクール2019で、欧州系品種の赤部門において、見事金賞受賞をしたワインです。

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ブラックベリー系の果実の上品で穏やかな香りと、程よい酸味、まろやかなタンニンが一体となったしっかりとした味わいです。

品のある仕上がりで、日本人好みのバランスの取れたワインなので、ステーキなどはもちろん、ビーフシチューやすき焼き、きのこソースのハンバーグに合わせるワインとしておすすめです。

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長野のワイナリー巡りが人気!見学や試飲が可能なおすすめのワイナリーは?
長野県には25ヶ所ものワイナリーが集まり、それぞれ個性的なワインを作っています。場所によっては試飲やワイナリー内を見学できるところもあります。長野でワイン作りが盛んな理由とともにオススメのワイナリーをご紹介していきます。

長野の人気ワインランキング(3位~1位)

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ついに、長野の人気ワインランキング第3位から、栄えある第1位のワインを紹介します。長野のお土産として喜ばれるのはもちろん、世界から注目されるようなワインが並ぶランキングです。ワインの美味しさだけでなく、その製法にも特徴があり必見です。

第3位「安曇野ワイナリー・高山村シャルドネ樽熟成2017」、第2位「サドヤ・高山村シャルドネ2016」、第1位「シャトー メルシャン・長野シャルドネ アンウッデッド2015」が登場します。

第3位:安曇野ワイナリー・高山村シャルドネ樽熟成2017

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「安曇野(あずみの)ワイナリー」は、2008年に長野に誕生したワインの造り手で、北アルプスの麓である長野の安曇野の自社畑でぶどうの栽培をしています。安曇野ワイナリーの土地は、山に囲まれ寒暖差が大きく、水はけと日当たりに恵まれ、美味しいぶどうが育まれます。

収穫したぶどうの味や風味が、そのまま薫る極上のワイン造りを心がけたワイナリーです。ここ北信州高山村で育てられたシャルドネを使用し、上品なロースト香と豊かな果実味を堪能できるワインが、有名な「高山村シャルドネ樽熟成2017」です。

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高山村シャルドネ樽熟成は、2017年ヴィンテージが日本ワインコンクール2019の欧州系白で、見事、金賞に輝きました。7ヶ月熟成され、豊かな果実味の中に繊細さもあり、バランスの取れたやさしい味わいの白ワインです。

高山村シャルドネ樽熟成2017は、輝きのあるレモンイエローの色をしています。滑らかな口当たりでフルーティーな美味しさを楽しめるワインなので、白身魚のソテーやシーフードグラタンなどの料理に合わせるのがおすすめです。

第2位:サドヤ・高山村シャルドネ2016

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「サドヤ」はワイン専用のぶどう品種でワインを醸した、日本で初めてのワイナリーです。昭和11年に農場を開墾し、気候風土などの条件に合った品種を試行錯誤し、ぶどうを栽培してきました。

「サドヤ・高山村シャルドネ2016」は、標高が高く冷涼な気候の長野県高山村で収穫された白ぶどう・シャルドネを100%使用しています。

オークの木樽で発酵し、発酵終了後に一旦不純物を取り除き、再度木樽へ戻します。そうして6ヶ月の間貯蔵されたワインは、淡いレモンイエローに澄んだ輝きを放ちます。

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リンゴ、洋梨などの爽やかで甘い香りと、オークの木樽由来の香りが優しく口の中で広がります。豊富な酸味と果実味からは旨味が感じられ、和食とも合う日本のシャルドネです。

「サドヤ・高山村シャルドネ2016」は、サドヤのワイナリーで買うことができます。ワイナリーはヨーロッパの南をイメージしたおしゃれな外観で、約700坪に及ぶ醸造場や貯蔵庫の地下ワインセラーを見学できます。

スタッフが約30~40分間、地下セラーを案内してくれて、ワインの試飲をすることができます。見学ツアーでワインの知識をつけた後に、ショップでお土産選びをするのがおすすめです。

第1位:シャトー メルシャン・長野シャルドネ アンウッデッド2015

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長野で創業以来140年間、ひたむきに重ねられてきた探求と挑戦を重ねてきた「シャトーメルシャン」は、日本のワインが世界に認められるようになるまで、先陣を切って力を尽くしたワイナリーです。

「長野シャルドネ アンウッデッド2015」は、長野県北信地区のシャルドネを、樽を一切使用せずに仕上げたワインです。ステンレスタンクで育成するという世界でもまだあまり例を見ない製法は、品質の高いシャルドネだからこそ実現した、シャトーメルシャンの新しい試みです。

長野シャルドネ アンウッデッド2015は白桃やハチミツなど思わせる、甘くてすがすがしい香りがします。柔らかな口当たり、ふくよかな果実味に加え、適度な酸味、ミネラル感がバランスよく口中に広がり、優しい味わいが楽しめるワインです。輝きのあるレモンイエロー色が特徴です。

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長野シャルドネ アンウッデッド2015はインターナショナルワインチャレンジ2017で金賞受賞、日本ワインコンクール2016欧州系品種・白では銅賞受賞の経歴があります。合わせる料理としては、白身魚のムニエルや焼き魚、天ぷらなどがおすすめです。

メルシャンには3つのワイナリーがあります。おもてなしに重点を置いた山梨県の体験型「勝沼ワイナリー」、ワイン造りに特化する長野県塩尻市のガレージワイナリー「桔梗ヶ原ワイナリー」、地域との共生をコンセプトにする長野県上田市のブティックワイナリー「椀子ワイナリー」です。

それぞれのワイナリーでシャトーメルシャンのワイン造りへの思いや歴史を学べ、ワインのテイスティングなどを行なうツアーがあります。その知識も参考に、ぜひお土産ワイン選びをしましょう。

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長野の人気グルメランキングTOP19!絶対に食べるべきご当地の名物は?
面積が広く海がない長野県には里山から恩恵を受けたバラエティ豊かな名物グルメがたくさん存在します。この記事では、長野の人気グルメ19選をランキング形式で発表します!長野で絶対食べるべきご当地名物も出て来るので楽しみにご覧ください。

長野の有名ワインをじっくり味わおう!

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今回は長野の有名な人気ワインをランキングで紹介しました。個性溢れる長野産のワインが登場しましたが、長野には他にもまだまだ特徴ある高品質なワインが多種多様にあるので、ぜひお気に入りの一本を探してみてください。この記事を参考に、ぜひ長野のワインを楽しみましょう。

福島山田
ライター

福島山田

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