MK（エムケー精工）のホームベーカリーをご紹介！口コミで評判の機種は？

近年、節約の為にも家庭で調理する人が増えています。料理が得意な人も得意ではない人にもおすすめしたいのが、最小限の手間でおいしいパンを作れる「ホームベーカリー」です。朝はパン派の人にはとくにおすすめです。

ホームベーカリーは、MK（エムケー精工）を始め各社が発売しています。材料を用意して入れておくだけで自動的においしいパンが焼きあがり、焼きたてのパンだけでなくパンを作る工程も家庭で楽しめるということで注目を集めています。

歴史を振り返ると、戦後すぐには軍用機用ジュラルミン（アルミの合金）を転用した三菱重工製の鍋「パン焼き器」が普及しました。当時はイースト菌も入手困難で、アメリカの援助物資の小麦粉に重曹を混ぜ焼いたものをパンと言うこともありましたが、使い勝手が良く口コミで人気商品となりました。

一方、家電であるホームベーカリーは、1987年頃にMK（エムケー精工）など各メーカーから商品化されたもので、小麦粉・ドライイースト・水や好みの材料を入れておくだけです。後は自動で、練り・発酵・焼き上げ、を進めセットしておいた時刻になるとパンが焼き上がっているというものです。

ホームベーカリーは、食パンを始めフランスパンなど様々なパンを作ることが出来ます。また、MK社などのホームベーカリーでは、パン以外にも豊富な機能でうどんやピザの生地、ジャム、ヨーグルトなどが作れる商品もあります。

ホームベーカリーという名前では分かりづらいと、未だにパン焼き器というストレートな呼び方も健在ですが、本記事ではその中でも人気の高いMKのホームベーカリーを特集します。

MK（エムケー精工）は、1948（昭和23）年に長野市で板金加工の「丸山工業有限会社」として創業しました。その後本社を長野県千曲市に移し現社名「エムケー精工株式会社」に変更、ホームベーカリーなど生活機器やモビリティ機器の製造販売、輸出入を行っています。

MKの生活機器部門では、1976（昭和51）年、業界初の上蒸し式採用で余分な水分を残さずにコシのあるもちをつける「もちつき機」を開発しました。

MKがもちつき機で培った「練り」の技術は、ねばり・伸び・弾力のあるパン生地作りへ活かされ、MKは1987（昭和62）年にホームベーカリーを開発、翌1987（昭和62）年にはMK製ホームベーカリーの海外展開が始まりました。

ホームベーカリーには何回かのブームがありました。ブームが収まるとホームベーカリーから撤退していった国内有力メーカーも数社ありましたがMKは残りました。初期から参入し、他社と比較しても技術力があり取扱説明書も分かりやすいMKのホームベーカリーは現在でも安定した人気があります。

それでは、口コミサイトでも評価が高くおすすめのMK製ホームベーカリー2機種をご紹介します。比較して見ましょう。

MKのホームベーカリー「ふっくらパン屋さん HBS-100W」は、MKでは初級クラスの機種です。インターネットでの最安価格は2020年8月15日現在で7264円と比較的安く、コストパフォーマンスに優れているため人気商品となっています。本記事でも一番のおすすめで初心者の方には比較的手の出しやすい商品です。

MKのホームベーカリー「ふっくらパン屋さん HBS-100W」は、パンのメニューで、食パン・余ったごはんを使うパン・やわらかパン・フランスパンなど合計8種類のパンが作れ、パン生地づくり・ねり・発酵・焼きの時間を好みにより別個に設定できます。

また、MKのホームベーカリー「ふっくらパン屋さん HBS-100W」では、パン以外にもジャム・ヨーグルト・焼き芋2種、うどん・パスタ・中華まん生地など豊富な18種類のメニューが作れる機能があります。

MKのホームベーカリー「ふっくらパン屋さんHBK-101P」は、2020年8月15日現在でインターネットでの最安価格は14500円となっています。先にご紹介したMKのHBS-100Wと比較すると高機能の上位機種です。

MKのホームベーカリー「ふっくらパン屋さんHBK-101P」は、先にご紹介したHBS-100Wと比較すると、米粉パン・ケーキ・フレッシュバター・天然酵母パンメニュー・お好みの設定メニューの追加など合計27種類もの豪華メニューが作れるようになっています。

ホームベーカリーは登場して30年以上になりますが、実は売れ行きの変動が激しく最初は一大ブームとなったもののパン材料の入手困難の問題があり、5年ほどでほとんど売れなくなってしまいました。

その後は低迷が続きましたが、近年になってネット通販で材料も入手しやすくなり、また、ご飯を材料とするパンや低価格製品が現れたことでホームベーカリーも高機能化し復活の兆しもあります。MKのホームベーカリーで出来立てのパンを味わってみましょう。